歩くのが楽しいカナダのトロント!?勉強や仕事に疲れた時は散歩をしてみよう!
こんにちは、ちひろです。
本日は留学やワーホリ中の気分転換として、散歩をご紹介させていただきます。
いくら自分で希望した海外生活とはいえ、慣れない環境で毎日を過ごしているとどうしてもストレスが溜まってしまいます。
学校でたくさん課題が出たり仕事が忙しかったりと、根本的な部分は日本での生活とほとんど同じなんですよね。
そんな時におすすめのストレス解消法は散歩です。どうして散歩をおすすめするかというと、費用ゼロで健康的にストレスを発散できるからです。
お金を節約したいワーホリ・留学生にとっては、コストゼロで健康にいいというのは魅力しかありませんよね?私はカナダのトロントに住んでいたのですが、このエリアは散歩するのが本当に楽しかったです。
それもそのはずで、日本の住宅街や自然環境とはまた違った魅力があるからです。そこで今回は、カナダのトロント内の散歩の様子をお届けします。
散歩を始めたきっかけ
まずは私が散歩習慣を始めたきっかけから簡単にご紹介させてください。
実は2020年から広まりだしたコロナウイルスによるロックダウンがきっかけです。本来であれば、勉強や仕事のストレスをイベントや友達との集まりで発散させたいところです。
しかし、ロックダウンのせいで公共の場は軒並みクローズになってしまいました。家からほとんど出ない生活をしていたので運動量も次第に減っていきました。
出かけるといえば、週に1度の食料品の買い出しくらいです。
ロックダウン前は考えたこともなかったですが、体を動かせないというのも案外ストレスが溜まるものなんですね。
体を動かしたくてもジムも閉まっています。そこで行き着いたのが散歩というわけです。
それまでは野外フェスやイベントなどエンタメにお金をかけて楽しむ趣味しかなかった人間なので、最初は散歩の魅力が分かりませんでした。
ですから、「筋肉が衰えることを考えると、少しくらいは歩いておいたほうがいいか…。」くらいの軽い気持ちで始めました。
ところが、実際に散歩に出かけてみるとすぐにその良さに気づいたのです。
カナダのトロント散歩はここがいい!
ここからは、カナダのトロント内を散歩する魅力を具体的にお伝えしていきます。
① 海みたいな湖でのんびり
カナダのトロントは夏が短いこともあり、現地の人々はビーチが大好きです。
みんな考えることは同じなので7・8月になると「今のうちに水辺を満喫しておこう!」ということで、人がビーチに押し寄せるんですよね。
夏のビーチは人でぎゅうぎゅうで、腰をおろす場所を探すのに苦労するくらいです。
人混みが苦手な私は、混雑をさけて春や秋にビーチへ行くのが好きです。実は、トロントには留学生が多く住むエリアで徒歩圏内にビーチがあるスポットが存在しています。
散歩コースにビーチがあるなんて最高じゃないですか?閑散期なら人が少なくていい感じにのんびりリラックスできます。
余談ですが、これらのビーチは海ではなく湖なのですが、めちゃめちゃ大きくて広いです。あまりにも大きいので海みたいに見えます。
教養のない私ははじめてカナダ人に湖に連れて行ってもらった時に「わぁ~!きれいな海~!」と大はしゃぎしていたのですが、よくよく考えると湖でした。
カナダ人いわく、旅行でやってきた外国人はだいたいトロント周辺の湖を海だと勘違いするそうです。
それくらい広大なビーチなので、テンションが上がること間違いなしです。
② 緑が多くて癒される
トロントに住んで感じたのは、住宅街にも緑が多いということです。
私はカナダで3回引越ししましたが、家と家を挟む道路の間隔が広く歩道に木が植えられていたりして、たくさん自然を感じられました。
また、日本の家と違って裏庭以外に前庭もあります。ですから、散歩中は各家庭のガーデニングを楽しみながら歩けます。
どういうわけか緑を見ていると癒されます。いつもパソコンの画面や英語の長文とにらめっこしていたせいか、眼精疲労に効く感じがしました。
普段はあまり意識したことがありませんでしたが、「緑ってやっぱり目にいいのかな?」なんて思ってしまう瞬間です。自然が多い分、空気もおいしいです。
トロントなら公園や屋外バスケットコートも見つけやすいです。散歩だけでなく運動をしたい人にもおすすめです。
③ 掘り出し物を発掘できる
トロントの住宅街の軒先には、時々不用品が放置されています。使わなくなった家具やカバン、洋服などが『Take free』つまり、「欲しい人がいれば持っていって!」状態で置かれているのです。
中にはソファやお手洗いの便器やバスタブといった、トラックでないと回収できないようなものまでありますが、お宝探し気分で街をウロウロできます。
週末には家の車庫でガレージセールをしている人もいて、そういった光景を見るのも楽しかったりします。
要らなくなったものを何でもかんでも捨てるのではなく、それを必要としている人に譲ろうとする精神はとても素敵だと思いました。
お手洗いの便器やバスタブの引き取り手が見つかったのかだけは気になるところです…。
④ 芸術センスの違いがおもしろい
トロント内を散歩していると、さまざまなアートにも遭遇します。
子供たちの落書きだったりウォールアートだったりと、形はいろいろありますがそういった芸術面でもおもしろい発見があったりします。
何がおもしろいかというと、同じ対象物を描くにしても日本人とカナダ人では絵のタッチが全然違うんですよね。
「カナダ人は動物をこんなふうに描くんだ~!」とか「ここでこの色を使うの!?」といったように、文化の違いを絵からも感じ取ることができます。
ただ散歩をしているだけなのにアートギャラリーに遊びにきたような感覚になれるのも、トロントでの散歩の楽しさのひとつです。
⑤ 散歩ついでの買い食いが最高すぎる
私はもともと運動が好きなタイプではありません。ですから、できることなら散歩へもいかず家でダラダラしていたいんですよね。究極に怠惰な性格です。
ところが、そんな私でもついつい散歩に行きたくなってしまう、更なる条件を発見してしまいました。それは“買い食い”です。
食べるのは大好きなので散歩に出た先で何かが食べられるとなると、がぜんやる気が出ます。と言うことで、私は散歩コースに買い食いを組みこむことにしました。
最初は散歩ついでの買い食いだったのですが、気がつけば買い食いありきの散歩になっていました。
せっかく歩いてカロリーを消費したのに、その分食べていては結局プラスマイナスゼロです。何なら食べるものの種類によってはプラスです。
でもまぁいいでしょう。食欲を我慢してストレスを溜めこむ方が、体に悪影響がありそうです。気分転換に軽い運動とおいしい食べ物、という最強のコンビネーションが爆誕した瞬間です。
カナダのトロントは食べ物の面で本当に生活しやすかったです。過去のコラムでも何度かお伝えしていますが、移民が多いエリアなのでありとあらゆる種類のレストランがあるんですよね。
洋食だけでなくタイやベトナム、韓国、日本料理などアジア系レストランもかんたんに見つかります。お気に入りレストランがあればそこに通うこともありましたし、いつもとは散歩コースを変えて目についたお店を新規開拓したこともあります。
今私は日本に一時帰国しているのですが、また散歩からの買い食いを実現したくてウズウズしています。
【まとめ】 ささいな日常生活の中にも異文化はひそんでいる
いかがでしたか?
元々は散歩になんの興味も持っていなかった私ですが、コロナウイルスによるロックダウンをきっかけにしてその魅力を知ることとなりました。
ただの街歩きと言われればそれまでですが、周りをよく観察しながら歩いてみると異文化を感じられる部分がたくさんあります。
行動が制限されている中でも、毎日の過ごし方次第では新しい発見があるのだと実感した出来事でした。
普段、散歩をする機会がないかたはぜひ試してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。