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モントリオール生活の開始!トロントとの違いや、住み始めて気が付いたことをお伝えします!

公開:2021/06/11 著者:笹森 遥 3320 Views

こんにちは、ハルです!

今モントリオールは5月の後半で、気温は大体10度から20度いかないくら位です。日中は暖かい日が多いですが、朝晩はまだ冷え込むことがありますね。

数年前には、6月に雪が降ったことがあるそうです。やはりトロントと比べると少し寒く、湿度も低いです。

 

さて今回は、モントリオールに引っ越して生活を始めたところで驚いたこと、トロントとの違いなんかをお伝えできたらと思います。

移住をする際に色々と引っ越す街のことを調べると思うのですが、やはり実際に来てみて初めて感じることも多いですよね。

今後、モントリオールまたはトロントに引っ越そうかなと考えている方への参考になれば幸いです。

モントリオールの主言語は「フランス語」

私の過去の記事でもご紹介しましたが、モントリオールはカナダのケベック州に属しており、こちらは第一言語がフランス語の州です。

トロントは、第二言語がフランス語とされているので、多くの人はフランス語を話せませんし、表記なんかも全て英語で下に小さくフランス語が書いてある程度です。

しかし、モントリオールではフランス語を話す方が大半で、かつ英語も話せる方がとても多いのです。

 

表記も基本はフランス語から始まり、食品なんかは小さく英語が書かれていることもありますが、英語記載が無い場合も多々あります。

道の表記もフランス語で英語表記が無い事が多く、バスや電車の駅名もフランス語なので私はもう何を言っているのかわかりません。

以前、旅行でモントリオールに来た際の体感は、英語とフランス語半分半分の印象でした。しかし、実際住んでみると、何をするにもフランス語でなかなか大変です。

 

私は街の中心部(ダウンタウンとその周辺)に住んでいますが、中心街のスーパーやショッピングモールなんかのスタッフさん達は英語もペラペラです。ですから、「フランス語をまだ話せない。」と伝えると英語で対応してくれます。

ですが毎回フランス語で声をかけられて、英語で言い直してもらうのもなんだか申し訳ない上に時間がかかるので、やはり住むなら少しはフランス語が分かっているともう少し生活が楽になると思います。

モントリオールに数年住んでいる方から教えていただいたのですが、お店に入った時に「Hello!」ではなく「Bonjore!」と言うと、この土地や言語に対するリスペクト感が伝わるそうで、お店の方の対応も変わるとのことです。

 

大きなモールのお店では対応に大差はありません。どっちにせよ英語で説明してもらうことになるので、あまり気にする必要性はありません。しかし、小さな個人で営業されているお店や雑貨屋さん、ビンテージショップ、カフェなんかだと効果が見られます。

日本でも、外国人が頑張って日本語で「ありがとう。」と言ってくれると嬉しいですよね、それと同じ感覚なのかなとも思いました。

もう一つの大きな言語に関する問題があります。それは、仕事探しです。

 

「この街に住みたい!」と思った際に仕事があればいいですが、その土地で仕事を探そうとするとそこの言語が話せないとなかなか厳しいと思います。

ここケベック州では、フランス語を話せない人はサーバーもしくはキャッシャーになってはならないという法律があるんです。

ざっくりとお話ししますが、英語しか話せないのに接客またはお会計をすると、法律的に「サービスを受けていない」ということになります。モントリオールでは、「フランス語でサービスを受ける」のが基本で、もしお客様が望めば英語でサービスを提供するというスタンスなのです。

 

あらゆる接客業の求人には、「簡単なフランス語、英語での接客。」と書いてあります。接客業以外のケベック州の会社でも、コミュニケーションはフランス語になってしまいます。

私自身、「ここはフランスでもないわけだし、英語さえ話せて色々経験があればアルバイトくらい見つかるだろう。」と思って来ました。しかし、ケベック州からすると、「働きたいのであれば、フランス語を学んでください。」ということなんですね。

ちなみに、彼が働いている会社はトロントに本社のあるため、モントリオールの自宅から仕事をしていても、コミュニケーションは英語です。

 

私のように、移動の度にその土地で接客業のみの経験しかなく、またフランス語ができないとなると、モントリオールでのお仕事ゲットは厳しいです。

ちなみに、フランスで話すフランス語とケベック州で話すフランス語は少し違い、フランスの方からするとケベックでは少し古いフランス語に感じるようです。

ですので、フランス語圏にてフランス語を学びたいのであれば、フランスに行っちゃう方が良いかもしれませんね。

 

モントリオールの公共施設

トロントも同様ですが、海外の大きな街では常に道で工事が行われているのが基本です。モントリオールは冬の間は雪が降り続けるので工事ができず、暖かくなってきてから一斉に凍結でボロボロになったコンクリートの道を直す作業が始まります。

そのため、街を歩いているとどこもかしこも行き止まりになっており、遠回りしなければならないことが本当に多いです。車の運転は尚大変です。

それに比べると、トロントもいつも何かしら工事をしていますが、「道が通れない!」ということはほぼありませんでした。

 

こちらに長く住んでいる方が、「モントリオールは季節が2つしかないんだ。1つは冬で、もう1つはコンストラクション(工事)!」と教えてくれました。はじめは意味が分からなかったのですが、この至る道が閉鎖される状況を見て、やっと納得しました。(笑)

ただ、トロントよりも格段に良いのが電車です!トロントのサブウェイ(電車)は汚く、ホームレスらしき方や、車内を歩き回り、お金を求める人なんかもいました。一方、ここモントリオールではあまりそう言った方は見かけず、通勤者や学生がとても多い印象です。日本の綺麗で安全な電車事情で育った私からすると、安心して乗れますね。

また、電車自体も新しく綺麗なんです!まるでディズニーランド内の電車のようです。電光掲示板もあり、全てフランス語の駅名ですが、名前を文字で追えるので乗りやすいです。

 

→ モントリオールの電車は綺麗で乗り心地が良い。

 

トロントにも電光掲示板が付いていない車両が多かった印象です。英語が理解できたので車内アナウンスで問題ありませんでしたが、モントリオールではフランス語が分からないと難しいかな…と思います。

そして、何より感動したのがモントリオールの電車内、駅から駅の間でも携帯の電波が届くんです!トロントの地下鉄は、バッチリ電波が切れます。

流石にWi-Fiまでは飛んでないですが、電波があればGoogle Mapも見られますし、降りる駅も迷うことがないです。まだ街に慣れない頃は、大変ありがたいですね。

 

→ 同じカナダでも電車のコンデションは異なる。

 

また、モントリオールにはトロントのようにレンタルサイクルもあります。

こちらでは、少し料金システムが違いますが、自転車の借り方自体はほぼ同じなので大変便利です。

 

→ モントリオールのレンタルサイクル。

 

ダウンタウンにもたくさんの自転車レーンがあるので、運転もしやすいかなと思います。

レンタルサイクルの借り方のついては、また今後詳しくお伝えできたらと思います。

 

→ モントリオールのダウンタウンには自転車レーンが充実している。

 

モントリオールのスーパーマーケット事情

街にある系列の大きなスーパーはトロントにあるものと同じ会社なのですが、置いてある商品が違います。

モントリオールのスーパーではトロントと違い、たくさんのフランス系のお菓子、クレープの焼いた生地だけが売られていたり、ペイストリーもフランス系のものが多く置いてあったりします。

ケベックは前にもお伝えした通りフランスの名残が大変多く残っている街で、美味しいベーカリーやペイストリーショップが多いんです。ですので、フランス系の商品が多く並ぶ傾向にあるのかなと思います。ちなみに、お値段には大差はありません。

 

もう一つ驚きなのが、トロントの属するオンタリオ州ではコンビニでのアルコール販売は禁止されていますが、ケベック州では販売されているんです。

日本人からすると「普通では?」と思いがちですが、基本的に海外では公共の場での飲酒禁止及び、アルコールはリキュールショップと呼ばれる酒屋さんで買うのが基本なんです。

ですので、24時間営業のコンビニでお酒が買えるのはレアです。

 

【まとめ】イチからフランス語を学びたい人に最適!

カナダは同じ国でも、州によって大変法律や文化が異なります。隣の街に引っ越しただけなのに、言語が変わるのって不思議ですよね…。

モントリオールに来るメリットは、フランス語でも英語でも大丈夫という部分です。フランス語を学びたいけど、「全く基礎が無い…。」と言う方にとっては、足りない部分を英語でカバーできるので良いかも知れませんね!

フランス語に少しでも興味があるなら、カナダ留学した際には是非滞在すべき都市だと思いますよ!

 

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