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カテゴリー:学校の選び方

「留学にお金をかけすぎた…」2ヵ国留学で後悔しないための秘訣!

公開:2019/08/22 著者:久保村 慎吾 577 Views

いざ留学しようと思った時に、やっぱり不安になるのが「英語力」だと思います。

僕自身も、英語力は最後の最後まで拭いきれない最大の不安要素でした。

 

英語力アップを考えると必ず選択肢として出てくるのが…フィリピン留学、2ヵ国留学ですが、こんな人も多いのではないでしょうか?

「2カ国留学するお金がないからどちらかにしたい…」
「学校は最低限にしてできるだけ早く働きたい…」

 

実際に僕が選んだ選択肢も2ヵ国留学でしたが、その中身は「フィリピンで3ヶ月間、カナダでワーホリ中に3ヶ月間学校に通う」というものでした。

このコラムでは、その経験を元にして費用、授業内容、生徒・友人、生活環境の4つの観点でまとめた情報を皆さんへお伝え致します。

2ヵ国留学後悔しないような参考情報としてぜひ役立てて貰えればと思います!

2ヵ国留学について

僕は「フィリピン3ヶ月+カナダ3ヶ月=合計6ヶ月間の就学」をしたのですが、2ヵ国留学でこうしたフィリピンとカナダの学校期間が同じになるというケースは実はかなり少ないようです。

 

これは「フィリピン6ヶ月→カナダ1ヶ月」、「フィリピン3ヶ月→カナダ1ヶ月」といった、フィリピン留学の方が長いというケースが一般的だからです。

 

詳しくは後述しますが、やはり費用や成果を考えるとフィリピンの方がコスパが良いので、英語面だけを考えると使える予算はできる限りフィリピン側へ割り振った方が効率的だと思います。

 

ちなみに、僕自身があえて2ヵ国の留学期間を半分ずつに分けたのは、「フィリピンでは本気で勉強したい」、「カナダでは色んな国の友達を作りたい」という目的が同じくらい重要だったからです。

 

もちろん僕自身はこの決断は間違ってたとは思いませんが…正直英語面ではコスパの悪い事をした=結構な費用と時間を費やしてしまったという思いはあります。

それに、カナダでの学校生活の最後の1ヶ月は仕事と学校の両立で大変な思いをしました(笑)

 

そのため、もしあなたの留学予算が潤沢であれば、僕と同じような半々の2カ国留学をオススメしますが…もし留学予算が限られているという事であればやはり一般的な「フィリピン留学期間を長め」というのが良いでしょう。

 

費用編

まずは、費用面での比較です。

結論を先に伝えると、フィリピンの方が安いです。

 

現在は円安やフィリピンでの物価高騰なども関係して、フィリピン留学の費用が高くなっていますが、当時僕がフィリピンで通っていた学校では、授業料が1ヶ月約10万円でした。

 

→最新のフィリピン留学相場が知りたい方はこちらのコラムが参考になると思います。

 

そしてこの授業料には、寮費、食費(週7毎日3食)、更には洗濯までしてくれるという至れり尽くせりっぷり。

フィリピンでは、本当に英語の勉強だけに集中できる環境が整っていました

 

この10万円授業料と、VISAの料金として1万円弱さえ払っていれば他には何も必要ありません。

 

一方、フィリピンに対して当時カナダの学校で支払った金額も1ヶ月で約10万円でした。

「あれ?ほとんど同じだ」と思うかもしれませんが、カナダではこの授業料の他に住む場所と食べるものも自分で確保しなければなりません。

 

僕は最初の1ヶ月はホームステイ、その後はシェアハウスだったのですが、どちらも食費を合わせて約8万円は使っていました。

 

物価の違いも影響しその他の交際費、交通費などを合計すると、フィリピンでの1ヶ月の費用はカナダのおよそ半分くらいという感じです。

 

フィリピン留学カナダ留学
授業料約10万円約10万円
家賃約5万円
食費約3万円
交際費約1万円約3万円
交通費約0.1万円約1万円
VISA約1万円約3万円
約12万円約25万円

 

→最新のカナダの物価なども知りたい方はこちらもご覧下さい!

 

授業内容編

次に授業内容ですが、英語学習という面ではこちらもフィリピンの圧勝です。

その理由は、授業時間数とマンツーマン授業のこの2点です。

 

フィリピンの授業時間数

授業時間数についてですが、フィリピンでの授業数は30時間/週だったのに、対してカナダは25時間/週でした。

 

僕はちょうど運良く学校の割引キャンペーン中にカナダの学校に申し込んだので25/週のコースでしたが、本来この料金だと20/週のコースです。

 

さらにカナダでは朝の無料ワークショップが1時間あることに対し、フィリピンでは2時間の無料イブニングクラスがありました。

 

英語学習というのは、ただがむしゃらに勉強すればいいというものではありません。

しかし、それは圧倒的な量をこなした人にだけ言えることです。

 

英語初学者はまずは、勉強時間を確保しつつアウトプットし続けるしか英語が喋れるようになる方法はありません。

 

英語初心者にこそ、マンツーマン授業!

そして、フィリピン留学の一番の特徴でもあるマンツーマン授業ですが、マンツーマン授業の学習効率の良さは半端じゃないです。

グループ授業はほとんど喋らなくても授業は進んでいきますが、マンツーマン授業はそうはいきません。

 

マンツーマン授業では、自分が何か喋らないと授業は成り立たない。

この環境こそが英語初学者の人には必要不可欠なものなんです。

 

さらにマンツーマン授業だと授業内容全てを自分に合わせ、わからないことがあった時には他の生徒に気を使う必要がないので、すぐに講師に質問ができます。

このようなことから、マンツーマン制のメリットは計り知れないです。

 

日本人は比較的シャイな性格な人が多いと言われていますが、マンツーマン授業なら遠慮する必要はないので、どんどん積極的に質問できます。

 

ちなみに、カナダの学校の授業ではみんなが積極的過ぎて、言い合いになるようなことも何度かありました(笑)

これは逆に言うと…「カナダの学校授業では、言い合いになるくらいの積極性や英語の基礎力がないと、存分に授業へ参加できない」という意味でもあります。

 

カナダの授業は?

ここまでカナダの学校での授業が悪いかのように見えてしまうかも知れませんが、カナダの授業にもいい点はあります。

 

それは、色々な国のアクセントに慣れる、プレゼンやディベート、スピーチなど少し難しい内容にチャレンジできるということです。

 

英語でパワーポイントを用意して英語で説明するプレゼンや、テーマをその場で決めて自分の考えを即座にまとめて英語で討論をするディベートの授業は非常に難しかったです。

 

これは、確実に今後海外で生活するには役に立つスキルと胸を張って言えます。

 

ただ、こうした授業は「ある程度英語ができること」が前提なので、英語初学者の人にはおすすめしないですし、実際参加は厳しい所だとは思います。

 

生徒・友人編

続いて生徒・友人編です。

これは一概にどちらが良いとは言えませんが、国際色の豊かさという観点からするとカナダの方が世界中に友人を作ることができます。

ただ1つ注意したいことが、カナダでの学校選びです。

 

カナダの学校に通ったからといって、世界中に友人ができる訳ではありません。

なぜなら学校によっては日本人や韓国人だらけという学校もあるためです。

世界中に友人を作りたい人は、しっかりとリサーチをして国籍バランスが良い学校を選びましょう。

 

実際、多国籍の友人ができるということは、文化や価値観の違いを感じ、自分自身の視野を広げ価値観を大きく変えるとてもいいきっかけになります。

 

さらに、これは僕の肌感覚なのですが、ヨーロッパ系の友人は総じて英語力が高い印象です。

なので彼らと一緒に過ごしていると、自然と英会話力が向上し英語オンリーで生活することに慣れてきます。

 

一方、フィリピンではアジア圏の生徒が多く、英語への学習意欲が高い生徒が多い印象です。

フィリピンに来ている生徒の英語レベルは、カナダの生徒に比べて低くはあります。

しかし、何かの目標に向けて英語を勉強している人が非常に多いので、僕はフィリピンでの3ヶ月間でお互いに高め合うことができる良い友人がたくさんできました。

 

実際、フィリピンのほとんどの学校では寮生活を通じて長い期間を他の留学生と一緒に時間を過ごします。

一緒にいる時間が長ければ長いほど、それだけ交流時間も増えるので、欧米留学よりもフィリピンの方が仲のいい友人ができやすい気がしました。

 

あとは、これは完全に僕個人の意見ですが、フィリピンは本気で知識ゼロの状態から英語を喋れるようになりたい人、カナダは学校生活を楽しみつつも英語も勉強したいという人が多く集まっているという印象です。

 

生活環境編

これは予想しやすいとは思いますが、生活環境はカナダの方が断然良く、日本と比べても何も劣らないくらいに生活がしやすいです。

場所にもよりますが公共交通機関はしっかりと整っており、Wi-Fiはどこでも飛んでいます。

さらに、ナダは多民族国家なので僕らのようなアジア人がいても何も違和感はなく、海外に住んでいるにも関わらず周囲の人たちは普通に接してくれます。

 

僕自身、はじめて会う人に「カナダ人かと思った」と言われることも何度かありました(笑)

これはそれだけアジア系のカナダ人が暮らしているということでもあり、こういった雰囲気は僕がカナダで生活しやすいと感じた大きな要因の1つです。

 

正直な話、僕自身としては日本よりもカナダの方が断然過ごしやすいと思っています(笑)

ただ、カナダの大きな問題は寒さです。

 

日本人によく知られているバンクーバーは年間平均気温が10℃前後と比較的暖かいのですが、それ以外の地域は全て寒く日本でいうと北海道のような気候です。

僕が実際に住んでいたトロントやキャンモアという場所では、寒い時はマイナス30℃まで気温が下がるうえに冬の期間が非常に長いので、1年のうちほとんどが冬なのではないかと思っていました…。

 

カナダには…Summer(夏)、 Almost Winter(もうすぐ冬)、Winter(冬)、Still Winter(まだ冬)という四季の表現があったりします(笑)

 

寒さに弱い人にカナダはオススメしませんが、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが好きな人にとっては天国のような場所です。

 

それに対して、私が滞在していたフィリピンの学校は田舎という事もありますが…暑い、汚い、うるさい、Wi-Fiが遅い、虫が多い、などマイナス理由をあげればキリがないです(笑)

 

ただ、こんなに不便な場所でも住んでいるうちに慣れてきて、小さいことは気にならないようになってきます。

しかも、フィリピンは物価が安いので、豪華なものを食べたり、旅行したりしてもお金がかからなかったのが魅力的でした。

 

また、フィリピンには安価で行くことのできる息を飲むほど美しい島が多くあるので、海やビーチが好きな人はフィリピンのことを気にいること間違いなしです。

このようなことから、人によってはフィリピンの方が過ごしやすいと感じる人もいると思います。

 

→フィリピンでビーチ環境を重視する方にはボラカイという場所がオススメです。

 

【まとめ】 初学者はフィリピン、中級以上はカナダ!

いかがだったでしょうか?

最後に結論をまとめると以下のようになります。

 

・英語初学者はまずフィリピンで勉強あるのみ!

ある程度英語ができればカナダで楽しく表現の幅を広げる!

・資金に余裕があれば、好きなように就学期間を決める

・節約重視であれば、コスパの良いフィリピン留学を長くする

 

正直な話、学校については実際に行ってみないと雰囲気はわからないと思います。

しかし、その学校で自分のやりたいことさえしっかりと明確になっていれば、そこまで大きなミスマッチはないはずです。

 

僕が最初にカナダワーホリの拠点として過ごしていたトロントでは、学校とのミスマッチという理由で多くの人が多額のお金を支払って、学校を変更していました。

 

もしどうしてもこうしたミスマッチが怖い場合には、プロの留学カウンセラーに自分の目的や英語力、予算をしっかり伝えて、アドバイスを貰うと良いでしょう。

 

どんなに評判の良い学校でも自分のレベルや目的に合ってない学校を選ぶと後悔しかねないので、まずは自分の英語レベルを把握して最適な環境の国&学校を見つけていきましょう!

 

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