ワーホリ経験者には「こんなすごい人もいる!」ワーホリ成功パターンを紹介!
少し前に「英語力が無くても何とかなるけど、英語力が無いと八方ふさがりになる理由とは?」というコラムを執筆させていただきました。
その際は、主にワーホリの“失敗談”に焦点を当てていたのですが、今回は逆にワーホリの成功パターンを見てみたいと思います。
これからワーホリへ行こうと思っている方やなかなか踏み出せないでいる方にとって、大きな励ましになる先輩ワーホリ生を2名ご紹介します!
Case1: 吉山壱正さん(カナダワーホリ)
一人目は、こちらの留学コラムでもライターとして記事を執筆し、YouTube、SNS、ブログ等で「人生逆転留学」について多数の情報を発信されているIsseiさんです。
ワーホリ開始前
Isseiさんは大学2年生を終了後に一年間休学をし、英語力がほぼゼロの状態でカナダワーホリへ行きました。
ご本人曰くIsseiさんは「Fラン大学生」で、大学入学直後は大学ライフをめいっぱい楽しんでいたそうです。
その一方で大学2年時に自分には明確な将来のビジョンが無い、どんな仕事に就いたら良いのか分からない、ということに悩んでいました。
そして、とあることがきっかけで突発的に留学へ行くということを決断し、弊社にご相談にいらっしゃいました。
その当時は特に「これがやりたい!」といった目標は無かったそうです。
ただ、カナダのワーホリに挑むにあたり、以下の3つの思いがありました。
この3つの思いを胸に留学を実現に移しました。
ワーホリ開始初期
Isseiさんはカナダのトロントにある語学学校EC Torontoに4か月通っていました。
学校の初日に行われるレベル分けテストの結果、7レベル中、下から3番目のクラスで語学学校がスタートしました。
Isseiさんはカナダ到着後、周りの人が自分の英語を理解してくれない、自分の伝えたいことをスムーズに伝えられないという悔しさから、必死で英語を勉強しました。
2か月後、英語でのコミュニケーションに徐々に慣れてきて、クラスメイトやスクールメイトたちと文化、習慣、宗教などについて分かち合うことができ、自分の世界が広がったそうです。
残念ながら語学学校に行ったからといって、何の努力も無しに自然と英語がぺらぺらになるわけではありません。
Isseiさんは自分の英語力をカナダで通用させたい、英語でもっとコミュニケーションがとれるようになりたいと願ってそれに見合うだけの努力をしたからこそ、早い段階で英語力の伸びを感じることができたのだと思います。
ノートにびっしりと書かれた英単語を見ると、Isseiさんの「英語を話せるようになりたい!」という気持ちが強く伝わってきます。
現地でのアルバイトについて
カナダ渡航時は、機内や入国時にスムーズに自分の思いを英語で伝えることすらままならなかったというIsseiさんですが、努力の末ワーホリ開始3か月目にしてArc’teryx Torontoというローカル(現地)のアパレルショップでの仕事が決まります。
アパレルの経験もない上に、慣れない地で現地のカナダ人や他国籍の同僚と共に働くことはなかなかに大変な経験だったことと思います。Isseiさんはこのアパレルショップにて見事売上1位を達成し、最終的にはマーケティングリーディングとシステムリーダーを任されることになります。
通常働ける期間の決まっているワーホリに会社の重要な仕事や責任のある役職を任せるといったケースはほとんど聞きませんが、Issieさんの英語力そして努力が同僚の方や上司の方に評価された結果だと思います。
これからワーホリをしたいと思っている方たちへ
Isseiさんは、「留学するきっかけや理由というのは正直なんでもいいと思う。理由は100人いれば100通り存在し、その1つ1つが大切だと思うのでその気持ちを強く持って、留学に臨んでほしいと思います。」と留学コラムでもメッセージを残してくれています。
何か将来の具体的な目標が無かったとしても、例えば「英語を話せるようになって外人と話したい。」、「自分を変えたい。」など、些細なことであったとしても何か自分の中でこうしたいという思いを持つことが大切なのだと思います。
留学カウンセラーの所見
Isseiさんは英語力が飛躍的に伸びたことはもちろん、日本ではできない体験や出会いをたくさん経験しています。
「ワーホリをしたい!」と希望される方に対し、留学エージェントとしてできるサポートはもちろんすべて提供させていただきます。
しかし、最終的にどれだけの結果を残せるかは、個々の努力や意識にも大きく関わってくる部分です。
努力をした分だけ結果はきちんと追いついてくることを、今回Isseiさんの体験を踏まえて感じて頂けたかと思います。
なお、Isseiさんの留学体験談を含めたコラムは、留学コラムにて公開していきますので、そちらもぜひご覧いただければと思います。
Case2: 笹隈琴美さん(フィリピン+カナダワーホリ)
二人目は、私が担当させていただいた都内の大学に通う大学生のKotomiさんです。
Kotomiさんはフィリピンの語学学校に9週間通い、その後カナダで現地企業インターンシップを含むビジネス系プログラムを24週間お申し込みされていました。
留学開始前
Kotomiさんはカナダで現地企業でのインターンシッププログラム参加の予定がありましたので、そこで必要な英語力を身に付けるため、渡航前からTOEIC対策をご自身で行いスコアをできる限り上げた状態で留学を開始するなど、努力を重ねていました。
その甲斐もあり、TOIEC640点ほどを取得した状態で1か国目のフィリピン留学に臨みました。
留学開始前は実践的な日常会話につまずいてしまわないかなどの不安があったようですが、「それ以上に楽しんでいきたい!」という思いが勝っていたとのことです。
フィリピン留学について
Kotomiさんがフィリピンで通っていた語学学校は、セブ島にあるC2と言う語学学校です。
C2は日系の学校ですが、東南アジア、ロシア、中東などあらゆる国からの学生が集まり、今まで出会ったことのない国からの学生とも友情を結ぶことができ、かけがえのない経験になったとKotomiさんは仰っていました。
またルームメイトであった台湾人学生とは生活を共にするうちに何でも打ち解けられる親友となり、フィリピン留学が終わった今でも交流が続いているとのことです。その他、KotomiさんにC2で印象的だった出来事を何点か語っていただきました。
① 授業
経験豊富なユーモア溢れる先生が多く、分かりやすく丁寧に説明してくれました。
平日の授業に加え、土曜日にも参加自由型の特別クラスが設けられています。その日その日の収穫が大きく、かなりの充実が得られる授業です。
② イベント(アクティビティ)
C2では、皆が家族のように楽しめるイベント(アクティビティ)が季節毎に企画されています。
Kotomiさんの滞在は二カ月と短かったのですが、スポーツ大会とハロウィーンパーティーに参加しました。その中で多国籍の学生と交流を深めることができたのはもちろん、普段の授業で培った英語力をよりアウトプットする場としての絶好の機会とすることができました。
クラスが異なる学生との交流の場なので人脈を広げることができますし、より学校生活が充実します。楽しむときと頑張るときのバランスがとれた非常にメリハリのある学校です。
Kotomiさんはフィリピン留学において、何事に対しても「英語で考える習慣が身についた。」と言います。
この後にカナダワーホリを控えていたKotomiさんにとって、フィリピン留学は短期間で効率的に英語力の定着を図ることができました。
また、二か国目のカナダ留学をより一層充実させるための良い準備期間になったそうです。
カナダワーホリ開始初期
フィリピンで他国籍の友人もでき、英語力にさらに磨きをかけたKotomiさん。
カナダの語学学校は、トロントにあるCanPacific College (CP)に通いました。
カナダの学校の初日のレベルチェックテストで、Intermediate(中級)レベルからコースをスタートします。
フィリピンで既に一般英語を受講されていたKotomiさんは、カナダでは実用的なビジネス英語を習得する「Diploma of Business Communication Program」と「Diploma of Bilingual Language Skills Program」という翻訳通訳分野に焦点を当てた専門コースにチャレンジされています。
特に後者のバイリンガルコースでは、主に政治・経済・環境・医療・文化など非常に幅広い分野の英単語を習得。その上でトピックに関する意見交換やプレゼンテーションを行い、実際に街にいる一般のカナダ人にインタビューを行う実習にて通訳を意識したトレーニングに励みました。
インプットが盛りだくさんの一方で、アウトプットする実践の場が多数設けられているのも専門コースならではの魅力です。
現地でのインターンシップについて
2つのディプロマコース(計16週間)を終えた後は、Chryslerという自動車ディーラーの現地企業にてインターンシップを経験されました。
主にKotomiさんとカナダ人・イスラエル人の3人で受付業務を担当していたそうです。
Kotomiさんはお客様対応やお客様情報の整理、保証書の管理などをこなす一方、自分にできることはないかということを常に考え行動することを心掛けていたそうです。
忙しい職場環境だったので、当初はなかなか貢献できない自身に無力さを感じたそうです。
しかし、その中でも自ら働きかけ自身の存在価値を示していく中で、会社としてミスの許されない業務まで任せてもらうことができました。
最終日には、同僚から「インターン生としてではなく、一社員として貢献してくれてありがとう。」と言ってもらうことができ、この上ない達成感と嬉しさを感じたと言います。
帰国後の進路
留学を終えて帰国したKotomiさんは、2か国留学経験を活かし就職活動を開始しました。就職活動では留学経験がそのまま自分のアピールポイントになり、留学生活が充実した分、面接担当者とも話が盛り上がったようです。
留学前は自分が将来どうしていきたいのかが明確に定まっていなかったKotomiさんですが、留学経験を通して視野が広がり、多国籍な環境に身を置いたからこその‟気づき”というものが多くあったそうです。
Kotomiさんは留学中、Made in Japanの製品が世界中の方々から愛され、一つのブランドとして確立していることに非常に関心を持ち、将来は日本のBtoBメーカーで日本のモノづくりを支え、世界に発信していく人材に成長したいと強く感じました。
Kotomiさんは、無事グローバルに展開しているメーカーに内定をもらい、来年春から社会人として活躍される予定です。
これからワーホリをしたいと思っている方たちへ
Kotomiさんより、これから留学やワーホリをしたいと思っている皆さんへメッセージをいただきました!
このような思いを持たれたことのある方は、留学を強くお勧めします。
文化も違えば、言語も違う環境に身を置いて生活をするので、不安な方もおられると思います。しかし、生活リズムに慣れていくうちに人脈も広がり、一日一日が刺激的な楽しい毎日になっていくと思います。
私は、世界中に友人を作りたいとの想いから、留学中は常に世界地図を片手に過ごしていました。私が選んだカナダは多国籍国家であったことから、日々新たに出会った人の出身地に世界地図へシールを貼っていきました。
留学後には地図がほぼシールで埋め尽くされ、大満足の留学となりました。皆さんも自分らしく楽しい留学を創り上げてください。
留学カウンセラーの所見
Kotomiさんとは、日本にいらっしゃる間から何度か東京オフィスでお会いしていますが、とても前向きで明るい方で、そして学びたいという意欲を強く持っている方だと感じていました。
留学カウンセラーとして働いていて、よく「留学(ワーホリ)へ行く前に語学力は必要ですか?」と聞かれることがあります。
もちろん事前に語学力があるに越したことは無いのですが、私はそれ以上に「違う国の生徒とも積極的にコミュニケーションをとる力」や「他人任せにせず、積極的に取り組む行動力」が大切だと思っています。
Kotomiさんは、留学前は決して英語がペラペラだったというわけではなかったと思います。
しかし、ご本人のお人柄や何事にも物怖じせず取り組む姿勢というのがフィリピンでもカナダでも活かされ、周りに評価されたのだと感じます。
しっかりとしたビジョンを持とう!
今回はカナダワーホリ経験者及び2か国留学経験者のお二人をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
これから留学やワーホリへ行く方にとって、「こんな風になりたい!」と思えるきっかけになったのではないでしょうか。
留学やワーホリ生活で結果を出すためには、留学前にしっかり方向性を固めておく方が目標はブレ難くなります。
最初は誰もが目標やビジョンが定まらないものです。そうした方は、是非留学ドットコムに相談して貰えたらと思います。留学カウンセラーが皆さんの目標や将来のビジョンを引き出して、それらを達成するためには何をしなければいけないのかを具体的にアドバイス致します。
そして、留学を思い留まっている方は、是非お二人の経験とメッセージを参考にしてもらえればと思います。
きっと皆さんが、留学やワーホリを通してご自身が思っている以上に素晴らしい経験をできると信じています!