カナダで携帯電話を契約する時に必ず知っておきたい5つのポイント | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

カナダで携帯電話を契約する時に必ず知っておきたい5つのポイント

公開:2018/05/28 著者:坂本 真理 9280 Views

皆さんは、カナダ(アメリカ)に渡航された際、携帯電話はどうされる予定ですか?

 

・携帯電話の契約を自分が英語でできるだろうか…
・海外の携帯電話はなんだか高そうだな…
・今使っているスマホは持ち込めるのかな?
・到着して携帯電話がないのは怖い!

 

と…いろいろ携帯電話についての悩みや不安は尽きないと思います。

ここでは実際カナダの携帯電話販売店に勤めている私がカナダ、アメリカで携帯電話を契約する時に必ず知っておいて欲しい5つのポイントをお伝え致します。

ぜひ皆さんもこうした情報をきっちり押さえて、上手に携帯電話を選んで節約していきましょう!

ポイント1: カナダの大手携帯会社は3つ

カナダは、日本と同様に現地大手携帯会社は3社(TELUS/Bell/Rogers)があります。日本で言うと、NTT Docomo、ソフトバンク、auのような感じですね。

カナダは日本の国土の20倍以上の広い国のため、地域によって人気の携帯会社が分かれています。

大まかに西側はTELUSという会社、東側はBellという会社が強くなっています。実際は、西部でもBellを使っている人もいますし、逆もありますのであくまで目安として考えましょう!

山間部や地下鉄等、携帯によっては繋がりにくい時もありますが、基本的にはこの3社は全てカナダ全土で通信回線と状態は良好となっています。TELUS/Bell/Rogersは、大手携帯電話会社ということもあって、正直値段はお高めです。

 

また、その携帯会社の傘下にそれぞれ Chatr/Koodo/Fido という会社があります。

それぞれの傘下にある Chatr/Koodo/Fido は、大手3社の回線(TELUS/Bell/Rogers)を借りてサービスを提供しているため、回線の質が良く、値段はお手軽という特徴があります。

 

カナダでも回線が良く、値段もリーズナブルな Chatr/Koodo/Fido の3社を使用している人は大勢います。

 

しかし、カナダ現地で人気の Chatr/Koodo/Fido は、日本語の対応がありません。そのため、日本人の留学生にとっては、日本語対応の携帯会社がオススメです。

カナダの携帯は日本とは仕組みが違うため、料金・プラン形態(開通や解約等)困惑するケース方も多いですし、お金が関わる部分なので慎重に携帯会社を選んでいきましょう。

 

ポイント2: カナダの携帯電話は090、080がない!?

日本の携帯電話番号は090や080、固定電話はその地域毎の指定された番号から始まりますが、実はカナダの電話番号は、携帯電話番号と固定電話番号に区別がありません!

カナダは州と都市毎に最初の番号が振り分けられるためです。そのため、カナダでは電話番号を見て、州や都市などは分かるのですが、携帯電話か固定電話かというのはパッと見ではわからないんですね。

州や都市毎に振り分けられる番号は、1つ大きなメリットがあります。

 

カナダのような大きな国だと州の外に電話する時は、「長距離通話代」が追加で掛かります。

 

この長距離電話代が結構高いため、カナダ人は番号を見て「これは長距離電話になるから、余分な電話料金が掛かるな」というのが分かるんですね。

ちなみに、日本だと家族同士、友達同士または同じ携帯電話会社同士だと通話割引があったりしますが、カナダの現地携帯会社は家族割やデータシェアプランがあるだけで、携帯電話会社が同じでも割引がありません。

 

そのため、カナダでは「友達の携帯電話は〇〇会社だから、私も〇〇会社にしよう!」という環境はありません。

 

また、カナダの州は「日本の県」という感覚よりも、「別の国」というくらいに法律が異なったりするので、それぞれの州毎に携帯電話プランの税金が変わります。

※マニトバ州やアルバータ州は5%に対し、BC州は12%、オンタリオ州は13%の税金がそれぞれ掛かります。

 

ポイント3: カナダのフリーWi-Fiはリスのせいで不安定!?

 

日本でも最近駅や役場などで公共のフリーWi-Fiが浸透してきましたが、カナダでは日本よりも公共のフリーWi-Fiが充実しています!

ちなみに、フリーWi-Fiが充実している海外から日本に来た外国人観光客は「日本は全然フリーWi-Fiないぞ!」と結構ショックを受けます。そのため、日本でも国や地方自治体単位で「外国人観光客にもっと来て欲しい!」ということで、最近はフリーWi-Fiの充実を頑張っていたりします。

 

例えば、カナダのバンクーバーは、スターバックスが多いのですぐにネットが使えます。一方、トロントはほとんどの駅にフリーWi-Fiが設置されているので、待ち合わせの時などに簡単に連絡ができとても便利です。

あとは、学校や自宅(ホームステイやシェアハウス)にもフリーWi-Fiが備わっているので、ネット環境は意外にあるんですね。

 

ただ、天候やリスなどの動物が回線をかじったりして、回線が不安定になり、「Wi-Fiを使っているはずなのに、実は自分のデータ通信を使ってた!」なんてことも稀にあります。

そのため、カナダではフリーWi-Fiを使っている時でも、「きちんとWi-Fiに繋がっているかどうか?」を常にチェックしましょう。

 

ポイント4: カナダの携帯電話契約は3タイプ

カナダの携帯電話契約プランは3タイプあります。

 

マンスリープラン(月額プラン)、プリペイドプラン、スマートフォンプランの3つのタイプです。

 

マンスリープランとは、月毎の契約で日本と同じような契約スタイルです。申し込んだプラン代を毎月携帯電話会社に支払っていきます。日本と比べて2年契約などの縛りなどはありませんが、解約をされない限り請求書が届きますので、帰国される方は忘れずに解約をしましょう!

 

次にプリペイドプランですが、自分が利用する分だけのプランを購入し、利用量を使い切った際は再度購入(チャージ)するプランとなります。イメージとしては、SUICAのような電子マネーのように、事前にチャージするような感じですね。

またプリペイドプランの利用期間は、チャージしてから30日間が一般的です。30日間を過ぎた後もプリペイドを使い続けたい場合は、再度お支払い(チャージ)が必要です。

プリペイドプランは、もともと短期の旅行者またはビジネスの方向けとなっているので、こうした制限が設けられているんですね。ちなみに、プリペイドプランの追加支払い(チャージ)が意外と高いため、ワーキングホリデーや語学留学で長期滞在者は、あまりプリペイドプランは使っていません。

 

最後のスマートフォンプランとは、iPhoneやSamsung等の携帯電話を格安で購入し、携帯会社と契約を結ぶプランです。契約期間はその機種にも寄りますが、だいたいは2年契約が一般的です。

このスマートフォンプランは機種を安く買えますが、月額のプラン代は逆に高くなりますので、お得かどうかの判断はなかなか難しいです。

ちなみに、途中解約をすることも可能で、日本のように契約自体のペナルティは発生しませんが、機種代の未払い分の差額は解約する前に支払わないといけません。

 

ポイント5: 絶対押さえておきたい「SIMフリー」とは

 

皆さんも「SIMフリー」という言葉を一度は耳にしたことはないでしょうか?

実際どういう意味なのか、ピンと来ない方も多いと思います。

ここでは、お得なカナダの携帯電話契約に必ず押さえておきたい「SIMフリー」を分かりやすくご案内致します。

 

まず、皆さんは「SIMカード」を知っていますか?

実は、皆さんが持っているそれぞれのお持ちの携帯電話の中には、個人認証用のICチップが入っていて、それを「SIMカード」と言います。

私達はそのカードを携帯電話に入れることによって、「その携帯電話は誰が持っているのか」という情報を携帯電話会社に送って、それで通話やインターネット検索が可能となります。

 

一方、お持ちの携帯電話が日本で一括購入(2年契約)した場合、その携帯電話は「購入(契約)した会社でしか使えませんよ」というロックが掛かっています。

その “ロック解除” をしない限り他社の通信回線がご利用できないんですね。解除方法は各携帯電話会社で異なるので、詳しくは契約している携帯会社へ確認をしましょう。

一度ロック解除をした携帯電話は、「SIMフリー携帯」という扱いになり、日本だけでなく海外でも自由に利用ができるようになります。

 

※海外でご利用される場合は、必ずその現地の通信回線の周波数を確認しましょう。海外で携帯電話の周波数が日本とは異なっていて、携帯電話が海外の周波数には対応していない使えないこともあります。

 

渡航前にスマホのSIMロック解除するメリット
1. 現地でどの通信会社も選べる
2. 自分の携帯電話をそのまま使える
3. LINEのアカウント等を新しく作る必要がない
4. 日本語のまま利用できる
5. データをわざわざ移す必要がない

 

日本で使用していたスマホをSIMロック解除し、カナダで使用するメリットは上記だけではありません。到着後間もなく公衆電話の使い方が分からなくても、自分の携帯なら電話をかける時も使用方法に迷いません。

もしカナダで機種を購入すると、英語とフランス語のみとなります。自分で日本語キーボードをダウンロードしないと日本語は使えません。また、カナダでスマホの購入またはレンタルすると、写真等のデータ移行の手間が掛かります。

 

SIMロック解除の方法

日本を離れてしまった場合は、SIMロック解除が難しくなります。必ず海外へ出発する前にSIMロック解除を行ないましょう。

・オンライン → 解除サービス料は無料
・電話 → 解除サービス料は無料
・店頭 → 約3,000円+税

 

SIMロック解除の対象機種

以下はあくまでも一般的な共通事項となります。詳しくは契約している携帯会社へ確認しましょう。

・携帯の通信サービスを一定期間利用している
・携帯会社との契約が解約されていない
・2015年5月以降発売の機種

※それ以前の機種をお持ちの方は、一度ご相談される形が確実です。

 

SIMフリー携帯を持ってくるのが一般的

日本とカナダの携帯電話の事情について解説してきましたが、最近の携帯電話事情としては、日本からSIMフリーのスマホを持ってくるのが一般的です。

日本でSIMフリーのスマホを持っていない場合は、日本でSIMフリー携帯を購入して持ってくるか、カナダでスマホを購入することになるでしょう。

少しでも皆さんの携帯電話選びの参考になれば幸いです。

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