バリスタとして海外で働こう!2024年版バリスタ留学ガイド | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

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バリスタとして海外で働こう!2024年版バリスタ留学ガイド

更新:2024/05/02(公開:2022/07/10) 著者:中山 大輔 2744 Views

みなさんバリスタ留学ってご存知ですか?

ちょっと耳慣れない言葉かもしれませんが、バリスタとはコーヒーを淹れる職業の事です。

実は、その資格を留学中に取得して、バリスタとして海外で働けるプログラムや留学スタイルがあるんです。

このコラムでは、そんなカフェ好き、コーヒー好きにはたまらないこのバリスタ留学の魅力、注意点などを徹底紹介していきます!

バリスタ留学をするならオーストラリア!

バリスタ留学をしようと思った時にはまずは渡航国を決めないといけませんよね。

選択肢はアメリカ、カナダ、ニュージーランドなどいろいろありますが…もしバリスタ留学で渡航国において特別強い希望がない場合には、オーストラリアが一番のオススメです。

その理由は、オーストラリアにはバリスタ留学に必要な環境が全て揃っているからです!

 

1. バリスタコースを運営している学校数や実績が多い
2. カフェ文化が発達していてバリスタそのものニーズが高い
3. ワーキングホリデーや留学生でも働きやすい環境

 

1. バリスタコースを運営している学校数や実績も多い

実は、バリスタコースやバリスタ留学が有名になったり、人気となったのはここ数年の事だったりします。

そのため、「どうやらバリスタ留学が流行っているみたいだぞ!ウチの学校でもぜひやってみよう!」と…ここ数年で新しくバリスタコースを始めた学校や国も多いんですね。

しかし、オーストラリアではなんと10年以上も前からバリスタコースを設定している学校が存在します。

 

既に何百人というバリスタコースの卒業生を送り出している実績校も多くバリスタ留学に関する歴史が深いのです。

もし「バリスタの資格だけは取ったけど、美味しいコーヒーは淹れられない…。」という卒業生がたくさん増えてしまったら、その学校の実績や評判がガタ落ちとなってしまいますよね?

そのため、オーストラリアではそうした事にならないよう各学校がめちゃくちゃ競争と努力をしているんです。

 

2. カフェ文化が発達していてバリスタそのものニーズが高い

 

オーストラリアに住んだことのない人だと、「え?なんでバリスタ留学でオーストラリア?」、「オーストラリアにコーヒー、カフェっていうイメージはないんだけど…」という人も多いと思います。

でも、もし周りにオーストラリアに詳しい人がいたら「オーストラリア人ってコーヒーやカフェ好きなの?」と聞いてみてください。

きっと全員が「うん。オージーはカフェめちゃ大好きだよ!」という返事が返ってくると思います。(笑)実はオーストラリアでは、下記のようにカフェとレストランの数は人口に対してかなり多いのです。

 

・日本の全国喫茶店数が約70,000軒
・オーストラリアのカフェレストラン数が約30,000軒
※農林水産省(2020)・全日本コーヒー協会(2014)・総務省統計局資料(2014)・Statista(2022)・ICO(2013)からデータ参照

 

パッと見ると「なんだ~。オーストラリアのカフェやレストランの数って日本の半分以下じゃないか…。」と思われるかも知れませんね。

もし「日本とオーストラリアの人口が同じ」だったら、単純に「日本の方が2倍以上も多い」となりますが…実はオーストラリアの人口は日本の約1/5(20%)程度なんです。

 

・日本: 1億2,000万人
・オーストラリア: 2,600万人

 

つまり、人口はたった20%なのにカフェの数は半分程度もあるという事になります。

例えば、日本とオーストラリアを「12,000人と2,600人の村」と仮定します。すると、「日本村には喫茶店が7軒」ある中、「オーストラリア村はたった2,600人しかいないのに喫茶店が3軒」もあるような計算です。

 

・日本村: 12,000人で7軒
・オーストラリア村: 2,600人で3軒
→ 日本もコーヒーが好きな国民ですが、オーストラリアはそれ以上のコーヒー好きの国民なんですね。

 

また、実際オーストラリアの現地のニュースサイトでも下記のようにオーストラリアのカフェの盛り上がりについて取り上げられるくらいです。

世界でもコーヒーが有名な都市(ニューヨーク、パリ、ロンドン、ベルリン、サンフランシスコ)にも、なんとオーストラリアのカフェが既にいくつも出店しているというから驚きです。

 

 

こうしためちゃくちゃコーヒーが大好きなオーストラリア人を支えるために、オーストラリア国内にはたくさんのカフェがあるんですね。

つまり、「コーヒー好きがめちゃくちゃ多い → 当然カフェもたくさんある → カフェが多ければバリスタとして働くチャンスや求人数も多くなる」という図式です。

ちなみに、オーストラリアでは「あの世界的に有名なコーヒーショップであるスターバックスが撤退した」という事実(※)もあったりします。

なぜかというと、オーストラリアにはスタバよりもずっと良いカフェ、人気のカフェがたくさんあって、スタバの人気が低く全然儲からなかったんですね…。

 

そのため、アメリカ本社が「オーストラリアから撤退する!」とアメリカ本社が手を引いたのです。(※正確には、オーストラリアにスターバックスの店舗がまったくなくなったわけではなく、アメリカの企業であるスターバックスが店舗の運営権をオーストラリアの地元企業へ売却して撤退したという内容です。)

 

また、オーストラリアスタイルのコーヒーは、エスプレッソマシーン(イタリア移民がオーストラリアに持ち込んだ)で作られる「苦さ控えめでフォームミルク(蒸気で温めた泡状のミルク)たっぷりのコーヒー」になります。

そのため、「日本ではコーヒーは苦くて全然飲まなかった…。」という人でも、オーストラリアのカフェ文化や飲みやすいオーストラリアスタイルのコーヒーにはまって、コーヒーが大好きになったり、中にはバリスタを目指したりする人も多いんですよ。

 

3. ワーキングホリデーや留学生でも働きやすい環境

オーストラリアにはカフェが多く、カフェの求人がたくさんあるというのも魅力の一つですが、それ以外にもオーストラリアにはカフェで働きやすい条件がたくさん揃っています。

まずオーストラリアは他国に比べてかなりビザ面で働きやすいです。(例えば、アメリカでは就労のビザ条件がかなり厳しいため普通の留学生ではなかなか働けません。)

もしオーストラリア以外の国でバリスタコースを卒業し、バリスタとしてものすごく高い実力を身に付けたとしても、その渡航国のビザルールで「働けない」のであれば、せっかくのバリスタコースも意味がないものになってしまいます。

 

また、オーストラリアは移民国家のため、外国人(ワーキングホリデーや留学生)の人がカフェで働くハードルも低く、仕事も見つけやすいのが魅力です。

日本でも最近では外国人の方が増えていて、コンビニなどでは外国人スタッフの方が増えていますが…それでも日本のカフェや喫茶店ではなかなか見かけないはずです。

これはやはり日本のカフェだと、採用する側としても「カフェのスタッフは外国人じゃなくて、できるだけ日本人を採用したいなぁ。」と思っているためです。

 

しかし、オーストラリアではカフェを含めた飲食店でワーキングホリデーや留学生の人が働いているというのはごく一般的です。

さらにお店側も「むしろ真面目に働いてくれる日本人でバリスタの実力があればぜひ来て欲しい!」と言うくらいで、逆に印象が良かったりします。(笑)

そして、カフェのオーナーが人を雇うときにはやはり「この人はちゃんとコーヒー淹れられるのかな…?バリスタの経験があるのかな?」というのが一番気になります。

 

なぜなら、「コーヒー大好き=コーヒーにうるさいオーストラリア人」だからです。

 

バリスタの腕前、実力次第でお店のコーヒーのおいしさが変わります。

そしてコーヒーのおいしさが変われば、お客さんの数、売上げもアップするからです。(バリスタは「お店の看板商品=コーヒーを任せるに値する人物」じゃないといけないんですね。お寿司で言うならば、寿司職人のような立ち位置です。)

 

しかし、学校のバリスタコースを卒業していて資格や経験を証明できれば、お店の雇う側としても「この人はバリスタとしての実力、経験も最低限の部分はクリアしているんだろうな。」というのが分かるので、雇う側もより安心してくれます。

また、バリスタコースを10年間というようなかなり長くやっている学校だと、地元のカフェとも顔見知り、仲良くなっていたりすることも多いんです。

カフェ側から「実は、今働いている人がもうすぐ帰国しちゃうんだけど、誰か良い人いない?」というオファーが学校に届く事もあります。また、カフェのオーナーも「君もあの学校の卒業生なんだね!それじゃあ安心だね。」と言われることもあったりします。

 

オーストラリアでは、こうした学校間でかなり激しい競争があるからこそ、実力が身につかない適当なバリスタコースをやっている学校はなくなり、本当に質の良いコースを提供している学校だけが残っているんです。

そうした実績のある学校に入学して、きちんとバリスタとしての実力を身に付けて卒業することで、仕事も見つけやすくなりますし、また就職先であるカフェでの頑張りがまたその学校の評判を上げることにも繋がります。

学校側もコースの評判が良くなれば、さらに次のバリスタ留学希望者が集まってきますので、各学校も一生懸命バリスタコースを運営して、卒業生に少しでも高い実力、技術を身に付けて貰おうと頑張ってくれるんですね。

 

バリスタコースの魅力って?

「オーストラリアのバリスタ留学なんだか良さそう~」と思っても、実際「バリスタ留学をするかどうか」はまた別の問題ですよね。

そこで、次はバリスタ留学、バリスタコースの魅力をお伝えします!

 

魅力1)英語を使って何かを学ぶ体験が出来る
魅力2)座学だけではなく、身体を使った体験学習ができる
魅力3)接客英語を学ぶので、アルバイト中も楽しく仕事ができる
魅力4)現地のカフェに就職しやすくなる(就職時の自信につながる)

 

魅力1)英語を使って何かを学ぶ体験が出来る

通常、語学学校の一般英語コースで学ぶのは「英語そのもの」ですので「英語を使って何か別のものを学ぶ」という体験はしません。

もちろん英語がまったく分からない時には、まずは英語を勉強するのが先決ですが…徐々に英語に慣れてきて、多少の余裕が出てきた時には「英語を通して別の事を学んでみる」というチャレンジがオススメです。

なぜなら、英語はそもそもツール(会話のための道具)ですので、道具そのものを学ぶよりも、道具を使って何かする時の方が断然楽しいからです!

 

例えば、サッカーのようなスポーツであれば、ドリブルやパスなど基礎練習(道具の習得)よりも、試合(道具を使う)方が断然楽しいように、英語でも単語や文法(道具の習得)よりも、会話(道具を使ってコミュニケーション)する方が断然楽しいんですね。

そのため、英語を使って「バリスタ(コーヒーの歴史、コーヒーの入れ方など)について学ぶ」という体験は、コーヒーに興味のある方であれば何より楽しい体験になります。

きっと同じバリスタコースにいるコーヒー大好きなクラスメイトとの会話や交流もめちゃくちゃ楽しいはずです。

 

魅力2)座学だけではなく、身体を使った体験学習ができる

英語の学習ではどうしても座学(机に向かって勉強する)というスタイルになりがちです。

 

しかし、バリスタコースの授業では実践(体験学習)がありますので、そうした実践(体験学習)ならではの魅力、楽しさがあります!

小学校の時、家庭科の授業、図工の授業などで何か作る時は、なんだかいつもよりわくわくしなかったですか?

教室で黒板を見ながら教科書を開いている時よりも断然楽しかった!というのはきっと私だけではないはずです。(笑)

 

また、観光名所にあるようないわゆる体験教室(ガラス工芸、陶芸、蕎麦打ちなど)のように、単純に「今まで自分がやったことがない事を勉強して、初めて体験してみる」というのは刺激的でそもそもが楽しい体験になります。

そのため、今まで触れたことないコーヒーマシンを使って自分がコーヒーを淹れてみるという体験(しかも海外)もきっと楽しいものになるはずです。

そして、バリスタコースでは体験(技術)だけではなくコーヒーやラテアートの作り方、コーヒー文化やコーヒーの種類など、コーヒーに関する基本的な知識(座学)もしっかり学べます。

 

魅力3)接客英語を学ぶので、アルバイト中も楽しく仕事ができる

3つ目は、バリスタコースを通じて「仕事中にお客さんとの楽しくコミュニケーションができるようになる、そうした訓練も行える」というのも大きな魅力になります。

 

これはバリスタコースでは、コーヒーの知識や入れ方だけではなく、接客英語も一緒に学ぶからです。

接客英語というと難しく感じるかもしれませんが…接客英語とは単純に「お客さんとどうやって楽しく、上手にコミュニケーションを取るか」を学ぶという事です。

 

いくら美味しいコーヒーが淹れられる店員さんでも、ぶっきらぼうな態度や無口な店員ですと…印象が悪いですもんね!

中には無口なカフェ店員さんが好きという人もいるかもしれませんが…少なくともオージーはフレンドリーな人が非常に多いので、気さくな店員さんが断然好まれます。(雇用主もそうしたフレンドリーなスタッフを雇いたいという人が多いです。)

自分が作るコーヒーの味をお客さんが気に入ってくれるのももちろん重要ですが、毎日買いに来てくれるお客さんとの何気ない会話、コーヒーを作っている間に交わす会話も楽しくこなさないとバリスタとして失格なんです。

 

バリスタの本質は、「自分のコーヒーの味と接客の対応内容をお客さんに気に入って貰ってファンになってもらう」という部分にありますので、当然学校のバリスタコースでもコーヒーだけではなくて接客部分もきちんとトレーニングをしてくれるんですね。

 

また、単純にお客さんと楽しくコミュニケーションができるようになれば、お仕事中も楽しく働けます。(せっかく働くのであればちょっとでも楽しく働けた方が良いですよね?)

つまり、バリスタコースの接客英語では、アルバイト中も楽しく働けるような知識、言い回し、技術などもまとめて学べるのです。

 

魅力4)現地のカフェに就職しやすくなる(就職時の自信につながる)

魅力の4つ目は、カフェに就職しやすくなるという部分です。

これはあくまで「就職しやすくなる」ですので、「バリスタコースを卒業すれば誰でも絶対に100%カフェで働けるようになる」というわけではありません。

なぜなら現地のカフェに就職できるかどうかは、最終的にそのカフェのオーナー(雇用主)が判断するからです。

 

しかし、少なくともカフェのオーナー(雇用者)は「バリスタ経験がない人を積極的に雇いたい!」とは当然思っていません。

 

実際カフェ好きのオーストラリア人は、ほとんど全員がコーヒー注文時にスターバックスのような「カスタマイズ」で注文します。(コーヒーの量や濃さ、ミルクの量、ミルクの種類など)

そうしたお客さんの希望に沿ったコーヒーが淹れられないと、お店側(雇用主)もとても雇うことはできませんので、「最低限お客さんの希望に沿ったコーヒーを淹れられるかどうか」を見てきます。

また、お店側(雇用主)もどうせ雇うんだったら…「希望に沿ったコーヒーは淹れられるのは当然として、さらに欲を言えば…ファン(お客さん)が増えそうなフレンドリーなスタッフが欲しい!」とも思っているはずです。

 

実際、海外のカフェで働きたい!という留学生は多いのですが、残念ながらバリスタとしての知識や経験が全くない人は、カフェオーナー(雇用主)から見向きもされないというのが厳しい現実です。

オーストラリアのカフェ業界は競争が激しく、経験や知識ゼロではそのスタートラインにすら立てないんです…。

しかし、バリスタコースで最低限の知識、技術、経験を身に付ける事で、採用の確率はグッとアップします!

 

もしタイミングが良ければ、カフェのオーナーも「応募してきた人がどれだけ実力あるかわからないけど、一通りの知識や技術もあるようだし、今お店も忙しいから、ちょっとお試しで働いて貰おうかな?」と思ってくれるんですね。

もちろんカフェオーナー(雇用主)も、「周りを見渡せばライバルカフェがたくさんあり、どのカフェもお互いに競争している。自分のカフェもしっかりとしたコーヒー、サービスを提供しないと!」と思っていますので、カフェに就職したらそれがゴール、終わりではありません。

バリスタとして就職してからもさらにその実力に磨きを掛けていく必要がありますが、バリスタコースはあなたがそのスタートラインに立つ事を大きく助けてくれるはずです。

 

オススメの学校をご紹介

さて、ここまでに少し前置きが長くなってしまいましたが、次は特にオススメのバリスタコースを提供しているオススメの学校を3つ+アルファご紹介します。

 

> Impact English College

まず1つ目がオーストラリアのカフェ本場メルボルンとブリスベンに2キャンパスがあるImpact English Collegeという学校です。

Impactのバリスタコースで一番の特徴は、学校内にあるCafé Impressoでの経験を積みながら、学外の実習先であるTAFE(※)でも技術講習があるという点です。

※TAFEは政府が運営、提供する職業訓練学校で、専門職の資格を身に付けたい現地オーストラリア人も多く在籍している学校の事

 

食べ物を取り扱うのに必要な衛生管理、エスプレッソコーヒーの作り方などを学ぶためコース受講にあたっては高い英語力を求められます。

コース修了時には、なんと語学学校のImpactとTAFEの両学校から2つも修了証を受け取れます!

こうした修了証があれば、カフェのオーナー(採用側)としても「この人は語学学校とTAFE(現地で有名な専門学校)の両方からしっかりトレーニングを受けているんだな」と安心感や評価に繋がるんですね。

 

また、Impactのバリスタコースではカフェ求人に応募するための準備や面接の練習などもしっかりサポートしてくれます。

ただし、少人数制でしっかり技術を教え、就職のためのサポートも手厚く提供する関係から受講生数がかなり限られています。

そのため、順番待ちが半年先まで日常的に発生している人気プログラムになりますので、受講を考えている場合は早めのお申込がオススメです。(2024年5月7日時点でメルボルンでは6月11日で1席、9月9日で4席、9月23日で5席、10月28日で2席、11月18日で1席。ブリスベンで7月1日で1席、10月14日で5席、11月18日で1席という空き状況です。

 

→ Impactの学校内にあるカフェです。

 

 

→ こちら2枚の写真はローカルカフェでの現地実習の様子です。

 

> Universal English

2つ目はメルボルンにキャンパスがあるUniversal Englishという学校です。

Universal Englishのバリスタコースは評判が高く、卒業生も多くカフェでの仕事を見つけているのが特徴になっています。

一般的にバリスタコースは学校が指定する入学日のみで募集をしているため、「バリスタコースに入りたい!」と思っても既に席が満席だったり、留学スケジュールに合わない事が多いのですが、Universal Englishのバリスタコースは毎月入学ができますので、柔軟な受講が可能です。

 

→授業の様子です。

また、Universal Englishのバリスタコース講師は15年以上の経験を持つベテランで、英語講師ではない人物のため、バリスタスキルだけではなくネイティブが話す英語の訓練もできます。

「英語教師が話す英語」と「現地ネイティブが話す英語」は、後者の方が聞き取りにくかったり、難しいのですが、実際カフェで働く場合には現地ネイティブの英語でコミュニケーションを取らなければいけないため、学校内にいながら学校外の英語に触れられるというのも大きな特徴になっています。

コースは4週間となっていますが、メルボルン市内のカフェツアー、コーヒー豆を作る工場の見学なども授業に含まれているため、コーヒーの知識、ホスピタリティに関してもしっかり学べます。

→カフェツアーの様子です。

また、学校内の2階にはUniversal Cafeというカフェが運営されていて、コース内ではそこのカフェでの実習がきちんと組まれているため、学内のお客さんを相手にしながらコーヒーを提供するという実務訓練もしっかりできるカリキュラムとなっています。

→Universal Cafe前で修了書を持っての撮影です。

ちなみに、Universal Englishではオプションで現地カフェでのインターンシップ(3週間)を追加したり、英語に不安がある方はバリスタコースと併行して午後から受けられる英語授業パッケージもあります。

月1回の入学が可能となっていますが、バリスタコースには人数の制限がありますので、興味がある方はお早めのお問合せやお申込がオススメです。

→2024年6月13日時点の空き状況で、7月満席、8月5名、9月4名、10月5名という空き状況です。

 

→上記はUniversal Englishのバリスタコース体験談記事になります。

 

> Browns English Language School

3つ目はBrowns English Language Schoolという学校で、ブリスベン、ゴールドコースト、メルボルンに3キャンパスあります。

現在Brownsのバリスタコースを開講しているのはブリスベンとゴールドコースのみになっていますが、その2キャンパスのバリスタコースでは必要なコーヒー技術、接客英語はもちろんのこと、オーストラリアでのお酒取扱の免許(※RSA)も一緒に取得できるのが特徴です。

※オーストラリアではお酒を取り扱う業種(レストランやバーなど)では、このお酒取扱の免許(RSA)が必須になっています。

このRSAは飲食系(レストランやバー)で働きたい!という方には何より必須の資格ですし、この資格を取得する際には、お酒や飲食店での最低限の知識も身に付けられますので一石二鳥です。

また、週8時間の接客英語レッスンと週12時間の実践トレーニング+5時間の自習という構成で週25時間しっかり勉強ができます。こちらも受講数に限りがありますので、興味がある方はお早めのお問合せやお申込がオススメです。

 

 

→ゴールドコーストキャンパスのバリスタトレーニングのスペースです。

 

→こちらはブリスベンキャンパスのトレーニングスペースになります。

 

> IH Brisbane – ALS

最後は「+アルファ」という事でIH Brisbane – ALSという学校をご紹介します。

こちらの学校のバリスタコースは2024年から運営スタイルが大きく変わり、少し試してみたい、バリスタコースを体験してみたいという方にオススメの内容となっています。

学校にはなんと一般のお客さんが使えるカフェが設置されているため、非常に充実した施設で勉強ができるという魅力があります。

バリスタコースのためにカフェマシーンを揃える学校は多いのですが、このように一般のお客さんでもコーヒーが買えるカフェ店舗を校内にまるまる設置している学校は非常に珍しくなっています!

ちなみに、コースは月2回の開講で入りやすく、人数は最大6名、期間は2週間のため気軽にバリスタトレーニングにチャレンジできます。

※ちなみに、このコースは日本からのお申込ができないため、ブリスベンにいる方が現地で直接学校へ訪問をして申し込みをするようなコースとなっています。

 

→学校のカフェ前で無料のコーヒー配布なども行う事もあります(楽しそうですね)

 

→カフェ施設を丸々使っての授業風景です。

 

 

> 受講に必要な英語力について

バリスタコースは「英語を使ってコーヒーについて学ぶ」というコースですので、当然授業内容も英語で行われます。

「授業中、英語で何か説明していけれど、よく分からない…」という事が起こらないように、各学校では受講に必要な最低限の英語力(基準)を設けています。

この英語力の査定(テスト)に合格すればお申込が可能となりますが、もし査定(テスト)に不合格だったとしても、お申込ができないわけではないのでご安心ください!

 

・合格 → バリスタコースのみ申込
・不合格 → 一般英語コース+バリスタコースのセットでお申込

 

もし不合格だった場合には上記のように「あなたの英語レベルだと、だいたい〇週間の英語勉強をすれば、バリスタコースに入学できる英語力に到達できますよ。」という提案と共にセットでお申込が可能です。

この査定(テスト)は無料ですので、もしご興味のある方はぜひお気軽にお問合せください。(テストの手配をさせて頂きます!)

 

> お問合せもお早めに!

今回ご紹介させて頂いた両校ともバリスタ留学ではかなりの人気の学校となりますので、渡航時期やお申込のタイミングによっては半年以上先の入学日でないとお手続きができないこともあります。

そのため、バリスタコースを考えている方はお申込みしたいと思った時すぐに学校へお申込みができるように少しでも早い段階で査定(英語力判定テスト)を受けておくことをお勧めします。

これは、もし希望するタイミングでコース開始できない場合はオーストラリアの渡航時期自体も変更しなければならない可能性も出てくるためです。

 

(おまけ1)技術が欲しいなら少しでも長いコースがオススメ

実はオーストラリアにはバリスタの資格だけ1日で取るという超格安研修のようなものも存在しています。

こうした超格安研修は、単純に「バリスタマシンの使い方やバリスタがどんなものか体験してみたい」という人には良いですが…「バリスタとして仕事に就きたい、カフェで働きたい!」という人にはオススメしません。

なぜなら、こうした1日だけのコースは本当に「体験」だけで終わってしまって、身につく知識や技術がほぼゼロなためです。

 

たった1日少し体験しただけでおいしいコーヒーが淹れられるようになる事はありませんし、接客英語がめちゃくちゃ上手になるような事もありませんよね!

もしちょっとした興味のある人がお試しでやってみるのは良いのですが、本気でカフェで働きたいという人は講習費が結局無駄になってしまいますので注意しましょう!

世の中上手い話はありませんので…「急がば回れ」が正解です。(笑)

 

(おまけ2)バリスタでも2ヵ国留学?

2024年の3月からフィリピン留学時でもバリスタトレーニングが受けられるという学校が出てきました!

該当の学校(EG Academy)に通う方のみのプログラムですが、「バリスタ研修1時間+就業体験2時間」を6回(18時間のコース)で3,000ペソです。

 

→フィリピン留学とバリスタの両方に興味がある方は一度検討をしてみてはどうでしょうか?

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?バリスタ留学の魅力はしっかり伝わりましたか?

バリスタとして最低限のスタートラインに立つには、学校のバリスタコースは非常に良いステップと言えますが、実はバリスタはものすごく奥の深い世界で、「職人のように終わりのない世界」でもあります。

初耳かもしれませんが、なんとバリスタの腕前を競うバリスタ世界選手権というものが世界各地で毎年開催されており、2022年にはメルボルンで開催されました!

 

今この瞬間にも、世界中のバリスタがもっと上を目指したい、どれだけ美しいラテアートで目を引くことができるだろうか…と毎日試行錯誤をしているのです。

あなたもバリスタコースやオーストラリア留学をきっかけにバリスタの魅力、深みにドンドンはまってしまうかもしれませんね。(笑)

 

→また現地カフェで働く生徒さんや面接の実体験に関する記事もぜひご覧下さい。きっと参考になると思います!

 

 

いずれにしてもバリスタコースはどの学校でも受講数に限りがありますので、ご興味がある方はぜひお早めにご相談ください!

 

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