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ビザの延長に関しましては、観光ビザ、ワーキングホリデービザ、学生ビザにより延長の可否や申請方法が異なります。ビザの延長に関しては、正当かつ明確な理由がないといけません。移民局の方に理由を求められた際に、しっかりとした説明ができない場合には、ビザ延長の却下をされる可能性があるため、ビザ延長を考えている方は十分注意の上、申請手続きを進めて行きましょう。下の図では、ビザの種類ごとに延長について解説しています。
ビザ種類 | 延長 | 方法 |
---|---|---|
観光ビザ | 〇 | 観光ビザはカナダ国内で延長することができます。最大で6カ月まで発給が可能ですが、条件や審査官のさじ加減次第では、申請期間より短くなる可能性もあります。申請はオンラインで可能となっており、パスポート・残高証明書、帰国便の航空券などの必要書類を揃えてからの申請となります。一旦アメリカなどの近隣国に出て再入国すれば、観光ビザが延長されるという話もありますが、確実ではないため注意が必要です。 |
ワーキングホリデービザ | × | ワーキングホリデービザに関しては、延長が不可となっています。観光・学生ビザへの切り替えはできますが、観光や学生ビザでは就労ができないため、完全自費での滞在になることの理解が必要です。 |
学生ビザ | 〇 | 学生ビザの場合は、カナダ国内で延長することができます。学校の就学期間に合わせてビザが延長されることになっており、オンライン申請が可能です。観光ビザ・ワーキングホリデービザへの切り替えも可能ですが、万が一日本でしか手に入らない書類や健康診断等が必要になった場合は、日本へ一時帰国しなければいけないこともあります。 |
このように、ビザの種類によって延長できるかどうかが違ってきますが、延長を決めたらすぐに必要書類を揃える必要があります。申請する時期は現在持っているビザが切れる30日前までとなっていますが、2~3カ月前までには申請を済ませることをおすすめします。万が一、手続き中にビザが切れてしまう場合は、レストレーションと呼ばれる手続きを行う必要があります。この手続きをしていれば、新しいビザを申請している途中でビザが切れていても滞在することができます。