カナダワーホリの費用はいくら必要?初期費用や学費、1年間の生活費をまとめてみました!
こんにちは、カナダ在住のちひろです。
本日は、私が1年間のカナダワーホリにかけた費用をみなさんとシェアしていきます。
ワーホリビザは海外で勉強や旅行をしながらお金も稼げる査証です。
渡航先でも就労可能なため、「とりあえず2~3ヶ月分の生活費だけ貯めておいて、あとは現地でなんとかしよう!」という考え方ができます。
けれども、私は心配性な性格だったこともあり、「1年間収入がなかったとしても現地で生活できるお金を貯めておこう!」と考えてワーホリ費用を準備しました。
なぜなら、渡航先ですぐに仕事が見つかる保証はなかったからです。さらに、仕事に恵まれたとしてもある日突然、職を失うかもしれません。医療費などの予期せぬ出費がある可能性さえあります。
そのような万が一の場合を想定して、貯金だけで1年間生活できるようシミュレーションしました。
当時は留学やワーホリ経験者のブログをもとに試算して非常に役立ったので、今回は私が自分自身の出費をまとめてみました。現在ワーホリ準備中の方の参考になれば嬉しく思います。
早速、合計金額から先にお伝えすると、私の1年間のワーホリ費用は約1,546,200円(交際費・娯楽費除く)でした。
本コラムではそれぞれの内訳をお伝えしていきます。
※記事内の金額は、カナダドルを日本円に換算した数字を100の位以下を切り捨てて記載しています。
初期費用
まずはカナダに入国するために、準備した項目と費用から見ていきましょう。
・ビザ申請代: 約20,000円
ワーホリビザを取得するためにはお金がかかります。私は2018年にワーホリビザを申請して約20,000円の出費となりました。
私がビザを申請した翌年には申請代が若干上がったり、申請項目が増えたりしています。これからご紹介していく各費用にも当てはまることですが、渡航年月やその他の条件によって価格の増減が予想されます。
ですから、ワーホリ計画はひとりの経験者だけではなく、複数人の事例を参照するのがおすすめです。
・飛行機代(エアカナダ/羽田〜トロント): 約130,000円
私は渡航段階では帰国日を決めていなかったので、片道の航空券を購入しました。結果としてビザの切り替えをしてカナダに残っているため、復路の飛行機代はまだ発生していません。
航空券代は搭乗時期や片道か往復かによって、金額が異なります。また、購入するタイミングや航空会社によっても価格に差が出ます。
「ワーホリが初めての海外!」という方は、パスポートの発行料も別途必要ですね。著者は海外旅行が好きなのですが、安く航空券を手に入れる方法については未だに研究中です…。
・保険(1年): 21,600円
私は日本で加入している保険が海外で発症した病気や怪我も保障してくれるので、ワーホリのために新たな契約はしませんでした。
ワーホリ仲間からは「海外保険に新規加入して20万円近くを支払ったのに、滞在中に全く使わなかった。保険に入らなくてもよかった…。」という声もチラホラ聞きます。
そうは言っても、万が一の場合に備えて加入しておいた方がいいでしょう。特に不慣れな土地では何が起きるか分かりません。念には念を入れて準備しておきたいところです。
また近頃は、海外保険への加入が入国の条件になっている国もあります。
学費
私はカナダ滞在中に2校で就学しました。以下では、各学校に支払った費用についてお伝えします。
① 大学附属EAPコース(7週間): 約242,000円
1校目には、カナディアンも在学している大学の留学生向けのコースを選びました。
私はもともと、ワーホリ中は半年を就学、残りの半年は就労したいと考えていたので、在学期間はそれほど長くありませんでした。
学費(約242,000円)とは別に教科書代(約8,000円)も必要だったため、1校目には合計で約250,000円を費やしました。
② 語学学校翻訳コース(8週間): 約160,000円
学校を途中で変える場合、語学学校で基礎英語力をつけてから大学へ進学するパターンが一般的でしょう。
けれども、私はカナダで2ヶ月ほど生活してから「翻訳を勉強したい!」と新たに思い立ち、翻訳も学べる学校を探したので、一般とは逆の流れを辿ることになりました。
この学校では教材費が授業料に含まれていたので、別途の出費はありませんでした。
滞在費
ここからは入国してから発生した費用についてご紹介します。
・ホームステイ代
私は住む場所を一度変えたため、2軒のホストファミリーにお世話になりました。
① 1軒目(2ヶ月半): 約160,000円(1ヶ月あたり64,000円)
初めは田舎の大学に通っていました。都心部のホームステイと比べて、田舎では滞在費が安くなる傾向があります。
私は3食付きのプランにしていて、食費と光熱費込みで1ヶ月64,000円でした。
日本で一人暮らしをしていた頃は家賃だけで70,000円以上だったので、実はワーホリ中の方が月々の生活費は安価でした。
② 2軒目(9ヶ月半): 約650,000円(1ヶ月あたり69,000円)
2軒目は都心部に移動したので1軒目よりもホームステイ代が上がりました。
それでも、1日3食分の食費なども込みだったので、やはり日本の生活コストよりも断然低価格でした。
・交通費
私はスーツケースを持って長距離を移動しないといけない時はタクシーを利用して、それ以外は地下鉄とバスを利用していました。
① タクシー: 約21,000円
ワーホリ初日に空港から1軒目のホームステイ先に行くために移動費として10,500円を費やしました。頑張れば電車とバスでも行けましたが、土地勘がなかったのと到着時間が遅くなりそうだったので奮発しました。
やや大きな出費でしたが、荷物も多いですしフライトの疲れもあるので、車移動にしてよかったと思っています。
土地勘と荷物量の問題で、1軒目のホームステイ先から2軒目に引っ越す際にもタクシーを利用しました。この時も約1時間半(渋滞なし)の移動費として10,500円の出費となりました。
② 定期代(8ヶ月): 約100,000円(1ヶ月あたり12,500円)
カナダに来てすぐに通った大学は、ホームステイ先から徒歩圏内にあったので、交通費は発生しませんでした。
しかし、学校を転校した後は電車通学になり、学校卒業後に始めた仕事も電車で通う必要があったため、公共交通機関の定期券を購入しました。
・通信費
続いて、通信費(ネットに関わる費用)を見ていきましょう。
① SIMカード(1年): 約33,600円(1ヶ月あたり2,800円)
私の場合、通信費は携帯のSIMカード代だけでした。なぜなら、大学や学校に行けばWi-Fiが飛んでいますし、ホームステイ先でもホストファミリーの回線を使えたからです。
学校やホームステイ先でのネット利用は学費や家賃に含まれていたので、SIMカード以外の通信費としての支出は皆無だったのです。ちなみに、ホームステイではなくアパートやマンションに単身で住む場合は、別途Wi-Fiを契約しないといけない可能性がありました。
ちなみに生活に慣れてくると外出先で道や電車の乗り換えを調べる機会も減ってくるので、現在では月々1,200円のプランで事足りています。
【まとめ】 余裕があれば交際費や娯楽費も確保しておくと良い!
ワーホリ計画では、勉学や仕事だけでなく旅行や現地のアクティビティを楽しみたいと考える方もいるのではないでしょうか?
みなさんお気づきかもしれませんが、これまでにご紹介した費用に交際費や娯楽費は含んでいません。
けれども実際には現地のライブコンサートに参加したり、ニューヨーク旅行に行ったりするなど、初期費用や学費、滞在費以外の出費がありました。
また、冬は寒さに耐えきれず、現地で66,000円のダウンコートを買い足したりもしました。ちなみに、カナダのトロントはマイナス20度前後まで気温が下がります。
渡航先で快適に暮らそうと思えば、自由に使えるお金がある方が気持ちの余裕につながります。
インターネットでは、「たったの〇〇円でワーホリに行ける!」という記事も容易に見つかります。
しかし、自分がどの生活レベル(節約生活で満足できるのか否か)で暮らすかによって、必要になってくる費用はまちまちです。
通学期間や渡航時期、居住エリアに合わせて現実味のある予算立てをするのも、ワーホリを充実させるために欠かせない要素のひとつではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。