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カテゴリー:留学の準備

海外留学の出発前に役所で手続きすべきことを紹介

公開:2018/12/28 著者:小川 真里奈 3621 Views

海外留学の出発に必要なのは、お金や荷物の準備だけではありません!

 

役所関連の手続きは、損しないためにも必要不可欠の手続きの1つです。

 

少し面倒で難しく思われるかもしれませんが、しっかりと役所での手続きを済ませてから海外留学へ出発しましょう!

今回は、留学出発前の役所で行う手続きとその方法を紹介していきます。

住民票を外すことを忘れない!

住民票を外すことは、住民票の登録を「日本に住んでいる状態」から「日本に住所が無い状態」にすることです。

 

このために必要な手続きとして、「海外転出届」を出します。

 

短期留学の方は、海外転居届の手続きは必要ありません。海外転居届を提出する目安は、1年以上の海外留学をする方になります。

役所の住民登録窓口にパスポート持参し手続きすることになりますが、この手続きを行うと住民登録がなくなり住民票が取得できなくなります。

 

海外転出届を出すとどうなるのか?

なぜ、日本に住所が無い状態にする必要があるのでしょうか。

 

それは、住民税・健康保険・年金を支払う義務が無くなるためです。

 

海外で暮らしているのに、日本でも上記の支払いを続けるのは勿体ないですよね。

皆さんの中には、「支払いをやめてしまって大丈夫なの?」と不安な方もいるかもしれません。

そんな方のために、それぞれの支払いに関して詳しく説明していきます!

 

「住民税」は、日本国内に居住していない限りは支払う義務が無くなり、単純にお金を節約する事ができます。

 

次に「国民健康保険」ですが、住民票が無ければ加入する事ができません。そのため、転出届を出した時点で必然的に保険から脱退する事になります。

つまり保険金を支払う義務が無くなります。再加入後も条件が悪くなるということはありません。

海外転出届を出して留学中は国民健康保険に加入しないという選択をした場合、無保険の状態になります。

 

そのため、留学やワーホリをする際には、海外旅行保険に加入して自分で保険をかけるのが一般的です。

 

保険無しでは医療費が非常に高額になり、無保険状態だとリスクが非常に高いのです。留学生向けのプランをあるので、しっかりと自分に合ったプランに加入してから出発するようにしましょう!

一方、住民票を残しつつ、国民健康保険も加入しておくことのメリットもあります。海外での医療費も、帰国後に手続きを取ることで日本滞在の時と同様に一定の割合で国に負担してもらうことができます。

しかし、医療費は全額自己負担をして、日本帰国後に保険申請を行います。また、診療内容明細書と領収書明細に日本語訳を付けて申請しなければいけないため、手続きが非常に面倒なのです。

 

手術など高額医療を受ける場合、医療費は100万円を超えるなんてことは珍しくありません。そこまでの現金の用意が無い方が殆どだと思いますので、万が一のことを考えるとリスクが高い方法です。

 

そのようなリスクを避けるために、海外旅行保険に加入するのが一般的です。

海外旅行保険に入っていることで、保険会社の指定病院での医療費の支払いはキャッシュレスで診療を受けることができます。

ちなみに、海外旅行保険は医療費だけでなく、飛行機が飛ばないといったトラブルや盗難補償なども含まれる総合的な保険なので、より安心感があります。

 

最後に「国民年金」ですが、住民票を抜いた場合支払う必要はなくなります。しかし任意で払い続けることも可能なものです。

年金は支払い期間によって、受取額が決まるので、可能であれば支払い続けた方がベターです。

 

留学中の国民年金の支払いを止めていた場合、その期間は未払い期間となり、年金の受取額が減額することになります。

 

いつまでに海外転居届を提出するべき?

目安として、出国前の2週間に行うとされています。これは、出国を取り止めにした場合、再び役所で取り消しの手続きを行わなければいけないためです。

手続きを行うことができるのは、本人、本院と同一世帯と人、委任状を持った代理人
となっています。

海外転居届の手続きに必要なものは以下の通りです。

 

転出届
役所(役場)に置いてあるのでその場で記入し提出しましょう。
本人確認書類
パスポート、マイナンバーカード、運転免許証など。
印鑑
届出人の認印
年金手帳
国民年金第1号被保険者(自営業者、学生、無職の方で20歳以上60歳未満)の方は必要になります。
委任状
代理人に転出届を委任する場合のみ必要です。
※各自治体によって、手続きに必要なモノは異なる場合があります。手続きの際は、事前にご自分の管轄の役所にお問い合わせください。

 

ちなみに、海外留学から戻ってきた場合は、住所が決まった日から14日以内に転入手続きを行う必要性があります。

 

手続きは忘れず行ってから出発しよう!

役所での手続きと聞くと難しく考えてしまいがちですが、当記事をご覧頂いて分かって頂いたと思いますが、そこまで複雑な手続きや用意は必要ありません。

何よりせっかく留学へ行っていい経験や思い出を作ることができても、その間にお金を無駄にしてしまうことは避けたいですよね。

海外留学を最大限に楽しむためにも、しっかりと手続きを行ってから出発しましょう!

 

住民税、マイナンバーなども含むより詳細な情報を知りたい方はぜひこちらのコラムをご参考ください!

 

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