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留学で失敗しやすい人の特徴や傾向やパターンを紹介

公開:2018/05/31 著者:中川 友康 640 Views

実際に海外留学から帰国した人を見ると、留学前に比べて明らかに英語の発音がきれいになったり、人間的に成長したりと感じる人がいる一方、留学前と何も変わらず、「一体何をしに海外へ行ったのだろう?」と思ってしまうくらい、何も成長が見られない人もいます。

 

同じ国に同じ期間留学していたとしても、留学中の生活によってどれだけ成長できるのかはその方の過ごし方によって変わります。

 

今回は「留学で失敗しやすい人(成長が見られない人)の傾向やパターン」についてまとめてみました。

パターン1 日本人同士で日本語だけを使ってる人

このようなタイプの人は、いったい何をするために留学を希望したのか分かりません。母国語で会話をしたいのであれば、わざわざ海外の語学学校に来る必要はありません。日本の英会話スクールで十分です。

海外の語学学校の良いところは、様々な国籍の学生が英語を学んでおり、英語を使わざるを得ない環境になるという点です。母国語に頼って会話をしているようでは、せっかく高い費用をかけて海外留学した意味がありません。

このようなモチベーションの低い学生の存在は、真剣に英語を学ぼうと考え、語学学校にいる他の学生にも迷惑です。

 

海外留学で出会った日本人の友だちも大事ですが、お互いに切磋琢磨できるような関係を築けるよう努力しましょう。

 

パターン2 日本文化に固執して海外文化を理解しない

日本文化に強い愛着を持つこと自体、特段悪いことではありません。実際に、ホームステイ先や語学学校で日本の文化や自分の家族、日本での過ごし方について紹介する場面もあります。ですが、海外留学したら、原則その国のルールに自分が合わせないといけません。

留学先で何かあると「日本ではあり得ない…」と文句ばかり言う人は、日本の文化に固執してる典型例です。周りの人を不快にします。さまざまなトラブルも含めて海外経験ですので、自分の価値観でしか良し悪しを判断できない人は、人間的な成長も期待できないでしょう

 

例えば、日本ほど物事が時間通りに動いている国は稀です。電車が時間通りに来ない、予約しても遅れて届いたことに対して、毎回過度にイライラしているようではやっていけません。「郷に入っては郷に従え」であるように、ある程度は妥協してその国に馴染む努力が必要です。

「これだから海外は…」と、事あるごとに日本と海外を比べるメリットは何もありません。その国の人からしたら、日本人の方がイレギュラーなのです。

海外留学していれば、その国の悪い側面が目に付く機会は一度や二度ではありません。生活習慣の違い、考え方の違い、文化の違いとして受け取り、尊重することが大切です。日本との違いを見つけて、「新しいことを発見できた!」とポジティブに考えられるくらいでないと、楽しい留学生活を送ることはできません。

 

その国の持つ「違い」をたくさん見つけることができる人ほど、海外留学で得られるものが多いのです。

 

パターン3 すべて自分でしようとせず人に依存する人

家族や仲の良い友人と離れて海外留学が始まれば、誰でも一度は心細くなったり、不安な気持ちになったりするのは自然です。いきなり一人で知らない場所、慣れない言葉を使わなければならない環境ですから、不安になるのは当たり前なのです。

そんな状況下で、日本語も英語も堪能な人や現地の生活に慣れている日本人と知り合うと、ずっと一緒にいれば安心ですし、その人に頼りたくなるでしょう。確かに自分よりもよく知っている人に助言をもらうことは、よく知らない土地で生活するには重要です。

ただし、語学学校に通い参加するアクティビティや選択授業を決めるのも、買い物や手続きなどすべて友達に頼っていると、自分が本当にしたいことが制限されたり、英語力向上の妨げになったりと注意が必要です!

 

海外留学によって英語が上達するポイントは、語学学校で学ぶことだけではありません。

 

慣れない英語に四苦八苦しながら、単語レベルでの伝達やジェスチャーを使って相手に伝える努力しながら成長していきます。

 

海外留学中に他人に依存し続ける人は、知らず知らずのうちに英語力向上のきっかけを無駄にしてしまっているのです。

 

パターン4 極端にプライドが高い人

他人に依存しすぎることは良くないことですが、逆に何でも一人でやろうと他人に頼らない一匹狼タイプの人も留学生活で損をしがちです。そのような方は、クチコミなど友人から得られる情報も入ってこないため、留学生活において有益情報を逃してしまうリスクがあります。

 

プライドが高いがばかりに、間違った英語を使って失敗することを恐れる人も、英語力が伸び難くなります。

 

間違うことを恐れていると、英語を話すことに対して消極的な姿勢になってしまい、英語を使う機会が激減してしまいます。

 

第二外国語を学ぶ上で効果的な方法とされる理論の一つに、インタラクション仮説(相互交流仮説)というものがあります。インタラクション仮説とは対面での交流(相互交流)で言語能力が発達、促進されるという理論です。

具体的には会話を積極的にすることで、より英会話能力が上昇し、会話をする相手から自分の話している英語の間違いを直して貰って、正しい英語を習得できるという事です。

つまり、海外では私たちの英語の間違いを正してくれる人が沢山いる環境なのです。間違った英語を話して恥ずかしい思いをすることを恐れて、無口になるということは実はすごく勿体ないことなのです。間違いを恐れず、積極的に話しかけることが重要です!

 

パターン5 留学生活でなんとなく時間を浪費する人

海外留学前に明確な目標が無くても、留学中に何らかの目標ができれば、充実した時間を過ごせるでしょう。しかし、何となく海外留学して、語学学校の授業を適当に聞き、放課後は日本人の友達と過ごし、週末は家でゴロゴロするという生活では、成長は期待できないでしょう。

海外留学は大きな費用が掛かりますし、当然それなりに多くの時間を海外留学に割くことになります。そうまでして手に入れた、自分が成長することのできる大きなチャンスを無駄にしてしまうことは非常に勿体ないことです。

留学先での時間をどのように使うかは個人の自由です。語学学校は中学校や高校のように、学生を監視するわけではなく、留学生の自由を尊重しています。自分の行動は自分の思うように決めることができますが、何も考えず自由に過ごすことは単なる堕落と同じです。

 

語学学校では、学生が快適に勉強できるようにカウンセラーを常駐したり、多種多様なアクティビティで息抜きができる機会を用意したり、自習室や図書館といった施設を充実させている語学学校もあります。

非常に恵まれた環境の中で海外留学することができるのですから、留学中に何を学んで成長し、身に付けたスキルをどのように将来に活用するかなど、しっかり考えて行動する人と、ただ時間を消費する人の差は、大きな結果として現れます。

 

海外留学を機に気持ちの入れ替えが必要!

海外留学に来る人の多くは、モチベーションの塊です。

 

・今の自分を変えたい!
・世界で活躍したい!
・期待に胸躍る将来を手に入れたい!

 

そのためには、多少の苦労や苦痛はいとわないと覚悟して来ています。友達関係を作る相手は、こうした高いモチベーションを持った仲間と時間を過ごしたいものです。

 

そのような人間関係を構築するためには、自分自信が高い目標とモチベーションを持って海外留学に向き合わなければなりません!

 

相手も自分にとってプラスにならない友達を作って、一緒の時間を過ごすのは時間の無駄だと感じます。

自分がそうした強い気持ちを持っていなければ、同じようなレベルの留学生と時間を過ごすことになります。結局は相手が重要なのではなく、まず自分自身の気持ちが大事なのです。

与えられた環境を最大限に活かすことができる人ほど、海外留学を通して成長することができます。渡航前からどのような留学生活にしたいのか、海外留学で到達したい目標などを設定しておくことが重要です。

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