【2024年版】カナダで子供の学費0円で親子留学する方法!
これまでもカナダで親子留学と言えば、お子様が現地校に無料で通うことができるモントリオールが人気でした。
それがなんと今回その他の地域においても、一定の条件を満たす場合、子供が現地校に無料で通学できるようになりました。
(日本でインターナショナルスクールに入れると一人当たり年間200〜300万円程度かかります。 子ども3人だと600〜900万円+生活費。当然日本のインターナショナルスクールより、現地校の方がより英語環境です。)
これはすごく大きいですよね!
通常、留学生が現地の小学校や中学校などに通う場合、年間120万円程度必要になりますが、それが0円になるのです。
以下、早速その条件をみていきましょう。
条件1: 親が2年以上の公立校のプログラムに通うこと
まずは、親が公立2年間のDiplomaもしくは私立カレッジのDegreeプログラム(Associate Degree含む)に通学することです。
カナダでは1年のCertificateもありますが、こちらは対象外になります。
2年以上のプログラムが対象になりますので、トータル留学期間は最低でも2年以上になります。(英語力がない場合は、最初の1年は語学学校の一般英語コースへ通うので、3年プランがスタンダードです。ただ、カレッジは通常1月、5月、9月と入学のチャンスがありますのでとりあえずは6ヶ月で就学ビザを取られ、
また、これは親子留学の点でも大事なポイントになりますが、最初から英語が流暢という子はなかなかいません。
子供にとっては、初めての英語環境に慣れるだけでも大変なことに加え、さらに英語100%の環境で学ぶとことになります。
そのため、1年未満よりしっかりと数年単位で学べる環境はお子様にも良いと思います。
条件2: 子供の年齢が5〜17歳であること
これらの条件を満たした場合は、親子共に現地で学習することになり、お子様の現地校での授業料は0円になります。
基本的に無償教育を受けるお子様は、「現地枠・現地学生と同じ」扱いになります。
BC州の場合は無償教育はグレード12までは受けられますが、基本的に18歳の誕生日を迎えると卒業しないといけないことが多く、現地の高校卒業は最短でも2年半かかるといわれています。
つまり、全行程を無償教育で終えようと思うと、15歳時点からの留学がベストであり、途中から無償教育が終わる場合は、留学生枠で継続するかもしくは高校卒業資格だけをとるような学校に転校することになります。
尚、ESL(英語コース)も受講可能ですが、留学生のサポート担当をしている先生からのフォローを公式に受けることは出来ません。
留学生枠で通っている子供もESLと並行しながら現地の子と同じように授業を受けて卒業単位を集めていくことになります。
いずれにせよ、単位取得の際に特別なフォローがあったりすることはありません。
親子留学による無償教育で現地枠として来た場合であっても、そこまでサポートに大きな差が生じるという訳ではないのです。
尚、「5歳以上」としているのは、お子さまの幼稚園やデイケアをご自身でこちらに来てから探すことになります。(ただ、デイケアは1年近いウェイティングの可能性も高い
話が全部進んでからデイケアがないので渡航を辞めます、
条件3: 十分な資金があること
まず子供が無償教育を得ることができる親の学校の費用として、次のような費用が必要になります。
これは学生ビザを取得するにあたって必要なことであり、親子留学に限ったことではないのですが、現地で就労せずとも生活できる資金があることが大前提です。
一般的なカナダの学生ビザ申請時に求められる残高証明の目安については、1ヶ月1,700ドル(18~19万円)です。
この費用が滞在期間分必要になるので、仮にESLが半年必要になって、その後カレッジに2年間通学予定となった場合には、合計30ヶ月分の生活費の費用証明を要することになります。
これは決して安くない費用ですが、日本でも生活費が普通にかかりますので、常識的に考えれば納得です。
親子留学はやはりある程度の費用は必要になります。そのため、多くの方が日本でご主人が働いていて、母子で留学というスタイルが多いです。
しかし、一方で自由な働き方ができる職業の方であれば、海外にいながら生活することもできるかもしれません。
英語が得意でなくても大丈夫?
英語力は必要です。
カナダの公立カレッジや私立カレッジでの学習には希望する学校・コースでも異なりますが、IELTS6.0~7.0などの高い英語力が必要になります。
日本で生活する方は、このレベルの英語力を持っている人は多くありません。
そのため、多くの方は一般英語コースとよばれるESLをカレッジ前に通って学習することになります。
制度が変わったため、こうしたESL期間も最大1年間お子様の授業料が無料になります。
ただし、トロントとBC州の一部(ビクトリア、スークなど)では、親が語学学校(ESL)に通っている期間は、子供の無償枠通学ができないため注意が必要です。(ご希望の留学エリアでその都度、確認をさせて頂きますのでご安心ください)
日本の義務教育で基礎的な学習は終えている方は、この1年しっかりと学習されることによって、目標のレベルに到達することは可能だと思われます。
もちろん自信がない方もいらっしゃると思います。その場合は渡航までの間日本での学習もしっかりと行い、補うことが必要です。
カナダのカレッジにはどんなコースがあるの?
適用となるカレッジには、本当にいろんな種類のコースがありますが、留学生に人気があるのは、次のようなコースです。
・会計士
・調理師(パン屋や製菓)
・IT系
・エンジニアリング系
特に保育士や介護関係の資格などは現地でのニーズが高いため、そのまま現地就職についての見込みが高くなります。
現地のカレッジを無事に卒業された場合、Post Graduation Work Permit(PGWP: 通称、ポスグラ)と呼ばれる最長3年間のカナダでの就労ビザが申請できます。
こちらの就労ビザを取得した場合、学校に通っていた都市に限らず、カナダの好きな都市で働くことができます。
実際、お子様を伴っての留学の場合は、都市移動するとなるとお子様の学校も変更になります。
そのため、親子留学の方は、都市を変えることはあまりないかもしれません。
カナダは移民国家です。多民族国家ゆえに移住先としての人気も高い国になります。
カナダの移民プログラムはポイント制となっており、ポイントが高いほど申請には有利になります。現地カレッジを卒業されて、1年以上ポスグラで現地就労すればポイントとして加算されます。
そのため、親子留学は家族で移民ということも可能にしてくれるかもしれないのです。
どこで親子留学できますか?
どこでも可能です。
特に人気があるのはバンクーバー、トロント、ノバスコシア、BC州だとビクトリア・ミッション・オカナガンなどです。
カナダ全土で親子留学が可能になります。
トロントやバンクーバーは不動産価格の高騰で家賃が月$3,000以上のところも多いのですが、ノバスコシアであれば2ベッドルームのアパートも大体$1,800未満に抑えることができます。(また、ノバスコシアのみ3件までは内覧のご同行も日本人のスタッフが行いますのでより安心かと思います。ただ、サポート枠が決まっておりますので早めのご予約が必須です。)
相談者の中には、中国人が多い地区は避けたいという声もありますが、アジア系の学生はある程度大きく有名な都市にはどうしても多くなってしまいます。
しかし、通常数百人の単位になる学校ではあまり影響することはないようです。
中国人が多く住んでいると言われるバンクーバーの南部にあるリッチモンドというエリアがあります。
実際に現地視察した方の感想としては、「事前に聞いていたのと違った」という声もありました。
一方で、実際留学生が多い地域というのは、その分サポート体制が整っているとも言えます。
慣れない環境で学ぶ子供のことを考えると、アジア系人種が多い生活環境は良い影響があっても、悪い影響はほとんどないと思います。
コラム中、家族揃って移住という言葉を使いましたが、ご両親が揃ってお子様を連れて渡航することも可能です。
一方の親が公立カレッジで学んでいる間は、もう片方の親には就労ビザがもらえます。
しかもフルタイムで働ける内容ですので、現地での生活費の一部をカバーすることも可能です。
もちろん英語環境になりますので、働く側も英語力は必要になります。
学校に通っている方も週20時間までのアルバイトが可能になるので、お互いの頑張り方次第では日本と変わらない生活水準を維持することも可能だと思います。
今は日本でも小学校から英語教育がありますが、多くの方が保育園頃から英語教室に通わせていたりしますよね。よくCMをしている某有名教室などは1ヶ月で10万円程度かかるところもあるようです。
年間で120万円と思うと、親がESLに1年間通った場合の費用と同額程度です。
それを考えると同じ120万円で親が学び、子供が英語の無償教育を受けることができる方が効率良いですよね。
家族全員でカナダ移住も十分可能な選択肢
上記にて家族全員で渡航されるケースもあると紹介しましたが、お子様が小学生の時点で渡航されるケースが多くなります。
高校生くらいまでに成長していると、子供も自分の人脈が広がっていてその世界を確保したいと思うものです。
また、高校生ともなると親が一緒に住まなくても自立できる年齢になっているため、子供は日本に残るという選択をする方もいます。
実際、子供にネイティブ並みの英語力を持たせたいという希望を持って親子留学する場合は、子供は小学生頃がオススメです。(低学年がベスト)
カナダ移住も視野に入れての親子留学の場合、準備にかける時間も多く必要になりますので、早めに計画を立てることが大切です。
※現在親子留学のご相談が大変立て込んでおり、個別カウンセリングはご出発1年を切った方のみ対応させて頂いております。(制度改正も頻繁にある分野ですので、ご出発が1年以上先の場合は内容そのものが変わってしまう事情もございます。)
サポート費用はいくら?
実際のサポート・お手続き案内に入る際に、上記サポート費用の内、$1,200をデポジットとしてお支払い頂きます。(こちらは別費用になるわけではなく、上記費用に充当されます。)
まとめ
最近はこの親子留学というフレーズもよく見かけるようになり、実際に体験された方のお話がネットにもよく出てくるようになりました。
小学校でも英語教育が始まっていますが、実践的な内容かと言われると難しい部分もあります。
幼児教育にも英語を取り入れるべく、レッスンを行っている教室へ通わせるという方もいますが、週1回のレッスンだけでは英語は身につきません。
家庭でも親が一緒になって学んだり、教えていかないとなかなか英語を身につけるとまではいかないのが実情です。
そして、共働きの多い現代の日本では親が毎日子供の学習に付き合うのも難しいという声が多く聞かれます。
「日常的に子供との時間を持つこと自体が難しい生活でもっと子供との時間を持ちたい、自分も仕事を変えたい」
「自分も海外で住んでみたいし、子供に英語をしっかり学べる環境を与えたい」
「新しく人生をやり直したい」
そんな理由でこの親子留学を選択される方もいます。
親御さんの努力も必要にはなりますが、この方法であれば、決して裕福ではなくても海外移住も視野に入れることができます。
しかし、親子ともに共に新しい土地で努力するというのは大変な体験になるので、ある程度の費用と覚悟が必要です。
それでも親子留学は親子が一緒に成長し、絆を深めていくきっかけにもなってくれるでしょう。
もし真剣に親子留学を検討されてみたいという方はまずこのコラムを熟読いただき、留学ドットコムの公式LINEからご相談ください。