パンフレットを見ても、どの語学学校も同じに見える?パンフレットの見方を伝授! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:学校の選び方

パンフレットを見ても、どの語学学校も同じに見える?パンフレットの見方を伝授!

公開:2019/04/18 著者:鈴木 紗貴 508 Views

語学学校選びをする時は、インターネットでも情報収集はできますが、パンフレットを参考にする方が多いのではないでしょうか?

最近は、紙のパンフレットを取り寄せなくても、PDFファイルなどのオンラインでも学校パンフレットを気軽に見れるので便利ですよね!

インターネットのホームページは、お金を掛けてWEBサイトを作り込めば、どの学校でもそれなりに見せることができます。でも、実際パンレット作りは、ホームページを作るよりも多くの手間が掛かります。掲載情報も時間の経過と共に古くなりますし、情報更新や印刷、配送作業も大変な作業です。

 

そのため、パンフレットの写真、デザイン、ページ数、内容などを比べると学校のホームページを見るよりも違いがよりはっきり見えてくる傾向があります。

 

しかし、パンフレットがどれも同じに見えてしまう方や、どこをポイントにしてパンフレットを見たら良いのか分からない方はいると思います。

今回、留学ドットコムのカウンセラーの方にもヒアリングをしたので、プロ目線でのパンフレットの見方を伝授したいと思います!

3校以上のパンフレットを見比べよう!

パンフレットは1冊だけ見ていても、それが良いのか悪いのか判断がつきません。

そこで、留学エージェントに学校の希望条件を伝えて、運営方針などタイプの近い学校のパンフレットを3校以上貰いましょう。

 

パンフレットを見比べるという意味でも、3冊以上のパンフレットを見比べるのがオススメです!

 

方向性の違う語学学校のパンフレットを見比べても、パンフレット内容が全く異なっていたり、アピールポイントが異なっていたりしますので、自分の希望条件に近い学校パンフを揃えるのがポイントです!

多くの方がやりがちなミスが、適当に幾つかパンフレットを取り寄せて見比べるケースです。例えば、「真面目に勉強する空気感をウリにしている学校」と「楽しく賑やかな学校運営をウリにしている学校」とでは、学校内の雰囲気はもちろん、学生のタイプもガラッと変わります。

当然、パンフレットの作り方も根底から異なるので、そうした前提条件が異なる学校同士を比べることには、殆ど意味がありません。

 

日本語のパフレットがある学校

また、日本語のパンフレットがあるかどうか、チェックしておきたいことの1つです。日本語のパンフレットがあるということは、一体どういうことなのでしょうか?

日本語のパンフレットがあると言うことは、日本人留学生の受け入れ実績が豊富で、日本人留学生が好む学校作りを意識している証拠です。

一方で日本語パンフレットがあれば、日本語で学校が紹介されていますので、多くの日本人の目を引きます。パンフレットの掲載内容も100%理解できます。その結果として、日本人留学生の数は増える傾向にはあります。

 

留学初心者にとっては、英語で何が書いてあるか分からない学校は選ばないはずです。そして、日本人が少なく不安な環境よりも、日本人留学生の受け入れ体制が整っている環境の方が優先順位は高いはずです。

 

一方、留学経験がある方や既に中級レベル以上の英語力があって、「日本人は極力少ない環境の語学学校の方が良い!」と思っている方もいるでしょう。

以下のような強い希望を持ってる方は、学校の絞り込みは比較的簡単です。

 

・日本人同士で固まることは望んでいない!
・日本人同士で固まってる留学生を見るのも嫌!
・日本人は1人でも少ないに越したことは無い!
・日本人スタッフの在籍やサポートは必要ない!
・日本語を全く使わない環境に飛び込みたい!

 

上記のような希望を持ってる方は、日本語のパンフレットが無い学校を選ぶと日本人留学生は少なくなります。大抵の場合、日本人は激減すると言って良いでしょう。

実際のところ、パンフレットもホームページも英語版しか用意していない学校は、殆ど日本人留学生は在籍していません。

日本語のパンフレットの用意があるか否かは、日本人留学生を呼び込む重要な窓口になっていると言うことです。

 

パンフのページ数(厚さ)や豪華さ

厚さや豪華さの違いは、実際に手に取ってみると良く分かります。

横から見てみると厚さの違いは一目瞭然ですし、質感やデザインなどからそのパンフレットの豪華さがどれくらいのものかを感じることができます。

 

見た目が豪華であることが、良い学校である定義ではありません。…とは言え、しっかりした学校は、学校の顔であるパンフレットにも力を抜かないものです。

 

パンフレットの厚みから読み取れるメッセージは、以下のようなモノがあります。

 

・学校に長い歴史があること
・名門校であること
・学校規模が大きいこと

 

名門校であるからこそ人も集まってきますし、収益も大きくなります。収益が大きい学校は、それだけパンフレットづくりに時間とお金をかけられるのです。

薄いパンフレットの語学学校は、良くないということでは決してありません。アットホームで小規模で運営している良質な学校もあります。

そうした学校のアピール材は、「小規模でアットホーム」といったメッセージに限定されますから、結果として薄いパンフレットになってしまうのですね。つまり、パンフレットの厚みや豪華さは、ある程度学校の信用度に比例します。

 

パンフレットの作りは留学する国で異なる

パンフレットの作りは、留学国の違いでも関係することはご存知でしょうか?

 

欧米圏の語学学校では、見た目が華やかなデザインのパンフレットが目立ちます。

 

欧米圏の語学学校は、様々な国籍の学生が集まるので、写真1つ取っても華があります。

欧米圏の語学学校は、アジア人、ヨーロッパ系、南米系の学生が談笑している写真は、国際交流を容易にイメージできる構図です。

学校内の設備も近代的で整っているケースが大半です。そして、デザイン性のあるパンフレットが多いのが特徴的です。

 

一方、フィリピン留学やフィジー留学をはじめとしたアジア圏の留学国のパンフレットは、見た目がどこか地味です。

 

先生もフィリピン人ですから、完全に見た目はアジア人です。学生も日本人と韓国人が大半なので、欧米圏の学校のような華やかさには欠けます。

パンフレットが日本語で作ってあっても、写真はアジア人ばかりで地味で、デザイン面から欧米圏の学校と比較すると見劣りして見えます。

 

留学国が異なれば、見た目の「華やかさ」や「地味さ」に明らかな違いが出てしまうので、国をまたいでの学校の比較は、あまり意味を持ちません。

 

見た目が華やかであっても、その度合いに比例して英語力アップが期待できるワケではありません。

大事なことは、自分の目的に適した学校であるかどうかです。まずは、自分が留学する際に何を重視するのかをまとめて、それを留学エージェントに伝えましょう。そうすれば、必然的に留学する国は絞られます。

パンフレットが華やかであることは、最も重要なことではないので、あくまで1つの判断基準として捉えましょう。

 

パンフレットに掲載されている写真

パンフレットの中には複数の写真が掲載されています。写真は直観的に学校のことが分かるので、学校のイメージを皆さんに提供してくれる重要なモノです。

 

パンフレットに使用されている写真の数々は、その語学学校の雰囲気やポリシーを伝えているのです!

 

例えば、楽しいアットホームな雰囲気をアピールしたい語学学校では、学校内の施設や生徒たちがイベントを楽しんでいる姿の写真などが多く使われています。(雰囲気は写真の方が伝わりやすいため。)

一方、真面目な雰囲気アピールしたい学校では、授業中の写真や図や表を用いてのコース内容の紹介にページ数を割いています。写真の掲載数も少なくなる傾向にあります。(コース内容は写真では伝わらないため。)

また、コース案内が多くなると文字量も多くなるため、見た目も明らかに固い雰囲気に伝わってくるはずです。

 

学校側も適当に写真を掲載しているのではないのです。自分の学校イメージを直観的に伝えるために、掲載する写真を厳選しています。

 

また、パンフレットの色使いからも学校の雰囲気や対象としている学生などが分かったりします。

例えば、パンフレット内で使用している色が赤・黄・緑であれば、華やかな雰囲気を好む南米系やヨーロッパ系学生を意識したパンフレットだったりします。

 

取り扱っているコース数の豊富さ

コースが豊富であるということは、「学校の規模の大きさ」、「歴史の長さ」そして「良い教師が多く在籍している」ということを表しています。

例えば「IELTS」や「TOEFL」などの試験対策のコースの場合、これらの専門的なコースを教えられる教師がいることがこのコース開設の必須条件です。これらは、専門的な内容のコースであることから、教えられる教師の数自体少ないのです。

 

これらのコースが開設できているということは、それらを教えられる教師が十分に揃っていることの証拠です。

 

コース数が豊富であることは、多くの学生が集まってくる実績がある証拠であり、それだけの学生を集客できる力がある学校であることを表しているのです。

もし学生数が少ないにも関わらず、それら少数の生徒に対応したコースを開講していれば、下手したら赤字になりかねません。

このことからもコースが豊富ということが何を表しているのかがよくわかると思います。

 

ただし、パンフレットを華やかに見せるために、実際に開講していないのにパンフレットに掲載したり、1年の中で限られた期間しか開講していなかったりする学校もあるの注意が必要です!

 

実際、きちんとコースを開講し稼働しているのかの確認は、留学エージェントのカウンセラーに必ず確認して貰いましょう!

 

パンフレットは各学校の特徴やウリを伝える重要な媒体

何の予備知識もなく、語学学校のパンフレットをパッと見ただけでは、違いが分からないかも知れません。しかし、今回のコラムを読んでから、改めてパンフレットを見れば、パンフレットから伝わってくるものがあるはずです。

パンフレットは、語学学校の履歴書だと言っても良いでしょう。パンフレットのクォリティは、語学学校の全般的なクォリティに大体比例します。

パンフレットは、各学校の情報を知るのにとても役立つ重要なものです。せっかく学校側が自分たちの学校の良さや特徴を伝えるために作ったものなのですから、実際に手に取って見てみなければ勿体ないです。

 

しかし、パンフレットのクォリティが高いことが、必ずしも学校自体が良いとは限らないことを忘れてはいけません!

 

後からのクレームを恐れず、誇大アピールをしようと思えば、お金さえ掛ければ華やかなパンフレットを作ることは可能だからです。

パンフレットの情報を完全に鵜呑みにするのは危険です。パンフレットを見て学校を絞り込んだら、最後は留学エージェントのカウンセラーにも意見を聞いて、その上で最終判断するようにしましょう!

お伝えしたポイントに注意しながらパンフレットを見て頂けたら、きっと得られるものが変わってくるはずです。是非参考にして頂いて、より良い学校選びをして貰えたらと思います。

 

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