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【カナダ留学】ワーホリに人気の学校と学生ビザに人気の学校、それぞれの特徴を徹底分析

公開:2019/05/21 著者:齋藤 朱里 491 Views

カナダは治安の良い国ランキングの常連で、訛りのない標準的な英語を学ぶことができる点から、日本人留学生には大変な人気があります。

カナダは日本とワーキングホリデー協定を結んでいるため、ワーキングホリデービザで仕事をすることも可能ですし、語学学校で勉強することも可能です。

ワーキングホリデービザで仕事をする場合、当然英語環境の職場が多くなります。もちろん、日本語環境だけの職場もありますが、せっかくのカナダ留学が日本語環境となり、大変残念な時間となってしまいます。

 

英語環境での職場で採用されるためには、日常会話レベル相当の英語力が必要とされます。

 

ワーホリでアルバイトする方は、履歴書も英語版の履歴書を作成し、面接も当然英語であることを前提に学習を進めないと行けません。多くの方は、仕事で通用するだけの英語力は持ち合わせてないため、アルバイト開始前に語学学校に数カ月通い、英語力を向上させることになります。

一方、学生ビザの方は日常会話レベルがゴールではなく、ビジネスレベルで通用できる上級英語力を目指して勉強することになります。TOEICのスコアで例えると、800点以上を目指して学習を進めるのが一般的です。

目的が違えば、選ぶべき学校も変わってきます。そこで、今回はカナダのワーホリに人気の学校と学生ビザに人気の学校、それぞれの特徴をご紹介したいと思います。

カナダ留学で取得できるビザ種類の違い

ワーキングホリデービザと学生ビザの種類の違いを簡単に言うと、アルバイト収入を得ることができるかどうかという点が大きな違いです。節約留学をするには、アルバイトができるワーホリがベストとなるでしょう。

ワーキングホリデービザでの渡航であれば、1年間自分の好きなように生活できます。働くことも、旅行することも、語学学校に通うことも可能です。ただし、語学学校に通える期間は半年間までです。

その一方、学生ビザでの渡航はフルタイムで語学学校に通うことが前提となり、アルバイトは原則できません。専門学校や大学のプログラムであれば、一定の条件でアルバイトすることが許可されています。

 

日本人留学生の場合、長期留学を検討されている方の多くは、英語力向上が第一目的と考えてる方が多いはずです。その場合、ワーキングホリデービザで渡航される場合も、学生ビザで渡航される場合もあります。

上記で説明した通り、ワーキングホリデービザであれば6カ月間までの就学となるため、それ以上の期間で本格的に学びたい場合は、学生ビザを取得しなければなりません。

また、ワーキングホリデービザは年齢制限があり、ビザ申請時の年齢が31歳以上の方は、必然的に学生ビザになります。

 

カナダ留学で取得できるビザの種類

・ワーキングホリデービザ

カナダでの観光や訪問を目的としたビザで、滞在期間中は就労が可能です。日本国籍を持つ18~30歳の人が申請可能です。ワーキングホリデーでは6カ月間の就学が許可されており、語学学校に通うこともできます。

※年齢制限: 18~30歳まで

 

・学生ビザ

6カ月以上のフルタイムコースで学校に通う場合は、学生ビザを取得する必要があります。専門学校や大学の教育課程などであれば、週20時間までアルバイトは可能ですが、語学学校に通う場合、原則アルバイトはできません。

※年齢制限: なし

 

働きながら語学力アップするなら「ワーホリビザ」

ワーキングホリデービザで渡航される方は、現地で働きながら英語力アップを目指します。

 

しかしながら、採用時の英語力次第で働ける仕事の幅が変わってきます。

 

最初から英語力がある方は少数派であるため、まずは英語力を身に着けることが先決です。

カナダ入国後の流れとしては、渡航してからの数カ月間は語学学校に通い、英語力を付けてからアルバイトを探していきます。

留学経験がある方、英語力が既にあるという方に関しては、必ずしも語学学校に通わなくても問題はありません。

 

英語力がない場合でもアルバイトは見つけられますが、日本食レストランやお土産屋など、英語環境に身を置けない職場になってしまいます。

 

ただし、職場内は日本人ばかりとなるため、日本人と過ごす時間が多くなります。要するに、英語力向上にプラスとなる時間を過ごすことは難しくなります。

日本食レストランの皿洗いやキッチンスタッフとなると個人作業が多いため、英語を話す機会もなくなり、英語力向上を図ることが難しいのです。

お金を稼ぐこと自体はできますが、それが自分の求めている留学生活像なのかよく考えてみましょう。英語環境でアルバイトをしたいと強く思っている方は、3~6カ月間の学習期間が必要となることを覚えておきましょう。

 

カナダで仕事をする上で必要なスキルとは?

海外に行ってアルバイトをしていれば、「英語力が自然と伸びる!」と信じてる方は結構います。しかしながら、自然と英語力が伸びるといった現象は起きません。目標をもって意識して勉強しなければ、残念ながら英語力向上は見込めません。

渡航後の数カ月間は語学学校に通い、着実に英語力を身に着けなければなりません。英語力を身につけると言っても、海外で働くことが前提にあるため、即戦力になる英語力を身に着けなければなりません。

一般的な4技能のスキル、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングをバランス良く学ぶことは大変重要です。

 

しかしながら、時間が限られているワーホリにとっては、仕事で使用するための会話スキルを身につけることが最優先となってきます。

 

では、仕事で必要とされる英語力とは何を指すのでしょうか。以下のテーブルでは、英語環境の仕事で求められる能力を解説します。

 

仕事で必要とされる英語スキル

・スピーキング力

→ 現地で働くためには必要不可欠なスキルです。日常会話レベルの表現力が欲しいところです。

 

・コミュニケーション能力

→ カナダ人は積極的に話しかけてきます。相手の発言に対して、適切に応答できる能力が必要です。

 

・ビジネス英語

→ ビジネスシーンにおいては、適切な言葉の言い回しや表現などがありますので、その知識を身につけておかなければなりません。

 

ワーホリに人気の語学学校の特徴

仕事をする上で、必要とされる英語力ですが、上記で解説した英語スキルです。ワーホリビザでアルバイトする方は、このスキル向上に力を入れた学校、コースを選ぶことオススメします。

具体的にどのようなコースや特徴がある学校を選べば良いのか、特徴を整理したいと思います。学校選びをする時には、これらの特徴がある学校を中心に絞り込んでみましょう。

 

会話重視の語学学校 / 会話重視のコース

語学学校の特徴として、「会話重視」と掲げている学校です。各コースで、スピーキングを中心とした授業が行われます。会話する時間が長いため、より早くスピーキング力を伸ばすことができます。

先生が生徒に質問する機会が多いことに加え、生徒同士で活発に議論を行い、積極参加型の授業が行われます。

 

ビジネス英語コース

ビジネス英語コースは、ビジネスの場面で円滑なコミュニケーションスキルを伸ばすコースです。面接対策や会議で使う英語、プレゼンテーションの仕方などを学びます。人前で話す訓練を行い、堂々と自分の意見を言えるようになることを目指します。

現地のホテルで働きたい方や事務職を希望する方、また帰国後も日本で英語を使用した仕事をしたい方にとっては効果的なコースです。

 

母国語使用禁止ルール / 英語オンリーポリシー

語学学校の中には、学校内では英語しか話してはいけない校則がある学校もあります。大抵、学校内には同じ国籍の生徒はいるものです。しかし、このルールによって、日本人同士でも英語での会話が求められます。

授業中は勿論、休み時間や放課後も含め、学内に滞在している間は英語のみとなります。ただし、学校によってルールの強弱に差があります。校内に張り紙をしているだけで、学生は誰もルールを守っていないというケースもあるため、しっかりルールが守られている学校を選ぶようにしましょう。

 

夜間コース

昼間はアルバイトをして、夜に語学学校に通って勉強したい方向けにお勧めのコースです。

昼間の英語コースと内容は変わりませんので、英語力アップという点では違いはありません。アルバイトの多くは日中の求人が多いため、時間を有効活用したい方にとっては、夜間コースに通うのも良いでしょう。

 

ワーホリに人気の語学学校

具体的にカナダのワーキングホリデービザの方に人気のある語学学校を紹介します。上記で解説してきたような、アルバイトするために必要な会話スキルを向上させるようなコースを用意している語学学校が多いことが分かります。

完璧なる語学学校はありませんので、コース内容だけでなく、様々な観点から精査しなければいけませんが、ワーキングホリデーの方が注目している学校をまずチェックして行くと効率が良いでしょう。

 

Global College

当校は全コースでスピーキングに重点を置き、少人数制クラス導入によりきめ細かい指導が特徴です。

ワーホリの方にはスピーキング力を磨いた後、ビジネス英語コースでアルバイトに役立つコミュニケーションやお仕事探しに役立つインタビュ―などのトレーニングを行うコースがあります。

 

【ワーキングホリデー向けのコース】
パワースピーキングコース、ビジネス英語コース

 

 

Inlingua

インリングアメソッドと呼ばれる独自の授業法を入れており、耳で聞いて話すことから英語を身につけさせます。当校は午前中からスピーキングやリスニング、徹底した会話中心の授業を行います。

 

【ワーキングホリデー向けのコース】
一般英語コース、ビジネス英語コース

 

 

Global Village

実践的な英語力を身につけるため、コミュニケーション力の養成に焦点を当てた授業を行います。毎回のセッションでは実際の生活をトピックとし、ペアワークやグループワークで理解力を高めます。また、学校内では母国語使用禁止ルールです。

 

【ワーキングホリデー向けのコース】
一般英語コース、ビジネス英語コース

 

 

International Language Academy of Canada (ILAC)

一般英語コースでは17段階の細かいレベル分けで、自分に適したレベルの授業を受けます。4つの英語スキルをバランス良く伸ばしつつ、選択授業で個々の学生に必要なスキルを強化します。多国籍な上に、母国語使用禁止ルールがあり、英語力アップが期待できます。また、夜間コースがあり、16時から開講しています。

 

【ワーキングホリデー向けのコース】
一般英語コース、ビジネス英語コース、夜間コース

 

 

iTTTi Vancouver

母国語使用禁止ルールがあり、構内にはイエローカードを持ったスタッフが巡回しています。当校には2つのスピーキングコースがあり、徹底的にスピーキング力を鍛えます。一般英語コースの午後の選択授業では、現地で仕事をしたい方向けの初心者ビジネスクラスが開講されています。

 

【ワーキングホリデー向けのコース】
一般英語コース、スピーキングコース

 

 

語学学校に通うことが目的の「学生ビザ」の人気校

6カ月以上のフルタイムコースで学校に通う場合は、学生ビザでの渡航になります。6カ月未満の場合は、観光ビザでの渡航で語学学校に通うのが一般的です。そして、観光ビザと学生ビザ(語学学校)に関しては、原則アルバイトはできません。

カナダの語学学校の場合、授業時間は9時~15時くらいまでが一般的で、放課後は自習をしたり、アクティビティーに参加したり、友達と出かけたりと比較的自由度の高いスケジュールになります。

語学学校に通う人の目的は英語力向上になりますが、人によって目標設定が異なります。まずは英会話できるようになりたい人、バランス良く英語力を身に着けたい人、TOEICなどの試験対策をしたい人、大学進学準備をしたい人など目的は様々です。

語学学校によって特色はかなり異なるため、自分の目的に適した学校を選ばなければなりません。ここでは、学生ビザでの渡航する方に人気のある語学学校をいくつか紹介します。

 

International Language Academy of Canada (ILAC)

カナダ最大級の規模を誇り、日本人比率も10%程度と非常にバランスの取れた環境です。一般英語から大学進学準備まで多彩なコースに加え、17段階に細分化されたクラスにより、目標に合わせて勉強が可能。毎日アクティビティーが用意されており、レベルやクラスを越えた学生同士の交流が盛んです。

※ワーホリビザに人気の語学学校でも紹介済みです。

 

 

Upper Madison College (UMC)

少人数制を徹底しており、先生と生徒の距離が近く、学生のケアを最も重視しています。アットホームさに定評があります。日本人向けの独自プログラムもあり、定期的なフィードバックシステムで効率的に英語を学びます。アクティビティーは、専任のディレターが企画する本格的な内容で充実しています。

 

 

VGC International College

少人数クラスに力を入れ、明確な目標を持って英語学習をしたい方をサポートしています。特にIELTS対策コースでは、試験官の目線で最新のテスト傾向を反映しているため評判が高いです。

 

 

EC

ヨーロッパ圏の学生が多い学校で、国際比率25%以内の入校制限も設けており、国籍に偏りがないクラス編成で英語を勉強が可能。IELTS、TOEICやTOEFLのスコアアップに特化した試験対策は、短期間で確実にスコアが上がると、口コミでも好評です。

 

 

International Language Schools of Canada (ILSC)

約130種類の授業の中から学生の目的や希望に合わせて自由に授業を選択ができる。放課後のアクティビティーを提供だけではなく、週末を利用した旅行企画なども行っており、アクティビティーを通して多くの学生と触れ合う機会が多い。

 

 

自分の目的に合ったビザを選びプランを決めよう!

ワーホリビザと学生ビザでの渡航では、どの程度の期間勉強したいのか。

そして、アルバイト収入で留学資金を補いながらの留学を希望しているかどうかで変わります。

 

自身の留学目的が英語力向上を最優先で考えている場合は、留学時期をずらしても資金を貯めてから学生ビザで渡航した方が良いでしょう。

 

 

ワーホリビザは学校に通える期間が6カ月までなのと、アルバイトしながらの英語学習は、体力的にもハードになることは否めません。

自分の留学資金と留学目的が一致していないと、最終的に望んでいた結果にならないリスクが高まるので十分に注意して欲しいところです。

学生ビザの方は、学校に通う期間が半年間以上の長期になります。つまり、ワーホリビザの方のように「最低限の英語力」以上の目標設定になるはずです。バランス良く英語力を伸ばしつつ、最終的にはTOEICで高得点を目指すような方向性となるでしょう。

 

語学学校によって、力を入れているポイントが異なるため、ワーホリビザと学生ビザの方に好まれる学校は異なる傾向にあります。

 

パンフやインターネットを見ていても、各語学学校がどこに力を入れていて、ワーホリビザと学生ビザのどちらにより力を入れているのか、ハッキリと見えてこないと思います。

同じように見える語学学校でも、実際中身となる授業内容や生活環境、そして集まって来る学生の雰囲気は結構変わるものです。

語学学校を決める際は、留学エージェントに相談し、自分の目的や希望に合った学校、コースを選ぶようにしましょう。

 

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