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【英語が伸びる人の特徴】何百人もの留学生を見てきた語学学校職員が教えます

公開:2018/06/01 著者:田中 麻裕 1765 Views

皆さんの周りには、「留学をしたけど、あの人全然英語できないじゃん!」という人はいませんか?

海外生活をしていれば、「日常会話くらいできるようになる!」と思い込んでる人はまだまだ沢山います。「日常会話くらい」と、日常会話レベルを下に見てる人は、留学後に痛い思いをすることになります…。

 

同じ語学学校の生徒でも、見違えるほど英語力が伸びる人と、英語力が全然伸びない人がいるというのは事実です。

 

せっかく費用を払い、時間をかけて語学学校へ行くのであれば、しっかりと英語力を伸ばして帰ってきたいですよね。海外留学やワーホリする方の殆どが、「英語力を身に着けるぞ!」と思って出発するはず。

より教育レベルと質の高い環境で、綺麗な英語が学べることが特徴のカナダ留学。カナダ留学には他の留学地に比べて、英語力を伸ばしたい真剣な学生がより集まります。

そこで、多くの生徒をサポートしているカナダの語学学校スタッフに、英語力が伸びる生徒の特徴を聞いてみました!

自ら積極的な会話を行う意識が大事

今回アンケートを取ったカナダの全ての学校が挙げたのは、「積極的に話しかけている」という特徴です。

間違いや失敗を気にせず、とにかく自分から英語を使う機会を増やしている生徒さんの英語力の伸びは、どの学校でも特出して見られるようです。会話の機会が増えれば、それだけ英語を話す練習量が増えます。より英会話を練習している人の方が、伸びが早いのは当たり前ですよね。

 

・ILSC, Toronto
楽しみながら学習し、教室内の学習のみならず、アクティビティへの参加や交流関係を広げている方
・iTTTi Vancouver
共通して言えることは、「話すのが好き」という部分です。使える英語を駆使して、発話量が多いです。間違うことに躊躇が無い勢いのある方は、ずいぶんと伸びます。
文法力が更に良い生徒でも、話が苦手であまり喋らない方もいます。そのようなタイプは会話力の伸びは、発話量の生徒さんに劣ります。
フロントスタッフに毎日話をしに来る生徒が多々見受けられますが、彼らの多くは、実に会話を楽しんでいるように思います。このような生徒は学校外でも良く喋っている傾向があります。この行動力が伸びる人の特徴だと思います。
・VGC International College
他国のお友達に積極的に話しかけたり、出かけたりアクティビティに参加したりと、ご自身から話す機会を作り、スピーキング力・英語力をつけて行かれる方。
・Vancouver International College (VIC)
授業や学校での生活を本当に楽しんでいる、ポジティブな方が多いと思います。外人の友達の積極的に作り、英語環境を自ら作ります。
・EC, Toronto
講師やスタッフとよく話す。自習をしながら、わからない点をその場で聞きに来るなど。

 

「英語ができる人」をイメージしたとき、皆さんはTOEICで高得点を取れる人ではなく、「英語を問題なく話せる人」をイメージしませんか?

お客様の中には「TOEIC800点をもっていますが、まったく話せません…」という方も多くいらっしゃいます。つまり、英単語や英文法を知っていてテストで高得点を取れても、英語を話せるということとは別問題なのです。

 

スピーキング力は、1人だけの力ではどうにもなりません。会話をするということは誰か相手がいて初めてできることです。一人の世界に入って会話の機会を避けることも、友だちをたくさん作って会話を増やすことも自分次第なのです。

 

日本人は間違えることを怖がる方や、読み書きはできるのに会話となると途端に恥ずかしくなる方が他国と比べて多い傾向にあります。しかし、語学学校は英語を学ぶところ、つまり間違えて良い場所です。

英語環境にいても、大人しく必要最小限の言葉しか発しなければ、英語を使う機会はめっきり減ってしまいます。せっかくの海外留学の環境をフル活用したいですね。

 

欠かさず自習を行っている

語学学校スタッフが積極的に会話する点の次に挙げたのは、「授業以外でもよく勉強をしている」という特徴です。

スピーキングが1人では練習できない一方、単語暗記や文法の勉強などは1人で頑張らなければいけません。この1人で頑張らなければいけない部分にも、しっかりと努力をしている生徒は、その分結果が付いてくるようですね。

 

・VGC International College
スタディラボ(自習室)を頻繁に利用して、自主的に勉強している方。
・EC, Toronto
無料の英語ワークショップへの参加が多い方や、放課後自習を行う方。

 

スピーキングの練習には、既に文章を作れるだけの単語や文法の知識が必要です。単語や文法を知らなければ、知らない知識を使って文章を作ることは到底できません。

 

リスニングも同様、知らない単語は音が聞き取れたとしても、そのまま耳を通り抜けてしまいます。例えば「アップル」という単語が聞こえた時、リンゴだと分かるのは「アップル = りんご」ということを知っているからです。もしリンゴであることを知らなければ、ただ「アップル」と聞こえた音が音楽のように通過するだけです。

また、授業でわからなかった箇所をそのままにしておくと、どうしても苦手意識が生まれ、段々とわからなかった箇所を避けるようになります。例えば現在完了が解らなかった場合、会話の中で現在完了の使用を避けるようになります。

 

使わない単語や表現は忘れてしまうため、英語の伸びにブレーキをかけてしまいます。

 

学校には放課後でも講師が自習室に滞在し、いつでも質問できるスタディラボや、苦手教科の授業を受けられる無料ワークショップを行っているというところが多くあります。

英語力を着実に伸ばしている生徒は、こういったサポートをうまく活用している傾向にあります。いずれにせよ、積極的に自ら学習する姿勢が重要です。

 

目標設定をしっかり行い、アドバイスを求める

その他に見られた特徴としては、「具体的な目的や目標を持っている」という点と、「アドバイスを求めて来る」という点でした。

具体的な目標があることで、中だるみの防止に役立ち、勉強を継続して行う手助けにもなります。学習を効率的に進めるため、講師やアカデミックアドバイザーを効果的に利用している生徒は、英語力を伸ばす傾向にあるようです。

 

・ILSC, Toronto
在学中に語学のみならず、キャリアアップに向けて目的を設定している。
・EC, Toronto
EC校内にある図書室から、講師にどの本が良いかを相談し、定期的に本を借りている。

 

「英語が話せるようになりたい!」というのは、実はとても曖昧な目標設定です。

 

人によっては旅行で困らない程度が「英語が話せる」という基準になりますし、別の人にとっては英語でプレゼンテーションができる程度が「英語が話せる」という基準かも知れません。

一方「ケンブリッジ検定でCAEを取得する」や「IELTSで7.0以上を取得する」と言った目標設定をした場合は、具体的で明確な目標であるため、曖昧なゴール設定する人よりも挫折しにくい傾向にあるのです。

 

英語が伸び悩んだ際に相談に行くことも大事です。

 

勉強を続けていると、どの部分が弱いのか、より効率的に勉強をするにはどうすればいいのかは、自分自身では気が付きにくいところです。

以前、語学学校スタッフや講師には相談をしておらず、留学ドットコムカウンセラーに「英語が伸び悩んでいて、どこを勉強すればわからない…」とメールで相談をしてきた生徒さんがいました。

そこで、語学学校スタッフにお願いし、レベルチェックテストを受けてもらうと、文法に間違いが多いことが判明し、授業の組み方を変え、また生徒にあったプリントなども別途用意し、弱点を補えるようにしました。

この生徒さんは、留学ドットコムカウンセラーに相談をしてきたため、まだ手を打つことができましたが、私たちから学校スタッフに連絡をした際には「そのような素振りは全くなく、授業にも友達と楽しそうに参加していたので気が付かなかった」と返答がありました。

 

英語力を伸ばせる環境が身近にあり、行き詰った時には打開策を提案してくれるプロに囲まれていたとしても、自らアクションを起こさなければ何も変わりません。

 

全てにおいて積極的に行動する人に成功の道あり!

皆さんは当記事を読んで頂いて、英語力が伸びる人に共通する部分があったことに気付きましたか?

 

・英語を積極的に話すこと
・自習を欠かさず行うこと
・アドバイスを求めること

 

全てが自主的に行動することなのです。学校側から無理やり会話させられたり、強制的に自習やカウンセリングを行ったりすることはありません。小学生ではありませんから、学校スタッフが口うるさく説教するなんてこともありません。

 

皆さん良い歳した大人なのですから、自分でやるべきことなのです!

 

語学学校は積極的に勉強する人に対して、そっと手を差し伸べてくれる程度です。英語力が伸びない人の共通の特徴は、常に受け身で自ら行動しないことに原因があります。

積極性は留学中だけでなく、社会人になってからも求められる要素です。言われないと行動できないタイプの人は、まずは自らの性格を見直す必要性があります。

生徒を長く見守ってきた学校スタッフのアドバイスを参考に、皆さんはしっかりと英語力を伸ばす海外留学を実現させましょう。

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