カナダはコロナウイルス自粛の出口を模索か!?時期は未定ながら経済活動の再開準備も発表!
みなさん、こんにちは!けいこです!
ついに、トロントもジャケットなしで過ごせる暖かい日々がやってきまして、桜も開花いたしました。
しかし、未だに外出制限による自宅隔離の状況には変わりなく、自宅のベランダからこの気候を楽しみながら今記事を書いています。
前回記事を書いた時からの変化としては、カナダ政府はストップしていた経済活動の再開について模索が見られていることは明るい兆しです。
今回も恒例のGovernment of Canada(https://www.canada.ca/)から、新型コロナウイルスの最新データをお伝えします。
そして、政府からの新しい情報に加え、トロントの現在のリアルな状態をレポートします。
最近見たニュースの中で気になった、日本とカナダの給付金対応比較と、世界のコロナウイルス拡散後の地球環境の変化についてシェアしたいと思います。
2020年5月3日(日)時点のカナダの感染者数時系列
2020年5月3日(日)の11:00時点では、57,148人のコロナウイルス感染が認められており、
その中で29,126人が完治したと報告されております。
前回、2020年4月25日(土)の11:00時点では、カナダの感染者数合計は44,363人でした。そして、合計死者数は3,606人。前回の記事の情報では2,350人だったため、この1週間で約1,300人増えたことがわかります。
2020年5月2日(土)の11:00時点での感染者の年齢別の感染率は以下の通りです。
第2位: 20歳 – 39歳が26%
第3位: 60歳 – 79歳が21%
前回同様、感染者の約55%は女性感染者です。
2020年5月3日(日)の11:00時点の州別感染者もしくは感染可能性者数は以下の通りです。なお、前回の情報の2020年4月24日(金)19:00でした。
第2位: オンタリオ州(17,553人) ※前回は13,519人
第3位: アルバーター州(5,670人) ※前回は4,017人
第4位: ブリティッシュ・コロンビア州(2,171人) ※前回は1,853人
前回からのこの1週間の結果、ほとんどの州が1,000人ほど増えたのに比べ、ケベック州とオンタリオ州はかなりの伸びを見せたことが分かります。
カナダ政府の経済活動再開の模索
2020年4月27日(月)にオンタリオ州のダグ・フォード州首相は、具体的な日時は提示されなかったものの、3段階ステップによる経済活動の再開準備を視野に入れていると発表しました。
その3段階ステップは下記の通りです。
ステップ1
・閉鎖中の一部のビジネスの再開をする。
・お葬式などの行事に対し5人以上であっても参加を可能にする。
・一部の公園や野外スペースを解放する。
・緊急以外のすでに予定されていた手術や医療サービスの再開をする。
ステップ2
・さらに多くのビジネスの再開をする。
・5人以上の集まりの許可を解除する。
・より多くの公園や野外スペースの解禁をする。
ステップ3
・全てのビジネスの再開をする。
・コンサートや野外フェス、スポーツイベント以外のより多くの人数の集まりの場所を許可する。
この1週間のカナダでの変化
・2020年4月28日(火)にカナダ政府は、政府の命令やカナダで生活をする一人一人の慎重な行動のおかげで、コロナウイルスの感染を防ぐ事に成果をあげつつあると発表しました。
その一方で、もし今すぐに全ての生活を元に戻してしまうと、今までの私たちの努力が無駄になる可能性が大いにあるため、現状維持する事がとても大切だと説明されました。
・2020年4月30日(木)にダグ・フォード州首相は、経済活動再開に向けて職場における安全ガイドラインの改正を発表しました。
この改正安全ガイドラインは主に、経済活動が再開された後に会社が社員やお客さんを新型コロナウイルスから守るために加えられたものです。
具体的には、物理的な距離の取り方や、万が一感染者が確認された際の対処方法などが職種別に掲載されています。
・2020年5月1日(金)にダグ・フォード州首相は、2020年5月4(月)日より一部の建設業、園芸店、造園業、自動車ディラー、ゴルフ場やマリーナなどの一部の職種に対して、いくつかの条件と共に営業を許可することを発表しました。
また同日、トロント市公衆衛生官(Toronto Public Health)は、最近保健局からの電話にみせかけた振込詐欺が多発していることを忠告しました。保健局は電話で口座番号などを聞かない事を念押し、これらの詐欺行為に注意するように呼びかけました。
トロントの生活の現状レポート
毎年この時期トロントの人々の楽しみの一つであり人気のお花見の観光名所であるハイパークですが、2020年4月22日(水)に2020年4月30日(木)からの閉鎖を発表しました。
アウトドアが大好きなトロントニアンにとっては、とても残念なニュースでした。
そのため、トロント市はお花見が遠隔でも楽しめるように24時間ライブ中継をYouTube(またはトロント市公式ウェブサイト: https://www.toronto.ca/explore-enjoy/festivals-events/cherry-blossoms/)で観覧できるようにしています。
その他、目立った生活の変化はあまり、ありませんが、天気が良くなってきたことも影響しているのか、散歩に出かける人の数が少し増えたような気がします。
外出の機会が増えたことにより、感染者が増えないことを願うばかりです。
カナダ政府からの支援金について
日本でのコロナ関連の支援金は、2020年4月27日(月)時点で住民基本台帳に登録されている人を対象に郵送申請もしくはオンライン申請後に一律10万円を申請受付から3ヶ月以内に給付するというものでした。
一方カナダでは、非常事態宣言の発表と同時に2020年3月17日(火)にトルドー首相が人々の生活とカナダの経済を守るため迅速に対応すると発表しました。現在までに色々な分野において様々な国からの支援が発表されています。
その中でも、日本の一律10万円給付に値するものは、カナダ緊急対応支援金(CERB: Canada Emergency Response Benefit)に対しては、対象者の広さかつ迅速な対応に国民の多くが感謝の声をあげていました。
CERBとは、15歳以上のカナダに在住している人を対象に、コロナウイルスにより仕事ができなくなった人や収入が減った人に対し、一律2,000カナダドルを最大4ヶ月間配当するというものです。 ※一部の例外を除く。
なぜ皆が感謝を示したかというと、カナダ国籍を保持していない人や、一部の学生やワーキングホリデービザ保持者でも対象になるという対象者の広さにあります。
また、オンラインもしくは3分ほどの電話で申請する事が可能で、さらに申請後2~3日以内に自身の銀行口座に振り込まれるといった対応の早さからでした。
日本やカナダ以外にも、それぞれの国がどんな対応をしているのかを見比べてみるのは、なかなか興味深いですね。
地球環境に優しい生活
コロナウイルス感染拡大後、地球環境にも変化が見られています。
現在世界中の多くの人々が在宅勤務や外出制限を行っているため、地球温暖化の原因であるCO2(二酸化炭素)の排出量が世界的に減少していることが国際連合(United Nations)のグテーレス事務総長より2020年4月30日(木)に発表されました。
これは一時的なものにしかすぎなく、経済活動が本格再開されるとCO2(二酸化炭素)の排出量はまた増えるだろうと予想されています。
地球環境を考える上で、私自身が最近取り組んでいることがあります。食料品を購入した際、コロナウイルスがパッケージに付着している可能性があるため、中身を何かしらに移して冷蔵庫や冷凍庫、棚に保存や保管しています。
今まではジップロックを活用していたのですが、異常な量のジップロックの消費に気付きました。そのため、経済的にも環境的にも良いと思って、現在ではシリコン製のジップロックのような容器を活用しています。
冷凍、電子レンジ、湯煎、食器洗い機に対応しているものを購入したため、使い勝手もかなり良く、使い回しも問題ありません。
食品によっては、容器に移す事ができずそのままの形で、その日のうちに保管しなくてはいけないものもあります。
その際は、アルコールで拭いて保管していたのですが、アルコール除菌をする際もキッチンペーパーから数枚のタオルを使用することに変更し、使用後は洗って再利用に切り替えました。
この在宅隔離時期を通して、せっかくCO2(二酸化炭素)の排出量が世界的に減少していることが確認されている今、私たちの住んでいる地球に優しい生活を考えて送っていこうと思っています。
今回も最後までお読みいただき有難うございました。意見、感想、質問など皆さんの声を聞きたいと思いインスタグラムのページを開設しております。インスタグラムで「keikoblog」で検索して頂き、何かございましたらダイレクトメッセージをください!
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