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カテゴリー:勉強方法のコツ

学校生活2週目で友人が変えてくれた英語への意識!失敗の恐怖や恥を捨てることで周囲の評価が変わったエピソード

公開:2020/04/27 著者:吉山 壱正 839 Views

こんにちは、Isseiです!

今回の記事では、「語学学校生活が3週間経過した時の僕の状況」について話したいと思います。

EC Torontoでの留学生活がスタートしての3週間は、長かったようで短かったというのが率直な感想です。2~3週目にかけての時間帯は、自分の中で大きなターニングポイントとなったタイミングだからです。

 

この期間は僕にとっても、僕の周りにとっても大きな変化があった3週間でした。

 

この記事は、これから留学しようと思っている人、既に今留学やワーキングホリデーしている人など留学関係者だけでなく、全員に是非見てほしい記事となっています。

自分の意識を変えることで、こんなにも状況は変わり、自分の行動にも勢いがつくことをお伝えできればと思います。

僕の留学生活の流れを掴んだ上で本記事を読んで頂くと理解しやすいので、前回記事をまだ読んでいない方は、是非併せてご覧ください。

 

 

EC, Toronto (EC)

友達がクラスレベルアップ

あれは語学学校生活が2週間経過した時です。前回記事でも出てきた同じクラスのAxelというフランス人が担任の先生に呼び出されていました。

 

僕: 「What did you guys talk about?(何について話したの?)」
Axel: 「We talked about my level of English and decided to move up the class.(僕の英語レベルについて話して、クラスレベルが上がることになったんだよ。)」

 

Axelと初めて会ったのは語学学校が始まる前日のイベントで、その時からすでに英語をペラペラと話していました。なので、僕自身は同じクラスレベル(下から3つ目)にいるのが不思議で仕方がなかったことは、前回記事でもご紹介した通りです。彼は文法ができないという理由で、僕と同じクラスになったのです。

ただ、授業中は先生の質問に対して、何の躊躇いもなく完璧な回答をしており、他のどの生徒よりもペラペラなのは間違いないので、2週間経ってこのクラスレベルには適してないと判断されたのかもしれません。

1つのクラスレベルを上げるのには、平均8週間の学習が必要と言われています。

 

しかし、彼は授業開始からたったの2週間で、飛び級でクラスレベルをアップしていったのです。

 

僕がいたPre-Intermediateというクラスレベルには、多くの日本人がいました。そして、多くの日本人生徒が最初に入るレベルは、このPre-Intermediateかそれ以下のレベルらしいです。

振り返ってみると、僕達日本人は義務教育や高等学校で6年間は英語の教育を受けてきているはずです。英語に6年間も触れていたら、ある程度の基礎知識や文法、多くの単語を知っているはずですよね。

恐らく知っている英単語や文法理解のレベルで言うと、多くの日本人はPre-Intermediateやそれ以下のレベルではないと思います。では、なぜ日本人の多くは、このクラスにいるのか?

 

答えは、「話せないから!」に尽きるのです。

 

日本の英語教育は、英単語や英文法のインプットを重点的に行い、学校の定期テストや受験のために英語を勉強するシステムです。実用的な英語学習は殆どありませんでした。

ただ、実際の英語学習の目的は何でしょうか?言語はコミュニケーションを取るために学ぶものだと思います。それは、多くの方も同意して頂けるはずです。

しかし、日本の教育では単語や文法のインプットが中心です。スピーキングを中心としたアウトプットを重視してこなかったので、知識はあっても使いこなせないという最悪な現象が起きてしまっているのです。結果的に、多くの日本人は語学学校でも低いクラスレベルにいる…。

 

「よし、わかった!僕達日本人は少しでも話せるということを証明できたら飛び級で上のクラスに上がることができる。そして、クラスレベルが上がるにつれて日本人比率はどんどん下がっていくので、まさに完全英語環境に身を置けて僕の英語力は爆発的に伸びるはず。」

 

Axelの飛び級を目にして、僕の思考回路はこのような考えを導きました。

そして、
この日をきっかけに僕の勉強は、完全にスピーキングに特化した内容に変わっていきました。誰に指示されるまでもなく、意識的に変えるようにしました。

 

なかなか変われない毎日

英語を話せるようになるためには、とにかく話す練習(発言)をするしかないと思っていました。

ピアノを弾くのを上手くなりたいと思ったら、ピアノを弾く練習をするしかないですよね。ピアノの楽譜を眺めてばかりでは、うまく弾けるようにはなりませんよね。

英語に関しても、単純にそういうことです。

 

このような決意をするまでの僕は、クラス内での発言を出来る限り避けてきていました。

 

・自分自身の英語に自信なかった。
・間違えたらどうしよう。
・笑われたらどうしよう。

 

このようなネガティブな感情が理由で、完全にカナダ留学に来ただけで満足している自分がいたのが本音です。

振り返ってみると、この2週間は「本当に勿体ないことをしたな…。」という後悔もありますが、後悔しても遅いのでとにかく前に進むしかありませんでした。

Axelの件で自分自身が何をすべきかに気づくことができたことで、当然失敗することは前提にクラス内で一番発言をするように取り組みました。

 

それまでは本当に発言をしない生徒だったので、「Isseiに何があったの!?何でこんなに発言するの!?」こんな風に思われていたと思います。

 

実際に先生に呼び出されて、「何があったのか?」と聞かれたこともありました。

その時に僕が感じていることや、頑張ろうとしていることを伝えると先生も応援すると言ってくれたので、それからさらに頑張ることができました。

発言数を増やして3日くらいが経過した時には、有難いことに「Isseiはクラスで一番発言するキャラ」というのがクラスメイトにも先生にも浸透していきました。

 

他人が驚くのは結局最初だけで、どうせ時間が経つと周囲は忘れるし、その状態が普通になっていくことを、心から感じた瞬間でした。

 

「学校のクラスで積極的に発言するようにした!」と言っても、1日のうちに学校にいる時間というのは長くても半日程度です。

授業後の半日は自由な時間なので、この時間をどう使うかが大切だと思っていました。

話す環境がどうしても必要だと思ったので、基本的に放課後は外国人の友達とご飯に行って話す機会を作るように変えました。

 

ご飯なのでもちろんお金はかかりますが、これは当時の僕にとって必要な投資です。必要な投資にお金を使うことは拒みませんでした。

と言ってもまだ収入がない身だったので、節約するためにウィンドウショッピングをしながら話すなど、いろんな工夫もしました。(笑)

外国人の友達と過ごす時間を増やすことで、必然的にアウトプットの時間が増えるので最大限の英語アウトプット環境を作ることができました。

 

普段の学校生活ではできないようなプライベートな話をしたり、恋愛につながったりすることもあったので、本当に色んな表現を覚えることができたのはメリットだと思います。

それから、帰宅後は家に帰って必ず5時間以上の勉強を行いました。長い時は8時間も勉強するなど、睡眠時間を削って勉強することも。

とにかくあの時は、一刻も早く自分を変えたかった一心だったので、継続することができたのかなと思います。

 

→ 単語の書き取りをしていた時のノート。

 

勉強方法は人それぞれですが、僕は少し変わった勉強方法でやっていました。これに関してはまた別の記事で書くつもりなのでお楽しみに!

朝から語学学校に行き授業を受けて、放課後は外国人の友達と遊び、帰宅後は一人で5~8時間の自主学習。

このプロセスの中で日本語に触れる時間がなく、完全なる英語環境にシフトチェンジすることができたことで、さらなる変化が起きました。

 

遂に努力が認められた

クラスレベルを上げるため、友人のAxelに追いつくために、自分のスピーキングをひたすら伸ばしたい!

 

この一心で完全英語環境のサイクルを1週間死ぬ気で繰り返し続けた結果、その効果は僅か1週間ですぐに現れました。

一番大きな変化が、最初の頃に比べて自然と英語が口から出てくるようになったことです。流石の変わりように自分自身が一番驚きました。

そして3週間経ったある時、先生も僕のスピーキングの変化を感じ取ったのか、呼び出されることになりました。そこである提案を持ちかけられます。

 

「I recommend yourself if you want to move up class. (もしクラスレベルをアップしたいなら、上のクラスに推薦するよ。)」

 

全く英語が話せず自信がなかった僕が、たった1週間本気で勉強したことで担当の先生に少しだけ認められたのです。

最初は僕が頑張っていることに同情してくれているのか
と思いましたが、心の底から喜びました。

ただ1つ条件があるらしく、それは「Intermediateのクラスでトライアルテストを受けて、そのクラス担当の先生に認められたら。」というものでした。

 

僕のいるレベルの1つ上のクラスレベルであるIntermediateで、体験授業を受けてそこでもやっていけると認められたらクラスレベルのアップができるとのことでした。

正直、まだ怖い気持ちもありました。しかし、僅かでも上がれるチャンスがあるのであれば、チャレンジしない理由はありません。早速、提案を持ちかけられた次の日に受けることになりました。

トライアルテスト当日、緊張しながら指定された教室へ向かうとフランス人の友人のAxelも教室にいました。

 

「こいつとまた同じクラスで勉強できるチャンス。頑張らないと!」

 

その時の感情は今でも鮮明に覚えています。トライアルテストの授業ではプレゼンテーションをすることになりました。

3人1グループになり、英語の現在完了形という文法の説明や表現、例文などを全てまとめてプレゼンテーションをするという授業でした。僕はコロンビア人と韓国人のグループになりました。

Intermediateのクラスは1つしかレベルが違わないのに、生徒全員の英語が流暢すぎて会話についていくのが少ししんどかったというのが当時の体感です。

 

その人たちに比べて英語がまだ流暢でない僕が貢献できることは何か?

 

そう考えて行動したのが良く働いたのか上手くグループに馴染むことができ、無事プレゼンテーションも終了しました。

結果的にトライアルテストを無事合格することができ、Intermediateのクラスにレベルアップすることができました。

意識を変えて恥を捨て努力をすれば、状況は変えられる体験をした語学学校生活2~3週間目のエピソードでした。

 

【まとめ】 意識を変えて行動しよう!

語学学校生活3週間経過した時のストーリーについて話してきましたが、この体験談には日本人留学生にとって大事なメッセージが詰まっていると思います。

僕が一番伝えたいことは、「失敗するのが怖いというマインドは一刻も早く捨てた方がいい。」ということです。

この記事にも書いたように、僕も最初は失敗することや、周りから馬鹿にされることが怖く、何もできない人間でした。

 

自らの体験談から言いますが、全て大丈夫です。失敗しない人なんてこの世にいません。

 

有名なエジソンも最初は失敗だらけで、上手くいかなかったけど成功するまでやり続けたからこそ現代にも語り継がれる歴史的な人物になったのです。

むしろ、失敗を繰り返さない限り成長なんてできませんし、人は苦しい経験をして初めて学ぶ生き物です。

壁に当たって初めて解決策を考える、そして試行錯誤と努力を繰り返して乗り越える。成功から学べることよりも、失敗から学ぶ方が人間には合っているのです。

 

他人が自分のことを気にするのは最初だけで、時間が経てばすぐに忘れます。

 

他人は自分が思っている以上に自分に興味がないはずです。周りからの評価を気にする時間の方が無駄なので、自分の成長のためにとにかく失敗をしましょう。

失敗の先には、最初に自分ことを馬鹿にしてきた人たちには見ることのできない景色があります。

最初は怖いかもしれないし、この記事を書いている僕が一番それを理解しています。でも、自分自身の成長のためには挑戦するしかない、そして失敗するしかないと思っています。

 

とにかく積極的に挑戦して、失敗を繰り返すことが成功の秘訣です。

 

僕は友人のAxelから刺激を受けて自分自身を変えることができましたが、なかなかきっかけがない人もいるかもしれません。そういう人たちにとって、この記事がきっかけになればこれ以上に嬉しいことはありません。少し暑苦しくなってしまったかもしれませんが以上です!

それではまた次回!

 

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