子どもをトリリンガルに!英語とフランス語が学べるモントリオールの親子留学
留学ドットコム東京オフィスでは、Upper Madison College (UMC)モントリオール校の現地日本人スタッフYokoさんをお招きし、親子留学セミナーを開催しました。
セミナーでは、「フランス語と英語のできるトリリンガルを作る。モントリオール親子留学のセミナー」というテーマでお話頂きました。
Yokoさんは日仏の可愛らしいハーフの男の子2人のママさんで、もともとはワーキングホリデーにてカナダに渡航、カナダの永住権を取得された後、2014年よりUMCにて多くの生徒さんのケアをされてきたベテランスタッフです。
今回はそんなYokoさんから、近年人気上昇中のモントリオール親子留学についてお話を伺うことができました。
これからお子様を連れてカナダでの留学や永住を検討されている方、お子様のマルチリンガル教育にご興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
カナダ第二の都市モントリオールの特徴
「カナダ留学」と聞くと、バンクーバーやトロントの大都市がイメージされやすいかと思います。
モントリオールはカナダの中では、トロントに次ぎ人口・経済規模で2番目に大きい都市です。しかし、こと海外留学先となると、あまり渡航の候補に入らない都市だったりします。
その大きな理由は、モントリオールはフランス語の方がメインの都市になるためです。
多くの留学・ワーホリは英語を学びたいと考えている方が多いため、モントリオールは候補になり難い部分があります。
しかし、フランス語を主に学びたい方、フランス語と英語の両方を学びたい方、日本人が少ない環境を探している方には最高の都市だったりします。
お子さんのマルチリンガル教育に興味のある親御さんにとって、モントリオールは親子留学の場として最適です。
モントリオールの特徴と利点
モントリオールは大都市でありながら、留学や観光地としては少し陰に隠れた存在だったりします。そのため、生活インフラのコストが安いのが魅力的です。
日本人留学生やワーホリも少ないので、より強い英語環境やフランス語環境を求める方には最適な環境を持っています。
以下、モントリオールの利点をまとめました。
→ シェアハウス約400ドル~/月、食費約200ドル~/月、1か月の生活費は1,000ドルくらいあれば足りる。)
→ フランス語ができないと生活が困難というワケではありません。
→ 日本人の働き口もあり、しかも現地学生が多数働いているためネイティブ環境!
→ 芸術鑑賞が好きな方、ヨーロッパ系の街並みが好きな方にとって魅力的な都市です。
→ そのため英語ができない・苦手な留学生にも寛大。母国語以外の言語ができないことを理解してくれる人が多い。
モントリオールで親子留学することのメリット
上記でも触れた通り、モントリオールの生活費は大都市に比べると安く、親子留学をした場合でも子供にかかる費用は年間100万円ほどで済みます。
またどちらかの親が就労ビザもしくは学生ビザを持っていれば、お子さんが5~17歳までは無料で公立校にて学習することができます。
子供が現地校に通う場合は、英語かフランス語を選択することも可能です。
フランス語初心者であっても、最初は年齢に合わせて学べるプレコースから始めることもできるため、これから初めてフランス語を学ぼうと思っている方でも安心です。
将来的にお子様をバイリンガル(マルチリンガル)にしたい、お子様の可能性を広げたいと思っている親御様にとっては理想の留学先と言えます。
また永住権取得のチャンスもあるため、カナダへの移民を目指す方の最初の留学先として近年人気が高まりつつあります。
なお、将来的に永住を目指す場合、一般的には「語学学校での英語学習 ⇒ 職業訓練校 ⇒ 就労ビザ取得 ⇒ 永住権申請」といったプロセスを踏むことになります。期間としては平均でトータル3年ほどになります。
UMCの親子留学サポートについて
UMCモントリオール校では、「ランディングサービス」という親子留学向けの総合サポートパッケージを販売しています。
当サービスにお申込みいただくと、現地の住まい探し、小学校探し、その他新生活を始めるにあたって必要なサポート(携帯電話の契約、銀行口座の開設、運転免許の切り替え等)を受けることができます。
またUMCでは移民コンサルタントと密に連絡を取り合い、常日頃から情報を共有しています。カナダに永住希望する方にとっては、最新のビザ情報が入りやすいため、数ある語学学校の中でもUMCはお勧めの1校です。
親子留学に適した年齢について
「できるだけ早いうちから言語のシャワーを浴びせて、多言語に触れさせたい!」という考えをお持ちの方も多いかと思います。
しかし、Yokoさん曰く、親子留学に適したお勧めの年齢は、「キンダーガーデンに上がる時」だそうです。
なお、モントリオールは日本でいう「幼稚園の年長」からが義務教育となり、小学校に付属となっていることが多くなっています。
カナダは子供だけを家で留守番させることが法律上できないため、学校に通う前の小さな子どもに関しては、ご自身でデイケアを探して預ける必要があります。
ただモントリオールに限らずカナダでは常にデイケアの数が足りておらず、現地の子どもたちもキャンセル待ちの状況ですし、費用もかかります。
そのため、子どもが現地の学校に通える年齢になってから、親子一緒に渡航することが渡航の最適なタイミングになります。
ただ小さい子供は吸収力があるので、将来的に永住を目指す場合は、小さいうちに連れてきてカナダの生活や文化に慣らしておくことも大切です。
ある程度自我が芽生えてからの場合、語学面だけではなく、生活面においても環境に馴染めず早期帰国…といったケースもあります。
長期計画を考えている方は、渡航時期に関しては良くご検討ください。
【まとめ】幼少期に多様な価値観を身に着けられる絶好の環境
カナダの学校はとてものびのびした環境で学習を進めます。
席にじっと座っていられない子供がいても、先生は構わず授業を続けていくし、そういう子供たちを叱ったり特別扱いしたりすることもありません。
また、もともと移民国家ということで学校には肌の色が違う子、第1言語が違う子、目や髪の色が違う子、見た目も中身も異なる様々な子供たちが集まります。
学校ではお互い英語やフランス語で話す子供たちが、家庭では日本語や韓国語など親の母国語に合わせて話すということも珍しい光景ではありません。
そのような環境の中で多感な時期を過ごす経験は、子供たちの視野をぐっと広げ、多様な価値観を生み出すことにつながります。
将来的にカナダへの移住に憧れている方であっても、最初からカナダに永住するかどうかの決断をする必要性はありません。
実際に短期で海外生活を経験してみてから、最終的に移民をするかどうか決める方が大半です。まずは短期で渡航してみて、親子共に環境に馴染めそうかどうか確認してみることをお勧めします。