【語学学校は何ヶ月?】TOEIC300の人が語学学校に通う留学の目安期間
「留学行きたいけれども…私は英語ができない!」、「全然英語が分からない!」、「自慢じゃないけど…私は英語の自信はまったくないぞ!」
そんな人も多いのではないでしょうか?
でも、安心してください!英語が全くできない人でも留学することは全然可能です!
逆に英語ができないからこそ、留学に行くんです。これは留学のプロが断言しますので、ご安心くださいね。(笑)
ここでは、特に英語に自信がない人(TOEIC300の人)がどれくらい語学学校に通えば良いのかという目安の就学期間をご紹介していきます。
TOEIC300の英語力目安
ここでいきなりですが、まずはあなたの英語力についてのアンケートです!
2.”三単現のS”と聞いてもイマイチよく分からない ( YES / NO )
3.受動態(受け身)の動詞表現をパッと出せない ( YES / NO )
4.形容詞と副詞の違いもよく分からない ( YES / NO )
5.比較級や最上級表現などもあやふや ( YES / NO )
どうでしょうか?
上記のアンケートで、YESが3つ以上あった方は、おそらくTOEIC300前後の実力だと思われます。
なぜ、そうした事が言えるのかというと…
上記のアンケート内容は中学で学ぶ文法内容で、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(TOEIC運営元)の最新2018年版データによると高校生のTOEIC平均スコアは412点となっているためです。
つまり、こんな感じになります。
・中学で学ぶ英語内容があやふや(ほとんど覚えていない) → 高校レベルよりも一段下のレベル
そのため、TOEIC300点前後だと、中学で学んだ英語をほとんど覚えていない状態(中学で学んだ英語知識がちょっとだけ残っている)と言えるんですね。
また、TOEIC400点や500点での姉妹コラムもあるので、「自分は400点くらいかなぁ…?」、「いやいや私は500点くらいあるぞ!」という方は、こうしたコラムも参考にしてみてください。
あなたは、どの英語レベルを目指しますか?
「語学学校にはどれだけ通うべきか?」というのは、あなたのゴールとスタートラインによって変わります。
つまり、ゴールが「どの程度の英語力を目指すか」、スタートラインが「現在の英語力」ですね。
このコラムでは下記のようなゴールとスタートライン(出発点)でお話しを進めています。
・スタートライン(出発点)をTOEIC300(中学英語の復習レベル)として仮定
ちなみに、ざっくりとしたCEFRのイメージとしては、「海外旅行などで困る事なく日常会話ができるというのがB1レベル」、「日常英会話に加えてビジネスシーンでもしっかり英語が使えるのがB2レベル」です。
・いわゆる中級レベル
・TOEICスコアは550~784
・ゆっくりであれば外国人とも簡単なコミュニケーションが取れる
・ビジネスでは社内の電話取り次ぎなどは可能
・中上級レベル(B1より一つ上のレベル)
・TOEICスコアは785~944
・ネイティブスピードの長い文章のリスニングなどにはストレスを感じる
・ビジネスでは簡易的な社内打ち合わせなどが可能
・上級レベル(B2よりさらに1つ上のレベル)
・TOEICスコアだと945~990(ほぼ満点レベル)
・日常生活で困る事はないが、ネイティブ同士の談笑や会話の輪には入りづらい
・ビジネス英語をあらゆる場面で使いこなせる
語学は上には上の段階があり、上記の「C1レベル」という実力者であっても、実際は「ネイティブ同士の談笑にはまだまだ入りづらい。」というのが現実です。
例えば、あなたが日本で生活していて「あ!この人なかなか日本語が上手だな~。」という外国人に会ったことはないでしょうか?
でも、そうした日本語が上手な外国人であっても「自分と仲が良い友達が2人でワイワイ盛り上がっている会話の輪にその外国人の人が入ってくる。」というのはなかなかイメージ沸かないかと思います。(笑)
実は、母国語のスピーカー同士で談笑している輪の中に入っていくというのは、ものすごく高い語学レベルだったりします。
そのため、海外旅行や日常英会話だけをとりあえず不自由なくこなしたい!という人は「B1レベル」。
日常英会話だけではなく、ビジネスでも英語を活かしたい!という人は「B2レベル」が目指すべきゴールとなります。
中学英語の復習レベル→B1レベルの距離は?
現在:TOEIC300(中学英語の復習レベル)
↓
ゴール:TOEIC800(日常会話が不自由なくこなせるB1レベル)
とすると、その差は500点(800 – 300)になります。
そして、TOEICを100点アップさせるのに必要な時間は、200時間~300時間ですので、中学英語の復習レベルからB1レベルを目指す人は、最短で1,000時間(200時間×5)、最長で1,500時間(300時間×5)が目指すべき距離となります。
次に、実際どれくらいの費用と時間が掛かるのか見ていきましょう!
1,000時間(最短時間) | 1,500時間(最長時間) | |
フィリピン留学 | 費用:約115万 期間:5ヶ月 | 費用:約172万 期間:7.5ヶ月 |
欧米留学 | 費用:約250万 期間:10ヶ月 | 費用:約375万 期間:15ヶ月 |
日本での自主勉強 | 費用:0円 期間:約3年 | 費用:0円 期間:約4年 |
英会話スクール | 費用:約324万 期間:約27年 | 費用:約504万円 期間:約42年 |
※フィリピン留学は、授業時間を1日8時間、予習復習を2時間で計算(200時間/月)
※欧米留学は、授業時間を1日4時間、予習復習を1時間で計算(100時間/月)
※日本での自主勉強は1日1時間で計算(30時間/月)
※英会話スクールは50分を4回で計算(3時間/月)
数字を見てみてどうでしょうか?
英語はコツコツ型の技術ですので、勉強し続ける限りは必ず身に付ける事が可能です!
「もし急いで英語を身に付けないといけない!」という人でなければ、本屋などで教材を購入して日本で毎日コツコツ自主勉強をするのも一つの手ですが…そうしたスタイルはなかなか現実的ではないと思います。
また、英会話スクールなどで、30年や40年単位で通える人などもいないと思うので、どうしても英語が身につく前(1,000時間や1,500時間に達する前)に諦めてしまいがちです。
一方、留学であれば半年や1年でまとまった時間を短期間で集中的に勉強する事ができるので、そうした意味では留学はコスパが良いと言えますね!
中学英語の復習レベル→B2レベルの距離は?
同じように次はB2レベルを見ていきましょう。
現在:TOEIC300(中学英語の復習レベル)
↓
ゴール:TOEIC900(ビジネス英語もこなせるB2レベル)
とすると、その差は600点(900-300)になります。
そして、TOEICを100点アップさせるのに必要な時間は、200時間~300時間ですので、中学英語の復習レベルからB2レベルを目指す人は、最短で1,200時間(200時間*6)、最長で1,800時間(300時間*6)が目指すべき距離となります。
さらに、この場合の費用と期間も見てみましょう。
1,200時間(最短時間) | 1,800時間(最長時間) | |
フィリピン留学 | 費用:約138万 期間:6ヶ月 | 費用:約207万 期間:9ヶ月 |
欧米留学 | 費用:約300万 期間:10ヶ月 | 費用:約450万 期間:15ヶ月 |
日本での自主勉強 | 費用:0円 期間:約3.3年 | 費用:0円 期間:約5年 |
英会話スクール | 費用:約396万 期間:約33年 | 費用:約600万円 期間:約50年 |
※フィリピン留学は、授業時間を1日8時間、予習復習を2時間で計算(200時間/月)
※欧米留学は、授業時間を1日4時間、予習復習を1時間で計算(100時間/月)
※日本での自主勉強は1日1時間で計算(30時間/月)
※英会話スクールは50分を4回で計算(3時間/月)
英語も上級レベルになればなるほど、上達スピードが遅くなり、なかなか成果が見えにくくなるため、上のレベルに行けば行くほどあなたの頑張りが必要になります!
それでも、留学で1年ほど集中的に勉強をすれば、ビジネスでも十分使える英語を身に付けていくことができるんですね。
また、中学英語からビジネスレベルまで英語力をゼロからやろうと思うと、「遠い道のりだなぁ…。」と感じるかも知れません。
でも、英語以外の語学(例えばフランス語やドイツ語、スペイン語など)をゼロからやろうと思った場合でも、結局同じくらいの道のり(1200時間や1800時間)にはなると思います。
もしあなたが「どうしても英語力が欲しい!」と思えるならば、覚悟を決めてやるしかないですよね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こうして数字でまとめて見ると、留学に対する見方やイメージも少し変わるのかな?と思います。
このコラムの内容を図でまとめると下記のようになります。
また、「留学には興味があるけど…今すぐに留学するのはちょっと難しそうだなぁ」という人でも、日本でコツコツ勉強をしておけば、必要な1,000時間や1,200時間の数字は少しずつ減っていきます。
「ぜひ近い将来に留学をしたい!」と思っている方や「将来、英語を絶対に身に付けたい!」と思っている人は、”今できる範囲”でぜひ留学の準備今からスタートしていきましょう。
「英語を勉強するのにお金を使わないといけない」、「どこか英会話スクールに通わないといけない」というわけではありません!
今、お金を掛けずに英語を勉強する機会や方法は身の回りにたくさんあります!一番身近な方法はスマホアプリです!ぜひ今すぐにアプリをインストールしてみて、今日から英語の勉強をコツコツ初めてみましょう!!
このコラムがあなたの留学準備で少しでも参考になれば幸いです。