【カナダ留学】ビジネス英語コースで学んだこと ~Upper Madison College(UMC)~
こんにちは!かわけんです!
私はフィリピン留学を4ヶ月した後にワーキングホリデーでカナダのトロントへ行きました。
カナダではトロントの語学学校に1ヶ月間通い、「ビジネス英語」を学びました。
このコラムを見ている人でも「2カ国留学」に興味を持っている人は多いと思います。
これまでのコラムでは、主にフィリピン留学の記事を中心に書いていますが、今回はカナダの語学学校の話題を書いてみました。
よかったら過去のコラムをご覧くださいね。
今回は、カナダの語学学校で学んだ「ビジネス英語」について書きたいと思います。
お世話になった学校:UMC
まずは私がお世話になった学校をご紹介します。
※UMCという語学学校はトロント以外に モントリオール にもキャンパスがあります。
UMCはカナダのトロントの地下鉄「Eglinton(エグリントン)駅」から歩いて1分のところにある学校です。
ビルの2階がこの学校のスペースで、規模は小規模のアットホームな雰囲気の学校です。
学校には日本人のスタッフも1人いますので、安心して勉強することが出来ます。
UMCで勉強している生徒の国籍は、フィリピン留学よりも様々でした。
フィリピン留学は日本、韓国、台湾、ベトナムあたりのアジア圏の生徒がメインとなります。一方、カナダの語学学校はこれらの国籍の生徒に加えて、ブラジルやコロンビアなどの南米やヨーロッパの国の生徒もいます。
私のクラスにはコロンビア人の生徒が3人いて、初めてコロンビアの友達を作ることができました。ちなみに、卒業後その友達に会うためにコロンビアに旅行に行きました。
どのように語学学校を決めたのか?
では、私がどのように学校を選んだのかを書きますね。
(1)いつ決めたか?
私がフィリピン留学で学んでいた時、私の周りにもフィリピン留学後にカナダやオーストラリアの語学学校へ行くという友達がいました。
その人たちのほとんどは既に学校を決めていました。
しかし、私の場合は違いました。学校を決めておらず、フィリピン留学中に決めようと思っていたからです。
なぜかというと、フィリピン留学中にどれだけ英語が伸びたかによっても、自分に最適な学校は変わると思っていたのが主な理由です。
4ヶ月間フィリピン留学をしたんですが、その3ヶ月目に学校を決めました。
結構ギリギリに決めたので、事前にしっかり決めたい人にはこの方法はあまりオススメできない気もします。(笑)
ですが、フィリピン留学での英語の伸びを自己分析してから学校を決めることができたので、それは良かったと感じています。
また、私が選んだビジネス英語のコースは中級レベル以上の生徒が対象であり、事前にオンラインテストを受験して合格する必要がありました。
フィリピン留学前であれば合格できなかったと思いますので、そういう意味で良かったと思っています。
(2)誰と学校を決めたか?
「誰と学校を決めたか?」ですが、留学エージェントの担当の方と決めました。
フィリピン留学の学校を決める際に担当の方と何度も話をして、自分がどのような目的で留学するのか、どんなタイプの学校を好むのか、などといった話を頻繁にしていました。
私が選んだフィリピン・バギオのPINES(パインス)という学校についてもいいところも悪いところも説明してくれました。
それで、実際に入学してみてそれらが本当のことだったので、担当の方を信頼することができました。
といったように、それまでの経緯があるために担当の方に学校のタイプ(日本人が少なく、国籍が様々など)や勉強したい内容(ビジネス英語など)を伝えて、学校を2校に絞ってもらいました。
その中から再度担当の方とメールで相談をして、最終的にUMCに決めることになりました。
カナダやオーストラリアなどへ語学留学する人で、留学エージェントを利用する人も多いかと思います。
その際は、なるべく具体的に自分が行きたい学校の条件を伝えた方がいいです。
「日本人が少ないところがいい。」とか「厳しい環境で勉強したい。」などの条件を複数提示しておくと、選んでくれる側のエージェントもその人の好みがわかるので、より確実にあなたに合った学校を選んでくれると思います。
また、「こういう学校がいい。」というのに加えて「こういう学校は絶対いやだ。」という「NGリスト」も伝えておいた方がよりスムーズに学校選びが進んでいくと思います。
どうしてビジネス英語にしたのか?
カナダの語学学校を決める際に「どのコースを選択するか?」はとても迷いました。
自分の場合はIELTSやTOEICといった試験系は視野に入れておらず、カナダで生活をする上で十分なコミュニケーションが取れるように、スピーキングとリスニングに特に重きを置いていました。
といってもフィリピン留学でノーマルなESLコースを4ヶ月間勉強していたので、それとはちょっと違ったコースがいいなと思っていました。
カナダでは1ヶ月間語学学校に通った後に仕事を探す予定にしていたのと、自分が学生の頃にビジネスを勉強していたということもあり、ビジネス英語のコースを受講することにしました。
このコースでは、履歴書の書き方を学んだり、ジョブインタビューの練習をしたりもするので、卒業後の仕事探しのことも見据えて決めました。
実際に授業の中で履歴書とカバーレターの作成をして、先生にもチェックしてもらうことができましたし、ジョブインタビューの授業もありました。
ジョブインタビューの授業では答え方のコツなどを学んだ後に、生徒が面接官役と受験者役になって実践練習もしました。
仕事の面接は、日本でも色んなやり方があるのと同じで、カナダにも複数のタイプがあります。
あまり色々と聞かれず、まずトレーニングを受けてそのパフォーマンスが良かったら採用というところがあったりするため、必ずしも学校で習った通りではないのです。
それでも基本の形を学んでおくことで、仕事探しへのいい準備はできると思います。
ESLコースとビジネス英語コースの違い
では、実際にどのようにビジネス英語を学んだのかを書きますね。
まず、ESLコースとの違いを簡単に説明すると、ESLコースは「英語を勉強する」ですが、ビジネス英語コースは「英語でビジネスを勉強する」です。
どういうことかというと、ESLコースでは発音や文法など英語を理解するための授業が中心に構成されていて、その中心は「英語を学ぶ」ということです。
一方、私が受講したビジネス英語コースは文法などの内容は行わずに、リーダーシップやモチベーション、企業に関する内容などビジネスの内容に特化していました。
つまり、「英語を学ぶ」というよりも「英語でビジネスを学ぶ」といった授業です。
ESLコースのような英語の文法などを学ぶ内容は、個人的にはフィリピン留学の3~4ヶ月で少し飽きがきていて、学び方を変えたいなと思っていました。
この「英語で何かを学ぶ」というのは気分転換にもなりましたし、英語の勉強としても役立ちました。
よくよく考えてみると、私たち日本人って「日本語で」数学や社会など色んなことを学んでいますよね。
つまり、国語の授業で文法などの「日本語」を学んだのに加えて、数学など他の授業では「日本語で」違う内容を学ぶことで、一層日本語の能力を磨いたという面もあります。
フィリピン人が英語を話せる理由の一つも同じで、小学校の頃から「英語で」学校の科目を習っているんですね。
ビジネス英語のコースではビジネスの内容を学ぶので、その分野の勉強にもなりますし、加えて英語の上達にも繋がったと思います。
ビジネス英語コースでどのようなことを学んだか
私は1ヶ月間こちらのUMCという語学学校でビジネス英語を学んだのですが、「ビジネス」と一言で言っても、そのカバー範囲はとても幅広いのです。
それこそ、大学では4年もかけて学んだりもします。
1ヶ月という限られた時間ではありましたが、その中で幅広く勉強ができたかなと思っています。
どちらかというと、「狭く深く」というより「浅く広く」といった感じでした。
毎時間のようにトピックが違っていて、個人的に面白いトピックが多かったです。
色んなトピックがあったので、箇条書きで私が1ヶ月で学んだ授業の内容をシェアしますね。
UMCのビジネス英語コースで学んだトピック
・企業倫理: なぜ企業倫理が従業員やステークホルダーにとって重要なのか
・お金: 現金とデビット、クレジットカードそれぞれの利点やマイナス点、運用方法など
・起業: ビジネスを始める際に大事な要素(人材、物件など)。自分ならどのような要素を大事にするか
・生活コストや賃金: 世界各都市の生活コストや物価などの比較
・モチベーション: どのようにして従業員のモチベーションを上げるか、モチベーションを上げることでどのような効果があるか
・仕事観: どうして私たちは働くのか。お金のため?自己実現のため?
・リーダーシップ: 新しいリーダーシップ、なぜこれまでは女性のリーダーが少なかったのか
・ストレス: 上司との関係など職場でのストレスに関して
・モラルジレンマ: モラルとお金どちらを選ぶか
・マネージャーにとって特に重要な要素は何か: 自信を持つこと、真摯であることなど
・CSR(Corporate Social Responsibility)、TSI(Total Social Impact)、TSR(Total Shareholder Return)
・ケーススタディ: 新しいディレクターに問題があり他の従業員からの不満があった場合、マネージャーとしてどのように対処するか
・企業のロゴマーク: その意味や与えるインパクト
・イメージカラー: 色が与える印象やその影響、企業のイメージカラー
・ワールドマーケティング: マクドナルドは国によって商品を変えているなど(フィリピンにはライスやスパゲティのメニューがある!)
・ミーティング: 議題にフォーカスする、タイムマネジメントを意識するなど
・マシュマロスパゲティタワー: チーム戦によるアクティビティ。チームワークやクリエイティブな思考を鍛えるゲーム
・アクティビティ: スマホ会社のセールスマン役とお客さん役に分かれてネゴシエーションの練習
・ジョブインタビューのテスト: 生徒が面接官役と受験者役の両方をして、先生はその様子を見てフィードバックしてくれる
・フィールドワーク(1): IKEAに行って、ブランド戦略や商品の特徴などを調べてプレゼン
・フィールドワーク(2): 食材などが販売されているマーケットへ行き、スターバックスなどとの顧客サービスの違いを調査、プレゼン
・自分のビジネスプランをプレゼン: 自分がやりたいビジネスのビジネスプランを作成しプレゼン
さらに細かく分ければもう少しありますが、以上書いたように数多くのビジネスに関する内容を英語で学ぶことができました。
このように、内容がビジネスに特化しているのでビジネスに興味がなく、ただ英語を勉強したいのであれば、あまり向いていないかなと思います。
まとめ
最後に今回の内容をまとめます。
1.お世話になった学校
UMCという小規模でアットホームな雰囲気の学校で1ヶ月お世話になった
2.どのように学校を決めたか
フィリピン留学の時から数ヶ月にわたってずっとやり取りをしていたエージェントの人に学校の条件(NGリストも含めて)を伝えたうえで2校選んでもらい、そこから決めた。
3.どうしてビジネス英語にしたのか
ESLコースには飽きがきていたのと、IELTSなどの試験コースには関心がなく、ワーキングホリデーで学校卒業後にすぐ働き始める予定だったので、仕事にも繋がるビジネス英語にした。
4.ESLコースとビジネス英語コースの違い
ボキャブラリーや文法などといった「英語を学ぶ」ESLコースに比べ、ビジネス英語は「英語で」ビジネスを学ぶというのが大きな違い。
5.ビジネス英語コースでどのようなことを学んだか
講義ではリーダーシップや企業に関する内容などを学び、演習では履歴書を書いたり、ジョブインタビュー、市場調査とそのプレゼンを行ったりと幅広く学んだ
人によって差はありますが、ESLコースで学ぶような文法などの英語の授業は、数ヶ月で飽きがくるケースがあります。
また、日本語の文法を学ぶのに加えて、「日本語で」違った分野を勉強することで私たちが日本語を習得していったという面があるように、英語も「英語で」異なる分野について学ぶことはいい英語の勉強になります。
ですので、普段の英語の勉強でもテキストを解くだけではなくて、映画が好きなら英語の映画のサイトを見て、その映画のストーリーを読むなど、自分の興味のある事に関して英語で調べたりするとより英語が身についていきます。
私のフィリピン留学のときの友達で卒業後にカナダやオーストラリアに行った、「2ヶ国留学」をする人は多かったです。
このコラムを読んでいる人でも、そのような人はいるかと思います。そのような人たちにとって今回のコラムが少しでもお役に立てたら幸いです。
他の記事でもフィリピン留学やカナダでの経験談などを書いていますので、そちらの記事もよかったらお読みください。