【カナダ留学】カルガリーのおすすめ観光スポット編
こんにちは。カナダ、カルガリー在住の奥田佳菜です。
私の住んでいるここカルガリーは、バンフを代表としたロッキーマウンテンの玄関口として有名ですが、実はカルガリーにもたくさん楽しい場所がある事をご存知ですか?
勉強も大事ですが、せっかくの海外生活を楽しみたいですよね。今回は私自身が実際行ってみてよかったカルガリー観光スポットをご紹介しようと思います。
The Calgary Zoo(カルガリー動物園)
名前のとおりカルガリーにある動物園です。アクセスはダウンタウンから電車で10分ほどの好立地。ぜひ行っていただきたい理由は、日本にある動物園とはまた違う雰囲気が味わえるからです。
まず着いた瞬間最初に気づくのは、その広大な面積。92エーカーでおよそ東京ドーム8個分と、とにかく広い!
この広い敷地内におよそ120種類もの動物たちが暮らしています。全部見るのも1日がかりです。
動物にストレスを与えない事を最優先に考えて飼育されていることも特徴的です。
例えば、冬から春にかけて人気のペンギンウォーク。ペンギン達を一般の人達が通る道に出してお散歩させるもので、よちよち歩くペンギンの姿を間近で見ることができます。
とても人気のイベントなんですが、気温が一定温度を超えると中止になります。一度それを目当てで行った時に、直前で中止のアナウンスがなされました。
この配慮は動物たちの飼育場所にもなされていて、なるべく自然に近い状態に保たれていることも特徴です。例えば、アフリカエリア熱帯雨林のエリアに行くと、入った瞬間にカルガリーでは決して感じることがない湿気を感じます。もともと動物たちがいた環境になるべく近い状態に保つ配慮がなされているんですね。
サクッと、どんな動物たちに会えるかお話します。
アフリカの動物エリアでは、キリンやカバを見ることができます。キリンが高い木の上にある葉っぱを食べる様子はとってもかわいくて癒されます。カバは、外で日光浴をしている時は死んでるのかと勘違いするくらいピクリとも動かないんですが、水槽の中ではものすごい速さで泳いでて、その違いにすごく驚きます。
哺乳類動物のエリアではとトラや日本猿も見ることができます。トラは運がよければ遊んでる姿を間近で見れて大迫力です。
また、昨年新しく加わったのが、キツネザルとパンダです。パンダは特に大人気で週末は並ぶこともあるようです。すぐ横にあるギフトショップではパンダグッズが売られているので、パンダ好きの方必見です。
園内入り口からすぐのペンギンエリアでは、外からは日光浴をしているペンギンたちを見ることができ、中に入ると水槽の中で元気に泳いだり飛び跳ねたりしている姿をみることができます。あまり水槽に近づきすぎると水しぶきを顔に浴びる事もあるので注意してくださいね。
カナダ野生動物エリアでは、ヤギやムース、熊などを見ることができます。ちなみにこれらの動物、実際カナディアンロッキーで遭遇したりします。
蝶のエリアでは頭上を自由に飛びまわる蝶の姿を見ることできます。壁にある鑑賞用の箱にはさなぎがたくさんいて、そこから蝶が羽化ようです。運が良ければ、その場面に遭遇することができるかもしれませんね。
他にも本当にたくさんの動物がいて、ここでは紹介しきれません。
動物好きの方はもちろん、日本ではあまり動物園特に気にしたことなかった方にもぜひぜひ行って体験していただきたいです。
Heritage Park Historical Village(ヘリテイジ・パーク・ヒストリカル・ビレッジ)
ヘリテイジ・パーク・ヒストリカル・ビレッジは、1860~1950年のウエスタンカナダを体験できる歴史村です。入り口をくぐると、昔のカナダにタイムスリップしたように錯覚させられます。
それもそのはず。建物の多くは昔の建物をそのまま移動し、修理を施したものだからです。外観はもちろんのこと、建物内や外にもその当時の服装をした役者さん達が配置されていて、さらに雰囲気を盛り上げてくれます。
なんと、いきなり喧嘩がはじまるといった演出もあります。私はお芝居だと気づかずに少々びっくりしました。街のエリアには人気のパン屋さんやキャンディショップがあったりして、実際買い物を楽しむこともできます。
Heritage parkの一番の見所の一つと言えば、敷地内を駆け巡る蒸気機関車ではないでしょうか。
幾つかある駅は当時のものが再現されていて、その駅から実際に機関車に乗ることができます。車内には車掌さんまでいて、子供たちにはスタンプを押してくれます。
汽車は割りとゆっくりしたスピードで走ってくれるので、乗車中は園内の景色を窓から楽しむことができて、これもまた魅力の一つだと感じました。
さらに敷地内を歩いてると、ひときわ目立つテントのような建物に気づくと思います。
この建物はTipi(ティピ) と呼ばれるもので、木材や動物の毛皮からできており、カナダの先住民が住居として使用していたものです。
このエリアでは、1860年代に行われていた先住民とヨーロッパからきた開拓者との間に行われていた毛皮貿易について学ぶことができるようです。
このHeritage Park 、もしカルガリーに長期滞在される予定なら、ぜひ夏とクリスマス時期に両方行って頂きたいです。雰囲気が全く違います。夏は寒くないので、長時間敷地内を散策できてそれはそれで楽しいんですが、私は街中がクリスマスデコレーションで飾られる時期がとても好きです。
なんとも幻想的で、外国に来たって感じがします。ゲートをくぐる前に、Heritage Towne Square というエリアがあって、そこはクリスマス時期になるとイルミネーションがとてもきれいです。
このエリアはちょっとしたショップやBarがあったりするのですが入場料がかからないエリアになっていて、少し雰囲気を味わいたいなって方にもお勧めです。
Bow Habitat Station(ボウ・ハビタット・ステーション)
ダウンタウンの近くにある自然博物館です。ここではアルバータ州の主に水の生態について学ぶことができます。こぢんまりとしていて大きくないんですが、休日でも比較的空いているので私のお気に入りの場所です。
館内の1つのフロアが全て魚の水槽で埋め尽くされているので、私は勝手にここを魚博物館と呼んでいます。このフロアではアルバータに生息する魚をみることができます。別のフロアでは、ロッキーマウンテンの上流から始まるアルバータ州の水の生態系について学ぶことができます。
ディスプレイなどを用いて、わかりやすく解説してくれています。この施設では、実際にマスの養殖が行われていて、卵から羽化させてアルバータ州の湖に放しているようです。館内の外の池では実際にマス釣りが楽しめて、釣具のレンタルもあるようです。
またこの博物館は、Pearce Estate Parkというすごく大きい公園に隣接していて、この公園ではピクニックテーブルがあったりBBQ ができるスペースもあったりします。
お天気が良い日には、ぜひお弁当を持参でお出かけされてみてはどうでしょうか。大自然の中で食べるお弁当はまた格別です。
The Hangar Flight Museum(ザ・ハンガー・フライト・ミュージアム)
カルガリー空港のすぐ近くにある航空博物館です。中に入った瞬間に目に入るのが、ものすごい数の飛行機。ここでは世界大戦中に使われていた戦闘機や、旅客機の歴史などを学ぶことができます。
飛行機のエンジンの展示や、機体によっては実際操縦席に座ってみることができるものもあります。
私が行った日は、休日なこともあってボランティアの方が結構いて、質問があれば丁寧に答えてくれました。むしろ質問が無くても、とてもフレンドリーに話しかけてくれます。
館内から出たテント屋根のエリアには、もっと大きい戦闘機が展示されています。その一つは、実際中に入ることができます。
戦闘機の入る前に、ヘルメットと軍手の着用を求められて、何でだろうと不思議に思ったんですが、入ってみて納得でした。私は戦闘機内に入るのは初めてだったんですが、中が意外とごつごつしていて。
鉄板?みたいな感じですかね。少し説明しにくいんですが。機内の中にもボランティアの方がいて、その方は実際このタイプの戦闘機に乗って第二次世界大戦を経験されたようで、かなり細かく色々とお話を伺うことができました。
この博物館は決して大きくなく、どちらかというとこじんまりしている感じですが、中身がすごく濃いなというふうに感じました。
私自身が行った時は予定の関係上長く滞在することはできなかったんですが、一つ一つの飛行機を見ながらボランティアの方のお話を聞いくと、すごく有意義のある時間を過ごせるはずです。
カルガリー留学したらお勧め観光スポットに行こう!
いかがだったでしょうか。
今回は私がお勧めするカルガリー観光スポットについてお話させて頂きました。
カルガリー留学して、カルガリー生活も落ち着いて来たら、友達と足を運んでみましょう!
海外留学やワーキングホリデーは、長期滞在であればあるほど、時間の経過と共に現地生活に慣れてしまって、行動範囲が狭くなりがちです。
皆さんが住んでる街にも博物館的な施設は複数あると思いますが、「いつでも行ける!」と言った理由や、「見慣れた光景、珍しさや刺激も少ない。」と言った理由から、あまり足を運ばないのではないでしょうか?
同様に、カルガリーに限らずどの都市に留学しても、体が生活環境に慣れて来ると、こうした施設からは足が遠のくものです。いつも同じ光景、同じ友達と過ごす時間に慣れてしまって、それが心地良かったりします。
留学後には二度と来ない場所になるかも知れません。その土地の歴史や文化が詰まった観光スポットには、是非早いうちに足を運んでみましょう!今回のコラムをきっかけに、少しでも多くの方がカルガリーに興味を持ってくれると嬉しいです。