カナダ・トロントでアパートメントの借り方とオススメの手続き方法とは?
こんにちは、ハルです!トロントは今1月初めですが、寒くてもマイナス2度程度と、暖かい冬となっております。
カナダに長く住んでいる方達は、今年はとても暖かいね!と言っていますが、やはりマイナスは寒いです。(笑)
私たちはちょうど1年弱ほど前にアパートメントを借り、イチから家具を買い揃えたので、それらについてのオススメを今回はご紹介したいと思います。
トロントでアパートメントを借りる
私たちが行った方法は2つあります。
1つ目は、フェイスブックマーケットプレイスにてレント(貸し部屋、家のことで、買うことではないものを指します。)として出されているお家を探し、直接ダイレクトメッセージ(以下DM)にて連絡をとるというもの。
2つ目は、こちらの不動産会社のエージェントと連絡を取る方法です。
1つ目の方法はかなりシンプルで、ランドロード(大家さん又はその仲介人)の方と連絡を取り合い、お部屋見学の予約を取ります。
当日、自分たちで見学予定のお家まで行き、中を見せてもらいます。
この流れを機にいるお家が見つかるまで永遠に続けます。大変でした…。(笑)
2つ目の不動産エージェントの方と連絡をとる方法。こちらは私がたまたま、トロントの生活サイト(イーメープルというもの)にて日本人のエージェントさんを発見し連絡を取りました。
彼女と1回目のミーティングをし、場所や予算、お家に外せないものなど要望を聞き取ってくださり、良さそうなところを見積もってくれるとのことでした。
その後、彼女が全てアポイントメントをとり、1日に何軒もの内見に彼女の車で回りました。この時点でマーケットプレイスよりも楽で段取りが良かったです。
何件も見て回ると、これがやはり欲しい、これはいらない、とまた要望が変わってきます。それもお伝えしてとにかく見て回るのを繰り返します。
その後、お気に入りが見つかった際には、1つ目の方法では、そのまま直接ランドロードまたは仲介人にこの家にアプライしたい旨を伝えます。2つ目の方法では、エージェントさんにその旨を伝えて彼女が全て書類をまとめ連絡を取ってくれます。
基本的に不動産エージェントを通じてアパートメントを借りる際は、色々な書類を提出しなければいけません。一方、フェイスブックマーケットなんかで出ている所は個人契約ということもあって、もう少しカジュアルな契約が多いです。
アパート契約に必要書類とは?
アプライをする際に、ランドロードの方から書類の提出を求められます。主に必要だったのは、以下の通り。
・エンプロイメントレター
職場の雇用主に書いてもらう、社員(従業員)であることを証明する書類
・資金証明
新しい土地で仕事を始めたばかりの場合は直近の給与明細、以前の土地、職場のものが残っている場合はそれらも含めて約3ヶ月分出すと良いです。
・リファレンス
こちらは推薦書です。雇用主または友達でもOK。名前と住所、連絡先を記入します。ランドロードから、この人たちはどんな人なのか、ということでこのリファレンスに書いてある方達に連絡が行くことがあるので、先に許可を取ってから書くのがオススメです。私たちの場合は2人分書きました。
・犯罪履歴
提出が必要かどうかはランドロードによります。私たちの場合は、エージェントさんが作ってくれた書類にサインをして終わりました。(カナダのビザを取得する際、過去の犯罪履歴書を提出した方もいると思います。どこの国の書類でも保管しておくといいと思います。)
・クレジットチェック
こちらはクレジットカードのレベルです。私たちの場合は、オンラインバンクのクレジットスコア画面のスクリーンショットでOKでした!
大体どのランドロードもこれらの書類の提出を求めてきます。
この辺りでもうすでに、「不動産エージェントさんにお願いして良かったー。」と大変思いました。
アプライ後の流れ
書類を全部揃えて提出後は、結果を待つのみです!
ちなみに私たちは、トロントのダウンタウンのコンド(写真のようなアパートメントです。)のお部屋を探していたのですが、やはりコンドは人気がありなかなかゲットするのが難しいですね。
選ばなければいいのですが、例えば1ベットルームで丁度良いお値段でかつ南向きや、眺めのいいお部屋なんかだと競争率がグンと上がります。
沢山のアプライが来ている場合、収入やどのくらい長くこの街に滞在する予定なのか、また、カップルよりも夫婦の方がゲットしやすいです。
こちらではコモンロー(事実婚のようなもの)もとても浸透しているので、カップルや夫婦の場合はどのくらいの付き合いなのかも聞かれることがあります。
私たちがアプライした際は、私も彼も21歳だったのとトロントで仕事を始めたばかり。付き合いも1年ほどと夫婦や事実婚カップルよりも短かったため、なかなかアプライしたところが決まらず…。
何件もアプライし続けて、7軒目あたりでやっとゲットすることができました。
はじめは出したらほぼ決まるものだと思っていたので、後から気に入っていたところにアプライしようとしても決まっていたり、また新たに内見に行ったり…となかなか時間もかかりました。
2月の頭頃にアパート探しを始めて、3月末に決まりましたので、2カ月間かかったことになります。
アパートメント探しの注意点
とてもベーシックなお話ですが、私が後から感じたアパートメント探しで注意すべき点は以下の通りです。
・洗濯機や乾燥機の有無
コンドミニアムだと基本部屋についていることが多いですが、たまにビル自体にランドリールームがあります。(この場合はコインランドリーが多い。)
ランドリールームもないビルだと、近くのコインランドリーまで行くことになります。
カナダは極寒の国ですのでオススメしません!冬場に洗濯物を持って外に出るのは、なかなかきついです。
・電子レンジの有無
基本的に新そうなコンドのお部屋には、キッチンのところに冷蔵庫と電子レンジ(英語ではマイクロウェーブと言います。)は組み込まれていることが多いので、あると大変便利です。
私たちは、内見の時に対して気にせず、「あると思っていたら無かった…。」となってしまったのでお気をつけ下さい。
・シャワーのみかバスタブ付きか
海外生活を続けていると、シャワーだけの生活に慣れてくるかと思います。しかし、バスタブはあると風邪をひいた時や本当に疲れた時に助かります。
また、日本で育つとやっぱり急にお風呂につかりたくなるんです。(笑)ですので、バスタブがある方がオススメです。
・部屋の綺麗さ
これはもう日本育ちならでは目線ですね。パっと見綺麗なんですが、プロの掃除を入れたという割に埃や目に住んでいた方の髪の毛が落ちていたり、洗濯機の中も未清掃だったりすることも…。
カナダ育ちの彼曰く「何も汚くないよ!」とのことでしたが、私からするととても汚く感じました。
不動産エージェントさんにも聞いたのですが、こちらの清掃業者は雑だそうで…。内見の際によく見てみてくださいね。
・コンシェルジュの有無
これまで住んでいたコンドミニアムの場合、どこもフロントデスクにコンシェルジェがいることが基本でした。
あまり深くは考えていなかったのですが、いてくれると本当に助かります。荷物も常に受け取って貰えますし、隣人とのトラブル対応にも対応して貰えます。
ペントハウス(最上階)でもない限り隣の部屋との距離が近く、隣でパーティーなんかされると大変うるさいからです。
私は早朝から仕事があったので隣部屋でパーティーをされると大変困りましたが、深夜を超えてまで永遠にうるさければコンシェルジュに連絡して沈めてもらうことも可能なんです。
また何か問題があった場合でも連絡して、助けてもらえます。本当にオススメです!
時間に余裕をもって行動しよう!
1番の注意点は、物件を1つに絞らないで、1回で通ると思わず何個も候補を作っておくことですね!
早く探し始めすぎても、あまり市場に空き部屋が出ていなかったりもするので注意しましょう。日本のように申込み希望を出しても、ほぼほぼ契約できるワケでもありません。
日本とは勝手が違う部分も多々あるアパートメント契約ですので、時間に余裕を持って行動することが重要だと思います。