【オーストラリアのシェアハウス探し】だからあなたは部屋が決まらないんです!
まゆみです。オーストラリアはパース近郊に住んでおります。
この度、個人的な理由で契約期間より早めに家を出ることになりました。そこで、今回オーナーの代わりに新たな契約者を探すことになりました。同時に買い手側だと分からいことや、売り手側の気持ちというのが見えてきました。
オーストラリアでのシェアハウス探しといえば、FacebookのMarket place上がメインになるかと思います。
今回はMarket place上でやり取りする中で、「これでは連絡来ないに決まっている・部屋が決まらないに決まっている。」という風に思ったものがありましたのでシェアしますね。
まずお伝えしたいのは、まだまだオーストラリアでは部屋が不足している状態です。買い手もたくさん応募して部屋を見つけるため、かなり努力をしなくてはなりません。一方、売り手側もたくさんの応募の相手をしなくてはならず結構ストレスだったりします。
私は市内ではなく市内から車で20分離れた郊外の家をMarket placeに載せましたが、それでも1週間に30件以上連絡が来ていました。
論外!最初から値段交渉をしてくる人
“And we need this room for 3 months”
「あと3ヶ月この部屋がいる。」
完全に自分の都合ですよね。条件だけ突きつけられても…。上記の人のように値段が最重要ならばその金額内で探した方が効果的かと思います。
売り手側も理由があってその値段設定にしていますし、他にもたくさんの応募がありますのでいきなり突きつけられる買い手の理由は全く聞く気がしません。無視されることがほとんどでしょう。
値段が希望より高いが家が魅力的だ…!と思うシェアハウスが見つかったのであれば、まずは少し話しをしてみる、実際にその価値があるか探ってみるというのも手ですよね。
実際に顔を突き合わせて話すことは、インターネットのテキストだけでのやりとりでは親密度が全然違いますから。もしかすると、買い手の都合を理解して、受け入れてくれる人がいるかもしれません。
それでもたくさんの買い手はいますから、FIFO (Fly in Fly out) ワーカーで2週間家を空けることがあるといったように、値段交渉の際に売り手にメリットがあると思えるような場合でない限り値段交渉は難しいと考えておいた方が無難でしょう。
逆に言うと、例えば20ドルや50ドルを上乗せすると言えば、オーナーの(たくさんの買い手の中から)あなたへの興味は高まるでしょう。
この人大丈夫?説明文に書いてあることを聞いてくる人
自分で情報を読んで探すより、必要な情報を知っている人に聞いたほうが早いというのは分かります。ですが、イメージしてください。そんな人からの連絡が毎日いくつも送られてくる側の気持ちを…!
ひどい人だとタイトル上に記載されている値段を聞いてくる人もいます。ひとつひとつ返信するのは売り手にとっては手間になりますし、説明してあるものを読まないというLazy(怠け者)さに信頼はできません。
説明文を読むというのは最低限のマナーかと思います。それでも分からない情報があれば聞く、という手順を踏むべきです。
本気なのかな?Facebookの定型文を送ってくるだけの人
”Hi is this available?”と、ボタンをひとつ押すだけでテキストが送信されて便利ですよね、自分の興味があったポストを確実にMessage上に残せますし!
ただ売り手側からすると「また定型文か…」となります。もちろん、まだ人を探しているからMarket Placeに載せているんです。
こちらも自動返信も出来ますから、“Yes, are you still interested?”のボタンを押して終わらせることが出来ます。
…と言うか、こんな興味がないようなテキストにいちいち返信しない売り手もいます。
あれ?メッセージ送ったのに連絡が返ってこないな?と思った場合は、一度送った内容を見直して再度連絡してみてもいいかもしれません。
毎日たくさんのメッセージが送られてくるので返信を忘れるなんてこともよくあります。
どうしたいの?受け身で相手からの動きを待っている人
先ほどのFacebookの定型文を送ってくる人が大抵こんな感じなのですが、こちらも自動返信のボタンを押すと“Yes, are you still interested?”という質問文が返信されますから買い手からまた連絡が届きます。
「Yes」と…。えっと…それでどうしたいのでしょうか?インスペクション(inspection、内見)が希望なの?質問があるの?
買い手からのこれ以上の情報開示がなく、売り手からの質問・情報待ちという受け身の姿勢はこちらも困ります。
他の買い手から連絡も来ますから、こちらのエネルギーを消耗する不毛なやりとりをそっと終えることにします。
売り手からの情報を待つのは買い手としては楽ですが、この家を探しているという状況でその戦略はいかがなものでしょうか…。
積極的に自分がインスペクションをしたい日を提示する、次に何するべきか分からなければ聞くなど、自分ができることを提示すると売り手も次の話をしやすいですし、本当に興味がある人なんだなと売り手側は感じることが出来ますよ。
自分勝手な人
お部屋探しはなかなか根気のいるものですし焦る気持ちも分かりますが、皆さんが日々生活を送っているように、売り手にも生活があるんですよね。
オンライン上だと便利な反面、そういったことが見えなかったり、忘れてしまいがちになったりすることだってあります。
さて、私が嫌だなあ…と思ったことは、疲れてテキストを開けなかった日や、仕事を終えた後にメッセージを開くと、買い手から複数のテキストが連続して送られていることです。
待っていると時間も長く感じることでしょう。ですが、こちらも都合があって連絡できないので、返信を催促されたりイライラされたりすると、対応に疲れてしまいます。1日程度のタイムラグは、焦らず待っていただけるとありがたいですよね。
やはり自分勝手な人・攻撃的な人・コミュニケーションが取りづらそうな人…のちのちトラブルに発展しそうだと感じる人はできるだけ避けたいところです。
もちろんシェアハウスに同居する仲間の安全なども考えないといけませんから、感じの良さそうな人をしっかり選びたいと思うのが普通です。
実際にどんな人に返信しやすかったか?相手が欲しいと思う買い手になろう
Facebookの定型文を送ってくる人、ぶしつけに自分の質問だけを送ってくる人、実際そんな人が多いです。
そこで、はじめに簡単な自己紹介、簡潔な条件と次のステップへの意欲が見えると、こちらも連絡がしやすくインスペクションまでの話が早いです。
これらの情報を自ら発信してもらえると、全く何も知らないと連絡をとっているよりはやや安心感があります。提供してもらった情報とこちらの条件が合わなければ、それをすぐ伝えることも出来るので、お互いの無駄なテキストのやり取りも減らせます。
また、残念ながらステレオタイプというのは存在しますし、大体の売り手にはプレファレンス(preference、好み)はあります。
男性より女性の方が清潔に使ってくれるイメージがあるので受け入れられやすいです。また、カップルよりシングルの方が物件数は多いですし、カップル可のシェアハウスでも男性二人の友達だとダメだと言われることも多いみたいです。
そのため、自分の条件が悪ければ、「私はきれい好きでパーティーもしない」、などというアピールを入れた方がいいかもしれませんね。
一度自分の説明文を作ってしまえばそれを定型文としてコピー&ペーストで連絡できるので、このひと手間は大事なポイントです。
Facebookの定型文とほぼ手間も変わらず、魅力的な定型文となり、返信が返ってくる可能性の高いテキストとなります。はじめの挨拶の後に、相手の名前を入れるとさらに暖かさが感じられ好感が持てるでしょう。
焦らない、1つの家に焦点を当てるよりたくさんの候補を見つけよう!
「1週間後にすぐ入りたい!」などかなり直近の日付指定で家に住みたい!という連絡ももらいます。
ですが、普通は入居前に支払い能力があるか、前の家主からの評判はどうかなど売り手が買い手を審査する時間も必要です。
売り手が買い手の条件に納得出来て、はじめて契約と金銭のやり取りが発生します。
このように家が決まるまでに幾つかのステップを踏む必要がありますので、焦ることがないように早めに物件を探し始めた方が無難でしょう。
もちろん、いつから入居したいという情報は売り手にとってのひとつの参考にもなりますが、あまり直近の日付を指定するのは難しいかもしれませんね。
それからたくさんの候補を作っておく、ひとつの方法に留めずに知人に聞いてみる、他のサイトを利用するなど、こだわり過ぎず柔軟に日々アンテナを張りましょう。
お互いに気をつけるべき個人情報のやり取りについて
ご存じの方も多いですが、シェアハウスを探している人に向けた詐欺というのは横行しています。そのため、お互いに個人情報の出し方には気を付けたいものです。
買い手側は早く家を決めたいからといって、売り手に言われた情報をホイホイと出さずに、相手を信用できるかを見極めてから個人情報を開示してください。
また売り手からするとよく分からない人に対し、いつ家にいる・家を空けているという情報と家の明確な住所を渡したくありません。
家の住所を公開して知らない人を家に招く、というのはかなりリスクがある行為とは思いませんか?
売り手も泥棒などといったトラブルに巻き込まれないように気をつけています。
私の場合、インスペクションの日程調整時にはsuburb(郊外)名だけの情報開示に留まり、インスペクション当日に家の明確な住所、必要であれば連絡先を渡していました。
明確ではない情報をオープンにしない理由の1つですが、もし不安であれば明確な情報を渡せない理由を相手方に聞いてもいいでしょう。
最後に…
かなり厳しく書きましたが、いかがでしょうか?部屋を探している時は、売り手の説明文に厳格さやストレスが垣間見えるものには「何だかおっかないなあ…」という気持ちでした。
この売り手はたくさんの買い手側にきちんと相手をし続けたために疲れてしまったんだなあ…と皮肉なことに今ではその気持ちが分かるようになりました。
それだけ真剣に買い手を探しているという風にポジティブに捉えてもいいでしょう。
お部屋探しは売り手も買い手もかなり労力が大きいものです。個人情報を渡すこと・お金をやり取りすること・家に他人を受け入れること、どれも相手を信用しないとなかなか難しいものです。
そして、好感を持ってもらう、信用してもらうためには少し努力が必要です。相手を困らせたいという気持ち・嫌な気分にさせたいつもりはなく、ただきちんと合った人を選びたいだけなのです。
無理だった場合も落ち込んだり感情的になったりせず、さっさと次を探すことにフォーカスしてください。基本的には日本人はきれいに使ってくれる、信用できる、というありがたい評判もあります。…と言うことで、お部屋探しは大変ですが頑張ってください。きっと良い物件が見つかるはずです!