新型コロナウイルスなどの世界的ハプニングが起こった際の海外在住リスクとは? | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:現地生活情報

新型コロナウイルスなどの世界的ハプニングが起こった際の海外在住リスクとは?

公開:2020/04/01 著者:笹森 遥 507 Views

こんにちは、ハルです。

新型コロナウイルスの影響で、沢山のカナダ在住の日本人留学生やワーキングホリデー方々が帰国したことと思います。

私のオーストラリアにいる友達も帰国できなくなる危険性を踏まえて、早めに帰国していました。まさに新型コロナウイルスの影響は、世界に波及しています。

 

この春に日本を飛び立つ予定だった方々も沢山いると思いますが、コロナウイルス終息の目途が立たないため、延期するにも日程の目途が立たないことと思います。

 

私は海外にワーホリで残った立場になりますが、今後の見通しが全く立たない部分に関しては日本にいる皆さんと一緒です。

今回の記事では、カナダでどんなハプニングが起こったのか、今後どんなリスクが考えられるのかについて、ご紹介したいと思います。

 

※上写真は、お店の前で1.5メートル間隔で入店を待つ人々。

仕事がなくなった…

多くのワーホリ勢は、カフェやレストランといった飲食店で働くことがとても多いと思います。

今回の新型コロナウイルスの影響により、カナダのレストランはテイクアウェイのみの営業。またその後すぐにカフェなどの必要最低限ではないお店に関しては、全てのビジネスを停止するよう呼びかけました。

これにより、私たちへの影響はまず、働けなくなることです。

 

はじめのうちは営業時間が減っていき、シフトが減り、その後全て無くなります。

 

こうなるとまず、収入がない!この時点でとても困りますよね。収入源が途絶えたことを理由に帰国する方も多くいます。

私の場合、まだ来たばかりでビザが長いのと、帰国できるだけの貯金もないのでトロントにそのまま滞在しています。

私の彼はカナダ人でオフィスジョブをしているのですが、そちらの会社では全社員、自宅勤務を命じられお家で働いています。

 

オフィスで働いている方々はそのように引き続き働ける方が多いかとも思いますが、飲食店はこう言った状況になると働き続けることは厳しいのが現状です。

 

国からの援助の対象になりにくい

カナダでは感染者約300人程度に達した時点で、お店の営業時間短縮や国境の閉鎖、自宅隔離要請などの対策を物凄い早さで行ってきました。

カナダ政府が、こんなに素早く対応していることに私自身驚きましたし感動しました。

 

同時に新型コロナウイルスの影響で働けなくなった人への補償金、会社の雇用保険へまだ補償金を申請できない人のための援助、家族向け、など沢山の補償が次々と発表されています。

 

しかし、私たちワーホリ勢となると税金は払っているもののカナダ国民ではないため、その条件に当てはまることが難しくなります。

政府の発表には、全ての項目でカナディアンと書かれています。つまり、ざっくり言うと、コロナウイルスの影響で仕事を失ったカナダ人は補償を受ける権利があります。

一方、私たち外国国籍、またはワーホリビザなどの一時滞在者に関しては、基本的に政府からのサポートが無い状況です。職場から雇用保険などの書類がもらえ次第、アプライしてみるつもりですがなかなか難しいのではないでしょうか…。

 

収入ゼロで家賃も払えない…

補償金が貰える・貰えないにせよ、何か大きな世界的ハプニングが起こった際、少しの間生きられるお金を貯めておく必要があります。

もちろん日本に住んでいても当たり前のことですが。「もう家賃も払えないし、食費でお金がなくなってしまう!」という状況で、実家にすぐ帰ることもできません。

現在、航空会社も運休を発表しており、どんどん日本とカナダ間の飛行機の便数が削られています。

 

お金もない、帰れない、最悪家族にお金の援助を頼むことも出来ますが、できたらしたくないですよね…。

 

私の場合、今この状況なのでかなりキツイです。

前回住んでいたお家は、オーナーの方が海外に行っている間住める場所だったのですが、新型コロナウイルスの影響で彼自身も早く帰国しなければいけなくなりました。そのお陰で私達はもうその家に住めなくなり、早めに家を出て行かなくてはいけなくなりました。

「毎日状況や規制が変わり厳しくなるような事態なので、急で申し訳ないけど3日後には帰国しなくてはならない。」と告げられ、3日で荷物をまとめ家具を探し、土日に引っ越しをおこなうというなかなか厳しい状況でした。

 

※お店は空いていないので全てオンラインで家具は購入しました。

 

幸い、新型コロナウイルスの感染が広まる前に次のアパートメントを探し始めていたので、ちょう次に行くあてがありましたが、そうでなかったらと思うと悲惨です。

また、早めに入居させて貰えたので何とかなりましたが、こんな状況は想定していなかったのでとても大変でした。

収入ゼロに加え、引っ越した後のデポジット、新しい家具や電気代、Wi-Fi環境も必要ですし、とても大きな出費が続き次の家賃は私のみでは払えません…。

 

→ ビルの間から湖が見える景色。自己隔離期間でストレス多いですが癒されています。

 

海外生活リスクまとめ

今回のこの大きな影響で学んだ事は、ワーホリなどの短い期間のビザで海外にいると補償の対象になりにくく、大きなハプニングがあった場合に起こる惨事が多いという事です。

 

全ての人にとって、今回のコロナウイルスは大変な状況ではありますが、国の補償を受けられる権利がある事と、そうでない事では随分差があります。

 

私自身色々な国に住んで働くこと、旅行することが大好きなので何とも言えないですが、どこの国でどのビザでどうやって身を固めていくか。これに関しては今回とても考えさせられました。

ワーホリビザは1カ国で度使えて、ヨーロッパなどでもワーホリを申請できる国が増えて来ています。

なので、「将来的にまたワーホリを申請して違う国を見に行こう、働いてみよう!」と思っていました。

 

全ては勢い!なんとかなる!精神で今までいましたがもうそんな訳にはいきません。

 

こういった大きなハプニングが起こった際、自分はこの国で補償を受ける権利があるのか、また働いている会社から補助はあるのかなど、しっかり考え確認していかなければと改めて思っています。

もちろん、しっかりした方々はそんなこと当たり前だよ、なんて思うかもしれません。しかし、私も含めて自分の周りにはあまりお金を貯めずワーホリで海外に来て、「働いてなんとかしよう!」なんて思っている方も多くいます。これからワーホリで来る方は、このようなリスクもあることを知っていただけたら幸いです。

予定していた通り、「早くワーホリや留学をしたい!」と思われる方も沢山いると思います。しかし無理して来ても、大変になるだけですし、国を移動すると大体数週間の自己隔離期間が設けられているのでどちらにせよお家に居るだけです。

 

→ いつもは車でいっぱいの道と高速道路も今はガラガラです…。

 

私自身、本当はこの3月に日本を出てカナダに来る予定でしたが、帰国後鬱のため早めに12月に出国したので今トロントに滞在できていますが、そうでなかったらまだ日本です。

今カナダでは、スーパー程度しか開いていないので、基本的に誰も外には出ていません。しかし、日本では私の周りを見ている限り、まだお花見に行ったり、素敵なレストランで食事をしたりと全くもって危機感のない人が多い印象です。

国の決定の違いは勿論ありますが、またワーホリや留学、旅行を楽しめる世の中に早く戻れるように、1人1人が意識していく事が今はとても大切だと思います。大変な時期ですが、協力し合って乗り越えましょう。Bye!

 

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