ワーホリ中の仕事探しを効率よく最速で済ませるコツをご紹介します!
こんにちは、ちひろです。
本日は、ワーホリ中の仕事探しについてご紹介していきます。今回のコラムは特に、「ワーホリ中に就学も就労もどちらも経験したい!」と考えている方に読んでいただきたいです。
私はカナダでワーホリをしていました。ビザの有効期限は1年です。1年の前半は就学、後半は就労という形で、勉強と仕事の期間を分けていました。
周りには学校に通いながら仕事と両立している人や、数ヶ月だけ学校に通ってワーホリ期間の大半を仕事に費やすワーホリ仲間も多かったです。
彼女たちのように就労期間が長く取れる場合は、それほど焦って仕事探しをする必要はありません。しかし、私はワーホリの後半から仕事探しをはじめました。
私のようにワーホリ期間の後半から仕事を始める場合は、時間の使い方に気をつけなければなりません。今回は、ワーホリ中の仕事探しを効率よく最速で済ませるコツをご紹介していきます。
ワーホリ期間の後半から仕事探しを始めるメリットとデメリット
まずは、就学と就労期間を分けるメリットとデメリットをおさらいしておきましょう。
メリットとしては、勉強と仕事それぞれに集中しやすい点があげられます。
就学期間は勉強のことだけを考えていればいいですし、就労中は仕事を最優先して行動できます。
一方、勉強と仕事を同時期にやろうとすると体力的にしんどくなって、結果としてどちらもおろそかになってしまう危険性があります。
ですから、「2つ以上のことを同時に進めるのは苦手!」という人は就学と就労時期を分けるのがいいでしょう。しかし、ここにはデメリットもあります。
それは、働ける期間が短くなってしまう点です。
このコラムの冒頭でもお伝えした通り、カナダの場合は1年でビザの有効期限が切れてしまいます。渡航してすぐに学業と両立しながら仕事もする場合は、最大で1年働けます。
しかし、学校に半年通ってから仕事を始める人は半年しか働けません。海外での就労体験に期待してワーホリを決行する人にとっては、少し物足りないかもしれませんね。
1年あれば途中で職場を変える余裕もありますが、残された期間が短いと1ヶ所で働いただけで終わってしまう可能性も高くなります。
ワーホリ中の仕事探しを効率よく最速で済ませるべき理由は?
ワーホリ中の仕事探しは、とにかく効率の良さ命です。就労期間が半年しかないとなると尚更です。
ただでさえ働ける期間が短いのに仕事探しに手こずると、実際に稼働できる期間が5ヶ月、4ヶ月…とどんどん短縮されていきます。
ここでワーホリを採用する立場になって考えてみましょう。同じような学歴や職歴、スキルをもった2人のワーホリが面接を受けにきたとして、どちらか1人を採用するとします。
1人はワーホリの有効期限が1年間あり、もう1人は半年、という状況だったらどちらを選びますか?
おそらく、より長く働いてもらえる前者を採用しますよね。人を雇う側の立場になって考えてみれば、それは至極当然のことだと思います。
つまり、仕事探しはスタートが遅くなればなるほど不利になるのです。
ワーホリ期間の時間を有効活用するために
ここからは私の失敗談もふまえて、ワーホリ中に仕事を効率よく見つけるためのコツをご紹介していきます。
① 履歴書の準備は早めに済ませておく
私がはじめに苦労したのは履歴書の作成です。私の場合はカナダで仕事を探したワケですが、履歴書は当然英文です。
ジャパニーズレストランで日本人がオーナーだったりマネージャーだったりする場合は、日本語の履歴書でも受け入れてもらえることもあります。
しかし、ローカルの企業や飲食店に挑戦したいなら英文履歴書は必ず必要になってきます。
私はこの履歴書をワーホリ前半の就学が終わったタイミングで書き始めました。それまでに英文履歴書を書いたことがなかったので、完成させるまでにかなり苦労しました。
何とか書き上げたものの、文法やこまかな言い回しが合っているのか分かりません。語学学校からは既に卒業していたので、履歴書を先生に添削してもらうわけにもいきませんでした。
ようやく履歴書を完成させて安心したのも束の間、今度は履歴書添削してくれる人を探す羽目になったのです。
この時はネイティブの友達がいなかったので、言語交換パートナーを検索するアプリを使って履歴書を見てくれる人を探しました。ところが、私はここでも大きなミスをおかします。
英語の文法をチェックしてくれるという人が見つかりはしたものの、その彼はネイティブのカナダ人ではなかったのです。私と同じように留学生という立場でカナダに来ている外国人でした。
ですから、英語が母国語ではない2人が履歴書を見ながら「この文法はこうじゃない?多分だけど…。」と不毛な添削をすることとなりました。
多少は履歴書が改善されたように思えたので、数社に応募してみましたが面接に呼ばれることはありませんでした。
そこで今度は、ネイティブカナディアンで履歴書を添削してくれる人を探しました。2度目の作戦は上手くいきました。
文法の間違いだけでなく、「こう書いた方が君の経歴をうまくアピールできるよ!」といったアドバイスまでもらえました。ここまでのポイントを整理しておくと以下の通りです。
② 飲食店で働くなら必要な資格を早めに取得しておく
履歴書と同じくらい苦労したポイントがもうひとつあります。それは、仕事を始めるために必要な資格取得です。
私が住んでいたカナダのオンタリオ州では、飲食店や小売店でアルコールを扱うポジションに就く場合は『スマートサーブ』を取得する必要があります。オーストラリアではRSAと言って、カナダと同様にアルコールを取り扱うための資格が必要です。
大半のお店で、応募者の資格として「スマートサーブを持っていること。」と条件付けされています。
あろうことか、私はスマートサーブ取得の勉強も就学期間が終わってから始めました。履歴書作成と同時に、資格取得のためにも時間を割かねばならなかったんですよね。
今思えば、これもタイムロスでした。就学期間中にスマートサーブの勉強もしていれば、学業を終えてすぐに仕事探しに切り替えられたからです。
飲食業に興味がない人にはスマートサーブは関係のない話かもしれませんが、職種によっては他の資格を要求される場合もあります。
具体的に就きたい仕事が決まっている人は、応募条件を予めその仕事に必要とされる資格を確認しておきましょう。
必要な資格があるならば、早めに勉強を始めておくとあとが楽になります。
【まとめ】 ワーホリは出発前も後も計画性と段取りが大切
私は結局、履歴書を書き始めてから仕事が決まるまでに1ヶ月半もかかりました。
「就学中に仕事探しの準備ができていれば、この期間も仕事ができたのに…。」と少し後悔しています。
ワーホリに出発する前の準備は、誰もが必死で考えて行動すると思います。不備があると入国できない可能性もあるので、絶対にミスできない部分です。
しかし、無事に入国した途端に安心しきってしまう人もチラホラいます。その典型的なパターンが私だったのです。
ビザに有効期限がなくいつまでも滞在できるのであれば、のんびりするのもいいでしょう。また、自分探しを目的として渡航している人は流れに任せてリラックスするのも一案です。
けれども、「海外での就労を経験してみたい!」と考えているなら、そのような過ごし方ではビザ(時間)のムダ遣いになります。
渡航先に入国した後も、ワーホリ準備期間中のやる気と計画性を維持する必要があります。
「ワーホリの1年はあっという間だ!」という話はよく聞きますが、思っていた以上に時間の流れは早かったです。せっかく取得できたビザです。後で後悔せずに済むような過ごしかたをしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。