オーストラリアでラウンド!ロードトリップ・ラウンド・キャンプで積載量アップ!車にルーフラックを設置してみた
こんにちは。まゆみです。オーストラリアといえば雄大な大自然が魅力ですよね。
オーストラリア留学やワーキングホリデーした際には、キャンプやロードトリップをしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?私もラウンドトリップを始めました。
ラウンドとは?気になる方は以下のリンクを参照にしてみて下さい。
さて、旅の期間が長くなるにつれて載せる荷物が増えてくるもの。気づけば車の中は荷物がパンパン…。そんな時に大活躍なのはルーフラックです。
ルーフラックを設置すれば、車の屋根を利用して収納力を上げることができます。人によって使い方は様々ですが、室内に入り切らない荷物やサーフボードなどの長いものなど…それらを固定することができます。
ルーフラックを設置すればその上にルーフバスケット、ルーフボックス、ルーフテントをアタッチすることもできますし、スペアタイヤやジェリー缶(ガソリン)を載せてもいいですよね。荷物が増えて車内がごちゃごちゃとしてきましたので、今回ルーフラックを設置することにしました。
どんなルーフバーが車にフィットする?まずはチェック
まずはご自身の車に合うルーフラックを探す必要があります。手軽な方法としては、「super cheap auto」または「repco」といったメジャーなオートパーツショップに行きます。
ルーフラックを設置したい事をショップスタッフに伝えて、自分の車のレジスターナンバー、車種と年式を伝えると、どの型のルーフラック(と、フィッティングキット)が対応しているのか、さらに金額もパパッと教えてもらえますよ。
同じ車種であっても年式が違うとまた対応するフィッティングキットが異なる場合もあるのできちんと確認しておいた方がいいですよ。
どこで買える?金額は?
もちろん新しく買ってものいいのですがやはり金額が気になりますよね。そんな時は、「Market place」や「Gumtree」を使ってオンラインで探してもいいですし、「cash converter」などの街のリサイクルショップ(OP shop・Secondhand・Thrift shop)、「Wrecker」や「Auto Recycling」、「Recycling center」などをチェックしてもいいでしょう。
もし対応するものが見つかれば、安く手に入れることができます。ただし買ってから自分の車に対応していなかった!部品が足りなかった!となってはどうしようもないので購入前にきちんとコンディションの確認をして下さいね。
残念ながら、私の必要なフィッティングキットはなかなか見つかりませんでした…。そのため、諦めて新しいものを買うことにしました。
今回はrepcoにて必要なものを買ってきました。フィッティングキットとルーフラックでトータル$374でした。正直高いですね…。
女性ひとりで設置可能なのか?
実際に筆者が一から設置しました。細かく工程を載せましたので、ご参考程度にどうぞ。
今回設置した車
・メーカー: Subaru
・車種: Forester
・年式: 2006年
使用したもの
・フィッティングキット: prorack社/Fitting Kit K325
・ルーフラック: prorack社/S15 S-wing roof rack
必要なもの
・メジャー
・ちょっと忍耐
事前準備
・車の表面(ルーフラックを載せる上部)を拭く
・最大積載量の確認
まずは車によって最大載積量が違うので確認します。ここ大事です!
ルーフラックの重さ(kg) + フィッティングキット(kg) + 荷物 ≦ 最大載積量(kg)
最大積載量は、オーナーズマニュアル(Roof rack system)又はメーカーwebsite(ラッキーな場合は)に載っていることもあります。
ルーフラックとフィッティングキットの重さはそれぞれ説明書に記載されているので確認します。
フィッティングキットの中身はこんな感じ。説明書、それから細々したパーツが入っています。
ルーフラックを箱から取り出します。ルーフラックの種類によって仕様が少しずつ違うので説明書をきちんとチェックします。
ルーフラックの両端に鍵穴があります。付属のカギを差し込み、ルーフラックの外枠を外します。
鍵穴に小さなシャッターがついていますので、下から鍵をスライドさせてうまくシャッターを開けて鍵穴に差し込みます。
特殊なドライバーがルーフラックのセットに入っています。それでネジを10回ほど回して緩ませます。(完全には外さない)
ルーフラックの外枠を外すと真ん中に空洞があります。指を入れ込み、ぐっとプラスチック製のボトムパーツを手前から奥に押し込むと、真ん中のパーツが外れます。(これはもう使わないので破棄するなり、保存しておくなりします。)
外した外枠の裏を見ると、小さなツールがついているのが確認できます。赤丸のついたツールを取り外します。
残ったプラスチック製のボトムパーツの両端に小さな金属の突起が見えます。金属のパーツに溝があるので、ルーフラックの外枠についているツールを使って差し込み、引き出します。
この金属のパーツを外すと完全にボトム部分のパーツも外れます。これはもう使わないので破棄するなり、保存しておくなりします。
フィッティングキットの登場です。ラバーが付いているメインのパーツを取り出し、標準でついていたボトムパーツの代わりに、このパーツをルーフラックに装着します。
分かりづらいですが、2本のルーフラックのうちフロント側に設置するルーフラックは少しラバーを引き出して車にルーフラックがフィットしやすいように調節する必要があるようです。
スクリューとウォッシャーをフィッティングキットから取り出して、パーツを固定します。
説明書に各モデルのアジャストメントサイズが載っているので、自分の車種をリストから確認します。前後のルーフラックでそれぞれ長さが異なります。またルーフラックとルーフラックの間隔も指定されています。
上記で緩めたネジを押しながらアタッチメントを滑らせると、幅を調節することができます。メジャーをあてつつ指定された長さにします。
さて、いよいよルーフラックを前後のバーの間隔も確認。自分で用意するリストには乗っていませんでしたが、バーの感覚が分かりやすいようにマスキングテープを貼ってみました。
フィッティングキットからこの小さなプラスチックパーツを用意します。
そのパーツが車のバーに接触することを確認します。
フィッティングキットから車の突起部とルーフラックを固定するパーツを用意します。
ルーフラックの裏側に1から4までナンバリングされた溝があります。1と書かれた溝にパーツの爪を差し込みます。
車のバーの溝に、上記のパーツがきちんと引っかかっていることを確認したら、ネジを裏から表に向かって差し込みます。
ここで、序盤に緩めたネジを締め直します。
付属の赤いパーツを表からさし、裏からさしたネジにはめ込みしっかり固定します。
もしもうまくフィットしないようであれば、もう一度ルーフラックの長さを微調整したり、ルーフラックにつけたボトムパーツのラバーの出し加減を調整してみたりすることで、様子をみるといいでしょう。
問題ないようであれば、上からルーフラックの端を車に向かって満遍なく押して動かないことを確認します。初めに外したルーフラックの外枠を付け直して完成です。
・Prorack
ルーフラックの使い方
ルーフラックを設置すれば、その上にルーフバスケット、ルーフボックス、ルーフテント、ソーラーパネルにサーフボードなどの長いものまで…お好みのものをアタッチすることができます。写真は私の車です。お金がなかったので直接ルーフラックに色々なものをくくりつけました。
さて、ルーフラックに何かをアタッチする際に気をつけることは、載せるものの縦横の大きさです。
ルーフラックより横幅が長すぎないこと、縦の長さについては長すぎるとバックドアを開けた時にぶつかることがあるので注意が必要です。
ルーフボックスだと雨に荷物が濡れることもないですし、荷物をルーフラックにいちいち固定する必要もなく出し入れが楽ですよ。
ルーフバスケットをつければ、ジェリー缶(ガソリン)やスペアタイヤなど様々なものがアタッチ可能です。
ただし、一つ一つきちんと固定されていることが大事なので、上記のようなラチェットやロープを使ってしっかり固定してくださいね。オートパーツショップやBunningsといったハードウェアショップにて購入可能です。
また初めに確認した通り、総重量が最大積載量を超えないように注意します。自分が載せたいもの・その他ルーフラック+フィッティングキット+ルーフバスケットなどの重さも総重量内にカウントすることを忘れずに。そのため、どんな素材のバスケットにするか?なども考えておいてもいいでしょう。
注意すべき総重量は車の最大積載量(car roof limit)であって、ルーフラックのパッケージに書いてある、ルーフラックの最大積載量を参照にしないこと。ルーフラックが重さに耐えられても、本体の車が凹んでしまったり動かなくなってしまったりするようでは意味がありません。
例えば車の最大積載量が100kgだとします。ルーフラックが24kg ならば載せられるのは76kgとなります。
注意するべき荷物の乗せ方
絶対に注意するべきなのは荷物がきちんと固定されていること。荷物が道路に落ちた場合、最悪後ろの車を傷つけたり、事故の原因になります。荷物をルーフラックにアタッチしたら動かないことを確認すること・異変を感じた場合は直ちに止まるところを見つけて状況を確認しましょう。
それから荷物は必ず分散させること。例えば、左右どちらか、前後どちらかに荷物を寄せてしまうと、重さがある方に傾きやすいです。カーブで重心が傾きそのまま車が倒れてしまったり、路面の凸凹をに気づかず高速で走っていたために横転したり…という事故が起きる可能性があるのは容易に想像がつくでしょう。(実際に横転事故にあったという人に最近2人も会いました。)
また荷物に高さがあれば風の抵抗を受けやすく燃費に影響します。その他、サスペンションやタイヤのコンディション、ドライビングが速すぎないかなど忘れずに気を付けておきたいところです。以下に分かりやすいYouTube動画をシェアしておきます。
最後に
実は今回、ルーフラックを取り付けるのに、写真を撮ったり、間違ったり調整したり…を繰り返してかれこれ4時間ほどかかってしまいました…。著者の苦労によって、今回の記事が皆さんのスムーズなルーフラック装着のヒントになれば嬉しいです。
時間とお金はかかりましたが、邪魔だった荷物をルーフラック上に載せることが出来たので車内にスペースができたので荷物の出し入れが楽になりました。ストレスフリー!
色々なことを書きましたが、それぞれ細かなインフォメーション、例えば荷物の固定の仕方など、しっかりインターネット上に情報は載っていますので、気になるところは個人でお調べになるとさらに理解しやすいかと思います!