ワーホリの節約英語学習!ランゲージエクスチェンジ(ランエク)のメリットと注意点
こんにちは!かわけんです!
私はフィリピンのバギオに語学留学をして、その後ワーキングホリデーでカナダ・トロントへ行きました。
英語ネイティブの都市・トロントには、語学学校以外でも英語を学べる場所がたくさんあるのはご存知でしょうか?
その一つに「ランゲージエクスチェンジ」(略してランエク)があります。
今回のコラムでは、この「ランエク」に関していいところと注意すべきところを皆さんにシェアしたいと思います。
ランエクとは?
はじめに、「ランエク」の説明をしますね。
「Language Exchange」という名前通り「言語の交換」です。日本語と英語のランエクであれば、「日本語と英語を交換する」ということです。
どういうことかと言うと、「英語を学びたい日本人」と「日本語を学びたい英語のネイティブ」がそれぞれの言語を教えあうんですね。
私が参加したランエクは、ほとんどが英語の時間が1時間・日本語の時間が1時間の合計2時間ほどのスケジュールで行われていました。
カナダのトロントには主催が異なるいくつかのランエクがあって、毎日のようにカフェ等で行われています。これらは、アプリやインターネットで見つけることができます。
ランエクを通して気軽にネイティブの人と話すことができるのでメリットもありますし、一方で気をつけた方がいいところもあるので、その点を紹介していきますね。
ランエクのメリット
ランエクにはいくつかのメリットがあります。
私がランエクに参加してみて、感じたメリットを3つご紹介しますね。
(1)英語をネイティブから学べる
まずはやっぱり、「英語をネイティブの人から学ぶことができる。」というのが大きなメリットです。
語学学校でテキストを使いながら勉強する時に「ネイティブはこんな表現使うのかな?」と疑問に持つことがあります。
日本語の教科書を見れば気づくことができますが、教科書の表現と実際の日常生活での表現は違うことがあります。
そういった実際に日常で使うくだけた表現やスラングなどを、ネイティブから学ぶことができるのはいい点だと思いました。
例えば、カナディアンの友達がこんなことを教えてくれました。
日本語でも教科書に載っている表現は間違いじゃないけど、固いイメージがあったり、ちょっと違和感を覚えたりする表現ってありますよね?
英語も同じで決して間違いというわけではないけど、ネイティブの人からすると少し違和感を覚えるような表現が教科書には載っていることもあるのです。
また、こんな表現も教えてくれました。
「TMI」 これ何かわかりますか?
「Too Much Information」の略語で、余計な情報まで言っているような時に使ったりするようです。
このようにネイティブが日常会話であったり、メッセージで使ったりするような表現を教えてもらうことができるというのが、ランエクの1つのメリットです。
(2)ネイティブの友達を作ることができる
2つ目のメリットは、「ネイティブの友達を作ることができる。」ことです。
カナダには当たり前ですが、ネイティブの人たちがたくさんいます。
ですので、簡単にネイティブの友達を作ることができそうなイメージがあると思いますが、それはその人次第です。
例えば、バーやカフェで初めて会った人と楽しく会話ができたとしても、そこからじゃあ次も遊びに行こうかというような友達にはなかなかなれないものです。日本でもそうですよね!
とってもアクティブな人はどこに行っても友達を作ることができますが、普通の人は居酒屋や街で会った人とすぐに友達にはなれないものです。
皆さんもどんなきっかけで友達になったか振り返ってみると、同じ学校であったり、同じ職場だったりといった感じが多いと思います。
海外でもそういったきっかけは必要で、語学学校やアルバイト先でできた友達と仲良くなることが多いです。
しかし、語学学校にはネイティブはいないですよね。
アルバイト先もネイティブがいるようなところで働ければそれはいいですが、実際はなかなか難しくて、日本人などワーホリや留学生が多いところで働く人が多いです。
それがランエクの場合は、比較的簡単にネイティブの友達を作ることができます。
なぜならネイティブの人は日本語を学びたい、日本のことを知りたいというように日本人の友達を作りたい人が参加してくれているので、とてもウェルカムな人が多いです。
日本のアニメや日本食が好きな人が多いので、共通の話題も簡単に作ることができます。
私自身もランエクで友達になった人とピクニックに行ったり、食事に行ったりしました。
また、ランエクは週1回あるいは2回開催していることがほとんどです。毎回参加している人であれば、個人的に約束をしなくてもランエクで毎週会うこともできるので、何度も会うことができて、それによって仲を深めることもできます。
ネイティブの友達を作るという意味でもランエクはオススメです。
(3)英語を使って日本語を教えることができる
3つ目のメリットが「英語を使って日本語を教えることができる。」です。
これが英語の勉強としてもとてもいいんです。
まずランエクのシステムについてもう一度振り返りますね。
「ネイティブが英語を教える時間」が1時間ほど、「日本人が日本語を教える時間」が1時間ほどあります。
「ネイティブが英語を教える時間」では、私たちは英語を学ぶことができます。
「日本人が日本語を教える時間」では今度は私たちが日本語を教えます。
この日本語を教える時に使う言語は「英語」です。つまり、「英語で日本語を教える」ことになるので、これが英語の勉強にもなるんです。
例えば、「いただきます」の説明をするとします。
「いただきます」には皆さんご存知のように、食材や作ってくれた人たちに感謝をするという意味合いがありますよね。そして、「いただきます」を言うタイミングは食事の前ですよね。
こういったことを英語で説明するには、それなりのボキャブラリーやグラマーも必要になります。
また、ネイティブにも日本語を覚えるのが早い人とそうでない人がいて、習熟度は人によって異なるんですね。
「それは何でかな?」と普通におもいますよね。そうすると、相手が「どうやって勉強してるか?」とか「どれくらい勉強してるか?」とかを聞くと、覚えるのが早い人は時間を上手に使っていたり、文法などの基礎をしっかりとやっていたりします。
加えて、アニメやドラマをよく見たり、日本人の友達を作って積極的に日本語を使ったり意識していることが分かります。そういったところは、英語を勉強する私たちにも通ずるところがあります。
「日本語を英語で教える」、そして外国人がどうやって日本語を身につけているかを学ぶことで、自分たちの英語力向上にも繋げることができます。
ランエクの注意点
前の項目で3つのメリットをお伝えしましたが、注意すべきところもあります。
こちらは、主に女性の方への注意点です。
メリットのところで、ネイティブの友達を作ることができるということを書きました。
友達を作りやすいのはメリットなんですが、一方で出会いを目的に来る人もたまにいます。
つまり、ネイティブの男性で日本人女性との出会いを求めて参加する人がいるのです。もちろん、女性側もネイティブの男性との出会いを求めて参加する場合もあります。
皆さん大人なので、それぞれ個人の問題ではありますが、純粋に勉強やコミュニケーションを目的に参加している人からすると、正直いい気持ちはしません。
これに関しては、ランエクの主催者がそういうのを嫌っている場合は注意してくれたりしますし、逆に主催者が管理しないタイプのランエクもありました。
ランエクにはそれぞれ主催者によってカラーがあるので、自分の好きな雰囲気のランエクを選んで参加するのがいいと思います。
良かったランエク・悪かったランエク
これまで述べたメリットと注意点を踏まえて、私が参加をして良かったランエクと悪かったランエクを書いておきたいと思います。
【良い】日曜の朝開催で参加費が比較的高いランエク
このランエクの良かった点1つ目は、日曜の午前中に開催していたということです。
なぜいいのかと言うと、日曜の午前中にわざわざ参加する人たちですから、ほとんどが真面目に勉強をしに来る人たちでした。
日本語を教えていたら一生懸命聞いてくれるし、英語も一生懸命教えてくれるネイティブの人が多かったですし、日本人もそういう人が多かったです。
2つ目の良かった点は、参加費が$6と他に比べ比較的高かった点です。
他にもっと安いランエクがある中で、敢えて割高な参加費を支払う人達は、ちゃんと勉強をしたいという目的があってくる人がほとんどでした。
このように、あえて時間や費用を気軽に参加できる設定にしないことで参加へのハードルを少し高くすることで、しっかりとした人たちが参加するフィルターの役目となります。
私を含む参加者は、不快な思いをすることなく参加することができました。
【良い】しっかりとした教材を用意してくれていたランエク
こちらのランエクは、英語も日本語もちゃんとした資料を用意してくれていました。
日本語・英語学習用の教材が揃った有料の専用ウェブサイトがあり、そこから入手して配布をしてくれていました。資料がしっかりしているので、とても勉強になりました。
日本語でも「なるほど、こうやって教えるのか!」というようなわかりやすい説明も多くて、とてもためになりました。
その主催者の方はネイティブの方だったんですが、日本語も上手でしたし、話していて知的な雰囲気のする方で、そういう主催者が運営するランエクは安心して参加できました。
【悪い】資料なし・参加費安いランエク
こちらのランエクは悪かったというより、個人的に合わなかっただけで、とても楽しんでいる人もいました。
英語の時間も日本語の時間も1時間ずつあったのですが、こちらのランエクは資料が全くないんですね。
何かお題を与えられるわけでもなく、ずっとフリートーク。
フレンドリーな人がグループの場合は楽しいですが、そうでない場合は時間が経つのがとてもとても遅いです。(笑)
趣旨としては勉強というよりは、「みんな仲良くなって友達作ろう!」的なノリでした。
一方で、参加費は安いので、参加はしやすいです。勉強する雰囲気よりは友達を作るノリのランエクが好きな方であれば、きっと楽しめると思います。
まとめ
以上、今日のコラムでは「ランゲージエクスチェンジ」(ランエク)について皆さんにシェアをさせてもらいました。
最後におさらいしますね。
ワーキングホリデーでネイティブの国に行くと、語学学校に行かなくても英語に触れる機会がたくさんあります。
しかし、そのためには自分の積極的な行動力が求められます。
「語学学校に行かなくても英語の勉強はできる。」と言われることがあります。
それは自分次第ですが、いずれにしても英語の勉強は当然ながら必要です。単に海外生活を送ってるだけで、英語がペラペラになるほど甘くはありません。
ワーキングホリデーでアルバイトを始めたりすると、なかなか勉強の時間が作れなくなりますし、ネイティブの友達を作ることもなかなか難しいこともあります。
そんな時、今回ご紹介したランエクは、勉強の面でもコミュニケーションの面でも有効ですので、ワーキングホリデーを計画している人は是非ご参加されてみてはいかがでしょうか。
もちろんワーキングホリデー限定というわけではないので、語学留学の人などワーホリじゃない人も時間に余裕があれば参加してみましょう!
今回のコラムのように私の経験をもとにフィリピンのバギオ留学やカナダのワーキングホリデーに関する記事を書いておりますので、他の記事もよろしければご覧ください。
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それでは次回のコラムもお楽しみに。