僕がカナダ・トロントで通った語学学校の授業初日の模様をレポート@EC Toronto
こんにちは、Isseiです。
語学学校に行ったことがない方や、留学・ワーキングホリデーに興味がある方は、語学学校生活がイマイチ想像できないのではないでしょうか?
これから留学やワーキングホリデーを控えている人にとっては、期待と不安が入り混じった状態だと思います。そこで、今日は僕が経験した「語学学校の授業初日について紹介」していこうと思います!
この記事を読みながら、自分が語学学校で勉強しているイメージを持っていただけたら幸いです!
ちなみに、今回の記事は前回記事の続きとなっているので、まだ読んでない方は是非読んでみてください。
僕のクラスの英語レベル
授業初日の前日に入学オリエンテーションがあったのですが、そこでクラスレベルを分けるための抜き打ちテストが実施されました。
何の準備もしていなく悲惨なテストでしたが、この日はその結果発表から始まりました。
僕の通う語学学校のEC Torontoは、クラスレベルが全部で8つに分かれていました。上から順番に以下の通りです。
・Advance
・Pre-Advance
・Upper- Intermediate
・Intermediate
・Pre-Intermediate
・Elementary
・Beginner
「Proficiency」、「Advance」、「Pre-Advance」レベルになると、殆ど問題もなくネイティブと会話ができるレベルです。当時の体感的には、この上位レベルの方々は、「語学学校に通う必要あるの?」と思うくらいのレベルでした。
そして気になる僕のクラスは、下から3つ目のPre-Intermediateでした。上述の通り、本当に何の準備もなくテストを受けることになったので、「妥当な結果だな…というよりも、Pre-Intermediateに入れただけ奇跡なのかもしれない。」と直感的に思うしかありませんでした。
ただ、「なるべく高いレベルのクラスからスタートしたいな…。」と淡い期待を抱いていたので内心残念な気持ちに。(笑)とは言え、そのクラスでずっと過ごすわけではありません。
僕の通っていたEC Torontoでは、1ヶ月ごとに一度レベルアップテストが行われます。英語の4技能である、スピーキング、リーディング、リスニング、ライティングの全てのテストで基準点を上回ることが出来れば、クラスレベルが上がるシステムでした。
ただ語学学校の先生によると、設けられた基準点は高く、クラスレベルを1つ上げるためには目安として8週間程度の学習期間が必要とのことです。
僕は語学学校に16週間通う予定だったので、「もし仮にすべて上手く行ったとして、上がれるとしても最高到達点でUpper-Intermediateか…。」など先のことばかり考えていました。
指定された教室に入り、クラスメイトを見渡してみると、自分を含めて10名のクラスメイトの構成は以下の通りでした。
台湾人: 1人
韓国人: 3人
メキシコ人: 1人
コロンビア人: 1人
フランス人: 1人
クラスメイトのフランス人は、語学学校が始まる前に行われたイベントで知り合ったAxelという青年です。
僕からしてみれば、彼は英語を流暢に話せるのに何故このクラスにいるのか謎で仕方がありませんでした。
彼に何故ここのクラスにいるのか尋ねてみると、「文法が全くできないからこのクラスになってしまった。」といった回答をしてきました。
「あれだけ英語を流暢に話せても文法ができなかったらダメなのか!?」
このレベル分けには不思議な感じもしましたが、同じクラスに仲良くなった外国人がいることは素直に嬉しかったです。
そして、最も驚いたことは、想像以上にクラスの人数が少なかったこと。一般的に欧米圏の語学学校では、1クラス12~15名くらいが平均人数と言われるので、僕もそのつもりでいました。
ただ、実際ふたを開けてみると1クラスに10人しか生徒がいないので、皆んな仲良くなれて楽しくなるんだろうなと大きな期待を抱いていました。
いざ授業開始へ!
いよいよ待ちに待った語学学校の授業です。僕の通う語学学校、EC Torontoは大学のような授業体系でした。必須科目と選択科目のように分類されていて、1コマの授業時間は90分です。
必須科目は先ほど分かれたクラスレベルで主専攻の授業が展開されます。僕の場合だとPre-Intermediateが主専攻の必須科目になります。
一方、選択クラスは本当に様々なクラスがあります。スピーキングに特化したクラスやリスニングに特化したクラス、ビジネス英語に特化したクラスやライティングに特化したクラスなど多岐にわたって展開されていました。
僕はとにかく英語を話せるようになりたかったので、「Get Talking」というスピーキングクラスを選択することにしました。
必須科目の授業は、「英語の文法や表現を英語で学ぶ」というものです。要するに、日本の義務教育でやってきたような英語の授業を、全て英語で行う感じです。
具体的には、ネイティブが頻繁に使うような英語の表現方法や、単語、イディオムなどを学習しました。
率直な感想を言うと、「授業内容は日本の義務教育で習ってきたことだから、ホワイトボードを見れば何となく理解できる!ただ、先生の話す英語のスピードが早すぎて全く聞き取れない…。」といった感じです。
語学学校の先生は普段のネイティブ同士の会話よりも、かなりゆっくりと話してくれます。しかし、それさえも聞き取れないことをとても悔しく感じました。
リスニングに関しては、慣れるしかないと授業の途中で割り切りました。(笑)
続いて選択科目である「Get Talking」の授業ですが、「クラスメイトと与えられた議題に関してディスカッションをする」といった内容でした。その日に与えられた話題は、「①オススメの映画」と「②.地球温暖化の防止策」の2つでした。
オススメの映画に関しては他の生徒と話していても、何となく「感動系の映画なんだな!」とか「こういうシーンがいいんだな!」と理解できるし、自分の片言の英語でも相手に伝わりました。
ただ、2つ目の議題に関しては、内容がアカデミックすぎて話についていくことすらできませんでした。自分の頭の中で考えていることを必死に伝えようと頑張ったものの、どのように表現すればいいのか分からなかったり、口から思うように英語が出てこなかったり、本当に辛い時間を過ごしました。
この2つの話題が終わった後は、初めて会う人達ばかりなので自己紹介をしたり、自分の国のことについて話したりするなど、フリートークで授業が終了しました。
授業自体はとても楽しくチャレンジングだったものの、自分自身の英語力の乏しさにショックを受けました。
どんなに英語力がある人でも、おそらく初日に感じることは全員同じだと思います。個々の英語レベルに応じたショックを誰しも感じるはずです。
生徒自身の英語レベルにショックを感じさせることで必死に勉強させる目的があると思うので、学校側は敢えて生徒に余裕を感じさせないような授業内容にしているはずです。
放課後は友達とランチへ!
授業が昼の1時半に終わったので、友達とランチに行くことになりました。
先ほど紹介したフランス人のAxelとその友人のCyril、その日に知り合った日本人のShintaroと学校近くのマクドナルドに行きました。
マクドナルドに入って最初に、注文の仕方が日本と違いすぎて驚きました。日本だと、レジに行き店員に口頭で「何が欲しいのか」を伝えて金額を払うと思います。
一方、カナダのマクドナルドは入るとすぐに自動販売機サイズのスクリーンがあり、それを操作して注文した後にその場で会計を支払います。その後、番号付きのレシートを機械から受け取り、その番号がみんなの見える大きいモニターに表示されたらカウンターまで取りに行く、という仕組みでした。
また、コーラやオレンジジュースなどは完璧なセルフサービスになっており、自分で注がなければならず、ファミレスのドリンクバーのようなシステムになっています。(笑)
日本と注文の仕方が違いすぎて、かなり手間取ってしまいましたが、この違いはかなり面白かったです。
注文して少し待っていると、自分の番号がモニターに映ったので注文したものを取りに行って席に戻ると驚きの光景が待っていました。
下写真はフランス人のSyrilなのですが、がジュースを飲むためにストローを3本も使っていたんです。
「何で3本も使うの!?」と聞くと、平然とした顔で「だって、この方が一度に少し吸うだけでたくさん飲めるじゃん!」と言われ、何故かあっさりと納得してしまいました。(笑)
別にこれがフランスで当たり前ではありませんが、「世界にはいろんな人がいるんだな…。」と海外留学していることを肌で感じた瞬間でもありました。
新しくできた友達と英語を使ってコミュニケーションをとることで、拙い英語ながらも色んな人と関われる喜びを知った1日となりました。
授業がいよいよ始まったワケですが、まだまだペラペラになるまでの道のりは長いと感じました。
当時の頭の中では、どうやったら話せるようになるのかをずっと模索してさまよい続けていました。
語学学校初日で感じたことの「まとめ」
この日に感じたことは、自分自身の英語力の乏しさへの絶望でした。
渡航前に3ヶ月ほどの英語学習期間があったので、自分なりに英語の学習を行って渡航したつもりでした。
ただ、日本で英語学習は机上の勉強なので、即効性には欠けると言うか本当に海外ではすぐには役に立ちません。
やはりコミュニケーションをとるためには、「英語を話す訓練」と「英語を聞き取る訓練」が必要なので日本でやっているようなインプットだけの英語学習は、即効性には乏しいのです。
もちろん、英語の基本構成である単語や文法の知識は必要不可欠ですが、その知識があってもすぐに聞けて話せるようになるワケではありません。
日本で英語を勉強する時間があるのなら、以下の2つを意識して勉強してみてください。
話は少しそれますが、「海外ではクレジットカードが必須」であることも授業初日で学んだことです。
放課後にマクドナルドに行ったエピソードを紹介しましたが、実は自動販売機サイズの注文するスクリーンは現金の取り扱いはしておらず、カードのみでの支払いでした。
もし現金で支払いたい方は、そのレシートを持ってカウンターに行けば現金決済もできますが、いちいち手間になってしまいます。
海外は日本と比べてかなりキャッシュレス化が進んでいます。特にカナダやアメリカなどの北米やスウェーデンなどのヨーロッパ地域は、現金よりもクレジットカードやデビットカードでの決済が主流です。
マクドナルドに留まらず、殆どの飲食店や小売店でもキャッシュレスの取り組みをしているので、海外に行く前は必ずカードを作った方が良いです!
現金で支払おうとすると嫌がる店員さえいますので、キャッシュレス対応しておけるように準備しておきましょう!
以上、僕が通った語学学校(EC Toronto)で、授業初日に感じたことを紹介しました。
今回の記事についてはYouTubeの方でも詳しく話しているので、興味がある方は是非見てみてください!
個人的に質問がある方や、相談したいことがある方はYouTubeの概要欄に貼ってあるSNSリンクから連絡してもらっても結構ですよ!
それでは、また次回!