カナダ留学を考えている方へ!突然訪れた日常生活の変化にめげず、今家でできることを!
東京でオリンピックが開催されるはずだった2020年。オリンピックは、国と国がスポーツでぶつかり合う本気の戦い。でも戦いの後は笑顔でハグが見られるはずだった2020年。
今はハグなんて絶対NG。外出時はマスク着用。人と人との距離は2メートル置く。通勤電車がガラガラになり、テレワークが主流に。2020年にこんなことが起こるなんて誰が予測できたでしょうか?
せっかくの留学も多くの方が延期やキャンセルになってしまいました。日本から海外に渡航するどころか、家から外に出ることもままなりません。緊急事態宣言が解除されたとは言え、合言葉は“STAY HOME”。
2020年のゴールデンウィークはこれまでの休暇とは全く違いました。どこに出かけるかではなく家で何をするかを考えることが増えました。
”There is no rain that won’t stop.(止まない雨はない。)” は私が好きな言葉です。
物事がうまくいかない時、失敗して落ち込む時はいつも自分自身にこの言葉を言い聞かせてきました。雨が止んで太陽がさんさんと輝く日は必ず来ます。そう信じています。
今回は、雨が止み輝く太陽のもと留学に旅立つ日のために『今、家でできること』をご紹介します。
妄想留学へ旅立とう! ~バンクーバー近場編~
「こんな時だからこそ楽しいことを考えよう!」ということでバンクーバーに妄想留学へ旅立ちましょう!さあ、バンクーバーのガイドブックと地図をお手元に準備しましょう!
私が働くiTTTi VANCOUVERは、バンクーバーの中心地にある語学学校です。
スカイトレインのVancouver City Centre駅からもGranville駅からも徒歩5分以内の便利な立地。多くのお店が立ち並ぶRobson通りに面し、近くにバンクーバー図書館もあり放課後の学習にもとても便利です。
今日は留学初日なので近場から攻めましょう!「腹が減っては戦はできぬ!」ということでまずは腹ごしらえです。バンクーバー出身の友達から「バンクーバーに着いてまずやることは、JAPADOGを食べること!」と言われたのを思い出し、Robson通りにある『JAPADOG』へ。
元々は「世界的に有名なフードスタンドを作りたい。」と夢見た日本人夫妻がカナダに移住してスタートしました。今ではカナダ国内だけでなく、アメリカにも店を構える大人気の日本式ホットドッグの有名店。
一番人気は、てりやきチキンとマヨネーズのコンビネーションがたまらない『テリマヨ』です。
さあ、バンクーバーの名所を巡りましょう!定番観光地と言えばGAS TOWNです。有名な蒸気時計の前で記念撮影。毎時00分には蒸気が奏でるメロディーを聞くことができ、いつも多くの観光客で賑わっています。写真撮影だけでなく、メロディーの録音もどうぞお忘れなく!
バンクーバーと言えば、私にとっては2010年バンクーバーオリンピックです。浅田真央選手が銀メダル、高橋大輔選手が銅メダルを獲得したあの冬季オリンピックが開催された場所。
その時の聖火台が残っていると聞いたら行くしかありません。ここでも笑顔で写真撮影。
来年こそは、東京でオリンピックが開催されることを心から願います。
このようにバンクーバー市内では、美味しいお食事も観光も楽しめます。iTTTi VANCOUVERでは、放課後にお勧めのお店や観光スポットを巡るなど、勉強だけでなくバンクーバーの街を楽しむアクティビティをたくさん用意しています。
授業以外でも他の国から来た留学生や学校スタッフと交流し、たくさんお友達を作ってくださいね!
アクティビティの様子はiTTTi VANCOUVERのインスタグラムでもたくさん配信しています。Let’s follow!(インスタアカウント: itttivancouver)
妄想留学初日終了!バンクーバーは都会ですがとても空気が澄んでいます。
明日は、せっかくなので妄想留学で遠出を楽しみたいと思います。
妄想留学へ旅立とう! ~バンクーバー遠出編~
妄想留学2日目。「バンクーバーがあるBC州(ブリティッシュコロンビア)の州都はどこですか?」と質問され、多くの人がバンクーバーを頭に浮かべます。
答えはビクトリアです。今日は、せっかくなので遠出してビクトリアに行ってみましょう!
バンクーバーからビクトリアまでバスとフェリーでのんびり4時間。涼しさと日差しの強さを感じながらビクトリアに到着。
「ここはイギリス?」と思うような英国情緒漂う素敵な街で、大都会バンクーバーとはまた違った魅力がいっぱいです。
別名『ガーデン・シティー』と呼ばれるほど、ビクトリアは英国文化が薫る美しい花の街です。
日照時間が長く冬でも氷点下にならないビクトリアでは、2月中旬頃から様々な花を楽しむことができます。
特に季節ごとの様々な花が咲き誇るサンケン・ガーデンは大人気の観光スポット。ブッチャート・ガーデンのバラ園は6月下旬が見頃です。
サンドウィッチにスコーンにケーキとボリューム満点のアフタヌーンティーをバラの香りに包まれながら王室気分で楽しみます。
ビクトリアのシンボル的存在である州議事堂の前で写真撮影を済まし、心を癒され帰宅。今夜は、バラの香りのアロマで眠りたい、そんな気分です。
バンクーバーは、カナダの西海岸に位置する大都市です。国内だけでなく、アメリカ西海岸への旅行にもとても便利です。留学中は語学研修に励むだけでなく、観光・旅行も楽しみ、限られた時間を有効に活用しましょう。
充実した留学生活を! ~ホームステイ先で使える英会話~
留学生活に欠かせないのが渡航前&現地での英語学習です。家にいる時間が多い今だからこそできる英語学習方法をご紹介します。
まずは、ホームステイ先で使える英会話。留学中の半分の時間を過ごすのがホームステイ先とも言えます。ホストファミリーとの出会いが一生の絆に繋がることもあります。
ホームステイ先では、自分から積極的にコミュニケーションを取ることがとても大切です。難しい単語や会話を使う必要はなく、中学英語に出てくるような会話で十分に気持ちは伝わります。
何よりも肝心なのが『始めましての挨拶』です。中学英語の初めに出てきた基本挨拶ができれば安心です。家族の一員として受け入れてくれたことに感謝の気持ちを素直に伝えましょう。
“It’s a pleasure to meet you all. Thank you for having me.” (皆さんにお会いできてとてもうれしいです。受け入れてくれてありがとうございます。)
またカナダは、『褒めの文化』の国です。部屋に案内されたら ”Wow, what a nice room. I like it.” など自分の気持ちを表現しましょう。
次に、日本語では簡単に言えるのに英語だと??になってしまう言葉をご紹介します。
➀ ディナーのお声がかかったら『今から行きます、向かいます。』
日本語では『行く』の表現が、英語では”I’m coming.”となりgoingを使いません。呼んでいる相手に対して近づくのでcomeを使います。goは相手から離れていくことになりますので使い方を注意しましょう。
② 『いただきます』の文化は一般的にない
お祈りを捧げてから食べ始める家庭もあります。出された料理を黙々と食べるのではなく、“Looks good!” や “Smells so good.” など作ってくれたことへの感謝も忘れずに伝えましょう。
ちなみに、『ごちそうさま』は、”I’m done.”、“It was delicious.”、“Thank you for the dinner.” で表現します。
③ 日本から持ってきたお土産を渡す時は…
“I have a little gift for you.” や “This is a souvenir for you.” と表現します。
海外では、日本のお菓子や文房具が喜ばれます。特に海外の蛍光ペンは太すぎたり、色が濃すぎたりするため日本製が人気です。日本の鉛筆も書きやすいと人気があります。
変わったお土産では、ピップエレキバンやファイテンなどの磁気テープが人気です。
④ 海外ではシャワーが基本
海外では日本のように湯船に浸かる習慣はなく、シャワーで済ますのが基本です。それはカナダでも変わりません。
お湯が出ない時は、”There is no hot water.” や “The hot water is not working.” と伝えましょう。
⑤『行ってきます』&『ただいま』は…
・I’m leaving. / I’m going now.
・I’m home.
大きな声で気持ち良く挨拶することを常に心がけましょう。
英語の表現だとつい難しく考えがちですが、実際に使う英語は中学英語で十分です。時間のある今のうちに『これって何て言うんだろう?』を書き出し、調べておくときっと役立ちますよ!
iTTTi VANCOUVERでは、ホームステイ先やショッピング、レストランなどの日常生活で使える会話を学ぶ午後の選択科目『Conversation Strategies』が大人気です。
このクラスを受講して、「ホストファミリーと自然に会話ができるようになった!」とか「店員さんに色々と質問ができ、ショッピングが楽しくなった!」などの嬉しい声をたくさんいただいています。Conversation Strategiesは初級から受講可能で、レベルに合わせたトピックを学ぶことができます。
充実した留学生活を! ~中学英語の復習法~
ホームステイで使える英会話でもご紹介したように、現地での生活で使用する単語も会話も中学英語の内容がほとんどです。
気合を入れて難しい内容に取組んでもわからないことが多く、モチベーションがダウンし、何もしないまま出発の日を迎えることになり兼ねません。
「分かるから楽しい。楽しいからもっと学びたい。」が英語学習継続の基本です!
ここからは、留学に役立つ中学英語の学習法をご紹介します。
1. 語彙力を身に付けましょう
留学生活に必要な語彙数の目安は、2,500語~3,000語と言われています。語彙力を身に付けるためには、まずは自分に合った英単語集1冊を用意しましょう。
この英単語集を何度も繰り返し使用することが大事です。参考までに私は次の手順で単語を覚えました。
ここでのポイントは声に出すことにあります。声に出しながら書くことで英語の音に慣れ、発音を意識しながら口に出すことで口の筋肉をトレーニングしましょう。たくさん書くことで当然英語を書くことにも慣れ、スペルの法則が自然と身につきます。
私は約15年間子ども英会話講師として英語の指導をした経験がありますが、常に口うるさく言ってきたのが「声に出しながら書く!」です。発音しながら書くことで耳からも英語が入り、音とスペルをより効果的に覚えることができますよ!
語彙力はあればあるほど会話が広がります。会話が広がると交友関係も広がります。まずは、「これだ!」と思う英単語集1冊を見つけましょう!
2. Writing力を身に付けましょう
Writing強化に絶対的にお勧めなのが毎日英語で日記を書くことです。私の日記英語学習法を参考までにご紹介します。
書くことに慣れたらできれば家族や友達に聞いてもらいましょう。1日のスケジュールを英語で作成し、実施内容や感想を英語で毎日書くのもお勧めです!
留学中の課題は当然英語で作成することになります。簡単な文であっても、今のうちに英語で文章を作ることに慣れておけば留学先でも抵抗なく課題に取組めるはずです。
短い文章でもいいので毎日続けることが大切です。
3. Listening力を身に付けましょう
少し勉強色が強くなってしまい、楽しく学ぶがどこかに行ってしまった?そんな声が聞こえてきそうです。そこで、Listening力は、映画観賞で楽しく身に付けましょう。
『映画鑑賞で耳を鍛える!』とよく言われますが一体どんな映画を選んだら良いのか迷ってしまいますね。
是非とも、次の5つのポイントをご参考にしてください。
個人的には『アナと雪の女王』がお勧めです。ミュージカル女優になった気分で英会話も歌も楽しめます。洋楽を聞いて英語が得意になった人も多いですよ。
iTTTi VANCOUVERには、自信を持って英語を流暢に話したいという方のためのコース『Speaking Clinic』があります。
ボキャブラリー、会話表現、イディオム、ネイティブスピーカーのイントネーションや発音を学び、ボイスレコーディングや動画撮影などを通して間違いを正し、よりネイティブに近い発音で流暢に話すことを目指します。
渡航前に語彙力、Writing力、Listening力を上げておくことが現地での学びに大きくプラスになります。
せっかくの海外留学です。今できることを着実にこなし、基礎的な英語力をしっかりと身につけておきましょう。
最後にやっておきたいこと!
『今、家でできること』の最後のおすすめはタイピング練習です。上記の英語学習法でもお伝えしましたが、留学中のレポートや課題の提出は当然すべて英語、そしてパソコンでの資料作成が求められます。
私は約20年前にハワイ州マウイ島にあるハワイ大学の分校で英語のクラスを受講しました。その時に手書きでレポートを提出しましたが即座に突き返されました。
その時に言われた言葉 ”You are behind the times.(あなた、時代遅れね。)” が今でも忘れられません。
留学して間もない頃は単語のスペルを覚えるのに時間がかかります。その上タイピングに時間がかかってしまうと、課題をこなすのに余計な時間を費やすことになってしまいます。そのため、サクサクタイピングできるよう今から練習を重ねておきましょう!
今は “STAY HOME” が合言葉、そして愛言葉。これまで当たり前だったこと、当たり前にできたことができない状況にあります。その一方で、こんな状況だからこそできることもたくさんあります。
渡航を待つ時間を無駄にせず、今できることに前向きに取り組んでみましょう。
ポジティブに物事を捉え、プラス思考で留学に備えましょう!
『家にいるからこそできること』を考えると意外と面白いですね。あれもこれもと浮かんできます。
是非ご自身に合った時間の使い方、英語の勉強方法を見つけ充実したお家時間を過ごしてくださいね。