充実したワーホリ生活を送るための渡航前のプラン設計4つのステップ
こんにちは、Isseiです。
急ですが、ワーキングホリデーを考えている人達多くは、「何としてでも留学生活を充実させたものにしたい!」と皆さん思っているはずです。
先に言っておきますが、現実はそう甘くありません。
実際にワーキングホリデーに行った人の大半からは、以下のような声を耳が痛くなるほど聞いてきました。
1年間という長期間に渡って留学したとしても、このような結果を招いてしまうのが現実です。ただ、このような結果を招かないために、僕なりの予防策があります。
今日はそのことについて、「充実したワーホリ生活を送るための渡航前のプラン設計4つのステップ」をお話していこうと思います。
このプラン設計ですが、舐めていたら後で本当に痛い目を見ることになりますよ。
それほどプラン設計は大事なことです。実際に僕が留学生活で知り合った大半の日本人は、ワーキングホリデー前のプラン設計をしていませんでした。
そしてその大半の日本人はどうなったかというと、先ほど話したように「思っていた留学生活じゃなかった。」とか「英語ペラペラ話せるようにならなかった。」こんなことを言う始末です。(あくまでも一例ですが、こんなことをよく聞きました…。)
この記事を読んでいただいている方は、以下のような思いを持っている方々だと思います。
留学という人生の大きなイベント後に悲惨な結果を招いて欲しくないので、是非最後まで読んでみてください。
ステップ1: 何のために留学するのかを考える
まず1つ目のステップが、「何のために留学するのかを考える」です。
「何だ、そんなことかよ!」とバッシングされそうですが、最後まで聞いてください。
「留学をしてみたい!」という方はたくさんいると思いますが、そう思った背景には何かしらの理由があると思います。あなたは、何のために留学をしたいと思っているのかをはっきりと言うことができますか?
この3つがメジャーな理由になるかと思います。
実際に僕が留学先で出会った友達の中には、上記の理由の他に以下のような理由を挙げる方もいました。
まずは自分なりの、自分なりの留学の目的を明確にしてください。
次に、もしあなたが英語を話せるようになりたいのであれば、「なぜ英語を話せるようになりたいのか?」を明確化しましょう。
もし世界中に友達を作りたいのであれば、「なぜ世界中に友達を作りたいのか?」というように、目的ごとの理由をさらに深掘りしてください。
ここの理由の明確化と深堀りが本当に重要です。
ただ単純に「英語を話せるようになりたい。」と思うのと、「何かをしたいから英語を話せるようになりたい。」とでは成長の速度が全く違うからなんです。
言うまでもありませんが、後者の目的の方がしっかりとしている分、成長速度が速いです。短期間の留学で比較した場合はそこまで大きな差は生まれないかもしれませんが、半年以上の中長期感の留学となると成長の差は歴然です。
あなたの留学を充実させるためにも、まずは何を目的に留学をするのかを深掘りして考えてみてください。
ステップ2: 働き始める時期や仕事探しを始める時期の検討
2つ目のステップが、「働き始める時期や仕事探しを始める時期の検討」です。
ワーキングホリデーの醍醐味といえば、他の留学スタイルと違って海外で働くことができることです。
先に説明しておきますが、ワーキングホリデーに行く場合だと、働ける職場の環境は大きく2つに分かれます。日系の仕事か現地の仕事の2つです。前者はジャパニーズレストランや居酒屋などが挙げられ、後者は現地のカフェやバー、レストランなどが挙げられます。
例えば、先ほど紹介した1つ目のステップで、「将来的には海外で働きたいから、ワーキングホリデーに行って英語を話せるようになりたい。」と考えたとします。
言語の習得を目的とした場合だと、筆者の私が考えるその1番の近道は、日系の仕事に就くのではなく、現地の仕事に就くことです。
これは毎日の生活を完全な英語環境にすることに繋がり、必然的に英語を話すので英語力の伸びが期待できます。経験談から言うと、この環境に慣れるまでは精神的にかなり厳しい環境になりますが…。
ここで初めて自分の目的に沿って、期間を考えます。
「英語を話せるようになる為に、何ヶ月くらい働きたいのか?」
自分の目標を達成するために働いてみたい期間、働かないといけない期間を徹底的に考えて決断します。
「お金がないから働かないといけない!」といったものでもいいので、とにかく仕事の期間を決めることが大切です!
どれくらいの期間に渡って仕事をしたいのかを考えたら、「仕事探しをいつから始めるのか?」が必然的に決まってくるはずです。ちなみに、仕事探しは最低でも1か月間ほどは必要です。
また今度仕事探しの方法に関する記事も書こうと思っていますが、ワーキングホリデーに行き、現地で仕事を手に入れるためには「英語力という要素」がかなり重要です。
なので、英語力を上げるためにも語学学校に行くことをオススメします。
ステップ3: どれくらいの期間を語学学校に充てるか
3つ目のステップが、「どれくらいの期間を語学学校に充てるのか」です。
2つ目のステップの最後の方にも書きましたが、現地の仕事を手に入れたい場合は当たり前ですが、それなりの英語力を要求されます。
言語を話せない人間を雇うメリットがありません。もしあったとすれば、それは雑用の為ために雇われるか、若しくは相当な専門スキルの持ち主です。
もし、やりたい仕事や働きたい場所がある場合には、「採用されるためにはどれくらいの英語力が必要か?」も調べる必要があります。
これらを調べた後にそこから逆算して、語学学校に通うべき期間を導きます。語学学校に通う期間が長ければ長いほど、英語に触れる時間が長いので伸びは期待できます。
ただ、ここでさらに必要になってくるのが、何回も言うように「目的に沿った選択」が重要です。語学学校毎によってスピーキングに特化したカリキュラムや、資格対策、一般英語コースなどがあります。
やりたい仕事や働きたい場所をしっかりと検討した上で、学校に通う期間と授業のカリキュラム(コース)を決めることが大切です。
ステップ4: 期間毎の理想の英語力をイメージする
最後のステップが、「期間毎の理想の英語力をイメージする」です。これをしているのと、していないのでは留学生活が大きく変わってきます。
理想の英語力をイメージすることで、以下のようなメリットが得られます。
ワーキングホリデーは学生ビザと違って、働いてもいいし、学校に行ってもいい、何をしてもいいのがワーキングホリデーです。
「今日くらいサボってもいいか!」こんな感じで、自分に甘い人がワーキングホリデーに行ってしまうと、とにかく怠けてしまいます。
人それぞれにペースがあるので、強く言うつもりはありません。
ただ、ワーキングホリデーの期間は限られています。この時間を無駄にせず、有効活用するためにもモチベーションを強く維持することは大切なことです。
期間毎の理想の英語力を考えて、現実の英語力と照らし合わせることで、「自分はどの英語のスキルを高めるべきなのか?」、「具体的にどのような勉強をするべきなのか?」というのをはっきりと把握することができます。
もし仮に照らし合わせてみた時に、理想の英語力と現実の英語力のギャップがあったとしても決して悲観的になる必要はありません。
「私にはできなかった…。」と思うのではなく、昨日よりも成長した自分を褒めることが大切です。そうすることで、モチベーションを維持することができ、常に細かな軌道修正が出来ます。
トライ&エラーを繰り返すことが必要なのは言うまでもありませんが、無闇にトライするのではなく、正しい方法での努力が必要です。
個人的には、この4つ目のステップが1番大事だと思っていて、これを実行していなかった留学生は何ともいえない結果に終わっていました。
僕個人が判断するべきではないと思いますが、留学未経験者からその留学生達を見た場合、
「1年間も長期留学してその程度かよ。」といった感じです。(英語力が全てではありませんが。)
僕の具体例を紹介
次に僕の具体例をステップ1から順に紹介したいと思います。
留学をしたいと思った理由の中で、特に頭の中にあったのは、以下の3つでした。
就職活動や外国人と英語を使って働くことを視野に入れていたので、実際に使える英語を身につけたい、そして身につける必要がありました。以上が僕のステップ1です。
次に働き始める期間ですが、カナダに渡航して4ヶ月目から働きたいと考えました。まずはしっかり現地の生活に慣れたり、友達を作ったり、基礎的な英語を学ぶ必要があると考えていたからです。
仕事探しは最低でも1ヶ月はかかるので、渡航後3ヶ月目から仕事探しをすれば良いと把握ができました。
語学学校の期間に関しては、僕は4ヶ月間通うことにしました。仕事探しを始めるのが3ヶ月目からの予定だったので、最低でも語学学校の最初の2ヶ月間で英語力が準備できている必要がありました。
4ヶ月目は仕事と学校を両立するというのが前提。理由は、実際に仕事で使う英語と語学学校で使う英語の両方をリアルタイムで体験したいという思いからです。
と言いたいところですが、僕はそこまで考えられるような人間ではありません。(笑)
3ヶ月目から仕事探しを始めて4ヶ月目から働くというのが理想のプランでしたが、初めての留学生活でそこまでうまく行くはずがないな…と思いました。
もし4ヶ月目に仕事が見つかっていなかった場合、語学学校がなかったら家でダラダラしてしまうというのが目に見えていたので、念の為の保険として4ヶ月通うことに。以上がステップ2とステップ3です。
最後に期間毎の英語力のイメージですが、僕は3ヶ月毎の理想の英語力を考えていました。
なぜ3ヶ月だったかというと、短すぎず、長すぎず、純粋に丁度いいからです。(笑)
本格的に英語を学習し始めた中学1年生から高校の3年生までの6年間で英語をどれくらいできるようになったかを考えてみてください。
「学校の教育で英語を話せるようになった!」と自信を持って言える人はほとんどいないはずです。
それほど語学の習得は難しいものなのです。
そうなると、スパンが短すぎてもいけない、長過ぎてもいけない、ということで3ヶ月毎に決めました。これはあくまで僕の個人的な感覚なので、各自で期間設定をすることをオススメします。
【まとめ】 ワーホリのプラン設計は逆算が命!
今回の記事では、ワーキングホリデー渡航前のプラン設計4つのステップについて詳しく話してきました。
ここまで読んでいただいた方はすでにお気づきかと思いますが、僕が伝えたい大切なことは「ゴール地点からの逆算」です。
自分の目的に対して、1つ1つの要素に分解し逆算していく。このステップは何事においても生かすことができますが、留学のプラン設計に関しても同様です。
その上、留学(ワーホリ)というのは期間が限られています。1年は長そうに見えますが、実際は短い期間であっという間に過ぎていきます。少しも無駄にできる時間はありません!
その短い期間で、「どれだけ成長できるか。」、「どれだけ理想の自分に近づけるか。」を強く強くイメージすることが重要です。
最後に1つだけ補足しておきますが、「留学に行って英語が話せるようになった=留学成功」ではありません。
確かに英語が話せるようになるに越したことはありませんが、英語が全てではない。1人1人に留学の目的があり多種多様なので、周りに流されずに自分なりの留学を貫いてください。自分に嘘をつくのは1番ダメですよ!
時間とお金をかけて、そして勇気を出して留学をするということは決して簡単ではありません。それは経験した僕が一番理解しています。
だからこそ、留学生活をしっかりと充実したものにするためにも、今日話してきた4つのポイントを意識してプラン設計をしてみてください。
それではまた次回!