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【2019年】カナダビザ申請の変更点 ~バイオメトリクス(Biometrics:生体認証)情報の提供について~

更新:2020/01/30(公開:2018/08/17) 著者:中山 大輔 4760 Views

カナダのワーキングホリデービザと学生ビザですが、実は2019年から大きな申請ルールの変更があります!

2019年以降にカナダへワーキングホリデーや学生ビザで渡航を考えている方は、その内容をきちんと把握して、ビザ申請に備えておきましょう。

 

※2020年1月27日以降は大阪でもバイオメトリクスの登録ができるようになりました!

申請ルールの何が変わるの!?

2018年12月31日以降にカナダのビザ申請をする人は、バイオメトリクス(Biometrics/生体認証)の提出が義務となります!

「バイオメトリクスって何!?」と思う人が多いと思います。

 

簡単に説明すると、「移民局にあなたの指紋と顔写真を出してね!」という事です。

 

 

カナダは常にたくさんの外国人が出たり入ったりする移民の国です。そのため、「パスポートやビザを偽装や、本人を偽って入国するのを防ぎたい。」という強い気持ちがあるんですね。

そこで、そうした偽装ができないように「指紋や写真の情報も出して貰う。」という話になったのです!

ちなみに、アメリカやイギリスでは、既に「学生ビザを申請する人は全員指紋と顔写真出してね!」というルールになっています。そのため、カナダはこのバイオメトリクス(Biometrics/生体認証)導入は、他国より少し遅れていたりします。

 

対象者は!?制度はいつから!?

バイオメトリクス(Biometrics/生体認証)の提出が義務になるのは、「2018年12月31日以降にカナダのビザ申請をする人」になります。

 

そのため、2018年12月31日より前にビザ申請をした人であれば、バイオメトリクス(Biometrics/生体認証)の提出は不要となります!

 

ちなみに、日本人の方で対象となるのは、ワーキングホリデービザと学生ビザの2種類になってます。(日本人は観光ビザを申請しないでもノービザでカナダへ渡航できるため、観光目的の人は、バイオメトリクス登録は不要です。)

ビザ申請はいろんな作業がありますから「じゃあ、どの作業を2018年12月31日までに行えばこの面倒なバイオメトリクス登録はしなくて済むの?」という疑問が出てきますよね?

 

その答えは、ズバリ「ビザ申請費用の”支払い”を2018年12月31日までに行う。」になります。

 

1.ワーキングホリデービザや学生ビザで必要書類をアップロードする画面へ
2.その画面で必要書類(パスポートなど)をアップロード
3.全てアップロードをしてから、ビザ申請費用をクレジットカードで支払い
4.支払いを終える=ビザ申請が完了

 

上記のように「4番の支払いを終える=ビザ申請作業を終える」になるため、この支払い作業を12月31日までに行えばOKという事になります。

実際は、カナダ移民局のクリスマス休暇や時差などもありますので、12月31日ギリギリではなく、12月中旬くらいまでには支払いを終えておくと安心だと思います。

 

2018年1月1日以降はどうなる?

これまでは上記のビザ費用の支払い(4番)を終えて、特に不備などがなければビザ発給となっていました。

 

しかし、今後はビザ費用の支払いの後にもう一手間が必要になり、東京にあるビザセンターへの訪問が必要となります!

 

→ 2019年1月1日以降はビザセンターの訪問が必要です。

 

ちなみに、このビザセンターは東京の浜松町にあるのですが、今の所…日本で対応してくれるのはこのビザセンター1つだけだったりします。

 

ビザセンターの詳細

カナダビザ申請センター(VFS サービシズ・ジャパン)
住所: 〒105−0014 東京都港区芝 1−4−3 SANKI 芝金杉橋ビル 4F
営業時間: 月曜日~金曜日(祝日を除く) 9:00〜17:00

 

 

このビザセンターへの訪問は2019年以降は「ビザ取得時に必ず必要な手順」となりますので…北海道にいる人でも、沖縄にいる人でも東京に行かないといけません!

 

※2020年1月27日以降は大阪でもバイオメトリクスの登録ができるようになりました!

 

正直すごく大変ですよね…。

東京以外の地域での対応を、一刻も早く期待したいところです。

 

改悪!?バイオメトリクス登録で乗り越えるべき5つの壁

今回のバイオメトリクス制度で、カナダのビザ申請ハードルがかなり上がりました!

早速、カナダビザ申請で乗り越えるべき5つの壁をご紹介します。

 

① 東京までの交通費
まずは他県の人などは往復交通費を支払って頑張って東京へのビザセンターまで行かないといけません!
② 平日じゃないとダメ
ビザ申請センターは土日やっていないので、平日訪問が必須です。
③ 本人じゃないとダメ
当然「誰か代わりに指紋を登録してもらう」という事はできません。
④ 追加費用(85ドル)が必要
これまでのビザ申請費用に加えて、バイオメトリクス登録の申請料($85)が必要です。
⑤ ビザ申請後の30日以内の訪問
「バイオメトリクスの登録はいつでも良い」というわけではなく、ビザ申請費用とバイオメトリクスの申請料を支払った後、「30日以内」に平日の東京へ足を運ばないといけません。(正確には、ビザ費用の支払後、領収書と共に Biometric Instruction Letter という案内書類が24時間以内に届きますので、その書類を受け取り後30日以内になります)

 

どうでしょうか!?

結構面倒、大変だなぁ…というのが分かると思います。

ちなみに、このバイオメトリクス登録の情報(指紋と顔写真)ですが、登録から10年有効なので、今後カナダに2~3回渡航する方であれば、東京のビザセンターへの訪問は、当分は1回で大丈夫です。(笑)

 

今後のビザ申請の流れ

また、具体的な2019年以降のビザ申請の流れですが、下記のようになります。

 

ワーキングホリデービザ

1.ビザアカウントの作成
2.Profileの送信(第一ステップ)
3.PoolでInvitation(招待状)を待つ
4.Invitationが届いたら、10日以内に申請をスタート
5.Work Permit(第二ステップ)で20日以内に書類を揃えて費用の支払い
6.支払いから30日以内に東京のビザセンターを訪問し指紋と顔写真の提出
7.ビザ発給を待つ

 

学生ビザ

1.ビザアカウントの作成
2.必要書類を揃えて費用の支払い
3.支払いから30日以内に東京のビザセンターを訪問し指紋と顔写真の提出
4.ビザ発給を待つ

 

学生ビザは必要書類が揃っていればすぐに申請ができますが、ワーキングホリデービザについては移民局からの招待制になっています。

 

いつその招待状が届くのかは完全に見えないため、2019年以降のワーキングホリデービザ申請者は相当苦労しそうです…。

 

2019年にカナダへ留学する人は2018年中の申請が吉!

カナダのワーキングホリデービザは2018年8月時点で残り900枠を切っておりますが、急げばまだ滑り込みで間に合うかも知れません!(2018年9月7日にビザ残数が0になりました)

カナダのワーキングホリデービザは「許可が下りてから1年以内に入国をすればOK」というルールですので、2019年の前半などで出発を考えている人はぜひ早めにビザを取っておきましょう!

また、カナダの学生ビザは「学生ビザを取ってから〇ヶ月以内にカナダに入国しないといけない!」というルールはありません。2019年中に留学を考えているのであれば、こちらも早めにビザを取っておいても良いと思います。

 

2018年にビザ申請を済ませることで…

 

・85ドル(7,000円程度)のバイオメトリクスの登録費用が不要
・東京への交通費(片道1万円としたら往復2万円)が不要
・申請後に焦って平日の東京へ行かなくても良い

 

少なくともこの3つは回避できます!

カナダ移民局はルールを大きく変える事も多いので、こちらの情報が今後変わる可能性もあります。東京以外にお住まいの方が大きく影響を受けるため、東京以外のビザセンターでのバイオメトリクス登録対応を、早急に検討して貰いたいところです。

現時点では留学が決まっているのであれば、早めのビザ申請が良さそうですね。留学ドットコムでは、カナダ留学の手続きをしっかりサポートしておりますので、お気軽にお問合せください!

 

 

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