カナダの新型コロナウイルスの状況と留学生・ワーホリに伝えたいこと
こんにちは、Isseiです。つい先日、カナダ旅行から帰ってきました。
2年ぶりのカナダでしたが、やはり自分の第二の家というのはいつまでたっても特別で、大切な場所なのだなと感じています。
それはさておき、現在世界を騒がせているコロナウイルスの猛威が北米のカナダへも渡ってきています。
コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、カナダの首相であるジャスティン・トルドー氏はカナダ市民や永住権保持者、米国民、外交官、航空関係者を除き、入国を禁じると発表しました。
また、厳しく検査するためにもモントリオール、トロント、カルガリー、バンクーバーの4都市の空港に国際便の着地点を絞りました。
そして、オンタリオ州政府は17日に緊急事態宣言を発表しました。以下がその内容です。
・屋内レクリエーションプログラムを提供する全ての施設
・全ての公共図書館
・教育法で定義されている全ての私立学校
・全ての認可託児所
・全てのバー及びレストラン(テイクアウトと配達を除く)
・劇場及び映画を上映する映画館また,50人以上が参加する全ての公開イベントも禁止されます。
これらの命令は,評議会の副知事によって承認され、2020年3月31日まで有効であり、早期に終了しない限り、その時点で再評価、延長の検討がなされます。
出典: Government of Ontario / Ontario Enacts Declaration of Emergency to Protect the Public
(https://news.ontario.ca/opo/en/2020/03/ontario-enacts-declaration-of-emergency-to-protect-the-public.html)出典: 在カナダ日本国大使館. / 新型コロナウイルス(オンタリオ州による緊急事態宣言)
(https://www.ca.emb-japan.go.jp/itpr_ja/Ontario_declaration_of_emergency_coronavirus_20200317.html)
ここまでなるともちろんですが、カナダへの留学を計画していた留学生は渡航すらできません。せっかく計画していた留学かもしれませんが、こればかりは仕方がないことです。
誰もこの状況を変える事はできません。ただ、どうしても悲観的になって欲しくはないと思うので、急ではありますがこの記事を書いています。
今回は新型コロナウイルスの件で、僕の伝えたいことを書いているので、是非最後まで読んでみてください。
カナダ東海岸トロントの状況
先ほど書いたように、カナダのジャスティン・トルドー首相は16日にコロナウイルスによる入国制限を発表しました。そして、カナダへの入国禁止措置が始まったのは、3月18日(水)からです。
このような措置を取ったのは、カナダ国内のコロナ感染者数が当時とりわけ多かったわけではありません。
ジャスティン・トルドー首相は記者会見で、以下のように述べているので、カナダ国民への配慮が考えられます。
「ウイルスの拡散はまだ遅らせる事ができるので、人々を安全に保つためにあらゆる予防策をするべきだ。」
それでは、ここからはオンタリオ州の各コミュニティの状況を紹介していきます。
学校や公共施設の状況
3月14日から4月5日までの期間、現地の公立学校は休校となりました。
その他、以下のような施設も全て閉鎖です。
留学生に関する事項で言えば、語学学校が一番大きな問題かもしれません。
語学学校に関してはそれぞれの学校によりますが、休校してオンライン授業でカリキュラムを進める学校が増えています。
各大学に関してもオンライン授業化が進んでおり、期末テストがなくなった科目もあります。
トロントの街の状況
街の状況に関しては、15日ほどからトロントの街にはいつもと比べると、人気がほとんどありませんでした。
トロントで1番大きなショッピングモールと言われているEaten Centreですが、日曜日なのにも関わらず閑散していたのは驚きです。
テイクアウトや配達以外の全てのバー及びレストラン、劇場や映画を上映する映画館も閉鎖されることとなりました。
スポーツ・競技の状況
スポーツに関しては、以下主要なスポーツイベントは全て一時中止、延期となっています。
その他イベント
3月17日にはトロントで毎年、St. Patrick’s Dayと呼ばれる祝日があります。ダウンタウンではパレードがあるなどすごく賑わうのですが、今年はコロナウイルスの影響で中止になりました。
留学する予定だった人に伝えたいこと
カナダ留学(ワーホリ)する予定だった人は今、回の事態を受けてプランを変更せざるを得なかったかもしれません。
実際に僕に個人的に留学相談していた人たちのほとんどが留学を延期することになりました。
人間は自分の予定が崩れることや、プラン変更をせざるを得ないとなると、強烈なストレスを感じる生き物です。もしかしたらこの記事を読んでいるあなたもそのうちの一人かもしれません。
でも、決して悲観的にならないでください。裏を返せば、今しかできないことをやる時間が増えたのです。
今度また別の記事でも詳しく書きますが、僕は留学前にしておくべきだったと後悔している事がいくつもあります。
その中で特に後悔しているのは、以下の3項目です。
特に1つ目の英語の勉強に関しては、たった1日で身につくワケがなく、継続して学習し続ける必要があります。
もしあなたが留学先で最高のスタートを切りたいのであれば、英語の学習は必須です。
他に挙げた2つのこと、世界情勢に関しても日本のことに関しても、1日で全て網羅できるわけがありません。
毎日の積み重ねが大切で、そうすることでしか真に身につける事はできません。あなたは、充実した留学生活を送るために、準備期間という時間を今回手に入れる事ができたと考えられるのです。
後悔のない留学生活を送るためにも、今しかできない事に必死に取り組んでみてください。
現在カナダにいるワーキングホリデーの方々に伝えたいこと
現在カナダでワーキングホリデーをしている人たちは、また別の問題に直面しているかもしれません。
今回のオンタリオ州の緊急宣言によって閉鎖せざるを得なかった施設で働いている方の中には、仕事を無くして収入源がないといったことも考えられます。
他に仕事を探そうとしても、この状態では仕事探しが上手くいかないこともあるかもしれません。オンタリオ州の非常宣言でも言われたように、今のところこの閉鎖は3月31日(火)まで有効です。
なので、それ以降に合わせて準備をする他に手段はないと言えるでしょう。
一刻も早くコロナウイルスの猛威が終息することを願って、1日1日を大切に過ごしましょう。
仕事探しするにしても、以下のように考えたらやるべきことはたくさんあると思います。
この件が落ち着いたら、すぐにスタートを切れるように考えて行動してみてください。
ネガティブをポシティブに変える意識を持とう!
今回起きたコロナウイルスの騒動や、カナダへの入国制限、オンタリオ州の非常事態宣言による職の影響等は、ほとんどの人にとってネガティブな出来事かと思います。
実際に留学が延期になったり、中止にせざるを得なかったり、予定が狂ったりということは僕自身もたくさんの相談を受けています。
その際にいつも言うのが、「未来は明るい。ネガティブをポシティブに変えられる人のみが生き残れる。」ということであり、ここまでこの記事を書いてきて僕が一番伝えたかった事です。
人生は山あり谷ありのジェットコースターのようなものです。
僕が実際に留学した当時も、最初にプランニングしていたこととは全く違う道に進まなければならない状況がたくさんありました。
正直なところ、最初は上手くいかないことを気にして疲弊することも多々。
ですが、途中から「ハプニングも失敗などのネガティブな出来事があったとしても常に楽しむ!」というマインドに変えてから、自分の人生が大きく変わったと考えています。
逆に言えば、このマインドに変えていなかったら僕の留学生活はつまらない失敗として、僕の人生に刻み込まれていたかもしれません。
ネガティブをポシティブに変えるというマインドさえあれば、ストレスを抱える事は少なくなる上、悪い状況の時に自分が本当に何をするべきかを冷静に判断することができます。
今は辛い状況かもしれませんが、必ず未来は明るいはずなので、今できる目の前のことを着実に乗り越えていきましょう。僕も一緒に乗り越えていきます!
今回の記事は以上です。YouTubeでも今回のことについて話しているので、是非見てみてください。
個人的に質問したいこと、相談したいこと等ありましたらYouTubeの概要欄にSNSのリンクを貼っているので、そちらからご連絡お待ちしています!
それではまた次回!