短期間で留学資金を作れる「リゾートバイト」をやってきた! | 留学・ワーホリ・海外留学・語学留学は留学ドットコム

カテゴリー:留学の準備

短期間で留学資金を作れる「リゾートバイト」をやってきた!

公開:2019/05/29 著者:堀川 真由美 2184 Views

こんにちは!マユミです!!

留学資金については、誰もが悩みの種ですよね!留学資金を何年もかけて貯金することは、時間もダラダラ過ぎて行くし、何より留学に対するモチベーションがダダ下がりです。

そこで、留学資金を効率的に稼ぐことができるのがリゾートバイト(リゾバ)です。つい先日、今年の 2月から始めたリゾートバイトを終えました。

 

頑張った甲斐もあって、月額収入の最高は 273,685 円(手取り)でした。

 

そもそもリゾートバイトとは、全国にあるリゾート地のホテルや旅館、海、スキー場などで住み込みで働く仕事をいいます。(略してリゾバと呼ばれる事が多い。)条件も短期から長期まで色々あります。

私の経験と調べたことから言えるリゾバ最大の利点は、『生活費の出費が少なく、たっぷり貯金が出来る!』というこの1点につきます。

今回は、リゾバ のメリット・デメリットを含めた私の体験を皆さんとシェアしたいと思います!

 

留学資金作りのためリゾバを始める!

遡ること2019年1月、フィリピン帰りの私は金無し職なしの28歳…。

ワーキングホリデーの予定ですが、その為にはそれなりの費用(航空券・保険代・家賃・生活費・学費等)が掛かります。

 

 

どうにかせねば…。

とは言っても、田舎の地元ではそもそも求人が少ない。高時給を求めて街に出るにも通勤時間が長い。

そんなとき思い出したのが、フィリピンの語学学校で学生さんから聞いていたリゾートバイト!

 

調べてみると、留学やワーホリ資金を貯めるためによく使われている手段である事が分かりました。

 

と言うわけで、早速大手の派遣会社を比較して登録しました。

就労までのざっくりした流れは以下の通りです。

 

派遣会社の登録から仕事開始までの流れ
1. サイトから希望条件に沿う派遣先を探し、応募
2. 履歴書の登録
3. 派遣会社担当者と電話またはSkypeでの面接
4. 派遣先の決定
5. 派遣先に入寮、仕事開始

 

Skype面接が可能でしたので、国外からでも面接を受ける事が出来ました!

インターネット環境さえあれば、どこにいても話を進められるのは本当に助かりますね。

私の場合、1月の中旬に派遣会社に登録し、2月1日には働き出す事が出来ました。

 

どうやって派遣先を決めるか

お金を貯めると言うのが一番の目的ですが、人によって条件は様々です。

例えば、、、

 

・英語環境に身を置きたいから海外の方と話す機会が多い職場!
・趣味のスノーボードも楽しみたいからスキー場!
・興味のあるエリアで、自分も休日は観光予定!
・とにかく高額時給重視!などなど…。
・他にも友達やカップルとの応募可能。
・車持ち込み可能。

 

など色々条件を選択できるので、自分の希望に合う派遣先を探せそうですね。

 

→ 徒歩圏内の人気観光地。

 

私の場合は、リゾバ期間中でも実家に帰ったり、友達と遊んだりしたいと言う気持ちがあったので、自分がよく知った近場といった条件を絞って派遣先選びました。

狙い通り、休みは気の知れた友人と飲みに出かけたり、母と観光を楽しんだりといった過ごし方が出来ました。

その代わり地域を極端に制限してしまった為に選べる派遣先は少なくなりました。時給も場所を制限しなければもっと高時給が狙えたかなと言うのが正直なところです。

 

もうひとつの条件は、寮の部屋が個室であること。

英語の勉強に集中出来る環境が欲しいと言うのが理由です。

まとめますと、私の条件は以下の通りです。

 

時給: 1,100円以上
職種: こだわりなし
条件: 実家の近く、寮あり(個室)、Wi-Fiあり、食事付き

 

リゾバを決めるにあたっての注意点

リゾバを決める際、派遣会社をいくつか比較することをオススメします。取り扱う求人が違ったり、同じ派遣先でも派遣会社によって時給が違うという事もあります。

それから労働条件や住環境などはしっかり確認しておきましょう。よく分からない事は、きちんと担当者に質問してクリアにしておいた方がです。特にお金は後々嫌な思いをしない為にしっかり把握しておきたいところです。(残業、早朝・深夜手当、現地までの交通費の支給など…)

現地までの交通費は派遣会社で負担してくれる事が多いようです。(上限や条件がある事もあります。)多くの場合、一旦は自身で立て替えて、期間満了後に支給される事が一般的のようです。

 

ですが、交通費支給と謳っておきながら結局支給されなかった、という派遣会社とのトラブルもネット上の体験談で見る事もありました。派遣会社の選択は、やはり注意が必要ですね!

 

私が応募した求人には「布団持参」と書いてありました。(笑)かさばる布団を運びたくない。かと言って買いたくもない…。こちらは派遣会社の担当者に相談して、派遣先に布団を確保してもらう事が出来ました。

周りの環境もGoogleマップなどで簡単に確認できるので、事前にチェックしてみると良いかと思います。私の派遣先の徒歩圏内にはコンビニが1件ありました。もっとも近いスーパーは徒歩30分または公共交通機関を利用する必要がありました。

『生活には支障がないけど、街に出る時は交通費がちょっとした出費になるかも…。』といった環境が想像できます。

 

リゾートバイトする際に必要なもの

事前に支給されるもの、自前で用意が必要なものは、事前に教えてもらえるのでそれを元に準備します。気になるところは派遣会社に確認しておきましょう。あとは自分が必要だと思うものを持っていけばいいかと思います。

寮母さんにお話を聞いたところ、1ヶ月の期間にも関わらず、入寮時に段ボールを10箱(!)を持ってきた方もいたそうです。人によって必要な物や量は異なりますが、留学やワーホリを考えてる方でしたら、自分の荷物を厳選するトレーニングをしてもいいかなと思います。海外には大量の荷物を気軽に運ぶことは出来ませんからね…。

リゾバするにあたって必要なお金も気になるところです。住居や食事代などはかからないところが多いです。つまり、勤務地に向かう際の交通費と多少のお小遣いがあれば、大抵は大丈夫です。場所によっては、給与の前払いが可能なところもあるそうですよ。

 

→ 入居時の部屋。1ルームでユニットバス付き。寝具一式、テレビ、座椅子とクッションあり。

 

バタバタの状態でリゾバスタート!

私は仕事が決まった2日後に入寮というスケジュールでした。私の応募した派遣先が、『どの派遣会社の応募を引き受けるか迷っていた為に連絡が遅くなった。』と言う理由だったそうです。

とは言え、詳しい案内のメールを受け取ったのが入寮日前日の夜20時…正直これは不安でした。メール内容に不足部分があったので質問をしましたが、その返信は入寮日の朝9時でした。うああ…。

派遣先についたら、まずは指定された場所に向かって「派遣で働きに来た。」と言う旨を伝えます。担当の方から簡単なオリエンテーションを受け、その時に制服の支給、寮の鍵もいただきました。

 

そして、翌日2月2日から仕事スタート!

 

と思いきや、「今日から働けると伺っていた。」との一言。えええ…。正直ビックリしましたが、せっかくなので着いたその日から早速仕事を始めました。さらに驚いたのは聞いていた仕事内容と違っていた…。

うーん。バタバタで決まっただけに現場との意思疎通がしっかり出来ていなかったのかな…と言う感じです。

ですがそれでもまあ、なんとかなります。はい、そんなもんです。

 

リゾバの1日のスケジュール

以下はとある日の私のスケジュールです。

観光地のホテル勤務だったので、桜やGWのシーズンはとにかく忙しかったです。

 

通常時の勤務スケジュール

時間詳細内容
6:00起床
6:00~7:50準備・勉強
8:00~10:00仕事(朝食バイキング)
10:00~10:30休憩(ご飯)
10:30~12:00仕事(夜の準備)
12:00~16:30休憩(ご飯・家事・勉強・昼寝)
16:30~23:00仕事(夕食バイキング)
23:00~帰宅、お風呂、リラックスタイム
24:30就寝

 

通常時であれば、しっかり中抜けの時間があります。このような自分の時間も持てるので、家事や勉強もしっかりと出来ました。

お金も稼ぎつつ、やりたい事も出来ますのでストレスは少なかったです。

続いて、繁忙期のスケジュールは以下の通りです。

 

繁忙期のスケジュール

時間詳細内容
5:50起床
5:50~6:20準備・勉強
6:30~10:00仕事(朝食バイキング)
10:00~10:30休憩(ご飯)
10:30~15:00仕事(宴会)
15:00~16:30休憩(ご飯・家事)
16:30~23:00仕事(夕食バイキング)
23:00~帰宅、お風呂、リラックスタイム
24:30就寝

 

ピークシーズンは、文字通り朝から晩まで働きます。クタクタになりますが、稼げるのは間違いないので割り切って仕事をしていました。

シフト制で、その日状況次第で勤務時間が変わることが良くある職場でした。予定を立てても思ったようには自分のスケジュールをこなせないということがありました。

生活をコントロールしようと思っても、出来なければストレスとなります。なので私は最低限の目標、『オンラインの英会話だけは毎日どこかの時間でやる!』と言うことだけを決めて、後はその日の状況に応じて予定を立てて生活をしました。

 

リゾバの良かったところ

リゾバの一番良いところは、お金を使わないで済むところです。

 

何と言っても住む場所が提供されるので、家賃が発生する独り暮らしと比べてお金が貯まりやすい!

 

仕事がある日は出かける事がありませんし、近くで何かを買うにしてもコンビニしかありませんので使うとしても少額です。

また、日々の食費ですが、社食が食べられますので食費が浮くのと料理の手間が掛からない点で助かります。

ネットで調べてみると、食事がお弁当のところもあります。短期の場合は問題ないかと思いますが、何ヶ月か働く場合はお弁当だと栄養面が心配です。味にも飽きてしまいそうだなと思いました。

 

→ バランスの良い食事が食べれると評判のいい社食でした。

 

次に自分で用意するものが少ないのも魅力的!

 

寮の部屋には、シャワー、トイレ、エアコン、TV、WiFiがありました。共用スペースはランドリー(洗濯機、乾燥機がそれぞれ8台)とキッチン(冷蔵庫、電子レンジ、トースター、電気ポット)。寮の管理人さんに連絡すれば掃除機も貸してもらえます。

と言うわけで、電化製品で困る事はありません。電化製品で自ら用意したものは携帯・パソコン関係に必要なものとドライヤーだけです。

仕事は制服が貸し出されますし、出かける事も多くはないので服も少なくて十分。新たに調達したものはシャンプー、洗剤などの消耗品ぐらいでした。

 

→ 4連休をとってフィリピンにも行ってきました!

 

予め申告しておけば、シフトの融通も利くこと。正社員では、なかなか働く時間の調整は出来ませんからありがたいです。

ただ出勤時のシフトはよく時間が変更になったので、あまり信用できるものではありませんでした。

お客様の都合で柔軟に対応しなければならないホテルワークならではだと思います。

 

そして、通勤時間が限りなく短いこと。

 

たまに寝坊して、出勤15分前に起床なんて事がありましたが、間に合いました…。徒歩5分もかからない勤務先だからこそのエピソードです!(笑)

短い通勤時間でしたが、さすがリゾート地、自然豊かな景色が気持ちいい。日々移り変わる美しい風景を観ることで、ちゃっかりリフレッシュ出来ました。

 

→ いろいろな人達との出会いがあるのは海外留学と同じ。

 

いつもと違う環境、新しい仕事、新しい人との出会いは良いものです。

初めての仕事は覚える事もたくさんありますし、その場に慣れるのにも少し時間が掛かります。ですが未経験の仕事をすることは新しい世界を知る良い機会!今回ホテル業に携わり、裏方のきめ細やかな心配りを知れて感動しました。

忙しい職場だったので職場の方とお出かけする機会は少なかったのですが、自分が今まで接してこなかった人たちと出会うことが出来ました。お話しする中で仕事に対する考え方や人生観、良いところも悪いところも勉強になりました。

 

正社員も派遣社員も、老若男女でそれぞれいろんなスタイルを持っていて、それらを知ることは自分の人生を豊かにするのは間違いないです。

リゾバ で働く人は、若い人ばかりかな…と思っていましたが、割と年齢層にも幅もありました。男女比、年齢比も派遣先を探す段階から確認できます。

これはおまけですが、体力仕事の現場で毎日モリモリ働いたおかげで、体力と筋肉がつきました!どこまでも強くなれそうな気がします。(笑)

 

リゾバの嫌だったところ

何度か少し触れましたが、リゾバのデメリットは、繁忙期の生活のコントロールが難しいこと。

自分がやりたいと思っていたことが予定の変更で出来なくなると、やはりストレスが溜まります。自分が無理しない範囲で働く為には、何時間働くことが出来るのか、初めに条件の提示をしても良かったかなと思います。

 

仕事と生活のバランスは大事です!

 

それから、派遣会社の担当者のレスポンスが遅い時や、提示された情報に不備があった時は少しストレスを感じました。自分も初めての事をする時ですから不安になります。出来れば気持ちよくやり取り出来る派遣会社だと良いですね。

ショックだったのが寮の冷蔵庫の中に置いていたものが無くなると言う事件が起きた事です。海外ならともかく、同じ職場で働く人しかいない寮で物が無くなるというのは驚きました。どこにいても自己責任、自己管理だなあとしみじみ思いました。

こちらは管理人さんが対応してくださり、以後被害は出なくなったようです。ですが、食べ物の恨みは忘れません!(笑)

 

その他に思ったこと、印象に残ったこと

経験談を書いてみたものの、リゾバが良いか悪いかはその人次第です。

つまり、やってみないと分からないままですから、迷っている方はとりあえずやってみてはいかがでしょうか。

 

最初は期間を短くしておいて、大丈夫であれば期間を延長する事も出来るかと思います。

 

そして、初めての環境に一人で飛び込むリゾートバイトは、海外へ出ることに少し似ています。日本国内とは言え、何も分からないところから周りの環境に馴染んでいく必要があります。

問題が起きた時、不満やストレスが出た時どのように対処するか。良いシミュレーションになりそうですね。

私の経験ですが、『英語だったら、どうお客様に説明出しようかな。』と自分の仕事を英語でイメージしていたら、実際に海外のお客様に対して英語を使う場面も訪れました。日々の仕事から、英語の勉強につなげる事が出来るんだと実感した瞬間でした。

 

仕事を面倒くさいと感じるか、やりがいを感じるか。受け取り方は人それぞれですが、同じ時間を過ごすならより満足度の高い働き方ができると良いですね。

私自身、仕事は責任を持って取り組みました。その結果でしょうか、ピークシーズンの短期アルバイターの指揮をさせてもらったり、今まで派遣に任せた事がない仕事をさせてもらったり、貴重な体験も出来ました。

また、3ヶ月ばかりのリゾバでも「本当に助かった!ありがとう!」、「辞めちゃうのさみしい!」と、言ってもらえるのは嬉しいものです。

 

と言うわけで、どうせやるなら一生懸命働いた方が面白いと言うことを最後にお伝えしておきます。

良いところも悪いところも含めて、皆さんの選択のヒントになれば幸いです!

 

オマケ: 留学ドットコムでもリゾバ紹介している!

私は気付くのが遅かったのですが、留学ドットコムでもリゾバの紹介をしているようです。

 

資金貯め(リゾバ)から留学まで、一貫したサポートが同じ会社から得られるのはいいですね。

 

他社で登録すれば、手続きの時間が重みますし、色々なところから連絡が来るのはちょっと面倒ですからね。

他の派遣会社と比較して、条件が良ければ使ってみると良さそうです!

留学エージェントを使えば、自分自身が留学という目標からブレることもないでしょうし、その間の勉強についても相談が出来ますね。

 

 

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