オーストラリアでのワーホリでアルバイトをする際、必要となるのがタックスファイルナンバーと呼ばれる納税者番号です。タックスファイルナンバーを取得していないと、仕事ができないため仕事探しをする前に申請しておく必要性があります。ここではタックスファイルナンバーがどういったものなのか、どのように取得するのかをご紹介します。
タックスファイルナンバーとは?
通称TFNと呼ばれるタックスファイルナンバーとは、オーストラリアでアルバイトする際に必要となる納税者番号を指します。ワーキングホリデーの方だけでなく、オーストラリア国内で働くすべての労働者は、TFNを取得しなければなりません。納税者番号制度は固有の番号を個人に付与することによって、政府がその人の所得や資産を把握できる仕組みとなっています。これによって的確に課税し効率化を図れるため、オーストラリアの他にも北欧、米国やカナダ、シンガポールなど各国で採用されています。2015年秋から日本でもマイナンバー制度がスタートしますが、タックスファイルナンバーと同じ仕組みとなります。このタックスファイルナンバーは法律で義務づけられているため、かならず現地に到着したら早目に取得するとよいでしょう。
タックスファイルナンバーの取得方法
タックスファイルナンバーはオーストラリア税務署のホームページで申請ができるようになっています。Australian Taxation Office(ATO)のサイトにアクセスし、登録申請を始めます。個人情報を入力し、申請するとReceipt Numberが表示されるので必ずその番号のメモを取り、郵送で納税者番号が送られてくるのを待ちます。(通常10日間前後)納税者番号の用紙が送られてきた後は、紛失しないよう大事に保管しておきましょう。また申請の際の注意点として、現地で連絡の取れる携帯電話と住所が必要となります。オーストラリアに到着したら、すぐに現地携帯を入手しておくことも忘れてはいけないポイントです。
タックスファイルナンバーの注意点
タックスファイルナンバーは個人に付与されるモノになるため、一生その番号を使うことになるため複数申請が必要ありません。つまり、雇用主や働く場所が変わる場合や、過去の留学中にオーストラリアで働いており、その数年度にオーストラリアに戻って再度働くケースであっても、最初に申請した番号をそのまま使用することになります。
また、税務署の公式発表では番号取得までに最大28日間かかるというアナウンスもあるため、余裕をもって申請を始めた方がベターと言えます。オーストラリア入国後にすぐに働きたい場合は、現地到着後すぐに申請を始める必要があります。またなかなか郵送で番号が届かない場合は、オーストラリアの税務署に電話して問い合わせる必要があります。