これを見れば安心!ワーキングホリデー準備で必須ではないけれども用意しておいた方が良いこと6選【後編】
前回の前編記事では、ワーキングホリデーの準備で必要な手続きとして、絶対に準備をしておかなければいけない手続き5項目をご紹介しました。
前回記事でご紹介した5項目は、以下の通りです。
② パスポートの発行
③ ワーキングホリデービザの申請
④ 航空券の購入
⑤ 宿泊先を決める
まだ前編記事を読んでいない方は、是非以下リンクからご覧ください。
今回の後半記事では、必須ではないけれども用意しておいた方が良いことを6つご紹介します。
今回ご紹介することを準備しておけば、より快適なワーキングホリデーライフを送れるので、是非参考にしてください!
① 海外旅行保険の加入
僕の渡航先は、ワーキングホリデーをしている人で海外旅行保険に入っている人の割合が半々くらいでした。ちなみに、僕は1年間の海外旅行保険に入っていました。
使うことはないだろうと思いながら、親に半ば強制的に加入させられたのですが、実際に1度保険を使いました。
未だに原因は不明なのですが、足が少し膿んできて、ひどかったので病院に行きました。
治療をしてもらってすぐに治ったのですが、少し診てもらうだけで1万円もかかりました。
僕は保険に入っていたので、2割負担ぐらいで済みましたが僕の友人は違いました。僕の友人は車と事故を起こし、左手首を痛めていました。かなりの確率で骨折をしていたと思われます…。
しかし、彼は保険に入っていなかったため、病院に行けば数十万円取られると思い、病院には行きませんでした。結果、帰国まで完治せず、結局日本で病院に行っていました。
確かに僕の場合は保険料の元は取れていないですが、もし友人のような事故を起こして、もっとひどい怪我をしていたら帰国という可能性もあったかもしれません。
怪我や事故で金銭的に不快な思いをし、現地で病院に行けないために帰国という最悪な事態になりたくなければ、やはり保険に入っておくことをお勧めします!
② 渡航先の外貨に両替
渡航先が先進国であれば、日本よりもキャッシュレスが進んでいる国が多いです。しかし、何かあった場合のために現地通貨も事前に準備しておきましょう!
僕の友人は、すれ違いざまにクレジットカード情報を盗まれるスキミングという手口で、数万円の被害にあったことに加え、クレジットカードを止めることを余儀なくされていました。
また、屋台などの個人店でクレジットカードを使って、カード情報を抜き取られた人もいると聞いたことがあります。
もちろん、ほとんどの店ではそんなことはないと思いますが、僕は現金で払っていました。
僕が事前にカナダドルに換金していた金額は、5万円程です。
渡航先で銀行口座を作るまでは、自分の手元で管理をしなければいけないので、鍵のかかったケースに入れて、十分に気を付けていました。
もしものことがあるかもしれないので、現金は少し持っていくようにしましょう!
③ クレジットカード発行
先ほど現金を持って行くように勧めましたが、現金だけで持っていく事も危険です。
全財産を現金で持って行き、万が一にも襲われたり盗まれたりすれば、最悪の場合飛行機代も無くなり、帰国できなくなる可能性もあるからです。
ですので、お金の分散管理は非常に重要になってくるのです。
そこで必要になってくるのがクレジットカードになりますが、持っていない方は発行をしましょう。
僕の場合は、なんらかのトラブルでクレジットカードが使えなくなった時に備えて、2枚持って行っていました。
更に念のため、1枚はVISA、もう一枚はMastercardという風に分けていました。
先ほど説明したスキミングの対策として、スキミング防止カードというものがあります。
スキミング防止カードをクレジットカードと同じ財布に入れておけば、すれ違いざまにカード情報を盗まれることがなくなります。
しかし、店で支払いをする時に、自らクレジットカードをスキャンする場合は、このカードの効果はありません。
クレジットカードも現金も一長一短ですので、使いどころを考えて、バランス良く使うようにしましょう!
また、クレジットカードの他に国際プリペイドカードを作っておくことをオススメします。海外のATMで必要に応じてお金を引き出せるキャッシュカードになります。
クレジットカードでもATMからお金を引き出すことができますが、その場合はキャッシングになってしまい高額な手数料が取られてしまうので、あくまで緊急時の時だけです。
基本的にATMから現金を引き下ろすカードは、国際プリペイドカードをメインとして考えておきたいものです。以下、詳細記事があるので参考にしてみてください。
④ 渡航先の情報収集
渡航先の情報収集は、トラブルに巻き込まれずに、快適にワーキングホリデーライフを送るためにも大切です。
例えば、渡航先の治安が良くない場所と良い場所を事前に調べておくと、家探しをする際にも参考になります。
僕は事前に留学経験があり、大丈夫だろうと高を括り、多少治安が悪くても家賃が安い場所に住んでいました。
人命に関わるトラブルには巻き込まれた事はないですが、鍵を掛けていたにもかかわらず、自転車を2度も盗まれたことがあります。
また、カナダではインターネットで頼んだ物は不在の場合、玄関先に置かれるのですが、それも盗まれたことがあります。
もし家賃の安さを優先して、治安の良くない場所に住むのであれば、これぐらいの被害は覚悟をしておきましょう。
また、電車の乗り方や渡航先ならではのルール、有名な携帯のキャリア会社、銀行など細かいことを事前に調べておくと、スムーズに生活が送れます。
1つ僕が事前に情報収集をしなくて失敗したことを例に出すと、携帯のキャリア会社選びです。日本では、docomoもauもsoftbankも料金設定に大差ないので、同じだろうと思いカナダでも適当に契約しました。
すると、僕の英語力不足で契約内容を全て理解できなかった事もあるのですが、1ヵ月2GBで約6,000円というプランで契約してしまいました。
2ヵ月後に別の会社の1ヶ月5GBで4,000円のプランに変更したのですが、入会金などを考えると勿体ないことをしたな…と今でも後悔しています。
これも事前の情報収集が足りてなかった事が原因で起こった事なので、情報収集の大切さを身に染みて感じました。
僕のようなミスは事前の情報収集で防げることなので、みなさんはこのようなミスを起こさないためにも怠らないようにしましょう!
⑤ 歯の治療
「え、なんで歯の治療がワーキングホリデーの準備に必要なの!?」と思うかもしれません。
歯の治療が必要な理由は、たとえ海外旅行保険に入っていても歯の治療だけは保険が効かないからです。
もし虫歯が見つかれば、1度の治療では済みません。
また、海外では歯の治療自体が日本に比べてかなり高いです。
国によって違いはありますが、カナダでは日本の歯の治療額の約10倍かかります。
ただでさえ高い治療代に加えて、保険が効かず何回すれば終わるか分からない治療を続けることはほぼ不可能です。
往復の航空券の方が歯の治療代よりも安いと言って、虫歯になってしまって帰国した人の話を聞いたことがあるぐらいです。
もし虫歯が見つかった時の事を考えて、渡航する半年前には歯医者に行って検査してもらいましょう!
⑥ 自動車免許の更新
もし自動車免許を持っている方であれば、免許更新の期限を確認しておきましょう。
渡航後に免許更新の事について気づいても手遅れです。
免許更新の年を避けて渡航するのが一番良いですが、やむを得ない場合は渡航前に更新手続きをしましょう。
僕の友人で渡航後に免許更新が迫っている事に気づき、もう一度教習所を通う事を考えると、時間的にも金銭的にも更新した方が良いという事で帰国した人がいます。
無駄なお金と時間を費やしないためにも、免許更新の期限は必ず確認しておきましょう!
・海外で運転するには?国外運転免許証の取得方法まとめ
【まとめ】 ワーホリ準備には手抜かりがないように!
前編と後編に分けて、ワーキングホリデーで準備しておくべきことをご紹介してきました。
前編は絶対に必要な手続きや準備することをご紹介したので、必ず見落とさず実行してください。
後編は準備をしていなくてもなんとかなるけど、準備をしておいて損はないということばかりですので、是非参考にしてください。
ワーキングホリデーの準備は、まだまだやるべきことがあります。準備にやり過ぎという事はありません。
英語の勉強だって準備の1つです。まったく勉強しないで渡航するワーホリと、ある程度勉強した状態で渡航したワーホリの場合は、現地生活開始後のスタートダッシュが大きく変わってきます。
また、ワーホリで成功したいと思うなら、より自分に最適なワーホリプランを練る必要性があります。海外生活で成功できるかどうかは、かなりプランにも影響されます。そして、そのプランによって必要な資金も変わってきます。
インターネットで情報収集するにしても、立場が異なる個人の意見は必ずしも参考にならないケースも多々あります。そして、人間は耳あたりの良い情報だけ鵜呑みにする傾向があるので、厳しい意見には見て見ぬふりをする傾向にあります。
そのため、自分1人で準備をするのは心配という方は、ワーキングホリデー経験者に話を聞いてもらったり、留学エージェントに相談したりしましょう!