カナダのアルバータ州最大都市である穴場のカルガリー留学をオススメする理由とは? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

カナダのアルバータ州最大都市である穴場のカルガリー留学をオススメする理由とは?

公開:2019/03/07 著者:奥田 佳菜 2909 Views

これから留学を検討されてるみなさんの中で、どこの国のどの地域に行くのがベストなのかと悩まれる方は結構多くいらっしゃるのではないでしょうか。

英語一つにしても、英語を話す国はたくさんあります。文化が違うのはもちろんのこと、その国や地域によって話し方や単語が異なる場合もあります。

 

どこに行くのかによって、今後の人生大きく変わってくるって言っても過言ではないくらい留学先選びは重要だと思います。

 

私も10年前そんな学生の一人でした。現在はカルガリー在住ですが、ここカルガリーには魅力が沢山あります。

そこで今回は、なぜこのカナダカルガリーという都市が留学にオススメなのか?ここカルガリーの魅力を私の経験も交えながら、お話させていただきたいと思います。

都会過ぎず程よい雰囲気を醸し出すカルガリー

本題に入る前にカルガリーという市の概要について少しふれておきたいと思います。

カナダアルバータ州に位置するカルガリーは、石油産業で栄えた人口137万人を越え、人口規模ではカナダで3番目に大きい都市です。そして、アルバータ州では一番大きな都市となります。

 

留学地としてカルガリーを見ると、トロントほど都会過ぎず、バンクーバーよりも人口が多いので賑やかさがあります。さらに留学地の知名度としては、トロントやバンクーバーほど目立たないので、日本人留学生も少なく穴場の留学地と言えます。

 

後から詳しくお話しますが、カルガリーはカナディアンロッキーの玄関口としても有名です。

1988年に冬季オリンピックも開催され、観光に関してもカナダならではの大自然を堪能することができます。

 

カナダの他の大都市に比べて圧倒的に日本人が少ない

私は留学に行くことを決めた結構早い段階から、カナダに行くことを決めていました。

しかしながら、カナダのどの都市に行くのかは結構ぎりぎりまで悩みました。

 

最終的にカルガリーに決定した大きな要因は、語学学校の紹介の中でよく目にする生徒の出身国グラフで ”日本人生徒の割合が圧倒的に少なかったから” です。

 

もちろん、周りに日本人の生徒がたくさんいる環境であっても、自分の意志次第で十分集中して英語を勉強することも可能です。

しかしながら、環境に流されやすいこともあり、より厳しい状況に自分を置きたかった私は日本人の少ない環境にこだわりました。

結果として、この選択は大正解でした。一番初めに行った語学学校では、午前の文法のクラスの日本人生徒の数が私を入れて2人。午後の会話のクラスは私1人。他のレベルのクラスも似たような感じでした。

 

学校の外に出てダウンタウンを歩いていても、ほんとに日本人とばったり会うなんてことが珍しいくらい、日本人留学生が少ない穴場の都市なのです!

 

英語を話せないと生活ができないという厳しい環境に自分を置くことによって、私の英語での会話力は数ヶ月で格段に上達しました。

一度バンクーバーへ旅行に行った際、日本人留学生の数の違いに大変驚いた事を覚えています。

1ブロック歩くごとに聞こえてくる日本語。バンクーバーでは英語ができなくても生活ができるという噂は聞いたことがあって、「あぁ、こういう事か~。」とすごく納得したことを今でも忘れません。

 

カルガリーは物価が低く生活費が安い!

カルガリーは、バンクーバーやトロントなどの大都市に比べると生活費が安いと言えます。家賃や学校の値段が安いのはもちろんですが、何と言っても消費税。

 

この記事執筆時点の消費税ですが、バンクーバーでは12%、トロントでは13%なのに対し、カルガリーでは5%。長く生活すればするほどかかる費用の差は漠然です!

 

また、6ヶ月以上滞在予定のある方は、アルバータ州の健康保険に加入することができます。石油産業の恩恵を受けているアルバータ州では、保険料は無料です。

日本であるような何割負担しなければならいといったようなこともなく、この保険があれば医療費は入院したとしても完全に無料となります。

日本で加入する海外旅行保険は決して安くないので、この費用をセーブできるのは随分と大きいのではないでしょうか。

 

すぐにアクセスできる大自然が魅力的!

先ほども少しふれましたが、カルガリーはカナダの代名詞でもあるカナディアンロッキーの玄関口でもあります。中でも有名なバンフ国立公園へは車で1時間半くらい。

ダウタウンからリーズナブルなバスも出ていて、車がなくても簡単に行くことができます。私自身、勉強や日々の忙しさに疲れた時、大自然の癒しをもとめてぷらーと散策しに行ったりします。

 

勉強の効率をあげるには、息抜きって本当に大事だと思うんです。ロッキーには日本のパワースポットに似たような、そんな不思議な癒しの力があります。

 

なぜかそこにいるだけで癒されて、「また頑張ろう!」という気にさせられます。

夏はハイキングやキャンプなどを楽しめるのはもちろんのこと、冬はスノーボードなどのウインタースポーツのため多くの人が訪れる憩いの場です。

 

多国籍な人々が集まる環境

カルガリーは本当に色んな国から人が集まっています。ダウンタウンを歩いて周りを見渡すと、白人もいればアジア人、中東系、アフリカ系の人と色んな人種であふれています。

もちろん留学生が多いことも関係していますが、一番の大きな要因は、さきほども少し紹介したカルガリーが石油産業で急激に経済発展を遂げたというところにあります。

石油油田の発見による急激な経済発展を補うために、海外からたくさんのスキルワーカーが移民をしました。

 

「これが留学に関係があるの?」っと疑問に思うかもしれませんが、多国籍に慣れているカルガリーの人達は、外国人(英語があまり得意じゃない人)にとても寛大です。

 

日本でも外国人労働者の数は増えつつあるものの、まだまだ職場で日本語の意思疎通が上手くできない人達を疎外する傾向にあるのではないでしょうか。

でもカルガリーでは、英語が話せることが当たり前という意識がありません。

 

少し言葉に詰まったりしても待ってくれたり、言ってる事がうまく理解できなかったりすると、ゆっくり話してくれたり違う単語を使って伝えようとしてくれたりします。

 

私自身が大学で講義をとってた時のことです。その日の議題がMulticulturalism (多文化主義)だったのですが、「それについてどう思うか?」という意見を問われた学生の一人が挙手をして話し始めた言葉が今でもすごく印象に残っています。

「私にとって多文化とは生まれた時からそこにあってすごく普通なもので、それが特別だとは今まで考えたことがなかった。」と。

それを聞いた時に、私は街で出会う人々が多国籍に寛大な理由にすごく納得がいきました。同時に、私はこの地を留学先として選んで本当に良かったと感じた瞬間です。

 

多国籍の良いところは英語を学ぶとい点だけではありません。色んな国の料理が楽しめることも魅力の1つです。

 

中華料理はもちろん、ベトナムのフォーはリーズナブルで味も本場。私が試してみて個人的にヒットだったのはモロッコ料理。留学中に穴場もおいしいグルメを探してみるのも楽しいかもしれませんね。

 

日本が恋しくなった時に日本食も充実!

上記で日本人が少ないという点について触れましたが、相反するマイナス点もあります。

周囲に日本人が少ないからこそ、日本語が恋しくなったり、和食が恋しくなったりすることは留学生活の中で一度は経験することだと思います。

日本が恋しくなってくると、それを癒してくれるのは ”食” が一番の解決策だったりします。

 

心配はご無用です!カルガリーにはお寿司屋さんはもちろん、日本食が楽しめるところがたくさんあります。

 

近年はちょっとしたラーメンブームで、日本でチェーン店として有名な陣屋を含めてたくさんのラーメン店がここ数年でオープンしました。また焼肉牛角のチェーン店もダウンタウンにあります。

日本食が恋しくなったら、我慢せずにお腹を満たしに行きましょう。また、レストランじゃなくて自分で作りたいという方。カルガリーでは大手中国系スーパー、韓国系スーパーを含めて日本食材はとても手に入りやすいです。

ここ最近では日本人経営のお店もオープンしました。このお店では冷凍の魚、朝食の必需品の納豆なんかの種類も豊富です。またおにぎりやお寿司のセットをリーズナブルな値段で買えたり、日本のスナック菓子や飲み物などもあったりするので勧めです。

 

まとめ – 穴場の留学地カルガリーがオススメ!

今回は、カナダのカルガリーがなぜ留学先として適しているのか。カルガリーの魅力と共に、私の経験も入れながらお話させて頂きました。

雄大なカナディアンロッキーのすぐそばで、日本人が少ない環境で集中して勉学に勤しめる。そしてなにより、カルガリーの人達は英語が第一言語でない人達に寛大であること。

また、留学費用もカナダの他の地域と比べて安いという点や、日本食レストランまたは食材店が豊富にあることについてもお話させて頂きました。

 

留学先の選択肢は本当にたくさんあります。そして、どこを選ぶかによって、留学生活の充実度が変わるだけでなく、今後の人生さえも大きく左右されるかも知れません。

 

留学を考えられてるみなさん!ぜひその事を忘れず、きちんと下調べをされた上で、自分に合っている場所を見つけて下さい。

そして、このコラムの中で紹介させて頂いた事が少しでもお役に立てれば幸いです。みなさまの留学生活が実りあるものになることを願っています。

 

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