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【アメリカ縦断】3週間のアメリカ縦断ロードトリップでかかった費用を大公開!

公開:2019/11/14 著者:久保村 慎吾 5112 Views

旅好きなら一度は耳にしたことがある憧れの言葉。

 

「アメリカ横断」

 

インスタに上がっているキラキラした写真を見ると、一度はやってみたいなと思いますよね。

 

しかし!今回、僕はあえて横断ではなくアメリカを縦に旅してきました!

 

横断の情報は巷に溢れかえっているのに、なぜ縦断の情報は少ないのか!

そう思ったことがアメリカ縦断を実行するに至ったきっかけです。

今回の記事ではフィリピン人の友人と2人でしたアメリカ縦断でかかった費用、通ったルート、行ってよかった場所などをまとめていきます!

使ったお金(1人分) は【約11万5千円】

まずは使ったお金の内約です。

 

・食費: 38,000円
・宿代: 27,000円
・ガソリン代: 23,000円
・駐車場、フェリー代: 13,000円
・お酒代: 8,000円
・その他娯楽費:6,000円
合計: 約115,000円

 

注意していただきたいのはこの中には車代が含まれていないということです。

僕はこの旅行の前にカナダに住んでいたので、元から車を持っていました。

もし車を持っていない場合は、上記の費用にプラスレンタカー代も必要です。

 

今回のアメリカ旅で通ったルート

基本的には上の写真の道を通りました。

 

Canmore,AB(キャンモア)

Jasper,AB (ジャスパー)

Kelowna,BC (ケロウナ)

Vancouver、BC (バンクーバー)

Victoria,BC (ヴィクトリア)

Port Angels,WA (ポートエンジェルス)

Seattle,WA (シアトル)

Portland,OR (ポートランド)

Newport,OR (ニューポート)

Coos Bay,OR (クーズベイ)

Crescent City,CA (クレシェントシティ)

Eureka,CA (エウレカ)

San Francisco,CA (サンフランシスコ)

Yosemite Nationai Park,CA (ヨセミテ国立公園)

Sequoia National Park,CA (セコイア国立公園)

Los Angels,CA (ロサンゼルス)

San Diego,CA (サンディエゴ)

 

カナダのキャンモアからスタートし、最終的にはサンディエゴまで約3週間かけてたどり着きました。

 

食費が予算オーバーした理由

食費に関しては予想していたよりも完全にオーバーしました。(笑)

出発前にキャンプ用品を全て揃えて自炊する準備は万端だったにも関わらず、なぜ僕らの食費は予算オーバーしたのか。

 

その理由は、寒すぎて外で自炊することが不可能だったからです。(笑)

 

実は僕らがアメリカ縦断のロードトリップしたのは2月の初旬。

僕のワーキングホリデーが1月中旬に終わるということで、この時期にやることになったのですが完全に時期を間違えました。(笑)

ただでさえ寒い2月という時期だったうえに、僕らが旅を始めたタイミングで歴史的な大寒波が北米に押し寄せていたので、さらに寒かったです。

「毎日自炊すれば食費めちゃくちゃ抑えられるな!」と出発前には盛り上がっていましたが結局外で自炊したのは5~6回だけでした。

ちょっとお高いようなレストランには一回も行ってないのですが、外食すると毎回チップを払わなければならないので、自分が思っている以上にお金を使っていました。

 

宿代ももちろん予算オーバー

自炊ができずに食費が予算オーバーしたように、もちろん宿代も出費がかさんでしまいました。

2月ということもあり、最初の目的地であった極寒地帯ジャスパー周辺では、最初からテント泊や車中泊する気はありませんでした。

カナダでも比較的温暖でほとんど雪が降らない地域であるケロウナ、バンクーバー、ビクトリアらへんから車中泊をしようと考えていたのですがこれも全て予想外の大寒波により台無しになりました。(笑)

 

結局ロードトリップを初めて1週間以上経過し、ポートランドで始めての車中泊をしました。

3週間で泊まった宿の内訳はこんな感じです。

 

ホテル×3
ホステル×1
モーテル×3
Airbnb×2
友人宅×2
車中泊×9
テント泊×1

 

今回初めてロードトリップをしてみて気づいたのですが、アメリカには無料のキャンプサイトはあまり多くありません。

RVパークなど有料のキャンプサイトは結構多かったですが、無料となると探すのが一気に難しくなりました。

そこで、少しでも安く宿代を抑えたい人にオススメしたいのがレストエリアでの車中泊です。

 

レストエリアとは、ハイウェイ(高速道路)沿いにある簡単な休憩所のような場所です。

日本のサービスエリアのようなものを想像してしまうとガッカリしますが、ただ寝るための場所としては十分だと思います。

アメリカではレストエリアを仮眠のために利用している人は多いようで、僕らが今回利用したほとんどのレストエリアでは多くの人が車中泊をしていました。

 

ただ、車の出入りが多いので、窓を隠せるブラインドや毛布のようなものがあると快適に過ごせます。

 

ちなみにアメリカのハイウェイは、基本的に無料なので使い放題です。

ロードトリップ中はハイウェイを使って移動し、途中のレストエリアで車中泊するという流れが一番コスパが良かったです。

たまに「アメリカ 車中泊」で検索するとウォルマートの駐車場がいいという情報がありますが、最近は厳しくなってきているようです。

 

車中泊自体を認めていない店が増えてきているというのと、そもそも24時間営業のウォルマートがそこまで多くないです。

夜11時に閉まる店の駐車場は、もちろん夜11時に閉まります。

このようなこともあり、僕らは毎回レストエリアで車中泊をしていました。

 

アメリカ縦断オススメスポット3選

このロードトリップではカナダを少しとアメリカの西海岸をほとんど通過しましたが、その中でも特に良かったと思う場所を完全なる独断と偏見で紹介していきます。

 

1. アウトドアの聖地ヨセミテ国立公園

今回のロードトリップでダントツ印象に残っているのが、カリフォルニアにある国立公園のヨセミテ国立公園です。自然好きの僕としては、この旅で訪れた場所の中でも特にお気に入りの場所です。

ヨセミテはアウトドアの聖地としても知られており、ピークシーズン(7~9月)には多くの観光客が訪れます。

ただシーズンによってハイキングコースやキャンプサイトが閉まっていることがあるので、到着後は Yosemite Valley Visitor Centerという観光案内所で最新の情報を確認しましょう。

 

→ Yosemite Valley Visitor Centerの写真。

 

僕らが訪れた2月下旬は1ヶ所だけキャンプサイトがオープンしていましたが、シャワーやランドリーの施設は全て閉まっていました。

そしてこのとき唯一オープンしていたCamp4というキャンプサイトでテント泊をしました。

 

→ 雪上でのテント泊です。

 

ちなみにアメリカの全ての国立公園は入場料がかかります。

僕が旅していた2019年の2月はどの国立公園も35ドルで1週間有効なパス(1つの国立公園で1週間出入り自由)が買えましたが、時期によって値段が変更するそうです。

90ドル払えばアメリカ国内の全国立公園で使える年間パスが購入できます。

 

1年以内に3つ以上の国立公園に行く予定がある人は、年間パスを買ったほうがお得です。

 

→ ヨセミテ国立公園の景色。

 

2. アメリカ人が最も住みたい街ポートランド

2番目にオススメの場所が、自然豊かなオレゴン州に位置するポートランドです。

実はここポートランドは、アメリカ人が全米で最も住みたい都市に選ばれたこともあるアメリカでも大注目な都市なのです。

ポートランドはその他にも以下のような特徴を持つ魅力に溢れた街です。

 

・全米で最も環境に優しい都市
・全米で最も自転車通勤に適した都市
・全米で最も外食目的で出かける価値のある都市
・きちんとした食生活で健康に暮らせる街

 

僕はこんな魅力だらけの街を訪れてみて「ここに住んでみたいな!」という気持ちが湧いてきました。

街には何でも揃っているけど、そこまで忙しくなく、少し移動すれば大自然があるというのも僕が住んでみたいと思ったポイントです。

さらにポートランドは、シアトルやサンフランシスコを凌ぐほどのコーヒータウンでもあります。街中にはおしゃれで個性的なカフェがいたるところにあるので、カフェ好きにもたまらない街となっています。

 

→ ポートランドはコーヒータウンの側面も持つ。

 

さらにさらにポートランドは、「世界のベストビール都市」第一位にも選ばれたことがあり、たくさんのビール醸造場が存在します。

自然・自転車・コーヒー・ビール好きの僕としては、住まない理由はないくらいの魅力的な街でした。

今回の旅では数日しか滞在しませんでしたが、必ずまた戻ってこようと思っています。

 

3. 緩い雰囲気が魅力なサンディエゴ

ヨセミテ国立公園、ポートランドに次いで印象に残っている場所がサンディエゴです。

サンディエゴはメキシコ・ティファナとの国境近くにある街で、地図でいうとアメリカの左下に位置しています。

ここの街の雰囲気が個人的にはどストライクでした。

 

街自体はロサンゼルスを小さくしたような感じで、都会っぽい雰囲気ですが、少し歩くと海がありロサンゼルスよりもリラックスしたような雰囲気の街です。(個人的な感想)

夕日とヤシの木というザ・カリフォルニアな感じもこの街を気に入った理由です。サンディエゴの中でも特にお気に入りだったのが Seaport Village(シーポートビレッジ)と La Jolla Cove(ラ・ホヤ・コーヴ)。

シーポートビレッジは夜に行ったのですが、おしゃれなお店がたくさんあってとてもいい雰囲気でした。

 

→ シーポートビレッジはおしゃれなお店が多く立ち並ぶ。

 

→ こんなデートにいい感じの場所で、僕らは男二人でふらふらしていました。(笑)

 

次にラ・ホヤ・コーヴですが、天然の動物園のような感じです。ここは野生のアシカやアザラシを見ることができる有名な観光地で観光客とアシカとアザラシで溢れていました。(笑)

運よくイルカの群れも目撃したのですが、タイミングが悪く写真を撮ることはできませんでした…。
ここにいるアシカたちは警戒心ゼロなので、相当近くまで近寄っても起きませんでした。

 

→ 野生のアシカやアザラシを見ることができる。

 

→ 警戒心ゼロのアシカ。

 

番外編: 花の都ビクトリア (カナダ)

今回はアメリカ縦断の記事ということであまり触れてきませんでしたが、カナダにも魅力的な場所はたくさんあります。

個人的にはビクトリアにもう1度行ってみたいなと思いました。

ビクトリアはバンクーバーほどうるさくなく、建物もイギリスを思い出させるようなおしゃれな作りです。(イギリスには行ったことがないのですが…。笑)

 

落ち着いた雰囲気でちょうどいい規模感の街なので、ワーホリなどでカナダに行く予定がある人にはめちゃくちゃオススメの街です。

 

僕が訪れた時は雪だらけでしたが、春になると綺麗な花が咲き乱れることから「花の都」とも呼ばれています。

 

【まとめ】 ロードトリップするなら夏が1番!(笑)

当たり前のことですが、ロードトリップするなら確実に夏がいいです。(笑)今となっては冬のロードトリップも楽しかったなと思えますが、実際に車中泊している時は本気で寒くて、めちゃくちゃテンション低かったです。

アメリカでロードトリップというと莫大なお金と準備が必要と思うかもしれませんが、実際にやってみると案外ロードトリップのハードルは低いことに気づきます。

もしあなたがアメリカでロードトリップをしてみたいと思っているのなら、横断でも縦断でもいいのでとりあえずやってみましょう!

 

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