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カテゴリー:学校の選び方

学校選びに失敗する人って、どういうパターンが多いのか?これまでにスタッフが見て来た事例から検証

公開:2018/06/07 著者:田中 麻裕 876 Views

誰だって学校選びは失敗したくない!

しかし、実際には学校選びに成功する人と失敗する人がいます。

学校選びに失敗してしまう人には、どのような傾向があるのでしょうか?

 

学校選びを失敗される生徒さんによくみられるのが、以下のポイントで学校を選んでしまうパターンです。

 

・お勧めの学校を選んでしまう
・クチコミだけを信じる
・目標設定がしっかりされていない
・費用だけで選んでしまう
・ウェブサイトの情報だけで決めてしまう

 

実際の事例を参考に、皆さんの学校選びに役立ててください!

何となくお勧めの学校を選んでしまう

生徒さんとのカウンセリング中によく聞く質問。

 

お勧めの学校はどこですか?

 

実はこの「お勧めの学校」は、生徒さんによって大きく変わります。

例えば「TOEIC800点をすでに持っていて、ビジネス英語を学びたいです!」という生徒さんと、「英語は初心者で、基礎から始めたいです!」という生徒さんとでは、お勧めする学校は全く異なります。

そのため、一概にお勧めの学校で決めてしまうのは危ない方法と言えるでしょう。

 

クチコミ情報だけを信じるのはNG

インターネットで語学学校を調べていると、実際にその学校に通学した生徒のクチコミ情報をよく見かけますよね。ブログで感想を載せている人もいます。学校生活が具体的にわかり、生徒さんにとっては、とても参考になります。

 

しかし、クチコミだけを信じて学校を選んではいけません!

 

理由は3点あります。

 

・クチコミを書いた人と自分の好みが異なる可能性がある。
・語学学校は実際に通って比べることが難しい。
・学校関係者がサクラで投稿している。

 

例えば、甘党と辛党の人がいるように、語学学校でも大規模校が好きな生徒さんや、逆にアットホームな小規模校を好む生徒さんもいます。

「静かにコツコツ勉強したい!」と希望している生徒さんが「○○校はにぎやかで、全然集中できる環境ではない!」とマイナスのクチコミを投稿したとします。

もし自分が「アクティビティ企画を豊富にやっている学校で、友達をたくさん作りたい!」と思っている場合は、この学校がぴったりと合うかもしれません。

 

語学学校はレストランやカフェと異なり、いくつも渡り歩いて比べることは難しい商品です。海外留学は、数十万~数百万円という費用が掛かります。多くの学校に通った方でも、普通は3~5校が上限です。ましてや、10校や20校と学校に通うことは不可能に近いことです。

 

仮に10校以上の学校に通ったとしても、その人の希望条件がある限り、好みに合う学校は良い学校となり、逆に合わない学校はマイナス評価になるだけです。

 

例えばフィリピン留学では、語学学校が食事も提供をします。クチコミ投稿を見ていると、「○○校のご飯は美味しくない!」といったようなクチコミがあります。他の学校と比べると、食事に力を入れている学校だったりすることもあります。他校の食事と食べ比べて評価してるワケではないため、個人の好みの範疇に過ぎません。

日本は恵まれた環境で、コンビニ弁当なども十分美味しいですよね。しかし、留学先では色々な国の人が留学しており、日本人好みの食事だけ提供することはできません。また、食事内容を豪勢にして留学費用が高くなる事態は、多くの留学生は求めていません。

 

「自分は海外留学(別世界)に来ている。」ことを忘れているように思うのです。

 

次にクチコミは誰でも投稿できること。語学学校では、一人でもお客を増やすために、あらゆる努力をしています。クチコミ投稿を鵜呑みにする生徒さんがいる限り、良いクチコミをサクラ投稿する学校関係者がいてもおかしくはありません。

同時にクチコミ投稿の中には、誹謗中傷にしか見えないような投稿もあります。被害者意識の強い方の超悲観的な投稿だったり、ライバル校が誹謗中傷の投稿をしていたりする可能性も十分考えられます。

似たような内容のクチコミが連続投稿されている語学学校は、一度立ち止まって冷静になって見ましょう。あくまでクチコミは、参考程度に読み流すのが正解だと思います。

 

留学の目標設定が決まっていない

語学学校で何を学びたいか。どんなことを語学学校でしたいか。どんな学校に行きたいか。

これらのような希望や目標が無い状態での語学学校選びは危険です。

 

何となく決めてしまうと、学校に通い出してから「あれ?なんだかイメージと違った…。」なんてことが起こりかねません。

 

「TOEICで800点取る!」や「IELTSで7.0以上を取る!」などの目標ではなくても大丈夫です。

例えば、以下のような大まかな希望くらいは自分のイメージ像にあるはずです。

 

・友達をたくさん作りたいから、大規模な学校
・長期で勉強するから、多くのコースを開講している学校
・超初心者だから、サポート体制がしっかりしてる学校

 

自分の語学学校のイメージを明確にして決めれば、学校入学後に感じるギャップが少なくなるので、充実した留学生活を送ることができるのです!

 

語学学校を費用だけで選んでしまう

「とにかく安い学校に行きたい!」

これも生徒さんからのリクエストで、とても多いパターンです。

もちろん期間限定のキャンペーンを利用して、費用を抑えることは可能です。しかし、費用が安い学校には、それだけの理由があるというのも事実なのです。

 

費用が安い場合、当たり前ですがどこかで費用を抑えていると思ってください。例えば、「学校施設」や「講師の質」と言った部分になります。

 

例えば、フィリピン留学では、プールやジムなどの維持費の掛かる施設は持たないとか、築年数が経過した施設で運営するといった方法で、コストを抑えている学校もあります。

郊外の家賃の安いエリアにキャンパスを構える学校も、コストを抑えて運営している学校の典型的なパターンです。皆さんにとって交通の便や、放課後の利便性が悪いといったデメリットがあります。

これらは明確に費用を抑えてるポイントが目に見えて分かるので、皆さんがその部分を気にしなければ問題ありません。

 

特に注意したいのが「講師の質」です。講師が英語圏からワーキングホリデーで来ているアルバイトや、パートタイマーの臨時講師でシフトを回してる学校もあります。その結果、授業内容も「会話クラブの延長線上…」なんてこともあります。

トレーニングを積んでいない講師の場合、アカデミック(学術的)な質問をしても明確な回答が返ってこないなんてことも。日本でも教師は教員免許が必要ですよね。教えるには教師としての十分な知識とトレーニングが必要です。

「せっかく学校に通ったのに、英語力の向上は今一歩だった…」なんてことになりかねません。費用は少しでも抑えたい気持ちは分かります。ただ、「なぜ相場よりも費用が安いのか?」といったところまで、しっかりと確認することが重要です。

 

ウェブサイトの情報だけで決めてしまう

語学学校を決める際、インターネットを使って調べるのが一般的です。語学学校を検索すると、語学学校の公式ホームページや留学エージェントの学校紹介ページ、留学体験談のクチコミ、様々な情報が手に入ります。

 

ここで注意したいのが、語学学校情報はとても変わりやすいこと!

 

多くの方は、語学学校の日本人割合は気になると思います。しかし、日本人割合は1年の中でも大きく変動しています。例えば、日本の春休みや夏休み時期には、短期留学の生徒が増えるので、日本人率がグッと上がります。逆にこの時期を過ぎると落ち着く傾向にあります。

また、語学学校では、突発的に南米系の団体留学を受け入れることが良くあります。そうなると、南米系の学生割合が一気に上昇することになります。

 

日本人スタッフも良く入れ替わります。各学校からの連絡メールを見ていると、月5~10件程度の日本人スタッフの入退社の案内が届きます。

 

語学学校の評判の良し悪しは、日本人スタッフのサポート体制も大きく寄与します。

インターネットの情報を見て、「〇〇校の日本人スタッフが、とても親身でサポートに満足!」という書き込みを見て決る人がいます。しかし、実際に入学した時には、「その日本人スタッフは退職していた…」なんてことは良くある話です。

学校スタッフにとっては、自分自身のキャリアの一環として、一時的に海外で働いている方が殆どです。そのため、どの語学学校でも数年で日本人スタッフは入れ替わります。

 

多くの学校で、毎週生徒が入学と卒業を繰り返します。学校の内部状況は日々変動しています。ウェブサイトは、基本情報の入手など、参考程度にしておく方が良いでしょう。

 

1つの媒体だけでなく幅広い情報収集が大事

まずは自分の求めている条件を整理することが最も大事です。その条件に当てはまる語学学校を選別するのが第二ステップ。そして、インターネットでリサーチをします。

今はインターネットの時代なので、基本的にインターネットから情報収集するのが当たり前です。ですが、インターネットの情報は、最新情報では無いこと。クチコミ投稿には、単なる誹謗中傷やサクラ投稿も含まれていることを忘れないように。

 

本当に自分のリサーチに間違いがないか、リサーチのどこかで留学エージェントに相談するステップを入れましょう!

 

これらに気を付けて学校選びをして頂ければ、大きな間違いを避けることができます。学校選びをしっかり行って、充実した留学生活を手にしてください!

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