語学学校の規模は「小規模校」と「大規模校」どっちが良いのか | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:学校の選び方

語学学校の規模は「小規模校」と「大規模校」どっちが良いのか

更新:2024/09/11(公開:2019/02/28) 著者:原田 桃花 2260 Views

語学学校を調べていると、下記2つのタイプの学校があることに気づきます。

・先生やスタッフとの距離が近い小規模校

・多国籍な学生がいてコース数も多い大規模校

 

実は、語学学校選びにおいて「学校の規模」はものすごく大事な要素だったりします。

そこで、このコラムでは小規模校&大規模校の①雰囲気、②教育制度、③アクティビティの3点について比較、ご紹介をしていきます!

小規模校、大規模校とは?

まず語学学校の「小規模校」と「大規模校」ですが、明確なルールや区別はありません。

ただ、一般的には下記のような分類となっていますので、このコラムでもこうした区別でお話しをしていきます。

小規模校:50名~100名以下+留学生の国籍は20以下
・中規模校:100名~200名程度+留学生の国籍が20以上
・大規模校:300人以上

 

また、このコラムではわかりやすくするために中規模校はあえて省き、小規模校と大規模校の2つだけで比較しています。

中規模校については「両者の中間の特徴を持つ学校」と考えて頂ければ大丈夫です。

 

重要なのは、小規模校と大規模校のメリット・デメリットをしっかり押さえた上で、「自分の好みに合う学校のタイプはどちらなのか」を知る事です。

 

その上で、「小規模校も大規模校もちょっと自分の好みに合わないな~」、「なんかパッとしないな~」という形であれば中規模校を選んで頂ければベストな選択ができるはずです!

 

「雰囲気」を重視したいなら小規模校

私は1番目の「雰囲気」の視点からは、「小規模校」をオススメします。

 

なぜ小規模校をオススメするかというと、私がアメリカ留学の際に通っていた語学学校が、まさにそのタイプだったからです。

小規模な語学学校は、クラスの生徒数もより少なく、クラスの生徒全員と接することができ、深い絆や関係性を築くことができます。

 

また、クラスメイトだけでなく、クラス外の友人など学校内のたくさんの学生と知り合うことができるのも小規模校ならではです。

実際私も学校に通いながら、学内の留学生と顔見知りになる機会が多く、授業終わりに学校近くのレストランでご飯を食べたり、一緒に宿題をしたりと打ち解けることができました。

 

一方、大規模校だと学生総数が多いため、クラスメイトとの距離を縮めることも小規模校に比べて難しくなります。

大規模校は生徒数が多いのですごく賑やかです。

ですが、多くの生徒が在籍しているので、日本の大学と同じように全員と顔見知りといったことまでは難しくなります

 

また、友人関係だけでなく、授業中の雰囲気も小規模校と大規模校では大きく異なります。

 

小規模校では和気あいあいとした雰囲気で、先生がそれぞれの学生のレベルや性格をしっかりと把握して、楽しませながら英語を教えてくれました。

大規模校ではそれぞれの学生に適した授業はほとんどなく、教科書に沿ってその日の内容をこなしていくといった学習方法になります。

 

留学の目的があって、長期で本気で勉強したい方にはコース数も多い大規模校で勉強に励む方が良いかも知れません。

ですが、英語を学びながら学生同士での国際交流や留学生活を楽しみたい人には、小規模校がオススメと言えます!

 

「教育制度」が優れているのは大規模校

次に2点目「教育制度」の観点からオススメなのは、「大規模校」になります!

 

理由は単純で、大規模校では生徒が多い分、学生の希望するコースが豊富に取り揃えられているからです。

 

大規模校にはバリエーション豊かなコースが設置され、自分の目的や希望、実力に合ったものを柔軟に選ぶ事ができます。

 

例えば、文法やコミュニケーションに焦点を当てたクラスが細かなレベル分けによって開設されていたり、選択授業も幅広いクラスが用意されていたりします。

 

また、大規模校=名門校である事も多く、教師の採用基準も高いため、教師1人1人が経験豊富で実力も高く、コースごとに専門の講師が在籍していることも多いです。

 

大規模校はこうした「勉強に適した優れた環境を揃えていますよ!」といった点をウリにしていますので、「特定の分野やコースを学びたい!」という方や「試験対策コースでしっかりとした成果を残したい!」といった学習面での目標がある方には特にオススメです。

 

しかし、一点だけ注意をしておいて欲しいことがあります。

 

それは、小規模校のメリットでもあった「教師との距離」です。

 

小規模は生徒数も少ないため、先生との距離も必然的に近くなります。

一方で、大規模校だと先生がすべての生徒を把握しているとは限らず、小規模校に比べるとビジネスライクな雰囲気になりがちです。

大規模校では、自分から積極的に先生やスタッフとの距離を縮めて行くことが重要です。

 

「アクティビティ」はどちらも問題なし

最後に3つ目の「アクティビティ」についてですが、これは小規模校、大規模校でも大きな差はありません

 

ちなみに、アクティビティとは、下記のような授業内で行われる課外授業をはじめ、学内のサークル的な活動の事を指します。

・放課後に美術館や博物館へ行く

・市内ツアーに参加する

・遠足や小旅行

・近所の公園でサッカーなどのスポーツで交流

 

実際、小規模校や大規模校のどちらであっても、学校側がこうした企画や行事の提供はある程度しっかりやってくれますので、「アクティビティ」という観点で見るとどちらも大きな違いはないんですね。

 

また、大規模校のアクティビティ状況としては、お昼になると多くの学生が自分の所属している団体のビラをもって集まるなんて風景もあったりします。

人数が多い分、ちょっとした大学のサークルくらい、盛り上がっているケースもあります(笑)

 

私がイギリス留学での語学学校は、大規模校でした。

「難民」や「宗教」といった専門的なトピックの話し合いをするアクティビティもあれば、バスケットボールをしたり無料でカップケーキやクッキーを食べたりする企画もありました。

私も様々なアクティビティに参加しましたが、とても内容が充実していて、アクティビティを通じて仲良くなった人もいます。

 

一方、小規模校のアクティビティ状況ですが、学生数が少ないためアクティビティ企画は少なくなる場合があります。

幸い私の通っていた語学学校では、近隣大学のアクティビティ情報まで学内に張られていて、アクティビティ数が多く、盛んな学校だったので、ケースバイケースの所もあると思います。

 

また、アクティビティも授業と同じで、1番大切なのは自分の積極性です。

どちらのタイプの学校へ行っても、基本アクティビティは「課外授業=参加義務はない=自由参加」となっています。

そのため「アクティビティは全く参加しない」という手段を取ることもできますが、せっかくの機会ですのでぜひ色々参加してみるのをオススメ致します!

 

日本では少し奥手で消極的な方も、海外に行ったら「違う自分になるんだ!」という気持ちや勢いで、ぜひ積極的に授業もアクティビティも参加してみてくださいね。

 

小規模校と大規模校のまとめ

小規模校ならではの利点、大規模校ならではの利点、

そのどちらも魅力的ですよね!

 

最後に、一般的なタイプ別の学校特徴をまとめてみましたのでこちらもぜひあなたの学校選びの参考にしてみてください。

 

・短期留学やワーキングホリデーの方
語学学校に通う期間が短いため、どちらかというと小規模校の方が短い時間で環境に溶け込めるという点で、小規模校が適している可能性が高いです。
・長期留学や進学を目指すような方
相当高いレベルの英語力を目指していくため、コースの充実度や専門性の高い教師が揃っている大規模校の方が適している可能性が高いです。
・この記事を読んでどちらも捨てがたい!と感じた方
どちらの環境も魅力的で、決められないと感じた方もいるのではないでしょうか?そんな方は、小規模校と大規模校の中間である「中規模校」を選ぶと良いでしょう。

 

第一に自分の学びたい内容が学べるのかどうかが最も重要です。

第二に自分の性格上、ワイワイ型、アットホーム型どちらが適しているのかに重点を置いて、語学学校選びをしてみてくださいね。

 

実際、語学学校によって雰囲気や環境がガラッと変わります。

その学校環境が自分の希望に合う合わないで、学校への満足度、モチベーション、成果が大きく変わってしまいます。

留学やワーホリに行くことが決まったら、早い段階で留学エージェントでプロのカウンセラーから情報収集とアドバイスを貰うことをオススメ致します!

 

また、「学校のクラスやレベルについて詳しく紹介した記事」や「留学準備のタイミングについて紹介した記事」もぜひチェックしてみてください!

 

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