ワーホリで後悔するのはなぜ?後悔しないため覚えておきたいこと
僕はワーホリに行くと決めてからの数ヶ月間、毎日のようにワーホリのことについて調べていました。
そして、そこで何度も見つけた記事が以下のようなテーマの記事。
「ワーホリで失敗」や「ワーホリで後悔」といったもの。
ワーホリする前の時点では、「こういう人もいるんだなぁ。自分はしっかりやらなきゃなぁ。」と軽く考えていました。
しかし、実際にワーホリをしていてわかりましたが、何でも楽な方にという生活をしていると、これらの記事の著者のように必ず後悔することになります。
しっかりとした心構えと準備がないと、すぐに1年が経過しワーホリ失敗者になってしまうということがわかり、それは「ワーホリ 失敗 後悔」なんていう記事も増えるわけだと気付きました。
今回の記事では、自分がワーホリ失敗者になりかけた経験やそうならないために覚えておいて欲しいこと・対策などをまとめてみました!
ワーホリで失敗・後悔する原因とは?
まずワーホリが失敗か成功かを決めるのはその人自身ですが、この記事の中では「英語を伸ばそうと意気込んで渡航したのに、喋れるようにならずに帰国した人達。」をそのように呼びます。
「英語ができなくても楽しければいいじゃないか!」という意見もあると思いますが、英語圏へワーホリに行く人のほとんどが英語力の向上を目標に渡航しています。
そして、そこで英語が伸びずに帰国して後悔している人がたくさんいることも事実です。
その理由のほとんどが準備不足。
「とりあえず行けば何とかなるだろう!」と海外に飛び出し、たくさんの楽しい思い出はできたけど結局英語は喋れるようになってない…という人達がたくさんいます。
もちろん現地で1年間死ぬほど勉強して英語が喋れるようになったという人もいますが、現地に行く前にある程度の準備をしておいた方がもっと有意義なワーホリ生活を送れます。
現地で後悔しないように、日本でできることは全て準備した上でワーホリに挑みましょう!
ワーホリ失敗の王道パターン
1年間のカナダワーホリで色々な人に出会いましたが、ワーホリで後悔する人で一番多いパターンがこのパターンです。
↓
とりあえず語学学校に通う
↓
英語環境での仕事はまだ難しいのでジャパレスで働く
↓
日本人とシェアハウスに住む
↓
とりあえず毎日楽しい
↓
ワーホリ終了
ワーホリに行っても英語が伸びないで帰ってくる人達は必ずと言っていいほど、「外国で日本と同じような生活」をしています。
生活環境院関しては、日本人しかいないシェアハウスに住んでるか、職場が日本人だらけか、もしくはその両方のパターン。
海外に住んでいたとしても、家と職場で日本語を喋っていては恐らく24時間のうちの9割は日本語で生活していることになり、それで英語が喋れるようになるわけありません。
そこで、ワーホリ失敗者にならないためにやっておくべきたった1つの準備。
それは、英語を勉強しておくこと。
お金がなくても英語力があり、ある程度話せることができればワーホリ生活は何とでもなります。
英語は0→1のステップが一番大変で時間がかかりますが、渡航前にそれができていればワーホリ期間で1→100にすることもできます!
ちなみに僕もこのような失敗の王道パターンにハマりかけました。
一応僕はワーホリ前にフィリピンで勉強をしていたので英語力はゼロではありませんでしたが、日本人だらけのシェアハウスに住み、従業員の半分が日本人のレストランで働いていました。
こうなると生活の8割は日本語での生活になり、英語を話す機会がどんどん少なくなっていることを感じました。
そのため、仕事がない日にはランゲージエクスチェンジに参加したり、趣味であるテニスのミートアップにも参加したりしました。
ただやっぱり家と職場が日本語環境である限り、こうした課外活動をもってしても限られた時間内での英語環境であり、言わば付け焼刃に等しく、あまり意味がないということに気づきました。
このままではダメだと思い、僕は思い切ってこの時住んでいたトロントを離れロッキーマウンテン麓にある小さな町キャンモアに引っ越しました。
キャンモアでは運よく英語環境の職場とシェアハウスを見つけることができ、トロントに住んでいた時とは生活が一変。
毎日英語オンリーで生活し、トロントで暮らしていた時と比べて圧倒的に英語が伸びている実感がありました。
もし、自分がこの失敗王道パターンにはまっていると感じたら、早めに都市移動するのも1つの方法かもしれません。
物理的に日本人がいない場所に移動することで、環境が嫌でも自分を変えてくれます。
「英語は自分で勉強できる!」とか「英語環境作りは自分次第!」と世間は簡単に言いますが、海外留学した上であっても簡単ではありません。それができる人は、そもそも留学やワーホリもせず、日本で黙々と独学しているでしょう。
生活する場所を変えることくらいは誰でもできることなので、日本語環境に甘えている自分がいたら、思い切って日本人留学生がいない場所に移動し、強制的に環境を変えると良いと思います。
ワーホリする前に知っておくべきこと
ワーホリを考えている方の多くが、ワーホリに対して期待し過ぎです。もちろん、環境が自分を奮い立たせて、自分の行動を変えてくれる要素はあると思います。
しかし、日本から海外に生活拠点を移したところで、人格や性格まで変わるワケではありません。
もし幻想を抱いているなら、まずはその幻想を捨てて一旦振り出しに戻すことが大事です。以下では、ワーホリ前に多くの人が抱く幻想を3つ紹介します。
1. 語学学校に行っても喋れるようにはならない
まずワーホリに行く多くの人が最初に語学学校に通います。
そして、それ自体は間違っていませんし、正しい行動だと思います。
しかし、1点勘違いしていることがあります。
それは、語学学校に行けば半ば自動的に英語ができるようになる、と思っていること。
ちなみに僕もそのうちの1人でした。(笑)
日本人に人気のワーホリ先であるオーストラリアやカナダの語学学校では、教師一人に対して生徒十数人というようなスタイルの授業が行われています。
1クラスに15名前後と日本の学校教育と比べると生徒の数は少ないものの、グループ授業で行われるため日本の学校教育とほとんど同じスタイルです。
基本的な授業の進め方としては、生徒は教師の話を聞いて、ノートを取り、暗記する。
これでは日本の学校教育のようなことを英語でやっているだけです。ただ、ネイティブ教師が英語オンリーで授業を行うので、日本の英語教育よりは全然マシですが…。
さらに語学学校はレベル別にクラス分けされていることが多く、成績や在籍期間によってレベルが上がる仕組みです。
この曖昧な基準のレベルアップも「自分は英語ができている!」と言う錯覚に陥らせます。
語学学校のクラスのレベルは、学校によって判断基準がバラバラです。ある学校では上級レベルのクラスで勉強していたのに、別の学校に転校したら中級レベルの英語力と判定されることは、良くある話です。
「英語が話せるようになっている。」という実感は英語学習をする上でとても大切ですが、さらに上のレベルを目指す時にこの慢心は壁になることがあるので注意が必要です。
学校内でできた友達や教師とは英語で会話することができるようになっても、一歩学校の外に出るとネイティブスピーカーと会話をすると、全然会話が成立しないということがよくあります。
2. とりあえずジャパレスで働くという落とし穴
学校に慣れて来たから次は仕事を探そう!とほとんどの人が考えると思いますが、その時の一番の落とし穴がジャパレス(ジャパニーズレストラン)です。
ほとんどの人は、まず意気込んで英語オンリー環境での仕事を探します。しかし、なかなか仕事が見つからずに最後には妥協して、「お金も稼がなきゃだしとりあえずはジャパレスでいっか…。」となります。
とりあえずジャパレスで働きながらも、英語オンリー環境での仕事を探し続けられるような人はいいのですが、そういった人は極めて少ないのが現状です。
その理由は、ジャパレスが快適すぎるからです。
どう快適なのかというと、主にお金と同僚です。
まずお金の話ですが、結論から言うとジャパレスは普通に生活できるくらい稼げるのです。
特にカナダではチップ制度があるので、サーバー(料理を提供する人)の仕事をするとめちゃくちゃ稼げます。
僕の友人の中にはチップだけで日々の生活費が賄えるので、給料は全て貯金に回すと言う人もいました。
英語環境のレストランでサーバーをやるには相当な英語力が必要です。
そのため、多少英語が話せなくても問題なく、お金も普通に稼げるジャパレスに日本人は集まる傾向にあります。
次に同僚ですが、海外にいる日本人は面白い人がたくさんいます。
みなさん様々なバックグラウンドを持ってワーホリに来ていて、海外で働いている時点でみんな似たような価値観を持っているので仲良くなりやすいのです。
こういう人達と仲良くなり日本人だけのコミュニティで、ワーホリの1年間の殆どを過ごしてしまっている日本人ワーホリを多く見てきました。
「日本人の友達を作るな!」とは言いませんが、やはり距離感が大事だなと今でも思います。
「とりあえずジャパレス…。」と働き始めてその快適さから抜け出せなかった人を何人も見てきました。
3. シェアハウスは必ず英語オンリー環境にした方がいい
当たり前の話ですが、シェアハウスと職場のどちらも英語環境にできれば完璧です。
しかし、英語オンリー環境で働くとなると、それなりの英語力が無いと採用して貰えませんので、なかなか難しいことも事実です。
そんな時は、徹底的に英語オンリー環境のシェアハウスを探すことをオススメします。
仕事では英語が話さなければ話になりませんが、別にシェアハウスに住むだけなら多少英語が話せなくても問題ありません。
家を探す段階で多少の英語力は必要ですが、いざとなったら友達に助けを呼ぶこともできます。英語環境の仕事を探すとなると根性だけではどうにもなりませんが、家探しは諦めなければ絶対にいい物件が見つかります。
家で常に英語を話しているかどうかは自分が思っている以上に重要です。思いがけずにスピーキングの能力が向上するので、最低でも住む家だけは英語オンリー環境の家に住むといいでしょう。
ワーホリで後悔しないために
ワーホリで後悔しないためには、基礎英語を勉強しておくだけで大丈夫です。
ただ、この基礎学習を海外に渡航して、勉強してる人がたくさんいるのでそう、ならないようにしましょう。
英語力ゼロでも基礎を勉強し、中学英文法さえわかっていれば、簡単な会話のほとんどはカバーできます。
そして、この基礎英語力を身に付けた上で、間違いながらもたくさん話せば必ず英語は話せるようになります。
海外に来て英語を話す機会はそこら中に転がっているのに、図書館にこもってずっと勉強している人は正直時間がもったいないです。
もちろん勉強することはいいことですが、日本人に限らずアジア圏の人々はインプットを重視し過ぎて、アウトプットが圧倒的に不足していることが多々あります。
これは文化的なことも絡んでるので仕方ないといえば仕方ないですが、海外に出たら圧倒的にアウトプット量を増やさないともったいないです。
むしろ、そのアウトプット量を増やすために英語圏の国へ留学やワーホリに行くのだと思います。
しかし、アウトプットするためには、一定量の知識(インプット)が無ければ、そもそもアウトプットができません。
なので海外でたくさんアウトプットができるように、日本にいるうちにインプット系の勉強はしっかり済ませておきましょう。
【まとめ】 結局英語力があれば何とかなる!
今回の記事では色々なことを言って来ましたが、結論は当たり前のことで、以下の通りです。
英語力ゼロだと色々大変だから、英語の勉強をしっかりしてから行きましょう!
誰だって、せっかくのワーホリを充実させたいと思うのは当然のことです。多くの人にとって、ワーホリは一生に一度の経験になります。だからこそ、失敗や後悔はしたくないですよね!
今までにワーホリの先輩達がたくさん後悔していますが、その原因のほとんどが英語の準備不足のよるもの。
そして、そうならないための対策も「勉強しとけ!」とみんな同じことを言っています。すでにやるべきことは明確なので、ワーホリに行く前にしっかり準備して最高のワーホリ生活を送ってください!