【留学体験談】1日の生活リズムを紹介!実際、どの程度英語を使っているのかを検証!
私はカナダの トロント大学付属語学学校 に3カ月、フィリピンの 3D Universal Academy に1カ月短期留学をしました。
これから留学やワーホリを考えている方は、「海外留学したら、実際どのくらい英語漬けの環境に浸れるのか?」と疑問に思っているのではないでしょうか。
人によって生活リズムも異なりますし、勉強に対する姿勢や友人関係によっても、英語に触れる機会は大きく変わってきます。
私が経験したカナダとフィリピンを比較しながら、現地生活をする上でどのくらいの英語の使用率があったのかをご紹介したいと思います!
カナダではホームステイで多くの英語に触れる
私は3カ月間、おばあちゃんが2人住んでいる家にホームステイをしていました。
私の他にもトルコ人の留学生を受け入れており、4人での共同生活をしていました。また、学校は週に5日、授業は午前中のみでした。
カナダでの一日のタイムテーブル
時間 | 詳細内容 |
07:00~09:00 | 起床、身支度、朝食 |
09:00~10:50 | 授業(グループ授業) |
10:50~11:10 | 休憩 |
11:00~13:00 | 授業(グループ授業) |
13:00~14:00 | 昼食 |
14:00~18:00 | フリータイム |
18:00~19:00 | 夕食 |
19:00~19:30 | お風呂 |
19:30~24:00 | フリータイム |
24:00 | 就寝 |
起床から通学の時間帯
授業が始まる2時間前に起床し、1時間は身支度、1時間は通学時間です。朝食はコーンフレークやパン等を自分で準備します。朝が早いため、ホストマザーは起きていないのに加えて、朝は慌ただしくハウスメイトとは「Good morning!」と朝の挨拶を交わす程度です。
身支度が整ったら、バスと電車を使って学校に向かいます。
交通機関内では、日本とは異なり、見知らぬ人が「おはよう、今日もいい天気だね!」と陽気に話しかけてくれることがあります。
また、電車の中では会話をする人がいるので、リスニング練習だと思って彼らの会話を盗み聞きしたりしました。(笑)
語学学校での授業時間
学校の授業は基本的に1クラスにカナディアンの先生1人に対して、生徒が15人程度でした。4人グループに分かれ、先生が出したテーマについて留学生同士で話し合います。
生徒の国籍は様々ですが、ネイティブは先生一人であるため、残念ながら本場のカナディアンイングリッシュを聞く機会は少なかったです。
しかし、授業では、基本的な文法や発音から映画鑑賞や読解、プレゼンと多角的な面から英語に触れました。
私が通っていた学校は日本人が7割を占めていて、あちらこちらで日本語が飛び交っていました。もちろん、日本人同士でも授業中は原則英語ですが、休み時間や授業後は日本語使用率の方が高かったです。
授業後は自由時間ですが、学校主催のアクティビティーに参加することが多かったです。
上記で紹介した通り、日本人が多い環境だったので、自主的に英語に触れる機会を作らないと自分に甘え、なかなか日本人コミュニティーから抜け出せません。
語学学校選びをする時は、日本人学生がどの程度在籍しているのか、しっかりリサーチした方が良いです。
授業終了後のフリータイム
語学学校には、ランゲージエクスチェンジというイベントがありました。日本語を学びたいカナディアン、韓国人や中国人と英語を学びたい私たち日本人が集まり、ゲームや日本文化について英語で会話する企画です。
ランゲージエクスチェンジでは英語を話せるのに加えて、おいしいレストランに行ったり、素敵な観光地など地元の情報をゲットしたりと、英語に触れる機会を積極的に作りました。
帰宅後~夕食タイム
帰宅後は、すぐに夕食です。夕食は毎回、ファミリー4人そろって食べ、お互いその日にあった出来事を報告し合います。
話している途中で、文法や発音の間違いを見つけたらホストマザーがすぐに直してくれました。
夕食後の皿洗いは自主的にハウスメイトと私でやっていました。洗い物をしながら、休日の予定を聞いたり、一緒に遊びに行く計画を立てたりとカンバセーションを楽しみました。
お風呂に入ってからは、みんなでテレビを見るリラックスタイムです。一時間程度のんびりしたら、自分の部屋に行き、課題に取り組みます。分からないところがあればホストマザーにすぐ質問してました。
カナダでの3カ月間のまとめ
カナダで過ごした3カ月間は、日本人が多い学校を選んでしまったこともあり英語よりも日本語を話していた時間が長かったのが実情です。
ただ、ホームステイをしていたことで、家では常に英語を使用していたので、スピーキングとリスニング力は鍛えられたと思います。
カナダを含めた欧米圏の留学の場合、語学学校に拘束される時間も身近く、反面自由な時間が多いため、殆どの時間のコントロールは自分次第です。
自分で積極的に英語環境を作る努力をしないと行けません。黙っていても自然と英語環境になる保証はありません。
語学学校には日本人留学生も多くいますし、片言の英語だけ使えれば生活して行くこと自体は成立してしまいます。より英語力を伸ばすためには、英語環境に身を置く強い意識が重要です。
フィリピン留学は授業時間が多いことが何よりのメリット!
フィリピンの語学学校は基本的に全寮制であるため、友達や先生と時間を過ごすことがほとんどです。
授業は週5日、朝から夕方までびっしりあります!
授業の多くがマンツーマン授業なので、英語を話す時間は欧米圏の留学よりも遥かに充実しています。
自分で英語環境を作ることに自信がない方にとっては、フィリピン留学は最適です。
フィリピンでの一日のタイムスケジュール
時間 | 詳細内容 |
07:00~08:00 | 起床、身支度、朝食 |
08:00~08:50 | マンツーマン(Speaking) |
09:00~09:50 | グループ(Multimedia Understanding) |
10:00~10:50 | マンツーマン(Reading) |
11:00~11:50 | フリータイム |
12:00~12:50 | 昼食 |
13:00~13:50 | マンツーマン(Pronunciation) |
14:00~14:50 | グループ(TOEIC) |
15:00~15:50 | マンツーマン(Writing) |
16:00~16:50 | グループ(Movie Understanding Practice) |
17:00~17:50 | フリータイム |
18:00~19:00 | 夕食 |
19:00~24:00 | フリータイム |
24:00 | 就寝 |
起床~授業開始前
朝起きたらルームメイトと挨拶を交わし身支度を整え、食堂へ向かいます。朝はゆったりと一人で食事を食べている人が多かったです。
サッと朝食を食べたら部屋に戻って、テキストや筆記用具を取りに行って、教室に向かいます。
フィリピン留学の授業時間~休み時間
フィリピンは全寮制で通学時間はありませんので、朝食を終えたら授業です。
私が受講したコースでは、授業時間は一日に大体7コマありました。
授業の内訳は、マンツーマン授業が4コマ、グループ授業が3コマです。
マンツーマン授業は、先生と生徒の一対一で英語を学び、先生は生徒のレベルに応じて授業をしてくれます。
授業は1対1であるため、絶えず英語で先生とコミュニケーションを取ります!常に頭はフル回転です!
グループ授業は一人の先生に対して、大体4~7名でコミュニケーションを中心に英語を学びます。他人の意見を聞いて、自分の意見を主張する内容がメインとなります。グループワークがあるためマンツーマン授業の応用と言えます。
休み時間は、陽気なフィリピンの先生が話しかけてくれるので、そこでも英語で雑談をして盛り上がりました。また、フリータイムは先生やサウジアラビアの友達と頻繁にスポーツをしていたため、授業以外の時間も常に英語に触れていました。
カナダと同様にフィリピンの語学学校も日本人留学生が多い環境ですが、フィリピン留学の場合は授業中にみっちり英語環境で過ごすので、学校内に日本人がどれだけいようがマイナスに感じることはありませんでした。
逆にプライベートは息抜きの時間として、日本人留学生と過ごしてストレス解消する感じでした。
私が通った語学学校では、日本が春休みシーズンということもあり、9割が日本人でした。私は語学学校でインターンシップをさせて貰っていたので、色んな国から集まっているインターン生と過ごしていました。
私たちを補助してくれたインターン生は色んな国から集まっていたので、昼食を一緒に食べたり、母国のことを教えてもらったり、英語を話せる機会が得られるのに加えて異文化交流もできました。
授業終了後のフリータイム
授業を終えて夕食を済ませたらシャワーを浴びて、自習室で勉強したり、たまに外出したりと各々自由に時間を過ごします。
さらに、授業の内容や感想を聞き合うこともあり、部屋でも英語を使用していました。
フィリピン留学は、何より授業数が多いため、英語に触れる機会はとても多いです。
フィリピン留学は学生寮での生活ということもあり、部屋ではルームメイト、部屋の外でも先生や生徒がいるため、常に英語を話している環境です。
カナダとフィリピン留学を終えての結論
カナダとフィリピンの生活リズムの違いから分かるように、圧倒的に授業数が多い事からフィリピンの方が断然英語との接触機会は多いです。
留学先に日本人コミュニティーがあったとしても、フィリピン留学は授業数が多いため、一日の大半を英語環境に縛られます。
そのため、カナダを含めた欧米圏では自由時間が多いため、語学学校選びをする時には日本人留学生が少ない学校を選ぶべきだと思います。一方、フィリピン留学は、あまり生徒の国籍は英語力向上に影響ないと言えます。
私自身、最初行ったカナダでは流暢に英語は話せなかったのですが、フィリピンでは英語で日常会話レベルまで、また冗談を言えるくらいになりました。
カナダ留学とフィリピン留学は環境が全く違うので、その環境の違いをつかんで貰えたらと思います。日本人が多かったとしても、積極的に行動することで環境は大きく変わると思うので、最後は自分の強い気持ちが大事になってきます。