海外留学の必須知識!航空券を最安で手に入れる方法
海外留学やワーホリで出発するにあたって、費用をできるだけ抑えたいところですよね?
そこで、このコラムでは航空券の購入時期ついての最も安い時期、そして留学準備段階での購入のタイミングを紹介しています。
留学やワーキングホリデーで今から航空券購入をご検討されている方は是非ご覧ください!
ベストなタイミングは2~3ヶ月前の購入!
大原則として、航空券は安いチケットから売り切れます。
なぜなら消費者としては「どうせ同じ目的地に行くんだったら安い方が良い!」と誰もが考えるためです。
一方で、航空会社は「1日でも早く空席を埋めたい!」と考えていますので、航空券の売り出し初めは価格を安く設定をして、できる限り空席を埋めようとします。
しかし、出発日が遠いチケットは安くてもなかなか売れません。
それは、出発日が遠ければ遠いほど、具体的な渡航日程は決まっていないという人が多いためです。
一方、飛行機の出発時期が近づけば近づくほど、渡航日程が具体的に決まり「さぁ航空券を買うぞ!」という人が増えていきます。
そうすると…どうでしょうか?
出発日が近づけば近づくほど…「航空券を買おう!という人が増える=需要が高まる」ので、航空券の価格が高騰する傾向にあるのです。
特に、出発の1カ月前などでは「残席は残りわずか」+「買いたい!という人が多い」=「チケットの値段が高くなる」という状況になってしまいます。
そのため、航空券を購入するタイミングとしては、出発の2~3ヵ月前くらいには購入しておくことをオススメします!
早割を上手に利用する
上記のように航空会社は「出発日が遠いチケットはできるだけ早く空席を埋めたい」という状況でした。
そのため、各航空会社は下記のような「早期購入割引」を実施しています。
・早期割引きの例
つまり、もしこうした早期購入割引きが適用されれば通常よりも安い価格で購入できるという事になります。
一方で、これは「1ヶ月(28日)や3週間(21日)を切ってしまうとかなり割高なチケットになってしまう」という意味でもありますので、こうした日付は意識してチケット準備できると良いですよね。
実際、出発の3日前に購入した場合と2ヵ月前に購入した場合では2倍近く航空券の価格が異なる場合もありますので、購入はできるだけ早い段階でするのがオススメです。
多くの人が利用する時期は航空代金も高い
次に知っておくべきポイントは「多くの人が飛行機を利用する時期はチケットが高い」という点です。
航空代金は「多くの人が飛行機を利用する時期」は高く設定されています。
なぜならそうした時期は「高くてもチケットが欲しい!という消費者が多い=需要が非常に高い」ので、高い価格設定でも空席が埋まるためです。
航空券だけでなく、例えば温泉旅館やホテルも利用者が多い時期(週末や大型連休の時期)は高い価格設定になっていますよね?
実は、それと全く同じ仕組みです。(こうした商品やサービスの需要に応じて価格が変動する仕組みを、ダイナミックプライシング=Dynamic Pricing:変動料金制と言います。)
多くの人が飛行機を利用する時期は、大きく分けて4つです。
年末年始、3月の春休みシーズン、5月のゴールデンウィーク、8月のお盆休みです。
これらの時期は大型連休で旅行など予定が立てやすく、多くの方が飛行機を利用するため、航空券も非常に高くなります。
では、留学やワーキングホリデーは何月に出発をするのが最も安く航空券を購入できるのでしょうか?
航空券価格が渡航時期によって、どれだけ変わるのかリサーチしてみました!
赤色が平均より航空代金の高い時期、青色が安い時期、黄色が平均です。
上記グラフをご覧いただきますと、2月、4月、6月、10~11月が平均よりも安くなっていますね。
年末年始、春休み、ゴールデンウィーク、夏休みなどのハイシーズン後は渡航者が減少し、航空券の需要もなくなるため、飛行機を利用するのは価格が下がる閑散期が狙い目です。
また、飛行機を利用する月だけでなく、もう少しミクロな単位で見てみましょう。
実は、曜日によっても航空代金が変わります!多くの方が利用する土日は、平日よりも高く価格設定されており、月曜日~木曜は安い傾向にあります。
渡航される際はできるだけ、ハイシーズン、週末を避けるとよりリーズナブルに航空券が購入できますね!
留学プランにおいての購入のタイミングは?
早い段階で航空券を買っておくと、安く購入できるということがお分かりいただけたと思います。
しかし、海外留学を決めた段階ですぐ航空券を購入するのはリスクが高いのでお勧めしません。
留学は順序を追った手続きをいっていかないと、航空券をドブに捨てる行為になりかねないからです!
留学やワーホリをするにあたって、語学学校への申し込みや滞在先の手配、ビザ申請、航空券の購入、海外旅行保険加入など、やるべき手続きは数多くあります。
そのため、留学手続きには順番があり「航空券だけを先に購入する。」のは一般的ではありません。
具体的にいつの段階で航空券を手配するかと言うと…「語学学校からの入学許可&ビザ取得」の2つのステップが完了してからになります!
1. 留学プランの決定
2. 学校への申し込み・滞在先手配
3. ビザ申請 ※ワーホリの場合は学校手続き前に行います。
4. 航空券の購入
5. 海外旅行保険加入
6. 荷造り、出発
もし「2番の学校申し込み」前や「3番のビザ取得」前に航空券を購入して、もし万が一、入学許可やビザ申請が下りなかった場合、その航空券は無駄になってしまいます。
格安航空券は日程変更ができない
留学やワーキングホリデーの方の多くは格安航空券を購入しています。
格安航空券とは、値段が安い代わりにキャンセルしても返金がない、日程の変更ができないなど制約が非常に多く、厳しい航空券の事です。
→このような事態になってしまったら、チケット費用が結局2倍になってしまい本末転倒と言えます。
そのため、留学プランは一人で決めることなく、留学エージェントに相談し、手続き手順をしっかり理解することが大切です。
国にもよりますが、ビザ申請から取得には3ヵ月ほどかかる場合もあります。
安い航空券を購入したいのであれば、4~5カ月前から留学プランを固め、早くから動き出すようにしましょう。
また、余裕を持って留学準備をすることを想定するなら、半年以上前に留学エージェントへ相談するのがセオリーです。
そうすることで、留学プランの順序通りに滞りなく手続きを進められる上に、航空券も安く購入することができ、結果的に留学費用の節約につながります。
→留学エージェントがオススメする節約方法を知りたい方はぜひこちらのコラムもご参考ください!
格安航空券を安く購入する方法
次は、格安航空券をさらに安く購入する方法について紹介します。
LCC(格安航空会社)を利用する
LCCとは、Low Cost Carrierの略で、サービスの簡素化により低価格で航空サービスを提供する航空会社のことです。
成田空港にLCC専用のターミナルができたように、現在ではLCCの需要がかなり増えています。
日本から海外へ就航しているLCCは、エアアジア、バニラエアやピーチアビエ―ション、ジェットスター・ジャパン、春秋航空、イースター航空などが有名です。
LCCも基本的に早く手配すれば安く購入できます。
タイミングとしては「2ヵ月前、1カ月前、2週間」がポイントです。
2ヵ月前までに運賃が高額になることはあまりなく、2週間を過ぎると値下がることなく、運賃はどんどん高騰してきます。
しかし、LCCは大手航空会社に比べて非常に格安なため、早期に売り切れてしまうも多いです。
そのため、2ヵ月前には航空券を手配するようにしましょう。
また、大手航空会社と大きく異なる点は、セールの有無です。
LCCはバーゲンセールを頻繁に行っており、安いと航空運賃100円など驚くようなセールもあります。
さすがに片道100円は主要な路線ではやっていませんが、通常に比べて1割引や2割引の可能性は十分にあり得ます。
セールは事前に告知されますが、セール数日前など直前であることが多いため、常時、航空会社のホームページを確認する必要があります。
各航空会社のホームページでは、クーポン券の配布なども行っている場合もあります。
スカイスキャナーやトラベルコなどの航空券購入サイトだけをチェックするだけでなく、航空会社情報を入手するようにしましょう。
LCCは、ANAやJALなどの航空会社と比較すると、3分の2、3分の1の費用で飛行機が利用できるため、渡航費用を抑えたい方はまずチェックすべきですね。
しかし、LCCは基本的にアジア圏、またはオーストラリアなど距離が近い国への就航が中心になります。
アメリカやカナダへの留学をご検討されている場合は直行便でのLCC利用はできませんので、ご注意ください。
乗り継ぎの多い便を選択
飛行時間が長かったり、経由先空港での待ち時間が長かったりすると、トータルでの所要時間が15時間越えや、丸1日掛かっての移動の可能性もあり得ます。
しかし、渡航費を最大限に抑えたいのであれば、乗り継ぎ便(経由便)を利用しましょう!
直行便に比べて経由便の所要時間は1.5倍以上かかりますが、航空代金は非常に安いです。
また、乗り継ぎ便で同じ航空会社を利用する場合は、乗り継ぎ先で荷物を取り、再度搭乗手続きをする必要はありません。
例えば、カナダのバンクーバーに中国の航空会社を利用していく場合、「羽田空港→中国、中国→バンクーバー」となりますが、中国では搭乗手続きをする必要がなく、スムーズに乗り継ぎができます。
荷物も出発地の羽田空港から現地のバンクーバーまで運ばれるため、思っている以上に簡単です!
ただ、直行便に比べて迂回して現地に向かうので、飛行時間もその分長くなります。
長時間飛行機の座席に座るのが苦手な方は、乗継便は敬遠したほうが良いでしょう。
快適さを取るか、値段を取るかの選択肢となりますが、多くの留学生は20代だと思いますので、若くて体力に自信があるなら問題なく経由便がお勧めです。
購入方法で値段が変わる
航空券を購入する際、おおまかに3つの選択肢があります。
1. 航空会社のサイトで直接購入
2. 航空券購入サイトで購入
3. 旅行代理店の窓口で購入
LCCのチケットを購入する場合は、1番目の航空会社のサイトで直接購入になります。
LCCが就航していない国や都市に行く場合は、2番目の航空券購入サイトで、色々なチケットを比較して購入することになるでしょう。
「インターネットが苦手! 面倒だから確実に手配して欲しい!」と言った方も中にはいらっしゃいます。
そういう方は、3番目の旅行代理店の窓口で購入すると良いでしょう。
航空券購入サイトは、様々な航空会社の料金を一括で探し、安い航空券の価格を提示してくれますので最も効率良く手配できます。
お勧めのサイトは、スカイスキャナー、トラベルコ、Googleフライト、サプライスです。
これらのサイトは非常に多くの航空会社が出てくるため、選択肢が広いだけでなく格安です。
特に、HISが運営するサプライスというサイトは、他サイトよりも高いとその差額をキャッシュバックする最低価格保証をしていますので、安心かつリーズナブルに利用できます。
また、航空券購入サイトはちょっと怖い、信頼できないという方もいらっしゃると思います。
その場合は、JTBやHISなどの旅行代理店へ直接足を運んで購入しましょう。
しかし、ネットでの購入に比べると、手数料などが多くかかるため高額になってしまいます。
お金と安心どちらを重視するかはご自身での選択になりますね。
最も安く航空券を手に入れるポイントまとめ
いかがでしたでしょうか?
国にもよりますが、欧米圏へ行かれる場合は平均15万円、アジア圏に行かれる場合は平均7万円と、航空券は馬鹿にならない出費です。
航空会社によっては、同じ国や都市に行くのに2倍以上の価格差があることも。
その費用を少しでも抑えることができたら、その浮いた資金を現地での生活費用の足しにできたり、1週間でも長く語学学校に通うことができたりと資金の有効活用ができますよね!
ぜひこのコラムでご紹介した様々な方法を駆使して、上手に格安航空券が入手していきましょう。
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ちなみに、上記には「平日出発」というキーワードも入れましたが、大半の語学学校は月曜入学、金曜卒業ですので、飛行機を利用になるのは必然的に休日になってしまうと思います。
平日出発の方が安いから平日の飛行機を取るとなると、滞在費がその分加算されてしまいますので、その点を考慮した上で航空券の手配をすると良いかも知れませんね。
早いタイミングで購入したほうが通常よりも安く購入できますが、LCCや航空券購入サイトを利用する際は日本の航空会社ではないケースがほとんどです。
サービスの質や安全性という面でデメリットもありますので、心配な方はその辺も含めて留学エージェントに相談してみましょう!