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【カナダ留学】発音がきれいなカナダは留学初心者にオススメ!

公開:2018/06/01 著者:小川 真里奈 1220 Views

英語学習をしていると、各英語圏によってアクセント・単語・表現などに違いがあることに気が付かれる方が多いのではないでしょうか?

実際に世界ではイギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語など多くの種類に分類されます。また、シングリッシュなどのアジア圏で話される英語も含めると膨大な数になります。

「じゃあ実際に留学して英語を学習するならどこの国の英語がいいの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、「きれいな発音」としても定評があり、留学先として根強い人気を誇るカナダの英語の発音について紹介します。

アメリカ英語と起源が同じ?!聞き取りやすく話しやすい

カナダ英語は、アメリカ英語と非常に似ていると言われています。そこで、それぞれの起源について見てみましょう。

1770年後半のアメリカ独立革命の混乱から逃れ、アメリカ中西部からカナダ(当時は英領北アメリカ植民地)に流入した政治亡命集団〈王党派〉の英語が、カナダ英語の基盤になるのだそうです。

このとき流れ込んできた王党派の約5万人が圧倒的な多数派として、英語系カナダの基盤を作り上げたとのこと。

一方アメリカでも、中西部を中心として、現在のアメリカ英語の標準発音とされる英語が広範囲に広まっていきました。

 

つまり、アメリカ英語とカナダ英語は同じ起源を持っているのです!

 

日本で学習する英語は、一般的にアメリカ英語が主となっています。日本人にとっては聞き取りやすく、馴染みのある英語環境であると言えます。また、アメリカ英語をベースとして会話しているので、アメリカやカナダでは日本人の英語は割と通じやすい環境です。

 

カナダ英語はアメリカ英語とイギリス英語の中間?

上記でカナダ英語とアメリカ英語が似ている理由を紹介しました。しかし、実際にはイギリス英語とアメリカ英語の中間であるという説もあります。

カナダでは、時にイギリス英語の単語を使う場面や、アメリカ英語の単語を使う場面もあるからです。

例えば、アメリカ英語で「color」のスペルが、カナダでは「colour」と書きます。また、アメリカ英語では「center」をカナダでは「centre」と、イギリス英語と同じスペリングを用います。

一方で、イギリス英語では「tyer」のスペルを、アメリカ英語の「tire」で表記することもあります。

 

「単語の使い分けなんて覚えられない!」なんて思う方もいらっしゃると思います。

でも大丈夫です!アメリカ英語であろうとイギリス英語であろうと、全然問題ありません。昨今は、社会がグローバル化してるので、単語のスペルの違いなど細かいことをネイティブスピーカーに突っ込まれることは殆どありません。

また、イギリス英語もアメリカ英語も英語の種類の中で最もメジャーな英語です。これら2つの融合となれば、日本での英語学習に加えて新しく覚える必要のある文法や単語はほんの僅かなものです。

 

移民大国ならではの穏やかな人柄、話しやすい環境

カナダは、移民大国という最大の特徴があります。カナダには数多くの人種が生活しているため、話されている英語の種類も多種多様なのです。

現地の人々も、ネイティブスピーカーの発音だけではなく、中東訛りのある英語やアジア圏からの移民の英語など、様々な英語を耳にすることにすっかり慣れています。

日本人にとっても、外国人慣れしているカナダの生活環境であれば、安心して英語を話せる環境だと言えそうですね。

失敗を恐れずに英語を話せば、きっと相手は耳を傾けて聞いてくれる。そんな安心感のある環境が、カナダには備わっています。

 

そもそも「きれいな英語」ってどういうこと?

これまで、カナダ英語の話しやすさ・聞き取りやすさについて紹介してきました。

じゃあ実際「きれいな英語」ってどういうことなの? と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

1.カナダ英語は訛りが少ない

カナダ英語は、訛りが少ないことが大きな特徴です。

皆さんが日頃耳にするリスニング教材などで耳にする英語と同じです。

先程も述べたように、日本の中学・高校などの学校で学ぶ英語は、アメリカ英語が主流となっています。つまり、学校で習ってきた単語や発音のままなので学習しやすいのです。

学校で習ったままの英語で良いので、皆さんの中でも言葉の壁のハードルもぐっと下がるのではないでしょうか。

 

2.全般的に穏やかな話し口調

カナダ英語が日本人にとって聞き取りやすい大きな理由がもう1つ。

カナダ人は、アメリカやイギリスなどの他の英語圏の人たちと比べると、穏やかなペースで話す傾向にあります。テレビ番組を見ると、その違いは非常に分かりやすく現れています。

例えば、カナダのニュース番組とアメリカのニュース番組を見比べると、カナダの方が単語ひとつひとつをはっきり発音していて、ゆっくりとしたペースで話していることに気付きます。

ニュース番組を含むテレビ番組だけでなく、語学学校の先生やスタッフ、ホストファミリーが話す英語も同様なので、圧倒的に分かりやすいという意見もあります。

 

3.カナダの英語はスラングを使う頻度が少ない

英語学習者にとって、スラングは最大の難敵です。スラングだけで何百という種類がありますし、英文だけ見ても意味がつかみ取れないモノが殆どです。

まさにスラングは丸暗記するしか対策がありません!

また、英語学習者にとってスラングを片っ端から学習していたら、それだけでタイムオーバーとなってしまいます。

 

スラングはネイティブとのコミュニケーションでは、最終的に避けて通れない道であることは分かっています。しかしながら、英語初心者にとって、最初に学習すべき内容でもありません。

先述の通り、カナダは移民大国であることを思い出してください!

 

様々な人種や言語圏の人が混ざり合ってコミュニケーションを取っていく中で、お互いが分かりやすい英語で話すことが暗黙のルールとなっているのです。

 

つまり、カナダではスラングはなるべく使わず、どんな相手にも伝わるような丁寧な英語を話す人が多いのです。

 

英語初心者にとって理解しやすい英語環境は重要

カナダ英語が「きれいな英語」であることで、英語が聞き取りやすく、自分の英語も聞き取ってもらいやすい環境下であることを上記で紹介しました。

 

よって、日本人の英語学習者にとってカナダは最適な留学先であると言えそうです。

 

もちろん、敢えて「訛りが強い国や地域」に留学し、今までに習ってきた英語と異なる英語に触れる生活も新たな発見があって、きっと充実したものになるでしょう。

ただ、それは英語上級者の発想であって、英語初心者にとってはハードルが極力低い環境の方が挫折するリスクも格段に低くなります。

カナダでは様々な人種と会話をする機会が多く、きれいなカナダ英語を軸として他の種類の英語に触れるチャンスも多くあります。

 

多くの人にとって分かりやすい「きれいな英語」を学びながら、その他の様々な種類の英語に触れて新たな発見をすることもできて一石二鳥です!

カナダ留学を通して、様々な文化を体感し、環境に適応するスキルを磨きましょう。

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