ワーホリ推奨派の僕が1年間のカナダワーホリで得たもの・失ったものとは?
こんにちは!フィリピン・セブ島でITインターン中のしんごです。
もうすでに1月も終盤に入り、日本は一年で一番寒い時期だと思いますが、セブ島はいつもと変わらず毎日30度くらいです。
さて1月というと、僕はちょうど1年前のこの時期にカナダのワーホリが終了した時期です。
終了とは言っても、実はカナダでの生活が快適すぎて、観光ビザで6ヶ月延長しました。(笑)初めてカナダのトロントに到着した時からもう2年…。時間が過ぎるのはほんとに早いなと日々感じております。
さて、今回の記事では僕が1年間のワーホリを通じて得たものと失ったものをシェアしていきたいと思います。
「実際、カナダワーホリのメリットって何?」、「得られるものはイメージしやすいけど、失ったものは?」といった疑問をお持ちの方の助けになれれば幸いです。ちなみに、僕は圧倒的にワーホリ推奨派です。(笑)
1年間のカナダワーホリで得たもの
1年間のカナダワーホリで得られたものを挙げます。
・英語力
ワーホリの1年間で間違いなく英語力は身に付きましたが、「ただ1年間カナダで過ごしていたから英語力が伸びた。」ではありません。
「海外にいながら勉強を続けたから英語が伸びた。」というのが正解だと思います。
何十年も海外生活を続けていても、英語が話せない人はいくらでもいます。さらに、ネイティブスピーカーと普通に仕事をするレベルに達するには、3~5年はかかるといった印象です。
このように、ワーホリの1年だけで英語を完璧にするのは難しいので、「1年でペラペラになるぞ!」という目標は、鼻から止めた方が良いでしょう。最初から高すぎる目標を掲げるのではなく、毎日気楽に継続していくという気持ちが語学学習には重要だと思います。
よく言われていますが、「語学学習にゴールはない!」という気持ちで取り組むことが重要です。
・世界各国の友達
ジャパレスで働き、日本人だけのシェアハウスに住み、日本人とだけ交流しているというようなことがない限り、世界各国の友達は必ずできるはずです。
しかし、ここで大事なのは「積極性」です。自分に興味を持ってくれる人とそうでない人では、前者と仲良くなりたいと思うのは当たり前ですよね。
日本人は感情の起伏が小さいと言われることがよくあったので、僕は何でもオーバーリアクションにするようにしていました。(笑)そのようにしてからBarで出会った人や、友人の友人など、色んなところで友達が増えた気がします。
・お金(貯金)
オーストラリアでのワーホリでは、めちゃくちゃ貯金ができると言われていますが、カナダではどうなのか?
結論は、オーストラリアほどではないですがお金は貯まります。
僕は基本的にはキッチンの仕事をして、90万円くらい貯金ができました。
カナダにはチップ文化があるので、英語が話せてレストランでサーバーの仕事をすればもっと稼げると思います。
僕は、田舎で支出の少ない生活をしていたので、自然を満喫しながらある程度お金を貯めることができました。
・新たな価値観
いい意味で、日本人的な価値観はことごとく破壊されました。
その中でも特に人生や仕事に対する価値観がこの1年で大きく変化したと思います。
カナダに来る前に社会人として働いていた時は、常に周りの目を気にしながら生活していました。でも、今は違います。「たった1年で海外かぶれになったな。」と思われても気になりません。
雪が降った翌日は、みんなスキー場に行きたいからと、職場に仮病の電話をするというカナダ人達と過ごしていると、小さなことを気にしている方がバカバカしくなってきます。(笑)
逆に、日本人としてのアイデンティティとして、以下のようなことを再認識しました。
日本にずっと住み続けていたら、「心から日本人でよかったな…。」と思うことは一生なかったと思います。
・環境に適応する能力
海外で暮らすとなると、全てのこと自分でやらなければなりません。
家探し、職探し、友達作り、VISAなどの各種手続き、などなど。
全て大変そうに聞こえますが、やったことがないようなこともやってみると案外できたりします。
このように、なんでも調べて自分でこなすような生活を過ごしていると、大体のことは自分でこなすことができるようになります。
・コミュニケーション能力・発言力
間違いなくこの1年間で、発言力は身に付きました。
カナダに限らないと思いますが、海外の人たちは主張が激しい人が多いです。(日本人が消極的すぎるのかも…。)海外生活では自分から発言していかないと、常に蚊帳の外という状態になりかねません。
さらに、日本のように察する文化があまりないので、自分が思ったことは口にしないと誰も気づいてくれません。このような環境で生活することによって、発言力が身に付きました。
・寛大、かつ周りの目を気にしなくなった
日本にいた頃は何をやるにも常に周りの目を気にしていましたが、 ワーホリを経験して小さいことを気にしなくなりました。
その理由は、周りにいる人達がみんな小さいことは気にしないからです。人は環境によって、大きく左右されると僕は思っています。
周りにいる人達は小さいことなど気にしていない、誰も自分のことなど気にしていないと思うようになってから、自然と周りの目を気にすることがなくなりました。このようになってから、日常生活でのストレスが減った気がします。
・寒さに強い体
得たものと言うのはちょっと違うかもしれませんが、番外編と言うことで。寒いところにずっといるせいで、体が寒さに慣れました。(笑)
日本にいた頃は1℃くらいだったら極寒だと思っていましたが、僕が住んでいた町で1℃だと「今日はちょっと暖かいねー。」くらいな感じです。
人間、何事も慣れるものだな…と実体験を通して感じています。
ワーホリで失ったもの
一方で、ワーホリで失ったものを紹介していきます。
・ お金(ワーホリ資金)
ざっくりですが、渡航前から50万円以上お金を使っています。
僕は世界中に友達を作るという理由で語学学校に通いましたが、思い返してみれば別に学校に行かなくても多国籍の友達は作れたなと思います。
以下、ワーホリで使ったお金のざっくりとした内訳となります。
単に英語を学びに語学学校に通おうと思っている人には、圧倒的にフィリピン留学をおすすめします。
渡航後に家賃(11か月)の約60万とその他にも娯楽費で数十万使いましたが、最終的には90万くらい貯金できました。
実際、カナダに来てすぐに仕事を始めれば、貯金10万くらいでもワーホリはできます。
ただし、仕事がスムーズに見つかればの話なので、本気で10万円でワーホリするのはリスキーだとは思いますが…。(笑)
・時間(1年間)
確かに1年という時間は経過しましたが、どこにいても時間は自動的に過ぎ去っていきます。
自分の中では、ワーホリという1年間を無駄にしたという感覚は全くありませんので、時間は失ったが得られたものの方が大きいといったところです。
むしろ、日本で1年を過ごしていた方が、何も変化のない1年になってかもしれません。
・世界中の人々に対するステレオタイプ
実際に世界各国の友人ができるまでは、自分の勝手なイメージがありました。
例えば、以下のような感じです。
しかし、実際は大人しいウェスタンの人もいるし、メキシコ人は仕事熱心だし、日本大好きな韓国人もたくさんいました。
この1年間で分かったことは、個人の人間性に国籍は関係ないということです。
海外経験をしたことで、日本にいた頃に刷り込まれていた外国人に対する勝手なイメージを良い意味で失うことができたことになります。
・日本社会でやっていく気力
カナダでの職場は同僚がみんな気楽であまりストレスがなく、さらに給料も一般的な新卒社会人よりも多くもらっていました。
このような環境でずっと働いていたら、日本で不眠症がちになりながら会社員をやっていたことがばかばかしく思えてきました。
次第に自分の中から日本で会社員として働くという選択肢が消えたので、現在は自分の力で生きていくためにIT系スキルを勉強中です。
【まとめ】 自分次第で得るものは無限大に広がる!
得たもの・失ったものを紹介してきましたが、圧倒的に得たものが多いですね。
何でも一回はやってみないとわからないと思うので、ワーホリに行ってみようか悩んでいる人はさらっと行ってみてください。
必ず何か得るものはあります。ただ、得るものはすべてあなた次第です。