【大学生は必見!】友達と一緒に留学はアリ? 1人留学をオススメする理由!
見知らぬ地に1人で留学に行くのは、心細いし不安ですよね。
特に女性の方は、そうだと思います。
でも、例えば大学生での留学で、友達と一緒に渡航するのは果たしてマイナス点はまったくないのでしょうか?
そこで、このコラムでは私の体験談も踏まえて「友達との一緒の留学はアリなのかナシなのか」をご紹介したいと思います!
大学の友達と一緒の留学で失敗!
私はカナダに3カ月、その後フィリピンに1カ月留学しましたが、カナダは大学のプログラムで留学したため、3人の同級生と一緒でした。
そのため、カナダ現地では3人とも同時期に同じ語学学校、同じコースに通う事となったのです。
渡航前は「自分と同じ時期に、同じ場所に留学に行く人がいるんだ!」という事実が、ものすごくを心強かったですし、なにより出発前でも大きな安心感を与えてくれました。
やっぱり、知り合いと一緒に留学できれば、現地で何か困ったことがあったらすぐ頼れるし、お互いに協力していけるからです。
実際、現地でも、常に連絡を取り合い、相談や悩みごとなどは毎回彼女らに話してお互いに協力をしていました。
しかし、そうした常に連絡を取り合っている関係性から、放課後や休日も決まって彼女らと出かけたり、買い物に行ったりと、中々そのコミュニティから抜け出せずにいました。
通学も友人と一緒、買い物も友人と一緒。というように、元々仲の良い友人とばかり過ごす毎日だったのです。
実際、日本で一緒に過ごしてきた仲の良い友達でしたので、なによりお互いに気を遣わずに済みますし、当然居心地も抜群でした。
結果、日本から遠く離れたカナダ(留学先)でも、多くの時間を彼女らと過ごす中、ふと私は気づくのです、、、
これじゃあ、日本での生活と何も変わらないや…。
友人といることで自然と母国語(日本語)を使用しますし、英語を学びに行っているのにも関わらず、英語を使用する機会は間違いなく減少していました。
周りを見渡せばせっかく英語を使う機会がたくさんあるのに、自らがそうした機会を減らし、さらに日本語を使う機会を増やしてしまっていたのです。
実際、この時のカナダ生活は「カナダに来ているんだ!」という環境の大きな変化を私は強く感じる事ができませんでした。
これは、やはり気心知れた仲間と大部分の時間を一緒に生活していたからだと思います。
毎日安心感があって、異国であるカナダであってもストレスなく快適な生活を送れていたというのはある意味で友達と一緒に留学をしたからこそ得られるメリットだとは思います。
しかし、本来海外だからこそ得られる刺激や日本ではできない体験に溢れた毎日とはほど遠い生活ではありました。
失敗を踏まえての1人でのフィリピン留学
上記のようにカナダ留学では出発前、滞在中は不安はなく快適でしたが、その中身は日本で過ごしていた環境と大きく変わらないものでした。
その反省も活かして、次の留学では1人でフィリピン留学することを決意するのです!
1人で行ったフィリピン留学は、カナダの滞在期間の3分の1でしたが、現地ではカナダ留学の時の3倍くらいの友人ができました。
留学に1人で来ている人は「どこ出身ですか?」という一言から会話が盛り上がるため、本当にすぐに仲良くなれますし、会話や交流から学べる事も多いのです。
例えば、フィリピン留学ではサウジアラビアの友人たちと夕食を食べている際に、彼らが通常の豚肉の料理ではなく特別のメニューを用意してもらって食べていたことがありました。
その様子を見て、なぜだか尋ねると、彼らはイスラム教で、戒律により豚肉を食べることが禁止なんだよと丁寧に教えてくれたのです。
日本ではなかなか馴染みのないイスラム教をこうした会話や交流で改めて知る事ができたのは海外ならではの貴重な体験だと思います。
また、フィリピン留学した際には、かつての私と同じように友人同士で来ていた大学生(2人組)を見かけました。
彼女たちは全く同じコースを選択していたため、時間割がほとんど一緒で、食事も一緒、さらには部屋も2人部屋で、一日の大半を2人で過ごしていました。
その姿は、かつての私のカナダ留学と同じ境遇です。
その時の自分の姿を客観的に見る事ができたのは、本当に貴重な体験だと思いますし、そうした姿を客観的に見ることで大きな学びがありました。
それは「友人同士で留学すると、周りの人たちもやはりその人に話しかけ難く、敬遠されがち」という事実です。
やはりものすごく仲が良い人やグループが目の前にあったら、自分1人がそこの輪に入っていくのは正直難しいですし、どうしても「話しかけにくい存在」となってしまいます。
自分のカナダ留学時のかつての姿を、改めて自分で目の当たりにして、私も周囲から「話しかけにくい存在として見られていたんだな…。」と思うと、色々なチャンスを失ったことに後悔します。
実際、大学生の場合、大学が募集している留学に申込みを検討する方も多いと思います。
しかし、大学が企画する留学の場合、同じ大学の生徒同士で留学することが多いです。
そうなると、参加者は顔見知りや友達の大学出身者で構成され、いわば「団体留学ツアー」に参加するようなものとなります。
こうした団体留学ツアーでは、結局同じ大学の友達同士で固まってしまい、外国人の友達もできず、英語を使う機会も激減してしまう事でしょう。
もしあなたが大学募集する留学に参加を検討している場合には、団体で留学するのか、1人で留学するのかをしっかり確認してから参加しましょう!
団体で留学する場合は、大きな安心感はあるかも知れませんが、同時に「留学で得られるものも少なくなる」という部分も覚悟をして参加できると良いですね。
自分に合う学校とコースを選ぼう!
留学プランを立てる際は、渡航国・渡航都市・語学学校・コース・滞在先・滞在期間などあらゆることを決めて行きます。
語学学校選びは留学プランを立てる上で最も重要なことで、単独の渡航であっても迷うものです。
語学学校を決めるには、どのような環境と内容を学びたいのかを決め、留学カウンセラーに相談してあなたの希望に合った学校を提案してもらいます。
ここで重要なのは…「友達とあなたは全く別の人間」だという事です。
もし、友達と一緒に留学プランを立てて、2人が同じ学校に通う事を前提とした場合には、その選択が「あなたにピッタリ合う学校やコースでない」という可能性が非常に高くなります。
自分に合った洋服や髪型、アクセサリーがあるように、語学学校やコースも1人1人の性格や希望によって合う学校が変わってきます。
万人に合う、語学学校やコースはないのです。
つまり、同じ学校に通うと言うことは、双方でどこか学校選びに妥協してしまったり、あまり真剣に留学プランを考えていなかったり、最終的には渡航後に満足できなかったりするリスクが高くなるのです。
せっかく貴重なお金と時間を使ってチャレンジする留学ですから、無理に友達に合わせて、自分に合った学校や好きなコースが選択できないということは避けたいですよね?
日本人は良い意味でも悪い意味でも協調性がある人種です。裏を返せば自分の意思を主張できない人種でもあります。
留学に行く前から友達に流されていては、何の留学なのか分からなくなってしまいます。
ぜひ自分の意思や目的を持って、留学に正面から向き合って取り組むことが大切だと私は思います。
不安や不便さを克服するもの海外留学の醍醐味の1つ
友人と留学に行くことで、友情がさらに高まり、最高の思い出ができるかもしれません。
しかし、せっかく留学へ行く決心をしたのに、現地で友人と多くの時間を過ごしていては、日本での生活環境と大きく変わらず、得られるものも少なくなってしまいます。
ワーキングホリデービザで渡航する方には、必ずしも勉強目的でない人もいます。
しかし、海外生活を通して自分を高めたい、日本ではでいない経験をしようと思ってるなら、日本人との接点は少ないに越したことはありません!
「留学は海外旅行ではない!」ことを肝に銘じましょう。
一人で留学に行くことで新しい友達ができ、新しい価値観や考え方に触れることができます。
また、友達を作るために話しかけるため、積極的な行動力が身につきますし、英語を使う機会が生まれます。
留学先には日本人だけでなく、様々な国籍の学生が来ています。
彼らと交流することで、その国の文化や思考、生活スタイルまで学べるチャンスがあるのです。
さらに、交流をすればするほど友達が増え、英語を使用する機会はどんどんと増えていきます。
異国に1人で留学するのは、誰でも不安です。
知り合いや友達、頼れる人はおらず、言葉も100%通じるか自信がない中での渡航ですから、正直不安じゃない方がおかしいくらいです(苦笑)
しかし、留学は不安であっても命まで取られるような危険な行為ではありません。
不安を感じながらも、やってみれば、何とかなるものです!
正確には「何とかなるように、一瞬一瞬を必死で必死にもがく」という表現が正しいのかも知れません(笑)
必死にもがきながらも、その場、その場をを何とか乗り越えて、その経験が自分を一回り大きく成長させてくれるのが留学の本質だと思います。
もちろん「ものすごく不安でとても1人では留学なんか行けない…」という人は、私と同じように最初は友達と一緒の留学でも良いと思います。
でも、そうしたステップアップの留学はしたくない、最初から本番の留学として頑張りたい!という人は、出発前から友達なんかに頼っていてはダメです!
もし友人と一緒に留学してしまうと、その友人と常に時間を過ごすことになるため、活動の幅や友人の幅が狭まり、きっとあなたも私と同じように残念な体験をする事になってしまうからです。
せっかく留学に行くのであれば、自分へのチャレンジなのですから、日本では出会うことのない友人を作って、新しい視点で物事を捉えることができると素晴らしいですよね!
あなたの留学も素晴らしいものになりますように応援しています!
・留学準備は最短どのくらいで間に合うのかを検証
→もし今現在、留学を真剣に検討されている方は、準備をし始めるタイミングにも注意しましょう!
早めに準備する事でメリットがたくさん出てきますので、留学を考えている人は、上記の2記事は1日でも早く読んでおくのがオススメです。