「家探し」は多くの留学生の心配事の1つ!カナダ留学でシェアハウス探しで苦労したエピソードを紹介
こんにちは、Isseiです!
皆さんは留学先で困ることと言えば、何が頭に思い浮かびますか?
・ご飯
・服
・気候
その中で実は僕が一番苦労したのは「家探し」です!
今日は、そんな一番苦労した僕の家探しの経験談について話そうと思います。
これから留学に行く方や、実際にカナダにいる方は、「こんなことあるんだな…。」と想像しながら、参考してもらえたら幸いです。
トロントでの家探し
当初の僕の予定は、カナダにワーキングホリデービザで渡航して1ヶ月目はホームステイに滞在し、それ以降はシェアハウスに住むというものでした。
皆さんはシェアハウスと聞いて、イメージができるでしょうか?
知らない方のためにも、簡単に説明しておきます!
シェアハウスとは1つの住居を複数人で共有するタイプの家のことです。リビングルーム、トイレ、洗面所、キッチンなどは基本的に同居人と共有で使います。
基本的にシェアハウスには各自の部屋がそれぞれあるため、プライベートな空間で過ごすこともできます。
一緒に住む同居人は英語で「Share Mate(シェアメイト)」や「Room Mate(ルームメイト)」と表現されることが多いです。
一番イメージしやすいのは、日本のテレビ番組で有名なテラスハウスかなと思います!テラスハウスに個人部屋は存在しませんが…。
基本的に大半の日本人留学生はシェアハウスに住むケースが多く、実際に僕が留学していた時に出会った日本人留学生は皆んなシェアハウスに住んでいました。
そんなシェアハウスを探す方法はいくつかあります。僕は「emaple」という日本人向けのサイトを使ってシェアハウス探しをしていました。
家を貸したい家主と家を借りたい人がマッチングするようなサイトで、自分がいいと思う物件を見つけ、申し込みフォームからメッセージを送って連絡を取り、家を借りるというシステムです。実際の探し方については、また別の記事で詳しく説明します。
物件の価格は、ほとんどの場合が日本と同じで、ダウンタウンに近ければ近いほど家賃は高くなり、逆に離れれば離れるほど安くなります。
平均価格で言うと、ダウンタウンで月$900~$1400、郊外だと月$500ほどでした。
いろんな物件を見ている時に、良いなと思う物件を1つだけ見つたので、早速申し込みフォームからメッセージを送ってみました。その物件以外はあまりいいと思わなかったので、ひとまず1件だけ申し込みして返事を待つことに。
それから、3日間が経過したのですが一向に返事が来ません…。このまま待ち続けていても時間の無駄なので、次の物件を探し始め追加で8件ほど申込フォームを送りました。しかし、それでも返信は来ませんでした。
返信が返ってこなかった理由は後々知ったのですが、4月には僕と同じようにホームステイからシェアハウスに移る人数がすごく多いので、シェアハウスへの申し込みが殺到するとのことです。
家主も一件一件の問い合わせに返信している暇はないらしく、返信はなかなか来ませんでした。
日本の場合は、どれだけ忙しくても必ず返信はするものですし、これが最低限の礼儀だと教え込まれて育ってきた僕は、返事が返ってこないことにカルチャーショックを受けていました。
このようなシェアハウス事情を一切知らない僕は、「カナダ人って本当に冷たいな…。」と毎日思うように。
ただ、ホームステイの契約期間満了のこともあったので、早く家を探さないといけない状況は変わりません。
それから追加で60件ほどメッセージを送った結果、「3件」だけ返信をいただきました。確率としては5%なのでものすごく低いです…。
それからその3件の家主と英語でテキストメッセージにてやり取りした後、物件見学に行くことになりました。
内見1軒目
一番初めに返信が来たのはカナダ人の若い男性からでした。
家の場所はトロントの少し東に位置する閑静な住宅街だったので向かってみると、その男性は暖かい対応をしてくれて部屋を案内してくれました。
実際にシェアハウス内に入ってみると、入り口自体はとても綺麗だったのですが、部屋に入ると早速問題が…。
このような、なかなかの最悪の環境でした。さらには駅から歩いて25分もかかるので、そこまでバスを使う必要があります。
正直なことを言うと、心の中では「さすがにこの空間に残り11ヶ月間も住み続けるのは無理だな…。1ヶ月住むのも厳しいかもしれない。」と思いました。
こんな気持ちだったのですが、60件以上も問い合わせて3件しか返ってこないという現実を考えると、最悪の場合はここにせざるを得ないのかなと思い、保留にさせてもらいました。(笑)
内見2軒目
2番目に返事が来たこちらの家は、元々ホームステイしていた場所から徒歩10分の場所にありました。
1ヶ月近くホームステイしていて、実際に住んでいても住みやすさを感じていたので、直感的に「ここが良いかも!」と内見をとても楽しみにしていました。
内見の日時を決めて、指定された日に指定された場所に向かうことに!時間通りに到着したのですが周りには誰もいません。
「まあカナダ人は日本人と違って時間にルーズかもしれないから待ってみよう!」そう思って待っていると、少し遠い場所からカナダ人の綺麗なお姉さんが歩いて来ました。
大家さんの性別までは知りませんでしたし、近辺に人影が全くなかったので、「大家さんはこの人か!」と思ってしまい、声をかけてみたのですが…。
「何のこと?」と鼻で笑われ、そのまま去ってしまいました。
恐らくお姉さんには、「よく分からないアジア人が、家がどうのこうので、ってナンパしてきて失敗しとるわ、ダサっ!」こんな感じに思われているのかなと思うと、少し恥ずかしい気持ちに。(笑)
それはさておき、1時間ほど待ったのですが姿は見当たらない上、電話しても繋がりません。
そして、2時間待ち続けてやっと確信しました。
「これはすっぽかされたな…。」
とても残念なことではありますが、カナダにも「予定をすっぽかす」という文化があるのだなと学べた1日となりました。
2時間も待った上に、連絡も来なかったのでさすがに精神的に辛かったです。
2軒目に関しては、内見にも至りませんでした。
内見3軒目
3件返信が来たうち、最後に連絡が来たのがこの物件でした。僕の立場からしてみれば、最後の希望です。
シェアハウスの場所は、「Kensington Market」と呼ばれるカナダの観光地で、カフェや古着屋、雑貨屋などがたくさん並んでいる有名な場所です!
この地域の家ということで、実は気になっていたことが2点ほどありました。1つ目に気になっていたことは、「emaple」というWebサイトに家賃がいくらなのか書いていなかったことです。
この「Kensington Market」と言う地域は、トロントの中でも有名な観光地で、ダウンタウンにも徒歩10分でアクセスできるとても便利な場所です。
最初に話したようにダウンタウンに近ければ近いほど家賃は高くなるものなので、1ヶ月にいくら請求されることになるのかがとても恐怖でした。
2つ目に気になっていたことは、治安面です。実はこのKensington Marketは、語学学校の先生によると、「トロントの中でもかなりのマリファナを栽培している地域である」という話を聞いたことがありました。
興味はありましたが、マリファナというと違法ドラッグのイメージしかなかったため、かなり危険な地域なのではないかと…。(笑)
以上2点の懸念点がありましたが、ダメ元で見学に行くことに。
指定された場所に行き待っていると、小太りでアジア人系の中年男性が来てくれました。
どうやらこの人がシェアハウスのオーナーらしく、台湾系のカナダ人でとても優しそうな雰囲気を醸し出していました。 実際に部屋を見せてもらった印象が以下の通り。
まさに非の打ち所がないくらいに最高の物件でした。気になる値段を聞いてみると、カナダドルで$550(日本円で約5万円)とのことです。
絶対何か裏があると思い、光熱費、Wi-Fiはどうなのかなど聞いてみましたが、全て含めて550$らしく、これほど最高な物件はないのでその場で契約をすることにしました。
まさか最後の最後にこんなに素敵な物件に出会えるとは思っていなかったので本当に奇跡だったのですが、それまでの過程がとても辛かったのも事実です。(笑)
シェアハウス探しは根気を持って挑もう!
このシェアハウス探しで、何度もカルチャーショックを経験し、大家さんに内見をすっぽかされるという事件もありましたが、最終的には上手くいったので良かったというのが正直な気持ちです。
最悪の場合は、ホームステイをもう1ヶ月延長するという手段もありました。ただ、ホームステイはシェアハウスと比較した時に費用が割高なので、当時の僕には延長することはできなかったのです。
シェアハウスが見つからなかったら危うく、カナダでホームレス生活になるところでした。
海外でのシェアハウス探しは運の要素が強いかなと思いますが、なるべく多くの選択肢を作れるように色んな所を見ることが大切だなとこの経験を通して感じました。
そしてなるべく早めにシェアハウス探しに取り組むことも大切です。僕が後日知ることとなったのは、「4月はシェアハウスの申し込みが殺到」すること。これも原因で、僕はなかなか落ち着いて家を決めることができませんでした。
海外生活は不安もあると思いますが、最低限自分の住む家が落ち着いた環境であれば、リラックスできる場所を作れます。僕のようにドタバタにならないよう、僕の経験談を反面教師としてシェアハウス探しに取り組んでみてください!
それではまた次回!