首都特別地域(ACT)とは、オーストラリアの特別地域として指定されており、首都キャンベラとその水源域をさす場所です。独立行政区域となっており、1901年にオーストラリア連邦が成立した際に起こったシドニーとメルボルン間の首都争いが起こりました。協議の結果、その中間点としてキャンベラを首都としておくことで、キャンベラが政府機関の中心となりました。そのためオーストラリアにある6州を統括する特別な場所でとして重要な役割を担っています。
州都 | キャンベラ |
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政体 | 立憲君主制 |
人口 | 373,100人 |
面積 | 2,358㎢ |
標高 | 1,912メートル |
各都市紹介
キャンベラ
オーストラリアの政治の中心であるキャンベラは、国会議事堂やオーストラリア国立美術館、オーストラリア戦争記念館などの歴史のある観光スポットが楽しめる場所です。
キャンベラの都市は田園都市の影響を受けているため、いたるところに緑が見られるようになっています。キャンベラの住民の平均年齢は34歳であり、65歳以上の住民は10パーセント前後と結果が出ています。犯罪率もオーストラリア平均より低い水準となっています。平均最高気温5月~10月が10℃~20℃、11月~4月までは20℃~28℃となっており、気温の差が激しいのが特徴です。
スノーウィー・マウンテンズ
オーストラリア南東部の山地で、オーストラリアアルプスの主要部をなしている標高2000メートルの山々の一帯をさします。マリー川、マランビジー川、スノーウィー川の源流でもあり、スキーリゾートとしても有名な場所です。シドニーからは車で6時間程の場所で、週末などにスキーを楽しむには絶好の場所です。
キャピタル・カントリー
キャピタルカントリーは教会やギャラリー、アンティークショップ、個性的なショップが点在している小さな町や自然を散策できるネイチャースポットとなっています。ワイルドフラワーや渓谷、国立公園、英国式ガーデンなどの歴史ある邸宅を見学できるのも魅力の一つです。ファームの仕事となる牧場やフルーツ農園などもあり、新鮮な生鮮品を楽しむことも出来ます。小さな町を移動しながら、自然や文化に触れたい方にはおススメです。
各都市からキャンベラへのアクセス
キャンベラ国際空港から市の中心部までは車で20~30程度となります。朝と夕方の通勤ラッシュの時間帯は渋滞することもあり、40分以上かかってしまう場合があるため空港への移動の際は注意が必要です。空港からはタクシーが出ており、迷わず市内まで行くことができます。
キャンベラ(キャンベラ国際空港)
シドニー | カンタス航空・ヴァージン・オーストラリア航空で直行便あり |
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ブリスベン | カンタス航空・ヴァージン・オーストラリア航空で直行便あり |
メルボルン | カンタス航空から直行便あり |
パース | カンタス航空から直行便あり |
首都特別地域の祝日
1月1日(水) | 元旦 |
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1月27日(月) | オーストラリア・デー |
3月10日(月) | キャンベラ・デー |
4月18日(金) | グッド・フライデー |
4月19日(土) | イースター・サタデー |
4月21日(月) | イースター・マンデー |
6月9日(月) | クイーンズ・バースデー |
4月25日(金) | アンザック・デー |
9月29日(月) | ファミリー・アンド・コミュニティー・デー |
10月6日(月) | レイバー・デー |
12月25日(木) | クリスマス |
12月31日(火) | 大晦日 |
首都特別地域マメ知識
キャンベラがシドニーとメルボルンの間で起こった首都争いの末に決定した都市であるということは既にご紹介しましたが、その名前の由来はアボリジニ(先住民)の言葉で「人が出会う場所」という意味があります。キャンベラはシドニーとメルボルンの中間地点にあり、多くの人が行きかう場所となっているため、このネーミングはピッタリと言えそうですね。