留学するなら「都市」と「田舎」どちらが良いのか?両方留学した自らの経験から検証
皆さん、留学先って悩みませんか?
そもそも、留学先を決める際に自分が何を1番重視したいのか、分からない方もいらっしゃるかと思います。
そこで、この記事ではアメリカとオーストラリアの2カ国に留学をした私の体験談をご紹介したいと思います!
迷いやすい都市選び
渡航する国は、パパッとスムーズに決まる方も多いと思いますが、都市選びはかなり迷われる方も多いのではないでしょうか?
私自身も都市選びは結構迷いました(笑)
なぜなら、同じ国でもどの都市(地域)を選ぶのかによって、留学生活の内容が大きく変わってしまうからです。
私たち日本人にとっても聞いたことがあるような有名な都市であっても、意外にこぢんまりとした都市もあったりします。
また、都市と言うより田舎に近いかなりのんびりとした地域もあります。
都市を選ぶ際に、まずは「都会」か「地方」という観点でうまく絞り込みができると、スムーズに選ぶ事ができると思います。
都市部はエンターテイメントが充実
都市部で一番の特徴は、有名観光地、ショッピングセンター、数々のレストランにお洒落なカフェなど多くのエンターテイメント、娯楽施設やスポットがあるという点です。
海外生活している自分の姿は、コーヒー片手に外国人の友達と街でブラブラしているシーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
そんなオーソドックスな留学生活を実現してくれるのが、こうした都市エリアで留学するイメージになります。
毎日街を歩く度に何か新しい驚きと発見があり、長期滞在でも飽きないのが都市部の魅力です。
とにかく、都市部で生活していれば、エンターテイメントやイベントも多いですので、飽きない留学生活を送れるのが都市エリアに留学する最大の魅力と言えます。
田舎はのんびりと自然に触れ合える
一方、地方エリアの海外留学では、語学学校へ行く道中では木々の風景が続き、休日は登山やビーチなどの自然を楽しむような生活スタイルになります。
夕方5時を過ぎればほとんどのお店も閉まり、コンビニなど便利なお店もほとんどありません。
日本で例えるなら田舎暮らしに近い生活となりますね。
人工的な娯楽がない分、自然と触れ合いながら、ゆったりとした時間を楽しむのが田舎の地域の醍醐味と言えます。
例えばビーチへ繰り出したら、そこで何をするのか、どんな遊びをするのか友人と話し合うかと思います。
すべてを与えられた都会のエンターテイメントでは経験できない、オリジナリティに溢れたアクティビティを楽しみたい方には最適です。
田舎の地域に行けば日本人留学生はほとんどいませんので、現地の環境に溶け込んで日本とは無縁の生活体験してみたい方にはオススメです。
出会う人、交流する人もガラッと変わる
都市エリアには、たくさんの観光客や留学生が集まりますので、当然日本人も多くなる傾向があります。
一方、地方エリアはその逆です。
「田舎の方が日本人が少なくて、ネイティブが多そうだな~」、「田舎(地方都市)の方が英語学習や留学に向いてるんじゃ?」とイメージする方々も多いのではないでしょうか?
その疑問に対する私の回答は、賛成半分、反対半分です。
なぜなら「日本人観光客や留学生が少なく、ネイティブが多ければ、それが必ずしも英語の上達に影響するのか?」と言えば、そうではないからです。
例えば、人と出会う頻度や出かける頻度は、明らかに都市の方が高くなります。
アクティブに行動する機会が多くなれば、それだけ生活の中で自然と英語に触れられるチャンスに恵まれます。
これは、英語学習者にとって、大きな意味を持ちます。
一方、地方エリアでは、家で友人やホストファミリーと過ごす機会が多くなります。
その分深い人付き合いをすることができますが、カフェで注文をしたり、ショッピングしたりする中で実践の場は少なくなりがちです。
また、地方エリアの語学学校を選ぶ時は、小規模スクールが大半です。
私が通った語学学校は生徒数が10~15名程しかおらず、皆仲良くアットホームでした。
しかし、全体の生徒数が少ないためたった日本人が5名いるだけで、学校の日本人率は50%(クラスメイトの半分が日本人)になってしまったという苦い思い出もあったりします…。
もし日本人が少ない環境を求めて田舎の地域を選んだのならば、「自分が入学する予定の語学学校にどの程度の日本人がいるのか?」を留学エージェントにしっかり事前確認して貰ってから申込みしましょう!
それから、地方エリアに留学する意義としては、現地人に近い暮らしが体験できる点と、留学先の方言や生活に興味がある人にとっては最高の学びの場になります。
他にも、私が留学体験を通して感じたそれぞれの特徴を以下に整理しましたので、あなたの都市選びの参考にしてみて貰えれば幸いです。
都市 | 田舎(地方都市) |
・旅行・観光がしやすい ・居住費が高い ・美術館や記念館などが充実 ・設備が整っている ・留学生・観光客が多い ・仕事を見つけやすい ・学校の規模が大きい ・毎日遊びがち(誘惑も多い) | ・旅行しづらい、航空券が高い ・交際費が安い(遊ぶ場が限られる) ・人との関わりが強い ・現地人と同じ暮らし ・物や情報が少なくシンプルな生活 ・現地ならではの動植物が見られる ・学校の規模が小さくアットホーム ・勉強に集中できる環境 |
また、都市部と田舎(マイナー都市)の違いについて詳しく知りたいという方はこちらの記事もぜひご参考ください!
私がシアトルとロックハンプトンを留学地として選んだ理由
私自身の海外留学では、3週間アメリカのシアトルと、9カ月間オーストラリアのロックハンプトンに留学した経験があります。
まず都市部であるシアトルを選んだのは、はじめての海外でまずは海外生活に慣れることが目的だったからです。
滞在中は毎日一人で交通機関を使ってボランティア先まで行き、カフェでコーヒーを注文していたので、英語を使う機会も多く、海外での一人歩きに抵抗がなくなるまでになりました。(もちろん一人歩きは昼間です!)
次のオーストラリア留学で田舎のロックハンプトンを選択した理由は、日本ではマイナーなオーストラリア英語や、アボリジニとの共生についてもっと知りたいと思ったからです。
そして、東京と最もかけ離れた田舎環境・多民族国家に身を置いてみたいと考えたのが理由でした。
→ロックハンプトンはクイーンズランドの北東部にある田舎町です。
→ロックハンプトン駅前がこんな感じですので、田舎感も分かって頂けると思います(笑)
ロックハンプトンでは、様々な人種と一緒に授業を受けて、多民族国家では異なる人々がどのように関わり合うのか学びました。
学生寮ではオーストラリアならではのシンプルでゆったりとした時間を友人と過ごし、休日はお互い真剣な話で朝方まで語り明かすこともありました。
ちなみに、上に掲載した2枚のビーチでの写真はロックハンプトンに留学した時のものです。
都市エリアも地方エリアにも当然それぞれの特徴があり、良い点も悪い点もあります。
自分の留学が何を求めているのかで留学するエリアは変わってきますので、都市部が絶対に良いとか、田舎が絶対に良いと断言することはできません。
自分の目的と留学地の特徴がマッチングしているなら、皆さんの留学生活は充実したものとなるはずです。
私自身は両方を体験して、自分で決めた留学先には大変満足でした。
留学先で何をしたいのかを明確にし、その目的に適した留学先を選んだからだと思います。
あなたもぜひ自分の生活スタイルだけでなく、海外留学の目的や興味、種滞在日数に合った留学先を決めるようにしましょう!