ワーホリで何も残らない人の特徴!あなたは大丈夫? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:ワーキングホリデー

ワーホリで何も残らない人の特徴!あなたは大丈夫?

公開:2019/09/02 著者:三浦 愛香 4985 Views

申請に年齢制限があり、30歳までしか取得ができないワーホリビザ。

「若いうちにしか行けない」となると、やはり人生で1度は行ってみたいですよね。

 

でも、ただ「海外へ行ってみたいという気持ちだけ」、「勢いだけ」で行くのはオススメ致しません。

 

なぜなら人生において20代の1年というのは非常に貴重ですので、しっかりとプランを立てた方が、同じ1年でも断然有意義な1年になるからです。

 

そこで、このコラムでは皆さんが思い描く留学プランが果たしてどういった結末になるのか、私が実際に留学先で出会ったワーホリ生の実体験、留学カウンセラーとしての立場も含めてご紹介します。

ワーホリ?ふらふら遊んでただけでしょ?

20代の貴重な時間とお金を使ってチャレンジするワーホリですので、その価値は間違いなくプライスレスです。

それに、自分が行きたい!と思ってチャレンジしたワーホリですので、自分自身が「これで良かった!満足だった!後悔はない!」と思えれば他人に何と思われても、言われても問題はないかもしれません。

 

でも、現実的な話としては、世の中には「ワーホリ=1年間海外で自由気ままにふらふら遊んでただけでしょ?」と思っている人もいるのです。

 

・20代の貴重な1年間という時間
・若い時期でのある程度のまとまったお金
・30歳までで、1つの国につき一生で1回しか使えないビザ

→ワーキングホリデーは、こうしたあなたの貴重な「時間」と「お金」と「ビザ」を使います。

 

もしあなたがこうした貴重な時間とお金とビザを使ってチャレンジするのであれば…ワーキングホリデーの生活を少しでも有意義なものにしたいですよね?

何よりも帰国後に「ただ海外でふらふらと遊んできた」、「貴重なお金と時間とビザを無駄にした」というレッテルを貼られるのは絶対に悔しいと思います…。

 

誰だって海外での充実した時間を過ごしたいと思いますし、自分でも満足できる1年間で、さらに周囲から見ても評価を受けられる1年間でありたいと思うのは当然ですよね!

そのためには、まずは充実したワーキングホリデーになりそうなプラン、計画をしっかり立てる事がまず何より重要なのです。

 

ワーホリ検討者の傾向は?

実際に私がカウンセリングでお会いしていたワーホリ検討者の傾向として、「ワーホリは海外に長く住めるから英語力が伸びるはず!じゃあワーホリにしよう!」と考える方がとても多いです。

 

また、お金に余裕がないからと「渡航先でアルバイトができるワーホリを選びました!」というケースも多いです。

 

でもこうした消極的なワーホリの選び方や選択は、最終的な目標や海外での充実度を考慮しての選択とは決して言えません。

 

なぜならこうしたプランの立て方だと「帰国後に何も成果が残らなかった…」という確率が非常に高くなるからです。

もちろん未来の事ですので、何が起こるのか、実際どうなるかはやってみないと誰にも分かりません。

 

でも、しっかり計画を立てた場合と、なんとなくや勢いだけで海外へ飛び出した場合には、うまくいく確率は前者と後者で大きく違ってくるはずです。

 

小学校や中学校の夏休みのように、充実した時間にするためには、やっぱり計画性のあるプランニングが何より重要なのです。

 

次からは、実際の具体例も見ていきましょう。

 

ワーホリで英語力を伸ばしたいAさん

まずは、海外渡航の目的として「英語力を伸ばしたい!」とワーホリを選択したAさんをご紹介します。

 

・Aさんは現役大学生
・大学を1年間休学してワーホリを選択
・Aさんは帰国後に就職活動も控えている
就活で使える英語力を身につける事が海外渡航の主目的

 

このAさんのプランニングで最大の欠点は、具体的にどのくらいの英語力まで伸ばしたいのかの目標設定がとても曖昧だったことです。

 

「英語力を伸ばしたい!」と一口に言っても、そのレベルは様々です。

「海外旅行に一人で行けるレベルの英語ができればいいかな~」と思っている方から、「英語を使って働きたい!」と思っている方まで、目標とする英語力は人それぞれです。

 

例えば前者であれば、一年海外で過ごしていれば何となくコミュニケーションをとれるだけの英語力は身につきます。

 

しかし、後者のように英語力をビジネスレベルまで伸ばしたい方や英語を使っての仕事をしたい方は、ただ海外に住んでいるだけではそうした高い英語力は身につきません。

 

→海外に住んでいる期間と英語力の関係が実際どういったデータになっているのかを知りたい方はこちらをご参考下さい。

 

どの国のワーホリビザでも語学学校に通うことはできます。

でも、ほぼすべての国でワーホリ期間中に学校に通える期間は限られています。

 

実際のお客様を見ていても、ワーホリの方が通う語学学校の平均期間は長くても3~4カ月間といったところです。

 

こうした3~4カ月という期間は、一見長いようも見えますが…、語学習得という点で考えるとものすごく短いです。

しかも、グループレッスンが主体の欧米圏の学校では、勉強の密度も決して高いとは言えません。

 

実際、私たちが使っている日本語も、小さい時から何年という時間をかけて身に付けた言語ですよね?

そう考えると、現実的にたった3,4ヶ月の勉強で、パパッと英語が身につくとは考えにくいのです。

 

また、私がワーホリ先で出会ったAさんは、将来的に外資系企業でバリバリ働くことを夢見てワーホリにやってきました。

しかしながら、Aさんが語学学校に通っていたのは最初の1か月のみでした。

 

こうした1ヶ月だけの勉強量では、残念ながら現地で英語を使った仕事を見つけることなどとてもできません。

Aさんは結局は日本食レストランを掛け持ちし、朝から晩まで日本語環境でのアルバイトとなっていました。

 

朝から晩までのシフトでお金はそれなりに貯まったとの事でしたが、帰国後の就職に結びつくような結果を残すことはできず、Aさんは日本で再度専門学校に入り直し、就職を先延ばしにすることとなったのでした…。

 

もちろんワーホリではお金を稼ぐチャンスはありますが、ワーホリのあるべき姿というのは、決して出稼ぎではありません。

 

海外での高い時給のおかげで帰国後に多少のお金が貯まるかもしれません。

でも、それ以上にあなたの20代の貴重な時間、お金、ビザを使ってしまっているのです。

 

もし帰国後の就活につながる成果がワーホリ中に手にできなければ、帰国後の厳しい現実が待っている事となります。

 

渡航目的が海外で働いてみたいBさん

次は、Bさんの事例です。

Bさんは海外渡航の目的として「海外で働いてみたい!」とワーホリを選択した方です。

 

Bさんのような「海外で働いてみたい」という目標は、とても素晴らしいものだと思います。

でも、海外で働くなら、果たしてどんなお仕事でも良いのでしょうか?

 

あなたの貴重な時間、お金、そしてビザを使ってチャレンジするワーホリですので、やっぱり大事なのは「海外へ行ってそこでどのような仕事をするのか?」という部分ですよね?

 

そして、このBさんのお仕事状況を伺った所、下記のようなお返事が返ってきました。

・現地にあるラーメン屋でアルバイト
・勤務先ではほぼ日本語環境
・面接~研修、日々の業務、スタッフ間のやりとりも全て日本語

 

日本食は現在世界各国で人気が高く、皆さんがワーホリで行かれるカナダやオーストラリアにも日本食レストランのお店がたくさんあり、海外でも仕事を見つけやすい職種の一つです。

今では世界各国に一風堂や牛角、吉野家、丸亀うどんなど日本の有名店が多数あります。

 

しかし、こういったお店は基本的に日本語環境の職場となります。

つまり、英語ができない日本人ワーホリが働くための受け皿ともなっているわけです。

 

一方、最近では日本の大都市や観光名所では、訪日外国人も増えています。

それをもしこんな風に比べてみたら…下記の2つで何か大きな差は果たしてあるのでしょうか?

・外国人がたくさん来る日本のお店で働く
・海外のワーホリで日本語環境の海外のお店で働く

 

実際、観光名所でたくさん外国人がやってくるお店であれば、日本でも英語の使用頻度も高いです。

もしかしたら日本の有名観光地で働いていた方が不自由なく働けて、仕事も簡単に見つかり、メリットが多いくらいかもしれませんよね。

 

だからこそ、もしあなたが「海外で働く」ことを目標にしているのであれば、一生で1回しか取れないビザを取得して渡航した結果が「そうした結果で本当いいの?」という状態にならないかどうかをぜひしっかり改めて考えて欲しいと思うのです。

 

海外で働けるビザというのは、そもそも非常に貴重なビザです。

なぜなら「外国人が自国で働けるビザを発給する=その国の仕事を外国人が奪う」という側面がどうしてもあるためです。

 

そのため、どの国でも「働けるビザ」というのは、簡単に発給してくれないんですね。

しかし、ワーホリビザであれば、自分の好きな場所でフルタイムのアルバイトがしっかりできます。

 

私たち日本人が海外で外国人として、職歴や学歴を問わず合法的にフルタイムで働けるほぼ唯一の手段がワーホリなんですね。

 

→ただ、海外で働ければ良いのか、自分のやりたい仕事にチャレンジをしたいのか今一度しっかり考えてみましょう!

 

お金を稼ぎたいCさん

お客様から良くいただくご質問の一つに「ワーホリって稼げるんですよね!?」というものがあります。

 

確かに、日本で一番時給が高い東京でも1,200円満たない事を考えると、カナダのバンクーバーではのあるカナダのBC州の最低賃金は17.40ドル(約1,850円)、オーストラリアにいたっては24.10ドル(約2,330円)となっています。

 

ここまで差があると、もはや日本でアルバイトするよりも「カナダやオーストラリアでアルバイトする方がお金を稼げるのでは?」と思えてきますよね。

 

でも、最低賃金額が高いという事は、それに比例して家賃や物価も高いという意味でもあります。

 

当然ですが、物価と賃金は密接に関係します。

そのため、いくら最低賃金が高くても、その分の生活費も高くなります。

 

基本的には最低賃金付近で雇用される一般のワーホリが、多額を稼いで帰国することは難しいと思っていただいた方が良いでしょう。

 

次は、私がカナダでワーホリ中に出会ったCさんです。

・Cさんは日本の大学を卒業して就職しなかった
・大学卒業後は、すぐにカナダのワーホリ
・ワーホリ中は語学学校に通わなかった
・カナダ到着直後から、アルバイト探しをスタート

 

Cさんは大学を卒業して、そのままカナダのワーキングホリデーを開始。

語学学校にも通わずになかなかチャレンジャーなプランですが、私がなぜそうしたプランなのかCさんに聞いたらこんなお返事を貰いました。

 

Cさん:「カナダは日本よりも最低賃金が高くて稼げるし、生きた英語も学べる!こんな一石二鳥なことはない!」

 

Cさんは持ち前のコミュニケーション能力で英語力不足をカバーし、なんと奇跡的に現地のカフェの仕事をゲットします。

 

しかし、大学卒業後に渡航をして職歴や語学力もない彼に告げられたのは、「最初の1か月は無給」という採用先の宣言でした。

 

Cさんは、せっかく苦労をして仕事をゲットしたけれども、最初の1か月は無給、完全ボランティアの生活が続きます。

そして2か月目には、やっと待ち望んだ給料が発生したものの、なんと最低賃金を下回る時給でのお給料だったのです。

 

もちろん本来は最低賃金を守らないと違法ではありますが、個人経営店など一部手渡しでお給料を渡す(キャッシュジョブ)お店も現実には存在します。

 

この手渡しで給料を渡すというお店の行為は、「正規の雇用スタイルではない=帳簿や会計もその人はお店に存在しないいことになっている=いない事になっているので法律も対象外=最低賃金以下の給料でも問題ない」という意味です。

 

この記事を読んでる多くの方は、「そんなブラック企業でなぜわざわざ働くの?」と不思議に思うのではないでしょうか。

しかし、英語力がなく、経験もなければ、どこも雇ってくれないというのは海外の現実で常識です。

 

雇う側の立場からすれば「そのような英語力や経験もない人を雇うメリットは何かあるの?」という認識です。

こうした部分は、普通に考えれば誰でも分かることだと思います。

 

さらに、厳しい言い方をすると、Cさんは雇用主に足元を見られて、お店にとっては「安い給料や悪い待遇でも、良いように働いてくれる人」に過ぎなかったのです。

一方、能力のないCさんは、「そんな条件じゃ働くのは嫌だ!そんな仕事辞めてやる!」という事は言えず、ただただその悪い待遇を飲まざるを得ませんでした。

 

もしCさんに英語力があれば、より良い待遇の仕事を探すチャンスもあったでしょうし、こういったトラブルも避けられていたでしょう。

結局、お金を稼ぐことを目標にカナダにきたCさんは、最初の1か月が無給だったこともあり、最終的には出費が収入を大きく上回る結果となってしまったのです。

 

3人の失敗した原因は?

Aさん、Bさん、Cさんの実体験を紹介してきました。

では3人が、何となく海外に行きたいからとワーホリを選択した結果、失敗に終わってしまったのは一体なぜだったのでしょうか?

 

その理由を具体的に見ていきましょう。

 

Aさんの場合

考え:ワーホリで長く海外で生活していれば、自然と英語力が伸びるはず!
結論: 「海外で暮らす=英語が伸びる」ではない

 

残念ながら、ただ海外生活しているだけでは英語力は伸びません。

もし海外生活しているだけで英語力が自然と伸びるなら、ワーホリをした人は全員が英語ペラペラになっているはずです。

 

しかし、実際にワーホリへ行った大学生の半数以上は、英語力が伸びないまま帰国しています。

 

ここで言う「英語力が伸びないまま」と言うのは、帰国後の就職活動でアピールできるレベルではないという意味です。

無計画でワーホリする方は、たいていはTOEICスコアが600点以下に終わってしまいます。

 

そして、現実問題としてTOEIC700点以下は「海外留学をしてきた」、「海外で英語を勉強してきた」というアピールは残念ながらできません。

もしあなたが英語を本気で伸ばしたいと思っているのであれば、それ相応の勉強時間を確保する必要があります。

 

→こちらのコラムも参考になるはずです。

 

Bさんの場合

考え:ワーホリすれば海外で働いたというすごい職歴が手に入るはず!
結論: 海外に行けば英語環境で働けるとは限らない

 

今は海外のどこにでも日本食レストランがあり、都市部であれば英語が話せない人ですらアルバイトは見つかるのが現状です。

その分、仕事内容や職場環境は、英語ができるかそうでないかに大きく左右されることになります。

 

英語ができて、初めて英語環境で働くということが実現するわけです。

 

実際、私も海外で接客業を経験したくて、ワーホリでカナダに行った経緯がありますが、海外で働く場合には英語力は絶対に必要だと肌で感じました。。

 

もし、あなたもBさんのように海外で働きたい場合には、英語力も必ずセットで考えたプランを立てていきましょう。

 

Cさんの場合

考え:ワーホリに行けばめちゃくちゃお金が稼げるはず!
結論: 英語ができない人がたどり着く仕事は最低賃金さえ保証されないことがある。

今回のCさんのように、小さな個人経営店や日本食レストランの場合はいわゆるキャッシュジョブ(給与を現金で支払う方法)をこっそり適用している場合もあります。

 

キャッシュジョブは最低賃金が守られていないというケースにとどまらず、給与明細が発行されていない、つまり雇用主側が法の目をかいくぐって脱税をしている可能性もあります。

 

早々に雇ってくれてラッキーと思っていたらお給料がきちんと支払われない、でも給与明細もないからそもそも証拠がないなど、何も知らない留学生がトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

 

しかし、英語力もない、経験もない人が雇って貰うためには、こうした悪い待遇や雇用条件を飲まざるを得ないリスクが常に伴います。

 

雇ってくれる会社がなければ、生活費がどんどん出ていく一方で焦ります。

仕事目的でワーホリに来る方は、現地での収入をあてにして、予算がかなり限られた状態の方も多いです。

 

もし自分が希望する仕事がすぐに見つからなければ、多少条件が悪い仕事であっても、条件を飲まざるを得ない状況に陥っていくことでしょう。

 

こういった悪徳な雇用主に騙されないよう、やはり最低限の英語力と知識を備えてワーホリに臨む必要があります。

 

ワーホリで成功した方のお話も少し

最後にワーホリで成功した人の話もしておきましょう。

マイナスなお話ばかりでしたので…こうした情報だけだと気分が落ち込みますしね!(笑)

 

最後に留学ドットコムのお客様である大学生のDさんをご紹介です。

2ヵ国留学の経験者
半年間のフィリピン留学でしっかり勉強
フィリピン留学だけでTOEIC800以上を取得
・2カ国目はオーストラリア(ワーホリ)
・オーストラリアでは英語環境のアルバイト
・充実、理想的な1年を過ごして帰国

 

Dさんとは、日本出発前に現在の英語力、渡航先でやりたい事、帰国後の目標などを綿密にカウンセリングをしてプランニングをしました。

そして、留学中は、計画に沿いながら一生懸命やるべき事を実行して、本当に満足をした成果で無事帰国をされました。

 

特に、オーストラリアでは、現地のローカルジョブに就き、英語を使いながら働き、時給も高い条件という理想的なワーホリ生活となっていました。

 

しかし、Dさんは始めから特別英語力が高かったわけではありません。

 

計画的にしっかり留学プラン、学習プランを練り、着実にスコアを伸ばしての目標の800点台クリアだったのです。

しかも、Dさんは大学生でありながら、自分で貯めたお金で留学をされていました…!

 

このように大学生であってもしっかり計画を立てて効率良く留学をすることで、英語力だけでなく一生ものの経験をすることもできるのです。

 

本当に自分の思い描いた留学プランで、「自分の想定する結果を手に入れられるの?」と不安に思った方は、まずはプロである留学カウンセラーにお気軽にLINEからご相談ください。

独りよがりのワーホリプランになっていないかどうか、念入りにチェックすることが大事です!

 

→費用面でも心配な方はこうした低金利の教育ローンも検討してみるのもオススメです。

 

留学ドットコムへのお問合せ方法
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