日本じゃありえない!日・米・加のカルチャーショックランキング(番外編~アメリカ-カナダ間の違いも!)
こんにちは!今回の記事では、私が留学で衝撃を受けたカルチャーショックをランキング形式で発表していきたいと思います!順位は私が驚いた順で、独断と偏見です。(笑)
番外編では、アメリカ・カナダ間の違いについて、一緒に触れていきたいと思います。
アメリカあるある、カナダあるある、そんな感じで気軽に楽しんでもらえたら何よりです!
荷物と心の準備にも、ご活用下さい。
ちなみに、なぜ私がこれを書いているかというと…私は今、日本・アメリカ・カナダの3カ国の比較が非常にしやすい環境にいるからです。
私は今カナダのバンクーバーにCo-op留学として渡航し、そのプログラムの中でアメリカの携帯会社「Jethro Mobile」で働いています。
赴任先はカナダオフィスのため、滞在しているのはカナダのみですが、Jethro Mobileはアメリカの会社なので同僚には当然たくさんのアメリカ人がいます!
私自身、アメリカに関しては過去に旅行に行ったこともありますし、叔父がアメリカ人なので元々馴染みもあります。
しかしながら、頻繁に出会うカナダ人に加えて、アメリカ人と会う中で日々驚くことが大変多く、そこで経験した数々の驚きをぜひ皆さんに共有したいと思います。(笑)
それでは早速、見てみましょう!
第5位: ○○が使えない!
○○とは何のことでしょうか…。正解はズバリ、『現金』です。こちらはアメリカ・カナダどちらも共通しています。
基本的にレストランやショップなど、どこへ行っても、お支払いはクレジットかデビットのカードが基本になります。現金が使えないお店も珍しくなく、以前アルバイトをしていたところ(ラーメン屋)もそうでした。
まだまだ現金しか使えないお店がある日本とは真逆ですよね。職場の同僚に聞いてみても、以下のような理由で「カードの方がいいじゃん!」と言っています。
以下は2019年のデータですので少し古いですが、少し前でもアメリカでいかにカードが一般化されているかという資料も参考までに。
なので、渡航するにあたり、現金は必要最小限にしましょう。逆に言えば、カードを持っていない方は、渡航前に新たに作るのが必須と言えるでしょう。
ただし、クレジットカードでの現金調達はキャッシング(借金)になってしまいますので、要注意です!
現在では海外のATMでも現金が引き出せたり、そのまま現金を引き出すことなく決済できたりする下記のような国際プリペイドカードが人気です。
※カナダ、アメリカでも中華料理店やナイトマーケットなど、一部現金しか使えないお店もありますので注意しましょう!
第4位: レンタル〇〇の文化はない
日本から海外に出発する時、留学や旅行も含めて、携帯電話はどうしよう…となりますよね。その中で1つの大きな選択肢になるのが、『レンタルWi-Fi』だと思います。(日本の空港出発カウンターにはたくさんお店が並んでいますね!)
しかし、北米において、レンタルWi-Fiという文化はほとんどないのです。と言うのも、行く先々のお店や公共施設、学校など、あらゆる場所でWi-Fiが設置されているのが基本だからです。
当然、移動中も使いたいとか、短期間だから新しく携帯やSIMカードを買いたくない、という人にとってはレンタルWi-Fiは有効だと思います。しかし、あくまでも短期の方向けですので、1ヶ月以上滞在する方は、現地で使えるSIMカードを購入するようにしましょう。
オススメは「Jethro Mobile」です。
$20、$25、$35、$45のプラン全てで同じ特典(Benefits)がご利用可能です!
SIMカードの選び方など詳しくはこちらの記事で案内していますので、お読みください。
ちなみにですが、アメリカは世界最先端の5G大国です。5Gの採用をいち早く進めているからこそ、古い3Gについては電波の多くが撤去されています。
3Gを使っていた人は突然サービスが止まってしまうということも実際に多数ありました。
そのあたりも日本とは少し違う点なので、注意しましょう。
第3位: 乗車中のバスで自分の停留所に着いたら…
いよいよトップ3の発表です。
乗っているバスが自分の降りる停留所に着く時、日本ならボタンを押しますよね!こういうやつです。
ただ、アメリカ・カナダでは違うんです!初めて乗った時は、「あれ、ボタンどこ?」ってなりますよ。(笑)
はい、ご覧の通りですが、見にくいですかね…?ひもです!
ひもを下に引っ張ると「ポン」と音が鳴って、日本と同様「次止まってください。」という合図になる訳です。日本とは違う面白い点だなーと思いました。
ちなみに、バスについて他の話もしておくと、(もはや忠告ですが…)くれぐれも日本と同じ感覚で利用しないようにご注意ください!!
と言うのも、時間通りに来ないことが非常に多いからです。遅れるだけならまだ何とか対処できるのですが、早めに到着して定刻を待たずにそのまま出発してしまうことも多いのです。
さらにもっと言えば、1つのバスが急に運休になり、次の便まで来ないということも珍しくありません!
しかも、もともと30分に1本だけなのに…ですよ!(笑)それが2本続きで1時間以上待たされることもありました…。都市部ではもっと頻繁に来ますが。
他にも、バスの中で停留所インディケータの表示が遅く、もう過ぎてしまってから表示されるため、見てからひもを引っ張るのでは遅いのです。初めての人はMAPで位置情報をonにしておくか、運転手にあらかじめ降りたい場所を伝えておく以外方法はありません…。
また、ある程度バス車内が満員だと、停留所で待っていても何も言わずに通過してしまう…なんてことまであります。
要は、バスでは何かしらの不便を経験すると覚悟しておいた方が良いということです。
第2位: カスタマーサポートが…
惜しくも1位にはなれず第2位となったのは、カスタマーサポートについてです。
日本は世界的にも有名なサービス大国ですよね。「お客様は神様」という基本的な考え方のもと、いかなる場合でもお客様を第一に考え、いかに気持ち良く過ごしてもらえるかというのが当たり前となっています。
では、アメリカ・カナダはどうでしょう?
こちらは業界・お店などによって極端に差が出るように思います。そもそも日本とは違い、「お客様は神様」という発想がないのが前提にあります。それ以上に従業員やサービスをする側も人間であり、お客様も人間というような、対等な関係であるように思います。
それ自体は決して悪いことではなく、むしろ良いポイントでもあると思うのです。しかし、どうしても日本の感覚に慣れてしまっていると、各ショップで無愛想な店員さんやイヤホンで音楽を聴きながら仕事をしているのを見ると、日本とのギャップに驚かされます。(笑)
前述したように、これも場所によるので、しっかりと日本にも劣らないような丁寧なサービスを行ってくれるところもあります。ですが、基本的にはそんな感じなので、各種サービスのカスタマーサポートにも驚かされることがありました。実体験を2例ご紹介しておきます。
① リフト券ダブル引き落とし事件
とあるスキー場でスノーボードを行った際のお話です。
出発の3日前に公式サイトからネットでリフト券を購入し、当日を迎えました。ふと銀行口座の残高を確認してみると、なぜか2回分(約95カナダドル×2)引き落としがされていました。Emailの完了メッセージを確認しても、一度分しかチャージされていません。
慌ててスキー場のカスタマーサポートカウンターに行ってみると、スキー場は1回分しか受け取っていないというのです。銀行がその分を持っているだろうとのこと。(混んでいたのでそこで1時間も並びました…。)
翌日銀行に行ってみると、銀行は持っていませんとの回答。スキー場が納得のいく説明をしないならば、支払いについて銀行内の調査機関に自分で調査依頼を申し込むように言われました。
この時も銀行からスキー場に連絡をとるなど積極的に動いてくれる訳ではなく、あくまでも銀行はうちの責任ではありませんから、というようなスタンスでした。
いったい私のお金はどこへいったのでしょうか…。
調査依頼をかけてはみましたが、結局そちらで解決したわけではなく、結末としては、当日から数えて5日後に、何の連絡もなくしれっと余分にチャージされた95ドルが銀行口座に返ってきていました。
メールでも問い合わせていたので、そちらで理由を聞いてみました。すると、1度予約が完了していないものがあり、それが引き落とされたように見えたが、システム上そうなってしまうだけで、実際には支払いが発生しているわけではないとのことでした。
デビットを使用したので、その特性上ということもあるのでしょうが、完了もしていないものが銀行口座から一度でも支払われるような形になるのか…というところでまず驚きでした。そもそもそういう可能性があるなら最初カスタマーサポートカウンターに行った時に教えてくれよ…という心境です。結果的に自分のお金は返ってきたから良し、とするしかありませんでした。(苦笑)
② シアトル行きバスがキャンセルできない事件
年始にカナダのバンクーバーからアメリカのシアトルへ旅行に行く予定を立てていました。バンクーバーからシアトルは陸続きでもあり、比較的近くバスや電車でアクセスできるため、往復分のバスを予約していました。
しかし、コロナウイルスのオミクロン株の流行と重なってしまったため、今回は旅行を断念することにしました。
15日前までは100%返金とのことだったので、締め切り前にキャンセルをしようと試みました。ところがキャンセルできません!正しい情報を入力したにもかかわらず、以下のような画面が出てきました。
普通ならどんなウェブサイトも失敗したら再度トライできるようになっていますが、この画面が二度と消えることはなく、キャンセルの機会が失われてしまったのです。
そちらについて問い合わせのEmailを送りましたが、待てど暮らせど一向に返事は来ず…。2度3度と送ってはみても返事はもらえず…。キャンセルしようと試み、最初に連絡したのは12月17日でしたが、ついには出発当日の1月1日になっても、連絡はありませんでした。
「これは詐欺なのか?」と疑うほどでした。
結局旅行予定日も終了し、1月5日になってようやく返信がありました。「今回のチケットは次の旅行で使えますよ!」という内容でした。
「いやいや、キャンセルしたいねん!」と思いながら、その旨を返信すると、またしばらく返事がありません。
見かねて1月10日に催促の連絡をすると、翌日にようやく返信がありました。そこでようやく、返金の対象となるという旨が示されており、一安心でした。その返信の翌日、無事に満額返金を受けられました。
如何ですか?(笑)どちらの例も、結果だけ見ると良かったということではありますが、もしこちらが気づかず主張もしていなかったら、おそらくそのまま流されていただけでしょう。そう思うと恐ろしいですね…。
ちなみに、他の留学生にも話を聞くと、私だけがたまたま運が悪くてこうしたトラブルに遭ってしまったというわけではなく、こうしたトラブルは海外ではよくあります。
そのため、「おかしいな」と思ったことは、ちゃんとカスタマーサポートに全力で連絡や相談をしましょう!そうしないと損をしてしまいます…。日本と海外のカスタマーサポートに対する意識はこうも違うのか、と異文化を感じた出来事でした。
【番外編】 アメリカvsカナダ
ここまで日本vs北米で異文化について触れてきましたが、ここでは少しテーマを変えて、アメリカとカナダのちょっとした文化・国民性の違いについてもご紹介していきます!
アメリカ人vsカナダ人の比較は、当該国間でバラエティ的な要素でもよく比較がなされます。
もちろん、アメリカの人口はカナダの10倍近くあるので、一様に比較するのも難しいですが、下記のようなおもしろいポイントを独自にまとめてみました!
こちらでご覧いただけるように、どちらかといえば、カナダ人は日本人に近い部分が多いのかなという気がします。私自身が実際に生活していてそう感じます。
カナダ人は「礼儀正しい」とあるように、自分のせいじゃなくても、『Sorry!』と言う人が多いです。(笑)
カナダが日本人にとって留学を行う上で最も人気のある国であることも頷けますね!
第1位: 駅に○○○がない!
お待たせいたしました。第1位は、「駅にトイレがない」です。
車社会である北米においても、都市部では電車が通っています。電車自体は基本的に便利なんですが、駅構内にトイレがないのです。これって生活していると結構困るんです…。
私の知る限りでは、トイレがある駅を見たことがありません!日本だったら、上写真のように改札の中にあるか外にあるか、キレイかそうでないか、などの問題はあるかもしれませんが、まず「ある」ことが大前提だと思います。
しかし、それが当たり前ではないのだと痛感させられました。大きな都市のダウンタウンにある、一番メインとなるような駅でさえ、トイレは設置されていない場合が多いです。
公衆トイレの数が少ない理由としては、ドラッグ中毒者のたまり場になることや、テロ行為や性犯罪などの防止が一つ。こちらはまだ納得できますが、シンプルにお金がないというのが一番大きな理由だそうです。
ただ、以下のような記事がニューヨークタイムズで出されたことで、特にアメリカに関しては社会的な問題となっています。
タイトルは『アメリカは人々が用を足すのに用意がなされていない』というものですが、記事内容を日本語で要約すると以下の通りです。
「2000年以上も前のギリシア・ローマ時代の公衆トイレといえば、穴の開いたベンチに座り用を足す程度で、隣との境もなく、終わるとスポンジのついた棒切れで汚れをふき取る程度の原始的なものだった。それでも数だけは今日のアメリカより上回っていた」
「アメリカの事情は改められなければならない。日本には清潔で誰でも利用でき、ペーパーもきちんと用意された、世界一洗練された公衆トイレがあるし、他のほとんどの先進工業国もアメリカ以上に膀胱にやさしい(bladder-friendly) 状態にある。より貧しいインドや中国でも公衆トイレのネットワークが管理されており、用意のないのはアメリカだけだ」
「ミズーリ州ファーガソンではウォルター・ライスさん家族が市立公園を散策中、公園内にトイレがないので4歳と2歳の男児を木陰に連れていき放尿させたが、警官に現行犯逮捕され、9時間拘留された。オクラホマ州ピードモントでは、3歳の児童が公衆の面前で用足ししたとして2500ドルの罰金を科せられた。女性が似た状況で逮捕や罰金を科せられたケースは多くはないが、レイブン・ドレイクさん(37)は『道路脇などで初めて座り込まざるをえなくなった経験をしたときは、自分の尊厳を傷つけられる思いだった。やがて時間がたつにつれて人間性そのものさえ疑う気になった』と告白している」
「アメリカの各都市ではこれまで、十分な数の公衆トイレ設置の試みが何度か行われてきたが、コストがかかりすぎるとか、麻薬常習者、売春婦のたまり場になるといった理由で放置されてきた。しかし、民主、共和の党派を問わず、これまで政治家たちは、わが国に公衆トイレが絶対的に不足しているという根本的問題についての認識を欠いてきた。バイデン新政権は老朽化した道路、橋梁などの大規模インフラ整備に着手する予定だが、それのみならず、人間の膀胱、大腸問題とも真面目に向き合うべきだ」
そもそも、駅に限らず、公共で使えるトイレの数自体が非常に少ないという実態が、こちらの記事でよく分かりますよね。
ちなみに、アメリカやカナダでは高速道路が無料なのですが、その代わり、日本のようなサービスエリア自体が存在しないのです。そうなると、当然トイレもないという訳です。車移動の時にもご注意下さい。では、現地の方はどうしているのでしょうか。
私が通勤で通っているのが郊外のエリアなのですが、電車は通っておらず、バスしか到達方法はありません。そのバスの経由地でターミナルになっているところがあるのですが、そちらには運転手専用のトイレだけがあります。
どうしようもなくトイレに行きたかった時、そちらを使わせてもらえるようにお願いしたのですが、ダメだと言われました。(笑)その時に言われたのが、「近くのガソリンスタンドかお店で貸してもらえ。」とのこと。
日本では、よほどのことがない限り、「お手洗い貸して下さい」ということにはなりませんが、どうやらこっちでは普通みたいです。だからこそ、逆に自由に使わせたくないために、カフェなどで鍵付きトイレも多数あります…。
とにかく、お店、学校、レストランなどトイレが目の前にあるうちに行っておくことを、日本以上に心掛けておくべきだと思います。
北米の携帯は「Jethro Mobile」にお任せください!
いかがでしたでしょうか?
カナダ・アメリカの典型的な部分をお伝えしてきましたが、もちろん、例外もたくさんあるので、広い視野で、参考程度に捉えていただけると幸いです。
また、良い意味での例外として、我々Jethro Mobileのカスタマーサービスについてもお伝えしておきます。
私たちのカスタマーサポートは、第2位で紹介したようなものとは全く別物と考えてもらって大丈夫です。返信は当たり前にすぐに返しますし、どれだけ長くても翌営業日には必ず誰かがお返事します!
また、お客様が不安になるようなことは決して致しません。常にお客様を第一に考えたサポートという意味では、日本と同等、もしくは負けないくらいのサービスを提供しています。
日本の代理店を含め、日米どちらでも日本語でカスタマーサポートを行っておりますので、ご利用を希望される方は、ぜひ安心してお問い合わせくださいね!詳しくは、以下のコラムにて!
それでは、アメリカ・カナダに来られる方、異文化をぜひ楽しんで下さいね!
次回のコラムもお楽しみに!