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私がカナダに移住した理由とは!?日本の理不尽な暗黙のルールが原因だった…

公開:2020/03/16 著者:水谷 けいこ 1918 Views

皆さんこんにちは!世界的に凄く深刻化しているコロナウィルス…。ついに、トロントでもトイレットペーパーが品切れし、保存のできる食品が品薄になり、イベントのキャンセルが目立ってきております。

日本とは違い、私が住むトロントも同様ですが基本的に海外ではマスクをしていると周りから深刻な病気と思われます。そのため、早い時期からマスクは完売しているにも関わらず、未だにマスクを使用している人を街で全然見かけません!

一刻も早くこの状況が良くなる事を願いながら、トロントから第一弾のコラムを綴っております。

 

今回は初投稿なので、私の少し変わった留学を決意したきっかけについてお話ししたいと思います!

普段、よく耳にする留学のきっかけと言えば、「英語を学びたい!」が圧倒的に多いと思います!ですが、私が留学した理由は全然違います。

このコラムを読んでいただいている方の中には、もしかしたら私と同じような気持ちを日々抱いている方もいらっしゃるかと思います!もし、あなたがそうでしたら、是非留学を視野に入れてみて下さい!

 

自分の納得のいく行動を取っていくことで、後悔のない人生を送れると思います!

 

私も、日本でのあのモヤモヤしていた日々は、今となれば良い思い出に感じます。

私は今までに3回海外留学を三カ国にて経験しました。2回は学生時代に経験したので、自分の意思というより周りの勧めといった感じでした。(この事については、また後日詳しく綴りたいと思います。)

今回お話しするのは、今滞在しているトロントになぜ来たのかについてお話しします!

日本ならではの暗黙のルールからの脱出

遡ること6年前、私はごく普通の社会人でした。

会社と家を毎日往復し、週末は友達と遊びに行くといった、本当に普通の20代の子がおくる
生活をしておりました。

でも、一つだけ常にモヤモヤし、なぜか満たされない気持ちがありました。

 

→ カナダ留学する6年前の社会人時代の私と友達の写真。

 

それは、日本にある暗黙のルールでした。

 

例えば、会社のルールです。自分に任された仕事を完璧にこなしているのに、髪の毛の色について指摘される。

ちゃんとルールを守った化粧をしているのに、何を基準にしているのか不明ですが、なぜか化粧が濃いと怒られる…。

疲れて早く帰宅したいのに、仕事後の上司の誘いを断れない雰囲気がある。

 

このような何だか理不尽とも言える暗黙のルールに辟易している人は、皆さんの中にも1人や2人どころではないと思います。

 

目上の方を敬う気持ちはとても大切だと思いますし、これは日本の文化の素晴らしい事の一つでもあると思います。しかし、この素晴らしい行為を利用し、圧力をかけられて、従う以外に答えがない社会は何かがおかしい…と私は感じていました。

また、私生活でももぅ年だから髪の毛は明るく出来ない、服装を変えなければいけない、早く落ち着かなければ…など、なぜ自分の自由に制限を掛けなければいけないのか…。

日々疑問が沸き、この日本社会で生活していくことに息苦しささえも感じました。

 

確かに、その場のTPOに合った身嗜みは大切だと思います。それを守った上で、自分の好きな事をする事はいけない事なのか…?

 

年齢が自分達の夢に制限をかける事は、普通なのでしょうか?人の目を気にしてやりたい事を我慢するのは、せっかくの自分の人生が勿体ないと思います。

昔から自分の意見をはっきりと口にする私は、性格がキツいだとか、自己主張が激しいだとか
言われてきました。

でも、これって、私は良い事だと思います。一人一人違う人間なのだから、全員が違う意見を持っている事は当たり前です。

 

個々の意見を共有する事により、良い意見に対しては耳を傾け、悪い意見に対しては正していくように心がけることで、より良い環境を作り上げていく場所が社会だと私は思っています。

 

日本語でも十人十色と言う4文字熟語があるのにどうして、日本人はみんなと同じを好むのでしょう…。どうして、人目を気にしすぎるのでしょう…。どうして、自分を出し切ってはいけないのでしょう…。

それでも、日本での生活を送っていた私は、このような疑問を感じながらも、そのルールを完全に無視する事は出来ず。またルールを完全に守る事も出来ず、中途半端な心境でした。

そんなある日、仕事をしている中で上司に言われた事に凄く違和感があり納得がいかなかったので、私は私の意見をはっきりと上司に伝えました。

 

すると、「誰と話しているかわかってる?私に何か言いたいなら、私より上の立場になってから話してくれる?」と言われ、聞き耳さえももってもらえませんでした。

 

日本が縦社会な事はわかります。経験の多い上司が部下に指導をするのも理解ができます。

ですが、意見すらも聞いてもらえないのは、何かがおかしい気がします。

そんな時に、フッと学生時代に留学した時に感じた「皆が自由に意見できる環境」や、「外国人の人目を気にしないライフスタイル」を思い出しました。

 

私は何も迷う事なく、すぐにビザの申請と航空券の手配を始めたのでした。

 

その後、全てが現実化してき、家族や心知れた友達と離れる事に寂しさを感じました。

しかし、それ以上にこれから起こる事への期待と希望で満ち溢れていました。

このように、私がカナダ留学するキッカケは、日本の社会の息苦しさからの脱出が主の理由だったのです。

 

→ 友達に送別会をしてもらった時の写真。

 

 

カナダに来てからの変化

今、私はカナダに来て5年が経ちます。出かける度に足が泣いていても、当たり前のように履いていたハイヒールもはかなくなりました。

流行を常に追ってオシャレしていた事が嘘のように、今となっては流行よりもはき心地の良いものを好んで着るようになりました。

外見を気にし、着飾る事よりも中身を大事にし、身体に良い生活を送る日々を過ごしております。

 

→ カナダの干渉の少ない社会環境は、周りの視線から解放された!

 

私は今でも日本が大好きです。日本人である事に誇りを持っています。ただ、私には日本の生活が合わなかっただけです。

私らしくはいられなかったにしろ、日本で経験した社会人という時間の中で、たくさんの事を学んだのも事実です。もちろん、日本に住みながらも自分らしく生きる事は可能だと思います。

ですが、私の場合は日本を出た事により全てがリフレッシュされ、イチからありのままの自分で毎日を生活できるようになりました。

 

→ たとえ5年前、 空港で親友と別れを惜しみ泣きじゃくったとしても、その時があるから今の充実した生活がある。

 

カナダ・トロントでの生活

今、トロントで正社員として働いていますが、こちらでもある程度のルールは当然あります。

しかし、髪の毛や化粧について問われた事は一度もありませんし、仕事時間中に携帯を触っていても誰にも指摘される事はありません。

お給料をもらっている以上、もちろん与えられた職務は責任を持ってしなければいけませんが、
それ以外について指示を受ける事はありません。

 

また、どのポジションの人でも自分の意見を伝えると、周りの皆が耳を傾け、取り入れ、その意見についてどう思うかについて話し合ってくれます。

 

また、こちらにはカジュアルフライデーと言って、金曜日はデニムにティシャツなどカジュアルな服装で出勤する事も可能です。

会社主催のパーティなども、パートナーを同伴でき、会社の仲間と時間を過ごしながらも家族との時間も共有できたりもします。

私の会社では毎年夏場にはサマーパーティと言って、1日仕事をせずBBQをする日もあります。

 

このように、私がカナダに来て日々感じる事は、一分一秒を一人一人皆がすごく自分の人生を楽しんでいると思います。

 

→ カナダの社会は無駄な束縛がない。移民が多く多様性を受け入れることが当たり前の社会なので、無意味なルールの束縛が少ない。

 

外の世界に出たからこそ分かることがある!

人を思いやる事は大切ですが、人の目を気にし過ぎるがあまりに自分らしさを失う事は、とても悲しい事だと私は思います。

行く国々にそれぞれのキャラクターがあり、自分が自分らしくいれる国(環境)を見つけたならば、是非少しの勇気を振り絞り飛び出してみてください!海外生活となれば、言語の壁はもちろんありますが、それ以上に充実した毎日に満たされると思います。

新しい仕事を始めた1日目と同じで、はじめは大変かもしれませんが、徐々に必ず慣れるものです!人間の適応能力とは本当にすごいものです。

 

新しい国に住み、新しい人と出会い、新しい経験をする事以上に色々なものを吸収出来ることはないでしょう。

 

英語の勉強は日本国内でもできることですが、新しい環境での人との出会い、その国の文化や社会システムを体感し学ぶことは、日本国内で体感することできません。

英語で、“YOLO” というスラングの言葉があります。これは、You Only Live Onceの略語です。

これは、以下のような意味になります。

 

”人生一度きりなのだから、リスクがあれども自分の満足のいく人生にしよう。”

 

私にできたのだから、あなたにも出来ます!

この私の経験をシェアする事で誰かのお力になれば嬉しく思います!

最後までお読み頂き有難うございました。

 

→ 日本の生活が息苦しい人は、外の世界を見てみることをオススメします!

 

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